橘通り (宮崎市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/27 08:26 UTC 版)
橘通り公園化計画
宮崎市では現在「宮崎市中心市街地活性化計画」を進めており[3][4] 、主要項目として「橘通りの公園化」を掲げている。環境空間の改善により健全な文化を育ませ、車から人間中心の街へと転換するのを目的する。
その手段として国道220号の4車線化(片側2車線化)計画が進められ、2008年11月9日・16日(いずれも日曜日)に社会実験を実施した[5][6]が、住民アンケートで反対意見が多数を占めたため事実上断念した[7]。
宮崎市側は4車線化を可能とする根拠として、国道269号加納バイパスの全線開通(2008年7月)により橘通りの交通量が減少することを挙げていたが[8]、2008年1月末には宮崎県警察から渋滞発生を懸念する声が挙がり[9]、2008年11月9日の社会実験では懸念が現実化した[10]。実験前の2008年2月に宮崎日日新聞が実施した1,000人アンケートでは6割の住民が反対し[11]、宮崎放送 (MRT) が実験後の2008年11月にインターネット・FAXで意見を募った結果も大半が反対であった[12]。
愛みやざきの武井俊輔が「橘通りの公園化と国道220号の4車線化はイコールの関係ではない」としているように、「国道220号の4車線化」はあくまでも手段のひとつである[13]。
脚注
関連項目
- ^ “地域自治区別・町丁大字別 人口・世帯数”. 宮崎市. 2023年7月27日閲覧。
- ^ “宮崎市立小中学校の通学区域に関する規則”. 宮崎市. 2023年7月23日閲覧。
- ^ 山本哲也「宮崎市中心市街地活性化基本計画について」 (PDF) 『新都市』2007年9月号、108-113頁、都市計画協会。
- ^ ご存知ですか? 『橘通り公園化』社会実験の検討を! 宮崎市公式ウェブサイト、2008年2月20日更新、同年2月25日閲覧。
- ^ 【橘通り公園化の社会実験】宮崎ケーブルテレビ1ch市広報みやざき10月放送分掲載について 宮崎市公式ウェブサイト、2008年10月12日閲覧。宮崎ケーブルテレビで放映されたものが動画として公開されている。この時点では11月3日・16日の予定であった。
- ^ 11月9日・16日に橘通り公園化の社会実験(ステップ2)を開催します! 宮崎市公式ウェブサイト、2008年11月4日更新、同年11月10日閲覧。本来は11月3日の予定であったが雨天のため9日に延期した。
- ^ 商店街賛否、市民は歓迎 橘通り2車線化断念 宮崎日日新聞、2009年3月13日。
- ^ 『朝日新聞』2008年1月30日、宮崎版。
- ^ 宮崎県知事定例記者会見(2008年2月4日) 宮崎県庁ホームページ。日本経済新聞記者による質問。
- ^ 一部で予測超す渋滞 初の橘通り2車線化実験 宮崎日日新聞、2008年11月10日。
- ^ 車線減「反対」6割 宮崎市の橘通り公園化構想 宮崎日日新聞、2008年2月25日1面。
- ^ 社会実験を終えた宮崎市の「橘通り片側2車線化」についてどう思う? - 県民の意見募集 MRTイブニング・ニュース公式サイト内、2008年11月29日閲覧。
- ^ 街のカタチ -橘通2車線化について- 武井俊輔ホームページ内日記、2008年1月17日更新、同年2月25日閲覧。
- 1 橘通り (宮崎市)とは
- 2 橘通り (宮崎市)の概要
- 3 橘通(町名)
- 4 橘通り公園化計画
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