実況パワフルプロ野球 (スマートフォン) サクセス

実況パワフルプロ野球 (スマートフォン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/26 03:43 UTC 版)

サクセス

シリーズ恒例のサクセスモード。基本システムは『実況パワフルプロ野球2013』のサクセスをベースにしたが、本作独自のシステム調整が一部存在する。

また、一部のシナリオについては「限定ルート」の開放や「パワーアップ」の開催も期間限定で行われる。

プレイするためには40SP(サクセスポイント)を消費する必要になるが、キャンペーンやイベントなどによって、必要消費数が10~30になる場合がある。

2017年2月27日のアップデートにより、獲得経験点のハイスコア機能が実装され、各シナリオで育成終了時の獲得経験点のスコアに応じて、称号やガチャ券などのアイテムを獲得できる(最大1万点まで)。各アイテムは1度しか獲得できないが、毎年11月頃にハイスコアがリセットされ、リセットされることで再度各アイテムを獲得することができる(称号は除く)。ハイスコアは各シナリオごとに、その年で更新したシーズンベストと、シーズンに関係なく更新した自己ベストを、それぞれ3つずつ記録される(シーズンベストはハイスコアがリセットされると、記録は消える)。

2024年4月22日のアップデートにより、通常とは異なる育成方法となる「オリジンサクセス」が実装され、基本的な育成・システム・シナリオ独自の要素などは通常とほとんど同じであるが、通常とは異なり、格・集客力・調整力の拡張能力は初めから上限最大まで振られて、拡張能力を上げることが不要になる代わりに、基本能力・特殊能力などの能力アップに必要な経験点が大幅に増量され、通常よりも能力を上げにくいのが特徴。通常より育成が難しい分、選手ランクが通常より高い状態の選手を育成することが可能で、チームランクをより高く上げられるようになった。また、条件を満たすとよりオリジンランクの高い「オリジンサクセス」に挑戦でき、更に高い選手ランクを持った選手を育成することが出来る(現時点ではランク2まで実装され、今後のアップデートなどでランクの上限が上がる予定)。

シナリオ

『パワプロ2013』同様、高校2年の8月からドラフト会議までがシナリオの舞台となっている。異なるテーマに基づいた様々な高校が実装されており、それぞれに特色が存在する。ただし、登場校は『パワプロ2013』から一新されている(くろがね商業高校を除く)。

一部のシナリオを除いた全ての高校に矢部明雄が固有キャラクターとして登場し、主人公の相棒を務める。

なお、本作の世界観は『実況パワフルサッカー』の世界観と共有され、2作のキャラがそれぞれのサクセスシナリオに相互出演する場合もある。

パワフル高校
パワプロシリーズ定番の高校で、最初に実装されたシナリオ。本作リリース以降のシリーズ作品に登場した「パワフル高校」は、『パワプロ9』のリメイクであるNintendo Switch版第1作と『2022』を除く全て本作設定のもの。
本作ではプロ野球を目指してパワフル高校に入学した主人公が、幼馴染である星井スバルと再会して甲子園、そしてプロ野球選手を目指すというストーリーになっている。
特殊コマンドなどがなくシンプルなシナリオであり、初心者がサクセスの基本を身につけるためのシナリオとされる。なお、『実況パワフルサッカー』とコラボした期間限定の「パワーアップ」では、新たに「サッカー練習」が追加され、野球の練習を行った後にサッカー部との合同練習が行われることがあり、合同練習を行うことで経験点や特殊能力のコツを追加でもらうことができる。さらに、イベキャラごとに設定されている前後のイベントの発生タイミングが関係なくなる他、イベキャラのイベントで得られる経験点が増える。
2021年3月22日のアップデートにより、シナリオになっている高校へ体験入学できるイベントが追加される他、ヒントなどを見ることができるガイドコマンドが実装されるなど、より初心者向きのシナリオに仕上がるようになった。
このシナリオではライバルとして関わる木場嵐士、虹谷誠がイベキャラデッキに使用不可(別バージョンも同様)。なお、星井スバルの別バージョンの暗黒スバルはイベキャラデッキにセットして使用することができ、使用するとイベントなどの効果は変わらないが、会話が暗黒スバル専用に置き換わるようになる。
固有キャラクターは星井スバル(投手)、宇渡幹久(一塁手)、小田切巧(遊撃手)、京野小筆(マネージャー)[6]。また、『実況パワフルサッカー』とコラボした「パワーアップ」では、花散院ユウ(外野手)、銀崎ゆうる(マネージャー)が新たに登場し、2度目に実装された「パワーアップ」ではさらに、大戸ルカ(捕手)、峰巧成(二塁手)が新たに登場する。なお、イベキャラの宇渡と小田切の2人は、特別なガチャ券とレアガチャを除いた全てのガチャから完全排出停止となっている。
瞬鋭高校
2015年1月29日より実装。
かつては名門校と呼ばれていた瞬鋭高校。部員は「エリート組」と「雑草組」に分けられており、主人公は実績がなかったために雑草組になっていた。しかし、臨時コーチとして招聘された厳巳浩平によって完全実力主義となり、それに不満を抱いた一部の部員が反旗を翻し練習をボイコットしてしまう。思わぬ事態に見舞われた主人公は空中分解してしまったチームを1つにしながら、一軍への昇格、甲子園への出場、その先のプロ入りを目指すこととなる。
チームが3軍、2軍、1軍に分かれており、その昇降格を決める4度の実技試験がポイントとなり、成績に応じて残留、昇降格が決まる。3軍では「練習」コマンドが「雑用」コマンドに変わり、練習が一切できなくなって雑用しかできなくなる。2軍から「練習」コマンドが選べるようになるが、2軍では各練習レベルが1ずつしかないことで練習効率が悪いが、1軍では各練習レベルが3ずつになり、練習効率が良くなる。なお、3年目6月4週開始時に公式戦の参加に関わる最後の実技テストで、決められた点数に届かなかった場合、公式戦に出ることができなくなり、その時点で育成が終了になってしまう。
セクション2開始時のボイコットのイベントにより、烏丸などの一部のチームメイトと固有キャラクター(烏丸は除く)以外のイベキャラがボイコットでいなくなり、特殊コマンド「呼び戻す」によって練習をボイコットしているキャラを呼び戻すことができるが、中には1打席勝負を行うイベキャラがあり、1打席勝負に勝たないと呼び戻すことは出来ない。呼び戻しに成功すると、経験点や特殊能力のコツを貰うことが出来る。一定数のキャラを呼び戻すと烏丸を呼び戻せるようになり、烏丸で1打席勝負を必ず行い、1打席勝負に勝つことで烏丸を呼び戻すことが出来る。なお、全員呼び戻すか、3年目3月2週終了時のイベントでボイコットしていたキャラが全員戻ってくると、「呼び戻す」コマンドは使用できなくなる。
