機能拡張
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/01 01:07 UTC 版)
拡張パック
コンピュータゲーム以外の一般のソフトウェアに対しても拡張パックと呼ばれることもある。この場合はプログラム本体を変更するパッチを指すこともあるし、プログラムは直接変更しないで外部のプログラムを読み込むプラグインやアドオンを指す場合もある。
スキン
ユーザインタフェースの外観表示を変更できるスキン(またはテーマ、ビジュアルスタイル)も、一種の機能拡張であるとみなせる。一概にスキンといっても変更可能な部分は見た目の色だけの場合やボタンなどの配置を操作できるもの、もしくは外観の変更だけでなくユーザーの作成した追加機能へアクセスする機構を提供できるものもある。
ブラウザにおける機能拡張
機能拡張で有名なのはFirefoxであろう。
拡張機能は主にJavaScriptのようなWeb技術を応用した拡張であるのに対し、プラグインはAdobe Flashといった外部の外部ライブラリに依存したものとなる。また、アドオンよりも軽量なものにユーザースクリプトがあるが、こちらは処理系のアドオンを追加しなければ使用することができない。
2013年現在、Firefox以外にもSafariにおける「機能拡張」やGoogle Chromeの「拡張機能」、Operaの「アドオン」など、多くのブラウザが機能拡張に対応している。また、Google Chromeはユーザースクリプトにも標準で対応している。
Internet Explorerもこれらとは提供される機能が多少異なるもののアドオンへの対応があり、シェル拡張のように外部のソフトウェアをインストールする形で「アドオン」で提供されない部分への機能拡張が行えるようになっている。
ただしプラグインによる実行システムへの自由なアクセスを許可する場合、潜在的なセキュリティ脆弱性を持つことになる。HTML5やWebGLの標準化によってブラウザのマルチメディア対応が強化されたことにより、プラグイン方式で実現されるケースは減っている。
例
- 拡張機能
- Adblock Plus (Firefox, Chrome, Safari, Opera, IE)
- Auto Pagerize (Firefox, Chrome, Safari)
- Stylish (Firefox, Chrome)
- Category:拡張機能 (Mozilla)も参照
- プラグイン
- アプリケーション実行基盤(サブシステム)
- メディアプレーヤー
- Adobe Acrobat Reader
- ^ “アドオンで Firefox を活用する”. 2014年3月5日閲覧。
- ^ “プラグインとは - IT用語辞典 e-Words”. 株式会社インセプト. 2013年7月21日閲覧。
- ^ http://www.madobe.net/archiver/
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