重鉄騎
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ジャンル | アクションゲーム/シミュレーションゲーム |
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対応機種 | Xbox 360 |
開発元 | フロム・ソフトウェア |
発売元 | カプコン |
人数 | 1人〜 |
発売日 |
2012年6月19日 2012年6月21日 2012年6月22日 2012年6月28日 |
対象年齢 | CERO:Z(18才以上のみ対象) |
コンテンツ アイコン | 暴力 |
デバイス | Kinect必須 |
売上本数 | 6,970本[1] |
ゲームジャンルは『ドラマティック戦場体験』としている。
概要
巨大歩行兵器「鉄騎」(VT)を「専用の巨大コントローラーで操縦する」という前作「鉄騎」と「鉄騎大戦」から続く、巨大ロボット操縦型ファーストパーソン・シューティングゲーム。
アーマード・コアなど家庭用ゲーム機用ロボットゲームの開発ノウハウを持つフロム・ソフトウェアが参加しており、前作の専用巨大コントローラーから一転し、本作では歩行兵器を、Xbox 360のコントローラーとKinectの動体感知により「機体の内部にいるように身体を動かしたり、操縦したり」する。
本作の世界は前作のようなハイテク技術が存在する物とは異なり、生物災害により世界規模で集積回路やCPUなどの半導体が消失し、1900年代初頭のような真空管が貴重になるほどコンピュータ関連技術が衰退した 2082年の世界が舞台となっており[2]、操縦するVTも現実の戦車のごとく数人で役割分担しながら運用するものとなっている。
前作ではゲームオーバーによってセーブデータが削除されるという、主人公の死を体感した仕様だったが本作では破壊されてもチェックポイントでやり直す事が出来る。かわりに搭乗員などの仲間が死亡する事という戦争の無情観を表した仕様となっており、キャンペーンモードはクリアのたびにオートセーブされる仕様も合わせて、戦死者を出さないようにプレイする場合、一度でも仲間が脱落した場合はキャンペーンモードの最初からやり直さなくてはならない。
一部ミッションはCO-OP対応となっており、最大4人まで同時にプレイすることができる。
映像演出においては人体損壊などのグロ表現を含むが、日本版は刺激を弱める形に修正されている(例えば肉片が飛ばないなど)。
ストーリー
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まだ「コンピュータ」という物が普遍的に存在していた時代。バクテリアの分解能力を活用しようと研究が進む中で、2015年にプラスチックを分解し石油に近い化合物を分泌するという画期的なバクテリアが開発された。
しかし、2020年5月に研究施設外に流出し世界中へ蔓延。3ヶ月でバクテリアがシリコンをも分解対象とする突然変異を起こした結果半導体が消失。あらゆる情報端末の機能が破壊されコンピュータネットワークも崩壊。そして電子機器に依存していた世界中が大混乱に陥り、僅か7ヶ月で文明そのものが崩壊した。これら一連の事件は後に「データサイド」と呼ばれ、起因となったバクテリアはシリコンカビと呼称された。
軍事においても半導体を利用した先進技術兵器が軒並み機能停止し、先進国の軍が無力化ないし大幅に弱体化したのに対し、軍事政権による統制と膨大なマンパワーにより逸早く混乱から脱却した「アジアの大国」(中国)が欧州へと大侵攻を行い第三次世界大戦が勃発。その戦乱の中で戦車に変わる主力陸戦兵器「鉄騎」が誕生する。戦後、機能停止状態に陥っていた国際連合が復活するが、それは「アジアの大国」を中心とした事実上の軍事同盟に過ぎなかった。
やがて「アジアの大国」の新たな国家主席が、独自に復興を遂げていた北米大陸への侵攻を開始する。全土を制圧され文化や言語すら抹殺される苛烈な武力統治へ抗い、メキシコに再集結したアメリカ軍民は一丸となって第二の独立戦争を挑むことになる。国土奪還の第一歩となる要塞化されたマンハッタン奪還へ向かう上陸船団の中には、国連軍に家族を奪われた鉄騎の操車長ウィンスフィールド・パワーズ軍曹の姿もあった……
- ^ 『ファミ通ゲーム白書2013 補完データ編(分冊版)』エンターブレイン、2013年。
- ^ Rubens, Alex (2012年6月25日). “Steel Battalion: Heavy Armor Review”. G4TV 2012年7月4日閲覧。
- ^ 「重鉄騎」トレイラーをポーランドで撮影する本格ぶり
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