芋 俗語と芋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/15 15:03 UTC 版)

俗語と芋

古くから甘くて美味しい石焼き芋は人気がある

栽培場所を選ばず安定供給が可能なため、得易く安価な食料として庶民に広く親しまれてきた。しかし、「何処でも得られる食料」ゆえ、蔑まれる傾向も見られる。いわゆる「イモ」というと「洗練されていない」の意味を含んだ、いわゆる「ダサい奴」という意味で使われる蔑称となる。芋料理は、しばしば「田舎料理」(郷土料理)の代表に挙げられる(例:九州大学生をカリカチュアライズした菓子『いも九』)。

芋づる式
サツマイモのつるを引っ張ると、芋が連なって一度に取れることから、一度に取得できること又は一つが取れると連なって取れる事を指す。
芋を引く
不良用語、俗語の一つ。芋を引いて土から抜く時、引手の人間は後ろに後ずさり尻餅をつくことが多い。このことから、喧嘩や揉め事の場でおじけづく、たじろぐ、逃げ出すことを意味する。主にやくざが使う隠語で、こういった意味から臆病者の事を「芋引き」と呼んでいる。

  1. ^ 「飲食事典」本山荻舟 平凡社 p40 昭和33年12月25日発行
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 西山 喜一「熱帯におけるイモ類の生産 概説」『熱帯農業』第29巻第1号、日本熱帯農業学会、1985年、39-44頁。 
  3. ^ a b c d e f g 松田 正彦「イモ資源の現状と課題―タロイモ栽培の現状から」『熱帯農業』第49巻第5号、日本熱帯農業学会、2005年、314-316頁。 
  4. ^ a b 渡邉和之「イモ類の未来」、『週刊朝百科植物の世界』72(食糧としての植物)、14-181頁。
  5. ^ 農林水産省「ジャガイモ中の天然毒素による食中毒」
  6. ^ 宮崎 貞巳、田代 洋丞「江戸時代の農書及び本草書類に記載されているサトイモの品種及び品種群について」『佐賀大学農学部彙報』第72号、佐賀大学農学部、2005年、1-36頁。 
  7. ^ 渡邉和之「イモ類の未来」、『週刊朝百科植物の世界』72(食糧としての植物)、14-182頁
  8. ^ 渡邉和之「イモ類の未来」、『週刊朝百科植物の世界』72(食糧としての植物)、14-184頁。
  9. ^ 渡邉和之「イモ類の未来」、『週刊朝百科植物の世界』72(食糧としての植物)、14-182頁。


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