固有キャラクターは烏丸剛充(投手)、才賀侑人(三塁手)、小平陽向(二塁手)、春野千優(マネージャー)。なお、イベキャラの才賀以外の3人は、レアガチャから排出停止となっていて、さらに、烏丸のみ特別なガチャ券とレアガチャを除いた全てのガチャから完全排出停止となっている。排出停止となっていた小平は第4回のリベンジ投票で1位になって、別バージョンの[クール!]小平陽向が実装された。
青道高校/新・青道高校
青道高校は2015年4月1日より、新・青道高校は2019年10月9日より実装。青道高校は2024年2月26日をもって配信終了となり、初めてシナリオが廃止となった(青道高校に登場するイベキャラ、専用の投打フォームは、入手していれば引き続き使用可能)。廃止に伴い、野球教室、チャレンジなどにあった青道高校に関連したものは、全て別の内容に差し替えられた。
漫画『ダイヤのA』とのコラボレーションシナリオ。主人公・沢村栄純が所属する青道高校を再現している。シナリオ設定上、青道高校は第1部、新・青道高校は第2部(『ダイヤのA actII』)にあたる。
このシナリオでは当該作品以外のコラボレーションシナリオからのキャラ(以下、コラボキャラ)の他、一部キャラ(共通:3年生の青道高校のキャラ。青道高校:女性キャラ、相棒キャラ[7]。新・青道高校:彼女候補、一部の第1部準拠キャラ)も使用不可。また彼女キャラも使用不可のため「デート」と「遊ぶ」コマンド(新・青道高校では使用可能かつ、相棒キャラの親交イベントを進めることも可能)も使用できず、かわりに特殊コマンド「青心寮」でのイベントによって「青道魂」を発動させることで様々な効果が得られる。なお、青道高校では矢部が登場せず、沢村が相棒を務める(イベキャラデッキに矢部をセットして使用すると登場する他、シナリオで唯一、自己紹介イベントが発生する。新・青道高校では矢部が登場するため、他のシナリオと同様に相棒を務める)。
配信当初、青道高校のイベキャラは常設扱いで全てのガチャから出現していたが、2016年3月17日より期間限定のレアガチャのみの入手に変更され、常設ではなくなった(それ以降に実装されたイベキャラは全て限定扱いとなる)。なお、新・青道高校で実装されたイベキャラは全て限定扱いになっている。
北雪高校
2015年3月13日より実装されたパワプロ大使・田中将大プロデュースのシナリオ。
甲子園出場を目指して北海道にある名門校「北雪高校」に野球留学した主人公。しかし、この高校は男嫌いの理事長の方針で数年後に女子高に移行することになっていた。それを知らずに入学してしまった主人公は、甲子園出場で知名度アップを目論む理事長から数名の女子生徒を押し付けられ、恋愛厳禁の上に野球の指導をするように命令される。事あるごとに退部、退学をチラつかせる理事長の様々な嫌がらせにもめげず、「女の園」で甲子園出場を目指す主人公の類を見ないチャレンジが始まった。
特殊コマンドとして「ときめき」コマンドがあり、メインキャラである美園、小嵐、八尺、明星の4人の「ときめき度」をあげることで特別な効果が得られる。
このシナリオではイベキャラデッキにセットできるのは女性キャラのみ[7][6]となり、白霧凍子がイベキャラデッキで使用不可。男性キャラが使用できないため、矢部ではなく矢部田が相棒となっている。そのため一部キャライベントの内容が変更されている。
固有キャラクターは相棒の矢部田(外野手)に加え、美園千花(捕手)、小嵐リョウ(遊撃手)、八尺巫女子(外野手)、明星雪華(マネージャー)。また、合同練習をする白轟高校のエース・北斗八雲も登場する。
イベキャラの小嵐と矢部田は、レアガチャから排出提出となっている。また、明星のイベキャラは、第1回パワプロ人気投票で1位になって、別バージョンの[チア]明星雪華が実装された。
SG高校
2015年6月18日より実装。このシナリオでの期間限定の「パワーアップ」は、『にゃんこ大戦争』のコラボイベントが開催されている時にのみ行われるものになっている。
民間の警備会社が運営する私立高校。独自カリキュラムの「護衛任務」が取り入れられ、護衛に不可欠な能力が野球にも通じており、プロ選手も多数輩出している。主人公は護衛任務をこなしながら野球の能力を磨き、甲子園出場とプロ入りを目指す。
特殊コマンド「ミッション」ではミニゲームをプレイすることができ、それらをクリアするによって育成を有利に進めることができる。ミニゲームのプレイにあたり、各イベキャラにはそれぞれ「バウンサー」「レンジャー」「ガード」「スナイパー」のうちのいずれかの役割が与えられている。
このシナリオではライバルとして関わる冴木創、『チェンソーマン』のコラボキャラのマキマは、イベキャラデッキで使用不可(別バージョンも同様)。
固有キャラクターは伊貫大和(投手)、桜ノ宮総司(捕手)、森河岳(遊撃手)、氷上聡里(マネージャー)。なお、氷上以外の3人のイベキャラは、レアガチャから排出停止となっていて、さらに、桜ノ宮と森河の2人は、特別なガチャ券とレアガチャを除いた全てのガチャから完全排出停止となっている。
覇堂高校
2015年8月7日より実装。2019年5月7日より、期間限定だったシナリオの「パワーアップ」が常設化された。シナリオが実装される以前、パワフル高校などの対戦相手として登場する固有キャラクターは木場嵐士のみであったが、覇堂高校が実装されると同時に、他の固有キャラクターが登場するようになった。
過酷な練習量で知られる覇堂高校は、キャプテンの木場嵐士と星井スバルの両エースを擁し甲子園出場が確実視されていた。しかし星井の突然の転校と練習過多による故障者続出により予選敗退してしまう。主人公はバラバラのチームメイトたちの心に火を付け、野球部を立て直していく。
「オーバーヒート」が最大のポイントであり、「オーバーヒート状態」のキャラと練習することでより多くの経験点が得られる。「号令」コマンドでキャラの練習場所を入れ替えることが可能。「パワーアップ」したシナリオでは「オーバーヒート状態」になるキャラが増えて、相棒キャラが永続的に「オーバーヒート状態」になり、より多くの経験点が得られる他、一定条件を満たすと、超特殊能力のコツを得ることができる。
パワフル高校での木場嵐士と同様、ライバルとなる星井スバルとの対決がランダムで発生し、一定条件を満たすことで超特殊能力のコツが得られる。
このシナリオでは、ライバルとして関わる星井スバル、虹谷誠はイベキャラデッキにセットできない(別バージョンも同様)。
固有キャラクターは木場嵐士(投手)、水鳥忍(捕手)、金原いずる(外野手)、木場静火(マネージャー)の4人に加え、2021年6月9日のアップデート(イベキャラの実装は2021年6月21日)により土門季音(一塁手)が追加。木場嵐士は円卓高校の限定ルートにも固有キャラクターとして登場する。なお、イベキャラの水鳥と金原の2人は、特別なガチャ券とレアガチャを除いて完全排出停止となっている。
太平楽高校
2015年9月30日より実装。2019年7日10日より、期間限定だったシナリオの「パワーアップ」が常設化された。
