機動戦士ガンダム00外伝 組織・用語

機動戦士ガンダム00外伝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/03 06:27 UTC 版)

組織・用語

ソレスタルビーイング / フェレシュテ
本編より前を描く『00P』では主にガンダムの開発・テストを行っていた。
『00F』では、シャルの発案によって、CBを裏からサポートする組織「フェレシュテ」が設立される。物資の補給などの後方支援に止まらず、ガンダムが戦闘を行った痕跡の消去、目撃者の抹殺など任務は多岐に渡る。組織の秘匿性を保つ為、CBのメンバーでもごく一部にしかフェレシュテの存在は知らされていない。第2世代ガンダムを改修した「TYPE-F」と呼ばれる機体群を任務に応じて使い分けている。西暦2311年、フェレシュテは新生CBに合流する形で、発展的に解散することとなった。
『00I』において、旧フェレシュテメンバーはラグランジュ3の秘密ドックがアロウズに襲撃され脱出した後、テリシラをレイヴと合流させるためエウクレイデスに向かっている。
『00I 2314』ではフェレシュテがCBの別働隊として再結成され、新型ガンダムの開発中で身動きの取れないプトレマイオスチームに代わって、リペアされたガンダムを使用し、ごく小規模かつ隠密活動での武力介入を行う。しかしガンダムを秘密裏に地球〜宇宙間で移送する手段がないため、宇宙ではケルディムガンダム サーガを、地上ではアリオスガンダム アスカロンを使用し、予備機としてガルムガンダムを軌道エレベーター内に秘匿。地域別に機体を使い分けてミッションを行う。
「6人のイノベイド」
2312年に突如としてヴェーダから下された特殊ミッション。だが、「仲間」を探すには非効率的な条件や疑問も多い。
選別され、覚醒させられて「仲間」となったイノベイドは特殊能力を持つこととなる。
ただ、特殊能力の付与はあくまでその肉体に対してであり、別のパーソナルデータが上書きされてもそれは変わらない(逆に別の肉体にパーソナルを移すと仲間から除外される)。
フォンの分析によれば、仲間を集める能力を持つレイヴとテリシラは「6人のイノベイド」には該当しない可能性を指摘されていたが、それは仮説であり、実際には2人も仲間の一員に含まれていた。
「6人のイノベイド」の目的は、イノベイドによる「新たな監視者」の成立であった。
ミッションにおけるルール
  • 01-00 イノベイドの中から6人の仲間を見つけよ。
  • 01-01 レイヴは映像、写真から仲間を判別する能力を持つ。
  • 01-02 テリシラは仲間を覚醒させ、特殊能力を引き出せる。
  • 02-00 仲間の候補者は6人以上おり、死亡した時などは替えがきく。
  • 03-00 仲間にはヴェーダから情報が毎日ダウンロードされる。
  • 04-00 すべての目的は6人の仲間が揃わないと明かされない。
  • 05-00 ハーミヤは仲間の能力とそれに関わる記憶をリセットできる。ただし、その為には他の仲間の同意(最低でも3人以上)が必要。
メンバー
役割上、二つに大別される。
  • 仲間を見つけ出して集め、不適格な者は仲間から取り除く能力を持つ3人。
    • 「仲間を見つける者」レイヴ・レチタティーヴォ
    • 「仲間を目覚めさせる者」テリシラ・ヘルフィ
    • 「仲間の能力と記憶をリセットする者」ハーミヤ
  • 「監視者としての実務」を担当する3人。
    • 「仲間を繋ぐ者」ブリュン・ソンドハイム
    • 「機械を統べる者」ラーズ・グリース
    • 「太陽炉を支配する者」リジェネ・レジェッタ→仲間5人の同意によってリセット。
P-5
テリシラ邸のホームヘルパーシステムの端末機で医療介護機能も持つロボット。そのナンバーから、ハーミヤに「ぴの子」と名付けられる。
擬似イノベイター
ELSとの対話が成されてから数年後、イノベイターに対して「人とは違う存在」、または「ELSに汚染された化物」と嫌悪し、それらの排除を目論んで結成された旧人類軍が超兵の技術を導入して、イノベイターと同等の戦闘能力を後天的に付加した存在。
開発に際してはイノベイターとして覚醒する素養がある者を拉致同然の方法で集め、強引に覚醒させる研究も進められた。そう言った者たちは強制されて戦わされたりもした。

