必殺仕事人V
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/18 08:58 UTC 版)
登場人物
仕事人
- 中村主水
- 演 - 藤田まこと
- 南町奉行所の定町廻り同心。表と裏の投げやりな態度は相変わらずだが、竜と政を仲間に加え、仕事に挑む。
- 何でも屋の加代
- 演 - 鮎川いずみ
- 何でも屋で、仕事人の密偵。本作から金儲けはより一層一段とがめつくなり、人を踏み台にした外道まがいの商売も平気でやる、(情にもろい仕事人Ⅳ前半までとは違って)情の欠片も無い誇張した守銭奴的キャラとして描写されている。一時期は首にギプスを巻いていた(第8話 - 9話)。[7]
- 第4話以降は殺しの衣装に着替えて出陣する。最後の仕事を終えた後は主水に見送られ、江戸を去って行った。(第26話)
- 組紐屋の竜
- 演 - 京本政樹
- 組紐屋。中性的な外見の青年。伊賀の忍 九十九一族の出身で抜け忍となり、江戸に渡って来た。
- 里の忍たちが自身を狙っていることを知った際は主水たちに迷惑を掛けたくないという一心で敢えて無愛想になり、江戸を抜けようとしたが主水たちの協力で忍者軍団と戦い、九十九一族を葬った(第12話)。
- 最後の仕事を終えた後は主水に見送られ、江戸を去って行った(第26話)。
- 花屋の政
- 演 - 村上弘明
- 花屋。加代の借家の一階に住み、加代に花屋の商売を手伝わせることがある。主水たちと組む前は竜とコンビを組み、裏の仕事を請け負っていた。
- 情に流されやすいが初期は嫌味な部分があった。曲がったことを嫌う熱血漢で自身の身内が殺された時などは一人で暴走して、主水と対立することがあった。
- 最後の仕事の際は殺害相手を警護していた御庭番に顔を見られ、命を狙われたが生き延びた。その後は主水、加代、竜が集まった場所に姿を見せて旅立った。(第26話)
- 西順之助
- 演 - ひかる一平
- 西洋医学所に合格する為に日々、勉学に励む受験生。許婚のお新と玉助の執拗な求愛に辟易している。加代と同じく、第4話以降は殺しの衣装に着替えて出陣する。
- 最終話で西洋医学所の試験に合格したのを機に仕事から外されるが、加代と合流して最後の仕事を遂行。その後は長崎へ留学するために江戸を去るが遠くから他の仲間の旅立ちを一人で見送ってた。
- おりく
- 演 - 山田五十鈴[8][9]
- 仕事人の元締。今回は三味線屋を営まず、流しの三味線弾きとなっている。家も勇次と住んでいた店ではなく、荒れ寺に住んでいる。第11話を最後に姿を消す。
- 映画『必殺! ブラウン館の怪物たち』には登場している。裏の仕事のために京都へ旅立つが江戸の元締に先手を打つ為、江戸へ一足先に戻っており、異人屋敷での死闘に参戦していない。
その他
- 中村せん
- 演 - 菅井きん
- 主水の姑。あいかわらず婿養子の主水をいびるが、第24話では主水に怒られてしまう。
- 中村りつ
- 演 - 白木万理
- 主水の妻。せんとともに、婿養子の主水をいびる。
- 筆頭同心 田中
- 演 - 山内としお
- 南町奉行所の筆頭同心で、主水の上司。いつも主水に怒鳴っている上、面倒な仕事は主水に押し付けている。
- 中性的な喋り方だがオカマという自覚はなく、第5話で玉助に懐かれた際はその気持ち悪さに引き気味であった。
- 溝呂木頼母
- 演 - 妹尾友信
- 南町奉行所の定町廻り同心。上司の田中が何か言うごとに「おっしゃる通りです」とお追従を並べる腰巾着的存在で、主水にとっては迷惑な人物。
- ただし、主水を嫌っている訳ではなく、主水の意見に賛同することもある。
- 玉助
- 演 - 梅津栄
- 前作『必殺仕事人IV』から引き続き登場。順之助に付きまとうオカマの中年男性で、本作では神出鬼没に磨きが掛かり、様々な変装で現れるようになった。