ごく普通の私立高校であったが、新監督・鬼河原の厳しいトレーニングに反旗を翻した者がいたため野球部が「監督派」と「反監督派」に分裂。監督派は、監督の指示通りにすれば、評価も上がり、怪我もしない(監督の指示に従わない場合は、評価が下がることがある)反面、反監督派は、自由に練習ができる(監督の評価が上がることもある)という一長一短の中、シナリオが進む。
プレイヤーは各セクションごとに「監督派」か「反監督派」かを選択し、対抗する派閥のキャラを引き抜いていくことで特別な効果が得られ、「パワーアップ」したシナリオでは一定の回数を引き抜くと、更に超特殊能力のコツを得ることができる。なお、諸井は「監督派」、浦賀は「反監督派」で固定している関係上、全員引き抜くことはできないようになっている(それぞれのキャラは引き抜くことはできないが、引き抜く機会がある限り、何度でも経験点や特殊能力のコツを得ることができる)。
固有キャラクターは天城隼(投手)、浦賀有也(二塁手)、諸井清和(外野手)、鴨川しぐれ(マネージャー)。浦賀は円卓高校の限定ルートにも固有キャラクターとして登場するが、条件を満たす必要がある(イベキャラデッキに浦賀をセットした場合は、最初から登場する)。なお、鴨川以外の3人のイベキャラは、レアガチャから排出停止となっていて、さらに、浦賀と諸井の2人は、特別なガチャ券とレアガチャを除いた全てのガチャから完全排出停止となっている。
海堂学園高校
2016年2月2日より実装。2020年5月26日より、期間限定だったシナリオの「パワーアップ」が常設化された。
漫画『MAJOR』とのコラボレーションシナリオで、茂野吾郎が最初に入学した海堂学園を再現。ライバルのジョー・ギブソンJrも登場するが、本作オリジナルの設定でワールド高校に所属しており、夏の甲子園決勝戦でギブソンJr.を率いるワールド高校と対戦することになる。
イベキャラデッキに吾郎をセットしているかによって、シナリオが大きく変わり、セットしていない場合は原作通りのシナリオになるが、セットした場合は原作とは異なり吾郎が聖秀学院に転校しないIfのシナリオを楽しむことができる(いわゆる限定ルートに相当する)。
練習をすることで「ストイックゲージ」を貯め、それによって使用可能となる「ブレイクスルー」コマンドで練習の効果をあげることがポイントとなる。また、3週連続で同じ練習をする(精神練習を除く)ことで特別なイベントが発生する。
「パワーアップ」したシナリオでは、「ストイックゲージ」の上昇が上がり、「ブレイクスルー」の効果が高まる(特定の週で実行すると超特殊能力のコツが得られるなど)他、得意練習を1つしか持たないイベキャラに、シナリオ開始時にランダムで1つ得意練習が追加され、より練習効果が高まって、スペシャルタッグを発生しやすくなっている。ただし、元から得意練習を2つ持つイベキャラや、投手と野手の得意練習を1つずつ持つ二刀流のイベキャラには、得意練習は追加されない。
3月3週終了時、主人公が野球部に存続するかに関わる紅白戦の試合があり、その試合に敗北すると即退部されて、育成終了になってしまう。なお、イベキャラデッキに吾郎をセットしていると、紅白戦が行われずに育成終了することはない。
コラボレーションシナリオである為、『MAJOR』以外のコラボキャラがイベキャラデッキにセットできず、ライバルとして関わるジョー・ギブソンJrも、イベキャラデッキにセットできない。なお、後に収録された『MAJOR 2nd』から登場した相棒キャラはサクセス上には『MAJOR』コラボキャラとして扱う。
固有キャラクターは眉村健(投手)、阿久津(投手)、市原(投手)、佐藤寿也(捕手)、薬師寺(三塁手。2018年3月開催の「バトスタトーナメント」の報酬のイベキャラで実装)、草野秀明(外野手)に加え、ライバルの「聖秀学院」に所属する茂野吾郎(投手)、清水薫(投手)、清水大河(遊撃手)および、川瀬涼子(投手)の海堂学園高校以外の4名をイベキャラデッキにセットして使用することも可能で、その際は海堂学園高校の固有キャラクターとして登場し、茂野の場合はシナリオが大きく変わる。なお、市原のみイベキャラで実装はされていない。
ブレインマッスル高校
2016年3月23日より実装。
夏の地方大会準決勝敗退を機にスポーツ科学科が研究を進めている「肉体強化プログラム」を活かした練習メニューを開発したが、主力選手がみなそれぞれ弱さを抱えており、新チームはいきなり秋の大会で1回戦負けを食らってしまう。しかし、ブレインマッスル高校が誇るマッドサイエンティスト女子高生・比良女木美々が開発した「ブレインミックス」でチームメイトが弱点を克服。この「ブレインミックス」が甲子園出場に向けての大きな武器となっていく。
このシナリオではイベキャラの得意練習が固定されておらず、乾電池を消費して「ブレインミックス」コマンドを行うことで得意練習をランダムで変更することができ、場合によっては複数人による「スペシャルタッグ」を発動させることができるが、得意練習を2つ持つイベキャラや、投手と野手の得意練習を1つずつ持つ二刀流のイベキャラは、「ブレインミックス」コマンドが実施している間、得意練習が1つしか持たなくなる。ただし、期間限定の「パワーアップ」では、得意練習を2つ持ち、二刀流に対応され、得意練習を1つしか持たないイベキャラを2つ持ち、二刀流に変更することが可能。また、特定の得意練習が揃うと、ターン終了後に特訓が行うことが出来、追加で経験点や特殊能力のコツを得ることができる(期間限定の「パワーアップ」には特訓の種類が増え、超特殊能力のコツが得られる特訓が増える)。なお、乾電池はセクション開始(セクション1のみ「ブレインミックス」コマンドが追加された時)に5個補充される他、特殊能力を1つ取得すると次のターンで取得した分だけ補充される(ただし、片方しか取得できない特殊能力を入れ替えて取得しても乾電池は補充されない)。
固有キャラクターは比良女木美々(マネージャー)、尾根瑛人(投手)、一条一輝(一塁手)、納見新造(二塁手)の4人に加え、期間限定のシナリオの「パワーアップ」の実装より盛本雄飛(投手)が追加。なお、比良女木と盛本以外の3人のイベキャラは、レアガチャから排出停止となっていて、さらに、尾根は特別なガチャ券とレアガチャを除いた全てのガチャから完全排出停止となっている。
くろがね商業高校
2016年5月11日より実装。2018年12月3日より、期間限定だったシナリオの「パワーアップ」が常設化された。シナリオが実装される以前、甲子園2回戦の相手チームとして登場する固有キャラクターは銭形のみであったが、くろがね商業高校がシナリオが実装されると同時に、他の固有キャラクターが登場するようになった。
『パワプロ2013』から移植したシナリオ(固有選手の追加とイベント内容調整など変更がある)、詳細は実況パワフルプロ野球2013#くろがね商業高校を参照。
