山田高誌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/05 15:41 UTC 版)
学歴・研究歴
- 1999年 早稲田大学教育学部社会科社会科学専修(新聞学)卒業
- 2002年 大阪大学大学院文学研究科文化表現論専攻(音楽学)博士前期課程 修了
- 2004年 イタリア国立バーリ音楽院上級コース(記譜史)修了 上級ディプロマ取得
- 2006年 大阪大学大学院文学研究科文化表現論専攻(音楽学)博士後期課程 単位取得退学
イタリア国立バーリ音楽院付属音楽研究所“カーサ・ピッチンニ”客員研究員、日本学術振興会特別研究員DC2、2006~2008年度日本学術振興会特別研究員SPD(東京芸術大学音楽学部)、2008年度よりトスカーナ・オペラ・アカデミー「ドメニコ・チマローザ」(在コルトーナ市)学術委員、2009年度日本学術振興会海外特別研究員(バーリ音楽院付属音楽研究所"カーサ・ピッチンニ" Dinko Fabris教授)、2010年4月より大阪大学大学院文学研究科芸術学講座(音楽学)助教、神戸女学院大学大学院音楽研究科非常勤講師を経て、2014年4月より熊本大学教育学部音楽教育学科専任講師、2015年同学部准教授。2018年より同大大学院人文社会科学研究部(2020年より同大大学院欧米文化学コース・音楽文化学)准教授。
研究分野
18世紀のナポリ楽派、特にナポリで上演されていた喜劇オペラ/ オペラ・ブッファについて、楽譜、台本、そして銀行史料や公証人史料など多角的な史料調査を通して、作者や演奏家の同定や、劇場運営の実態を明らかにしている。特に1760-90年期のナポリで作曲されたオペラのレチタティーヴォ・セッコが「分業制」によって専門音楽家によって作曲されていたことを契約文書と筆跡鑑定を通して明らかにしたことで国際的に知られている。その他、文献学的手法による楽譜校訂などを通して音楽祭の企画、作品の復活蘇演に取り組むほか、バロックファゴット、リコーダーの実演を通しての歴史的演奏習慣や、アジア全域における西洋音楽受容についても関心を寄せている。
受賞
- Premio OPERA IMAIE 2007 (イタリア表演芸術家著作権保護協会主催 第2回イタリア国内CD/DVDコンテスト)
- クラシック・現代音楽部門大賞(指揮者 F.Quattrocchi との共同出版CD《Sinfonie avanti l'opera, intorno a Mozart》に対して)[1]
- 令和三年度生涯学習フェスティバルin パレア「大学ってどんなところ?大学の研究室へ遊びに行こう~」 優秀賞 (youtube: https://www.youtube.com/watch?v=IzlWdQuJoSM&t=81s)
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