- 順之助の受験合格には喜んでいたが塾に来ることは無いと知り、悲しんだ。怒ると男の自我を取り戻して怖い一面を見せる。
- お新
- 演 - 灘陽子
- 順之助の両親が決めた許婚。早熟で色事に興味を持ち、お医者さん ごっこと称して順之助に迫っては迷惑がられる。
- 順之助の前ではお淑やかな娘を装うが勝気な性格で腕っ節がも強く、玉助が現れると本性をむき出しにした取っ組み合いの痴話喧嘩となることがあった。
- 西順庵
- 演 - 溝田繁[10]
- 西巴
- 演 - 三浦徳子[11]
ゲスト
- 第1話「主水、脅迫される」
- 第2話「主水、混浴する」
- 第3話「加代、ゴリムリンを売る」
- 第4話「主水 家をしめ出される」
- 第5話「主水、奉行所の人員整理にあわてる」
- 第6話「りつ、減量する」
- 第7話「主水、生体解剖に腰を抜かす」
- 第8話「加代、モグラ男夫婦にあてつけられる」
- 第9話「主水、キン肉オトコに会う」
- 第10話「主水 ヘソクリを盗まれる」
- 第11話「主水、送別会費を全額盗まれる」
- 第12話「組紐屋の竜 忍者と闘う」
- 第13話「主水、ヒヒ退治する」
- 第14話「主水、上役の田中と出張する」
- 第15話「主水、いじめられっ子になる」
- 第16話「主水、入院する」
- 第17話「加代 子守唄を歌う」
- 第18話「花屋の政 ワル仕事人と闘う」
- 第19話「加代、天才男と商売する」
- 第20話「主水、田植えする」
- 第21話「組紐屋の竜 右足を傷める」
- 第22話「主水、イッキ飲みする」
- 第23話「加代、五千両の金塊を拾う」
- 第24話「花屋の政 雷雨の中で闘う」
- 第25話「主水、源氏と平家に泣かされる」
- 第26話「主水、下町の玉三郎と出会う」
- ^ 次作『必殺仕事人V・激闘編』以降の主水シリーズでは、鍛冶屋の政。
- ^ 「必殺対談/藤田まことVSゆでたまご」『フレッシュジャンプ』8月23日号、集英社、1984年。
- ^ Vジャンプ編集部 編『キン肉マン 290クイズブック』集英社、2019年、166頁。ISBN 978-4-08-882158-0。
- ^ 『META‐JiDAIGEKI by Kyomoto‐MiX』(文芸社) p.160-161
- ^ ただし、劇中では梅富と呼ばれる描写は無い。
- ^ 遠藤憲一、30年ぶり『必殺仕事人』 「不思議な気分とうれしいのとごちゃまぜ」 ORICON NEWS 2015年3月10日
- ^ これは演者の鮎川が首を怪我をした事による措置。カツラも首に負担が掛からない軽量の物を着用していた。
- ^ 第1 - 3、9、11話
- ^ クレジットは「起こし」(かつてのロート製薬のオープニングキャッチと同じ形)
- ^ 第1、16話
- ^ 第1、2話
- ^ 野際は政の養母でもある仕事人役。後にスペシャル『必殺仕事人2007』『同2009』で、レギュラー出演を果たす。
- ^ 斉藤と萬田は劇場映画第1作『必殺! THE HISSATSU』の石亀とその妻 お娟役。2人は次作『必殺橋掛人』に夫婦役で、レギュラー出演する。
- ^ 塩沢は後に劇場映画『必殺! ブラウン館の怪物たち』にゲスト出演。
- ^ 賀来は政の元恋人である被害者役。当時、村上と賀来は交際が噂されていた。のちに『必殺仕事人2009』第2話に被害者の母親役でゲスト出演する。
- ^ 第6話他
- ^ 第7、25話
- ^ これは当時発売されていた週間テレビ番組にも本作放送開始時の番宣ページに記載されている。
- ^ 第16話を除く。
- ^ 藤田まことの実娘。現在[いつ?]はゴスペルシンガー・EMIKOとして活動中
- ^ “さよならさざんか”. @ ELISE(アットエリーゼ). 2016年1月19日閲覧。
固有名詞の分類
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