固有キャラクターは『パワプロ2013』と同様、パピヨン(投手)、銭形乱蔵(投手)、宝塚月斗(遊撃手)、大鐘餅太郎(外野手)、賀真口摩音(マネージャー)の5人に加え、祝井幸吉(三塁手)、百屋縁(マネージャー)が新たに登場する。なお、『パワプロ2013』の相棒だった矢部兼安雄(捕手)は本作には登場せず、他のシナリオと同様、矢部が相棒を務める。なお、イベキャラのパピヨンと百屋以外の5人は、レアガチャから排出停止となっていて、さらに、銭形と大鐘と祝井の3人は、特別なガチャ券とレアガチャを除いた全てのガチャから完全排出停止となっている。
ダン&ジョン高校
2016年6月23日より実装。
主人公は小学2年生までに住んでいた地域をダン&ジョン高校の転校を機に出戻る。しかし、野球部の前監督が呪われた旧校舎で怪物を見たことで退任。旧校舎の調査を兼ねて新任してきた独田監督と共に、野球部の練習をこなしながら旧校舎を調査する。
「旧校舎」コマンドで、旧校舎の探索やそのための装備品の作成などを行う。装備品などのデータが次回以降に引き継がれ、複数回に渡る長期的なプレイが必要となる。
最終クエストをクリアするなどで条件を満たすと、R、PRなどのレアリティの光野聖良のイベキャラが貰えるが、このキャラのみレアガチャには実装されない特別なイベキャラになっている。なお、各レアリティに貰える個数に制限があるが、通常ルートでRの光野聖良を1度入手すると、メダル交換所に月に1回限り、Rの光野聖良を1体入手できる。
イベキャラデッキに光野聖良をセットしていると、イベントやシナリオが大きく変化して、最初から選べるクエストが増える他、PR以上の光野聖良のイベキャラが入手できるようになる。
また、期間限定で実施される『モンスターストライク』とのコラボクエストがあり、クエストを最後まで進めるとボスとして「クィーンバタフライ」が登場する。難易度ごとに異なるコラボクエストをクリアすることで、R以上のクィーンバタフライのイベキャラを入手することがあり、難易度が高いほど入手しやすくなる他、PRやSRといった高いレアリティを入手することができる。
このシナリオでは、シナリオに関わる黒聖良、『チェンソーマン』のコラボキャラのマキマは、イベキャラデッキにセットできない(ディズニーとコラボレーションした別バージョンの[マレフィセント]黒聖良も同様)。
固有キャラクターは須藤零人(投手)、バット゠円島(二塁手)、兼倉洋平(三塁手)、相良識(マネージャー)の4人に加え、イベキャラデッキに光野聖良をセットして使用すると、光野聖良(マネージャー)が新たに登場するが、光野聖良は恵比留高校などの一部のシナリオには、最初から所属している設定になっている。なお、光野聖良以外の最初から所属している4人のイベキャラは全員、レアガチャから排出停止となって、全員排出停止になったのは初めてとなった。さらに、兼倉と円島の2人は、特別なガチャ券とレアガチャを除いた全てのガチャから完全排出停止となっている。
あかつき大学付属高校
2016年8月3日より実装。
パワプロ9』のシナリオの1つ「あかつき大学付属高校」のアレンジ版。『パワプロ9』の時と異なり、猪狩守の先輩たち(『パワプロ9』の「あかつきの黄金時代」の9人)は全て主人公と同学年という設定になっており、四条賢二の妹でマネージャーの四条澄香は主人公の1学年後輩という変更がなされている。
甲子園常連校であるあかつき大学付属高校は、才能ある有力な9人の選手に猪狩守を加えた「あかつき十傑」と呼ばれるレギュラーが君臨しており、主人公は連日の猛練習に励むがなかなか結果が出ず、長い2軍暮らしが続いていた。そんな中、最上級生になり1軍に昇格したばかりの主人公に監督の千石から「打倒!あかつき十傑」の命が下る。奮起した主人公は十傑の打倒を心に誓い、高校最後の1年に挑む。
10人のキャラそれぞれに「打倒カウント」が設定されており、一緒に練習することで減らすことができる。「追求」コマンドによって特別な効果が得られる他、各ポジションへの理解度をあげることができ「打倒カウント」の減少幅を大きくすることができる。打倒の順番によって得られる効果が変わる。
期間限定で「パワーアップ」したシナリオでは、「打倒カウント」が通常の2倍に増加されるが、「追求」コマンドの効果が高まり、「打倒カウント」の減少幅をより大きくすることができる他、選手のイベキャラにあるサブポジションにも反映され、より広い範囲で「打倒カウント」を減少させることが出来る。
固有キャラクターについてはパワプロ9の項目を参照。この中で、イベキャラの二宮と四条賢二と八嶋と九十九の4人は、レアガチャから排出停止となっていて、さらに、三本松と五十嵐の2人は、特別なガチャ券とレアガチャを除いた全てのガチャから完全排出停止となっている。
ヴァンプ高校
2016年10月19日より実装。このシナリオでの期間限定の「パワーアップ」は、セクション2開始前に限定ルートを選ぶことで、発生する仕様になっている。
いつものように公園で野球の練習に励む主人公。しかし、飛んで行ったボールを追いかけた先に突如異界への入り口が現れ、足を滑らせて谷底へ落下してしまう。見慣れない部屋のベッドで目を覚ました主人公は、吸血鬼の神良美砂によって助けられ、自身も吸血鬼になってしまったことを知る。さらに神良から、人間に戻るには「ヴァンプ高校」の野球部を率いて甲子園での優勝を果さなければならないことも告げられてしまう。こうして、吸血鬼としても野球部員としても牙を研ぎながら、甲子園優勝と人間へ戻ることを目指す、日の光とは全く無縁の奇妙な高校野球生活が幕を開けることになったのだった。
自然に減っていく「ブラッドゲージ」とそれを回復する「吸血」コマンドを利用することでより多くの効果を得られる。ブラッドゲージが空になってしまうとやる気の低下や経験点の減少などさまざまなデメリットがあるので、いかにそれを回避しながら練習をこなすかが育成で重要なポイントになる。
期間限定で「パワーアップ」したシナリオでは、「練習」コマンドで練習場所ごとに吸血する際に得られる属性が確定で変更されるようになる(次のセクションへ進めた際はランダムで属性が変化する)他、「吸血」コマンドで強化属性以外の属性にも経験点を得ることが可能になる。
このシナリオでは、シナリオの進行上、別バージョンの[秘めたる力]神良美沙は、イベキャラデッキにセットできない。
固有キャラクターは神良美砂(マネージャー)に加え、史門泰司(投手)、内藤明瑠(一塁手)、灰塚朔夜(遊撃手)で、このうち神良はイベキャラで使用した場合は、イベントの内容がヴァンプ高校専用に置き換わる。また、限定ルートでは御厨真歩(マネージャー)が追加されるが、御厨は円卓高校と恵比留高校のシナリオにも固有キャラクターとして登場する。なお、イベキャラの灰塚と史門の2人は、レアガチャから排出停止となっている。排出停止となっていた史門は第2回のリベンジ投票で1位になって、別バージョンの[エクソシスト]史門泰司が実装された。
天空中央高校