注釈

  1. ^ 機動戦士ガンダム00外伝 ポータルサイトには『00P SPECIAL EDITION (00P SE)』を除いた7作品がリストアップされており、『電撃データコレクション 機動戦士ガンダム00外伝』の帯にも「全7作品」と記載されている(ただし『00P SE』初出の機体も掲載されている)。
  2. ^ 第10回までのMSの解説(ドラマパート)は、ロベール・スペイシーの著書や日記から引用したもの、という形で、第11回から第15回までは、エイミー・ジンバリストの視点で執筆されている。その後は毎回キャラクターが替わり、2009年6月号と12月号はシェリリン・ハイド、7月号と11月号はデボラ・ガリエナ、8月号はビリー・カタギリ、9月号はヒリング・ケア、10月号のセラヴィーガンダムGNHW/3Gはティエリア・アーデ、ザンライザーは沙慈・クロスロードとなっている。また、2009年9月号ではROBOT魂〈SIDE MS〉月刊ホビージャパン9月号限定アイテム「アドヴァンスドジンクス(デボラ機)」に関連して、デボラ・ガリエナ視点のエピソードが掲載されている。『GUNDAM WEAPONS 機動戦士ガンダム00V編』書き下ろしの「リボーンズガンダム オリジン」はリボンズ・アルマーク視点となっている。
  3. ^ 連載時そのままのものも掲載されている。
  4. ^ 千葉智宏はツイッターで「Pが若くて主人公。Fが三十代で司令官です。」「(00Fのポジションは)ウルトラマンレオの諸星ダンみたいなものです」と答えている(2010年6月4日のツイート)。一方で、それより前にはルイードが主役という発言も見られた(2010年5月27日のツイート)。
  5. ^ 同様に完全に存在を消去された、かつて父が救助した女性(マレーネ)の行方を探し続けている。
  6. ^ ヴェーダの合理主義により爆発の威力が最小限であった事と、パイロットスーツを着用していた事が奇跡的に助かった要因とされている(『00F』1巻巻末より)。
  7. ^ 『00I』において活動を再開した際に自機であるアストレアTYPE-Fにフェレシュテのマークを改造して「Troitor A13 FON SPAAK」と記し彼なりの皮肉を利かせている。
  8. ^ この作戦自体はテロリスト時代にテロ組織の品定めも兼ねて立案したもので、どの組織もこれをやっては自分たちの首を絞めるだけと却下した。当初は地球に落下する軌道だったが、連邦軍は軌道エレベーターと太陽光発電システムのみを守り、地表に落ちる物は放置していたため「そうか、地球には落としてもいいんだな。じゃあ、オレも落とすのや~めた!」と爆破した。
  9. ^ エクシアを襲った「カスタムフラッグ」についても計測されたスペックにばかり目を向け、その欠点に気がつかなかった。
  10. ^ 逆説的に言えば、エコ自身がそんな状態に置かれたら怖くて何もできない。
  11. ^ しかし、その操縦技術は本物で、ガンダムアストレア(粒子貯蔵タンク型)にピースをさせる程の芸当を持つ(常人では出来ない)
  12. ^ 後にシェリリンにも同様の評価を受ける。
  13. ^ テリシラの発案でバランス計算を「ヴェーダに代行」させた。
  14. ^ 実際はフォンが意図的に撮影される様に行動した模様。

参考文献

  1. ^ 機動戦士ガンダム00外伝 スタッフ紹介”. 機動戦士ガンダム00 公式サイト. サンライズ. 2009年8月18日閲覧。
  2. ^ 『機動戦士ガンダム00N integrated G-ROOMS』204頁より。
  3. ^ a b 「SDガンダム ジージェネレーション クロスレイズ」参戦する新たなユニット&参戦キャラクターを公開!”. GUNDAM.INFO (2019年2月28日). 2019年3月2日閲覧。
  4. ^ プラモデル「GNX-603T ジンクス」付属解説書, 1/100スケールモデル MG ガンダム00, バンダイ, http://bandai-hobby.net/gundam00/product/mg/gnx.html 






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