出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/16 13:38 UTC 版)
定義
位置 r において、運動量 p を持つ質点の原点まわりの角運動量 L は
で定義される[注釈 1]。
ここで、× は外積である。
従って、角運動量の大きさ L は
と表される。ここで、θ は r と p のなす角を、r, p はそれぞれ r, p の大きさを表す。
質点が質量 m、速度 v のとき、運動量は p = mv であり、角運動量は
となる。
また、角速度が ω のとき、角運動量は
と表すことができる。ここで I は慣性テンソルである。
座標原点の移動
角運動量は、その定義から座標原点の選択に依存する。原点を位置 a へ移動した座標系を考える。新たな座標系における量を ' を付けて表すものとすれば、r' = r − a, p' = p であり
となる.