2016年12月14日より実装。シナリオが実装される以前、パワフル高校などの相手チームとして登場する固有キャラクターは虹谷誠のみであったが、天空中央高校のシナリオが実装されると同時に、他の固有キャラクターが登場するようになった。このシナリオでの期間限定の「パワーアップ」は、セクション2開始前に限定ルートを選ぶことで、発生する仕様になっている。
高校野球界の頂点に輝く強豪校。しかし、とある理由から中心選手たちのモチベーションが著しく低下。彼らのモチベーションを向上させるべく、「エンジェルナイン計画」が実行に移される。虹谷率いるパワプロ史上最強と名高い高校が実装。
「エンジェル」コマンドによって「エンジェルナイン」の発掘(イベキャラデッキに虹谷彩理以外の彼女キャラをセットしていると、発掘無しで最初から登場する)、強化を行い、練習にてエンジェルから「ハート」を受け取ることで育成を有利に進めることができる。ただし、天空中央高校以降で実装されたシナリオは現時点で発掘の対象に扱われず、登場するためにはイベキャラデッキに彼女キャラをセットする必要がある。
期間限定で「パワーアップ」したシナリオでは、「練習」にてエンジェルから得られる「ハート」が「トゲ付きハート」に変化して、「トゲ付きハート」から得られる経験点は「ハート」よりも多い代わりに、獲得した「トゲ付きハート」が多いほど体力の消費が大きくなってしまうデメリットが有る。また、「体力回復のハート」が「全経験点アップのトゲ付きハート」に変化し、「トゲ付きハート」と同様に体力を消費されてしまう。この仕様により、通常のシナリオよりも強い選手が作りにくいことに問題があったため、「パワーアップ」の再実施は1度も行われていない。
このシナリオでは、シナリオの進行上、霧崎礼里、往田真威人、闇野栄剛の3人は、イベキャラデッキにセットできない(別バージョンも同様)。
固有キャラクターは虹谷誠(投手)、神成尊(捕手)、東雲翔也(遊撃手)、虹谷彩理(マネージャー)、月影ひかり(マネージャー)で、この中で月影のみイベキャラの実装はされていない。虹谷誠は円卓高校の限定ルートにも固有キャラクターとして登場する。なお、イベキャラの東雲のみ、レアガチャから排出停止となっている。
限定ルートでは天空中央高校に所属する5人の固有キャラクターに加えて、さらに、恵比留高校に所属する一部のキャラが固有キャラクターとして新たに登場し、ミス・レイリーと名乗る霧崎礼里、ミスター・ファウルと名乗る往田真威人が登場する。なお、御厨真歩(マネージャー)をイベキャラデッキにセットして使用すると、イベントなどの効果は変わらないが、会話で御厨真歩が登場して、追加の会話を見ることができる。
支良州水産高校
2017年2月9日より実装。シナリオが実装されることに伴い、対戦相手として登場する際、固有キャラクターの選手が登場するようになった(地方大会1回戦では選手能力が弱く設定されている)。
ダイバーや漁業関係者など水産業関連では有名な支良州水産高校だが、運動部、特に野球部は弱小としか呼べないものでいつも大会では地方の1回戦で負けてしまう。そんなチームが実習授業中のふとした出来事をきっかけに甲子園優勝の夢を本気で追いかけることに。主人公を筆頭に部員それぞれが憧れの選手をイメージ(=妄想)し、そのパワーで練習にも熱が入っていく。そして最後の夏、妄想パワーで自信をつけ成長した雑魚たちが並み居る強豪に逆襲をかけていく。史上最弱と言われた高校が実装。
「妄想」コマンドが最大の特徴で、モブキャラのチームメイトの能力を上げるほかキャライベントを強制的に発生、進行させることで経験点アップや体力回復、彼女キャラへの告白など様々な効果が得られる。また、イベキャラの選手は本来よりも基本能力が低く設定されていて、自分より能力の低いイベキャラへの「指導」を行って能力を上げたり、逆に自分より能力の高いキャラからの「指導」で、経験点のほか特殊能力のコツを得ることも可能(「指導」する方が効果が高い)。なお、このシナリオは野球部の予算が回らない設定上、「練習」コマンドのメンタル練習以外の全ての練習レベルは1で固定されている(メンタル練習のみ序盤で練習レベルが3に上がる)ため、どんなに練習回数を重ねても練習レベルが上がらないのが特徴である(ただし、ごく一部のイベキャラのイベントでは、練習レベルを上げることは可能)。
期間限定で「パワーアップ」したシナリオでは、上記の効果が高まり、練習レベルがメンタル練習以外の練習レベルが2に上がって、メンタル練習の練習レベルが4に上がる(練習レベルの強化は3度目の「パワーアップ」より追加)他、新たに一番能力が高い選手をリーダーとして就任される「船長」システムが追加され、船長に就任されるためには基本能力(1度目と2度目での「パワーアップ」では特殊能力を含む全ての選手能力)を上げることで船長力が上昇し、船長で就任されているイベキャラの船長力より高めることで、主人公が船長に就任することができ、就任した際のボーナスとして大量の経験点を得ることができる。「指導」でイベキャラの能力を上げた際に、主人公より船長力が高まると、船長をイベキャラに交代となるが、交代時に少し多く経験点を得ることができるため、何度も交代を繰り返すことで大量の経験点を獲ることが可能。ただし、練習中に怪我をすると船長から外されて、イベキャラが船長になってしまい、数ターンの間は船長に交代することができなくなってしまう。3度目の「パワーアップ」より新たに「指導タッグ」が追加され、「指導」と「スペシャルタッグ」が両方できる状態になると、追加で練習に応じた経験点を追加で大量に得ることが出来る他、超特殊能力を持つイベキャラには更に能力が低い状態で始まることで、船長力基本能力が低くなって、「指導」しやすい。
このシナリオでは、シナリオの進行上、ディズニーとコラボレーションした別バージョンの[フック船長]倉家凪は、イベキャラデッキにセットできない。
固有キャラクターは真黒綱寛(投手)、赤原勘八(捕手)、須々木清吾(二塁手)、倉家凪(マネージャー)の4人に加え、期間限定のシナリオの「パワーアップ」の1度目の実装より深見和仁(投手)、3度目の実装より真開彩葉の妹の真開伊瑠花(外野手)が新たに追加。赤原は円卓高校の限定ルートにも固有キャラクターとして登場するが、浦賀と同様、条件を満たす必要がある(イベキャラデッキに赤原をセットした場合は、最初から登場する)。なお、イベキャラの須々木と深見は、レアガチャから排出停止となっている。
メカニクス産業高校
2017年5月25日より実装。
少子化で部員が減少したメカニクス産業高校野球部。そこへロボット部員をひっさげて新監督がやってきた。当初は抵抗を見せる野球部員だったが、ロボット部員の成長を目の当たりにし、ともに甲子園を目指していく。
デッキにセットしたイベキャラの組み合わせによって作成される「ロジカルマップ」がポイント。組み合わせによって得られる効果が変動するため、デッキ編成がカギとなる。また練習で貯まる「ロジカルポイント」を消費してマップを進んでいき、練習効率がアップする「ロジカルブースト」など様々な効果を発生させていくことが重要。
