筐体 秘密の保持・改造などの阻止

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筐体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 14:30 UTC 版)

秘密の保持・改造などの阻止

装置の内部構造を外部の者に知られては不都合な場合がある。筐体で内部構造を覆い隠すことで、内部構造に関する機密事項を保護する。 また、携帯電話機や特定小電力無線など、法令でユーザーによる改造を禁止している場合、禁止を徹底・担保する目的で、筐体が容易に開けられないことが 要求されている。

デザイン

中の機器が剥き出しにしない目隠しとして使われる例や、空気力学的特性を改善する例にとどまらず、機器の形状一般を改善するというのも筐体の機能のひつである。

たとえば、ノートPCやモバイル機器の場合、使いやすく、持ち運びやすく、収納しやすいデザインが必要である。具体的には、使用する状態でのホールド性や操作性、持ち運ぶときにはホールド性とともに引っかかったりぶつかったりしないようにスリムで滑らかな形状、しまうときには、他のものと一緒にしまったときに無駄が少なくなるように、シンプルでできるだけ小さいことなどが要求される。

また、筐体のデザインでは、その機器の目的が理解しやすいような、あるいはその機器を使用する上で注意すべき点などに自然に目が向くようなシンボル性を持たせることも重要である。かっこよさや周りとの調和を重視するあまり、その機器の本質を包み隠してしまうような筐体デザインは、時に危険ですらある。

一般に、筐体をデザインするときは、この項目で取り上げたような筐体の持つさまざまな「機能」を充足するばかりではなく、その使用条件に即した「機能性」を向上させる必要がある。

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