固有キャラクターは江暦輝(投手)、千賀篤志(三塁手)、魁竜司(外野手)、NCM-753(マネージャー)、凶塚真世(監督)で、この中で凶塚のみイベキャラで現時点で未実装。NCM-753は円卓高校の限定ルートにも固有キャラクターとして登場する。なお、イベキャラの江歴は、レアガチャから排出停止となっていて、さらに、江歴は特別なガチャ券とレアガチャを除いた全てのガチャから完全排出停止となっている。
鳴響高校
2017年8月2日より実装。
鳴響高校は吹奏楽の名門で、かつては吹奏楽部の応援をバックに甲子園に出場。快進撃を果たしたが、とある事件がきっかけで両部活には溝ができ、さらに時が経って野球部は当時の輝きを失ってしまう。そんななか野球で甲子園を目指す主人公と甲子園での応援を夢みる少女が出会い、吹奏楽部から野球部への助っ人が参加することに。さらに両部活合同での練習も決定。止まっていた時間を再び動かすために、甲子園優勝と吹奏楽コンクールの金賞を目指す。
歴代パワプロ作品中で使用されたBGMや看板キャラクターをイメージしたテーマソングなどの「楽譜」を入手し「吹奏楽部」コマンドで演奏して練習することで、練習に演奏効果が加わり様々な効果が得られる。規定ターン以内に1つの楽譜を全て演奏しきると「ハーモニーボーナス」が発動し、経験点アップやケガ率低下等の強力なボーナス効果が発生する。なお、「練習」コマンドの各練習の練習レベルは、選んだ楽譜によって練習ごとに練習レベルが設定される仕様で、支良州水産高校と同様、どんなに練習回数を重ねても練習レベルが上がらない。また、2020年6月に実施された期間限定の「パワーアップ」より、鳴響高校のシナリオが実装された当初未実装だった円卓高校~十文字東高校までのシナリオの楽譜などの楽譜が追加された(「パワーアップ」終了後も永続的に追加される)。
固有キャラクターは伊能麗示(投手)、大越清亮(遊撃手)、志藤玲美(外野手)、音吹奏(マネージャー)。また吹奏楽部の顧問として神成尊(天空中央高校)の従兄である神成拓斗が登場する。なお、イベキャラの大越のみ、特別なガチャ券とレアガチャを除いた全てのガチャから完全排出停止となっている。
円卓高校
2017年12月14日より実装。シナリオが実装される以前、青道高校のシナリオなどの相手チームとして登場した当初、固有キャラクターは岸田のみであったが、鳴響高校のシナリオが実装された同時に、これまでモブキャラだった阿麻が固有キャラクターとなり(それに伴い、オリジナル変化球のエクスカリバーの追加などで選手能力が変更された)、円卓高校のシナリオが実装されると望戸とランスロットが追加された。
このシナリオの期間限定の限定ルートは他のシナリオと違って、セクション1開始時から変わっており、シナリオそのものが別物になっているのが特徴で、サブタイトルに「Braves of the Round」が表記される。限定ルートが実施されている期間中、通常ルートがプレイ不可となる。
長い歴史を誇る名門「円卓高校」。この学校には「エンタクルス」という巨大な円盤があった。キャプテンの阿麻率いる円卓高校野球部が「エンタクルス」で未来を占う。聖杯を巡って繰り広げられる野望と陰謀のストーリーが展開される。「円卓」の名前の通り、キャラクターやシナリオはアーサー王伝説が元となっている。
練習によってマスに様々な効果が配置された円盤「エンタクルス」を回転させ、止まったマスの効果を得ることができる。スペシャルタッグ練習時はスタートのマスから止まったマスまでの通ったマス全ての効果を得られる。また、「エピック」コマンドでは練習などで発現した「エピック」を調査でき、調査完了するとそれに応じた効果を得ることができる。
このシナリオではライバルとして関わる闇野栄剛がイベキャラデッキで使用不可となる(別バージョンも同様)。また、限定ルートではさらに光野聖良、御厨真歩の2人も使用不可。
固有キャラクターは阿麻央真(投手)、ランスロット(投手。2017年12月開催の「全国迎春野球大会2017」の報酬のイベキャラで実装)、岸田卓(一塁手。限定ルートと共にイベキャラで実装)、望戸紅(三塁手)、久根美亜(マネージャー)の5人に加え、ヴァンプ高校の限定ルートと恵比留高校にも登場した御厨真歩(マネージャー)が登場する。また、彼らの他にも「鳥栖端(とりすたん)」「賀上院(がうえいん)」など、円卓の騎士をモチーフにしたモブキャラのチームメイトも登場する。なお、イベキャラの岸田と望戸は、レアガチャから排出停止となっている。
限定ルートでは円卓高校に所属する5人の固有キャラクターに加えて、さらに、他の高校に所属する一部のキャラが円卓高校の固有キャラクターとして新たに登場し、覇堂高校より木場嵐士(投手)、ヴァンプ高校より内藤明瑠(一塁手)、天空中央高校より虹谷誠(投手)、ダン&ジョン高校より黒聖良(外野手)、メカニクス高校よりNCM-753(マネージャー)が登場する。また、特定条件を満たすと、太平楽高校より浦賀有也(二塁手)、支良州水産高校より赤原勘八(捕手)が新たに登場する(イベキャラデッキで使用した場合は、最初から登場する)。
全力学園高校
2018年3月15日より実装。
漫画『逆境ナイン』とのコラボレーションのシナリオで、不屈闘志が所属する全力学園高校を再現。コラボレーションシナリオなので、他のコラボキャラは使用不可となる。
ケガや体力減少などで溜まる「逆境ゲージ」を満たし男の魂充電完了状態にすることで練習の効果を上げることができる。また、作中に登場する名言を模した「言霊コマンド」を使用することで様々な効果を得ることができる。
セクション4の7月4週で、特定条件を満たすと超特殊能力のコツか、投手育成時には下方向のオリジナル変化球の「全力スペクトル」のどちらかを取得することができるが、オリジナル変化球は失敗することがあり、失敗するとオリジナル変化球を取得することが出来ない。
固有キャラクターは不屈闘志(投手)に加え、ハギワラ・リョウ(投手。2018年3月開催の「春の熱血甲子園大会」の報酬のイベキャラで実装)、新屋敷章(遊撃手)、月田明子(マネージャー)。また野球部監督のサカキバラ・ゴウ、強力学園高校のエース・無敵勇士、日の出商業高校戦ではライバルとなる高田二流も登場する(この3人はイベキャラで未実装)。固有キャラクターおよびメインストーリーは逆境ナインを参照。
恵比留高校
2018年7月31日より実装。シナリオが実装される以前、円卓高校の対戦相手として登場した当初、固有キャラクターは闇野のみであったが、恵比留高校のシナリオが実装されると同時に、他の固有キャラクターが登場するようになった。
このシナリオの期間限定の「パワーアップ」は、円卓高校の限定ルートのようにセクション1開始時からシナリオが変わっているが、後述の新たな固有キャラクターに関わるイベントの追加や新たな結末の追加が主な変更で、シナリオの基本的な流れは大体同じである。「パワーアップ」が実施されている期間中、「パワーアップ」前のシナリオがプレイ不可となる。
主人公が在籍する恵比留高校は、目立った実績のないまったくの無名高校。しかしある時、とある選手のキャプテン就任とともに急激に力をつけていく。時を同じくして他校の野球部では主要メンバーが次々と原因不明の体調不良で戦線を離脱し、戦力ダウンを余儀なくされていた。主人公は練習に励みながら、カメラを片手に他校の偵察を担当する。
各練習で練習することで「他校偵察」を行い、その時に練習にいたイベキャラの人数に応じて他校選手を「ソウルジェイル」に閉じ込めることで次回以降、閉じ込めた練習場所で練習をすることで、経験点が得られる。スペシャルタッグ練習で魂を空にする(「タッグフィニッシュ」)ことでより多くの効果が得られる他、各高校全てのメンバーの魂を空にするとその高校に応じた「ソウルボーナス」が使用できる。
期間限定で「パワーアップ」したシナリオでは、「タッグフィニッシュ」ができなくなる代わりに、「ソウルジェイル」に閉じ込めた練習場所により多くの経験点を得ることが出来る「ソウルエーテル」が追加し、黄緑色に光っている練習場所が「ソウルエーテル」がある印で、その「ソウルエーテル」がある場所に練習をすることで、「他校偵察」した際に設定された経験点をそれぞれ大量に得ることが出来る(筋力が複数あるなどのように重複した経験点は1つしか数えられない)。また、「ソウルボーナス」を使用した際、「ソウルファントム」が発生し、「ソウルファントム」はイベキャラごとに設定されている得意練習に出現しやすくなる効果を持ち、得意練習が多いほどスペシャルタッグの効果が高まるようになる。「ソウルファントム」を行うと、その練習場所に「ソウルエーテル」が出現するようになっている(既に「ソウルエーテル」がある練習場所は反映されない)。
このシナリオでは期間限定の「パワーアップ」が実施しているかによって、イベキャラデッキで使用不可のキャラが異なり、通常では[少年]闇野栄剛と闇野ルミナ(別バージョンも同様)が使用不可。「パワーアップ」が実施している期間中は、通常バージョンの闇野栄剛がイベキャラデッキで使用不可となる(「パワーアップ」のシナリオ中に別バージョンの[少年]闇野栄剛に変わるため)。
固有キャラクターは闇野栄剛(投手)、往田真威人(三塁手)、霧崎礼里(遊撃手)、沢樹末璃(マネージャー)の4人に加え、ヴァンプ高校の限定ルートと円卓高校にも登場した御厨真歩(マネージャー)が登場するが、このシナリオでの御厨は容姿などが異なるものになっており、イベキャラでの御厨のイベントは恵比留高校専用に置き換わる。さらに、期間限定の「パワーアップ」の実装より、闇野ルミナ(投手)が追加(固有キャラクターになる以前、討総学園のシナリオでの夏の地区大会決勝戦の対戦チームとしての恵比留高校では、モブキャラとして登場していた)。ルミナは、第7回パワプロ人気投票で1位になって、別バージョンのるみな([少年]闇野栄剛と同じ幼くなった姿)が実装された(イベキャラを実装してから僅か1ヶ月で、1位になったのは史上初である)。
イベキャラの沢樹のみ、レアガチャから排出停止となっている。
マントル辺境高校
2018年12月13日より実装。シナリオが実装される以前、天空中央高校などの対戦相手として登場する固有キャラクターは堂江のみであったが、マントル辺境高校のシナリオが実装されると同時に、他の固有キャラクターが登場するようになった。
巨大な露天鉱床にあるマントル辺境高校。野球部は採掘実習を通じて鍛えられているが、結果に結びついていなかった。そんな中、不思議なパワーを持つ鉱石が採れる謎の鉱脈が学校の敷地内から発見される。
練習などのコマンドを実行することで採掘できる「鉱石」を用いて様々な「施設」を建設、「施設」で生産される「道具」を活用すると練習の効果を上げることができる。
期間限定で「パワーアップ」したシナリオでは、基本的なシステムにほとんど変更はないが、練習などのコマンドで得られる経験点が大幅に増え、イベキャラ以外の選手に「道具」を2つ装備できるようになって、固有キャラクターをイベキャラデッキにセットすることでボーナスの効果を高まるようになり、より強い選手を育成できるようになった。また、初心者に向けたガイド機能が追加された(この機能は「パワーアップ」終了後も永続される)。
期間限定の「パワーアップ」では、これまでと同様、サクセス専用特殊能力の「センス○」の効果が弱体化、サポートデッキが追加される他、大筒高校と同様に所持可能な経験点の上限が各5000点までに設定され、この「パワーアップ」よりサポートデッキにセットできる人数が3人に増える。経験点の上限とサポートデッキは、「パワーアップ」終了後に永続され、サポートデッキに3人までセットできることは、サポートデッキで使用可能なシナリオにも適応されて永続される。
固有キャラクターは堂江竜河(投手)、伍歩倫人(捕手)、黒衛隆富(二塁手)、土村乃夢(マネージャー)に加えて、これまでモブキャラ扱いだった道満(三塁手)が、2022年3月開催の「春の熱血甲子園大会」より固有キャラクターとして追加(イベキャラとしては、2023年5月1日のアップデートより実装)された。また、期間限定のシナリオの「パワーアップ」の実装より、小掘灯花(投手)が追加。なお、イベキャラの黒衛のみ、レアガチャから排出停止となっている。
世紀末北斗高校
2019年3月4日より実装された期間限定シナリオで、唯一、配信期間が設けられている。漫画『北斗の拳』とのコラボレーションシナリオで、パワプロアプリの書き下ろし高校として北斗の拳のストーリーを再現。当初は2021年4月30日までの2年間限定であったが、好評により延長が何度も行われ、最終的に2024年4月22日をもって配信終了となり、2番目にシナリオが廃止となった(世紀末北斗高校に登場するイベキャラ、専用の投打フォームは、入手していれば引き続き使用可能)。2020年2月17日よりシナリオの「パワーアップ」が常設化された。
自由な校風のもとに名選手が多く集い、199X年に甲子園を炎のような歓声に包んだ「北斗高校」。その活躍に心を震わせた主人公は北斗高校への入学を決意するが、主人公が入学した時には校内は荒れ果て、暴力がはびこる世紀末のような高校と化していた。そしてある日、モヒカンたちに襲われそうになった主人公の前に「球世主」ケンシロウが現れ窮地を救う。そのことをきっかけに、主人公とケンシロウは荒れ果てた高校に希望を取り戻すため、甲子園優勝を目指すことになる。
各セクション開始時、各練習それぞれに「敵カウント」が設定されており、練習することで減らすことができる(条件によって減少幅を大きくすることができる)、敵を排除することで育成を有利に進めることができる。更に合計敵カウントが一定以下の場合特殊コマンド「決戦」が使用でき、それぞれのセクションの首領を打倒すると様々な能力を得ることができる。さらに、常設化されたシナリオの「パワーアップ」では、新たに難易度選択が追加され、セクション1開始時にノーマルとエキスパートの2種類から選択でき、エキスパートを選ぶと敵の人数の増加などで難しくなるが、得られる経験点と超特殊能力のコツが増えるようになる(ノーマルも得られる経験点は増えるが、超特殊能力のコツは増えない)。
他のコラボレーションシナリオ同様、『北斗の拳』以外のコラボキャラは使用不可。また、サクセスの配信に伴い、サクセス配信以前に配信された『北斗の拳』キャラもコラボキャラとなった(世紀末北斗高校配信以前に他コラボレーションシナリオも使用可能だった)。
固有キャラクターはケンシロウ(外野手)、レイ(投手)、トキ(捕手)、リン(相棒キャラ)に加えて、ライバルの「世紀末南斗高校」に所属するサウザー(投手)、シン(投手)、および「拳王高校」に所属するラオウ(投手)、ジャギ(捕手)。北斗高校以外の4名をイベキャラデッキにセットして使用することも可能で、サウザーをセットして使用した場合はシンが南斗高校のエースになり、サウザーとシンを両方デッキに入れた場合は南斗高校に固有キャラクターが不在になる。またラオウをセットして使用した場合、8月1週前の甲子園出場のイベントで北斗高校を離脱し拳王高校へ転入、甲子園の決勝戦で対決するという流れになる。
フリート高校
2019年7月31日より実装。シナリオが実装される以前、マントル辺境高校のシナリオなどの相手チームとして登場した当初、固有キャラクターはオクタヴィアのみ(イベキャラの実装も先行配信)であったが、支良州水産高校の期間限定の「パワーアップ」が実装されると、館橋が新たな固有キャラクターとして登場し、フリート高校のシナリオが実装されると他の固有キャラクターが追加された。
このシナリオの期間限定の「パワーアップ」は、円卓高校の限定ルート、恵比留高校の期間限定の「パワーアップ」のようにセクション1開始時からシナリオが変わっており、円卓高校の限定ルートのようにサブタイトルの表記はないが、シナリオそのものが別物になっている。「パワーアップ」が実施されている期間中、「パワーアップ」前のシナリオがプレイ不可となる。
かつてパワフェスの舞台となった豪華客船「クイーン・オブ・フェスティバル号」。謎の女性・オクタヴィアがそれを購入、丸ごと校舎に改造したというフリート高校は、世界を船で回りながら船舶業務の実習などをカリキュラムにしていた。オクタヴィアが女帝として君臨するこの高校で厳しい実習(とオクタヴィアの圧政)に耐えながら甲子園出場を目指し練習に励む主人公は、ある日の実習中に海で漂っていた謎の少女を救出する。
練習によって積み荷を積み込み、次の目的地に運んで商売をすることで経験点を稼ぐシステムが特徴。船で他の高校を巡り、各高校に3人ずつ設定されている固有キャラクターと一緒に練習することで練習効率をアップさせ、ボーナス経験点を稼ぐことが強力な選手を育成するコツとなっている[6]
期間限定で「パワーアップ」したシナリオでは、倉庫の空き容量、積み荷の売却などの効果が大幅に増加され、経験点を大量に稼ぐことが可能になった。パワフル高校などの一部の寄港先が無くなる代わりに、金剛連合などのフリート高校以降に実装されたシナリオの一部が新たな寄港先として登場する。セクション2以降には新たに海上に海賊船が出没するようになり、4ヶ所向かう寄港先の中から1~3ヶ所の高校に海賊船が出現し、高校ごとに決められた赤い積み荷を一定以上積まないとその高校へ向かうことが出来ないが、目標に達した状態であれば海賊船を撃破することができ、撃破することで積み荷による経験点ボーナスを更に追加で得ることが可能。2度目の「パワーアップ」では1度目の仕様をそのままに、新たに積荷によるスペシャルタッグを実行することと、他の高校の選手キャラを全員で1回以上練習することで、追加の経験点を獲ることが可能になった。ただし、金剛連合と同様、サクセス専用特殊能力の「センス◯」の効果が弱体化され(「パワーアップ」終了後は適応されない)、イベキャラデッキのサポートデッキが使用可能になって「パワーアップ」終了後も永続される。
2022年10月17日にこのシナリオの「パワーアップ」から、所持可能な経験点の上限がこれまで各999点までだったのが、各3000点に大幅に増量され、大量の経験点を所持可能になった。また、練習コマンドで1度に得られる経験点の上限が各999点はそのままであるが、シナリオのシステムやイベントでは条件を満たすことで上限を超えることが出来、最大で各3000点までの経験点を獲ることが可能になった。この仕様は、今後追加予定の新シナリオ、シナリオの「パワーアップ」も適用される他、シナリオの「パワーアップ」では1度適用されると、「パワーアップ」終了後も永続される。2024年4月22日での2度目の「パワーアップ」では、オリジンサクセスの導入に伴い、所持可能な経験点が各30000点に大幅に増量された。
このシナリオでは、シナリオの進行上、別バージョンの[プライベート]館橋水奈都と、ディズニーとコラボレーションした別バージョンの[ドナルドダック]美園千花、[ミニーマウス]小嵐リョウ、[ミッキーマウス]八尺巫女子の4人は、イベキャラデッキにセットできない。ただし、同じディズニーとコラボレーションした別バージョンの[ハートの女王]オクタヴィアは例外で使用可能。また、「パワーアップ」していない通常では、さらに真開彩葉と別バージョン[挑戦!]泡瀬満里南の2人も使用不可。
固有キャラクターはオクタヴィア(投手)に加え、梶増人(投手)、沖野海里(一塁手)、館橋水奈都(二野手)、泡瀬満里南(マネージャー)で、この中で泡瀬は、第5回パワプロ人気投票で1位になって、別バージョンの[パジャマ]泡瀬満里南が実装された。また練習試合ではワールド高校が相手となり、アンヌ・アズナブル、ヴィクター・コールドバーグ、マキシマム・池田・クリスティンなどパワプロシリーズお馴染みの選手たちが登場する。なお、フリート高校のシナリオが実装されると、スタジアムイベントのバトルスタジアムの主催者は、オクタヴィアであることが明らかになった(実装以前は正体不明であった)。
期間限定の「パワーアップ」したシナリオの1度目では、真開伊瑠花の姉の真開彩葉(捕手)が新たな固有キャラクターとして登場し、マネージャーだった泡瀬満里南が投手に変更される(ただし、通常バージョンと別バージョンの[パジャマ]を使用した際は、投手に変更されない)。また、イベキャラデッキに真開伊瑠花をセットして使用することで、伊瑠花も固有キャラクターとして扱われ、他の固有キャラクターと同様にボーナスの効果が高まり、固有キャラクターによる超特殊能力のコツを得ることができる。2度目の「パワーアップ」より、新たに梶杏嘉(捕手)、清江留萌(外野手)が追加されたが、この中で清江は現時点でイベキャラとしては実装されていない。
アンドロメダ学園高校
2019年12月12日より実装された『パワプロ2011』から移植したシナリオで、このシナリオでは主人公と矢部は、ゴーグルを装着したグラフィックになっている。
シナリオ実装される以前、対戦相手としての固有キャラクターは大西と嵐丸のみであったが、アンドロメダ学園のシナリオが実装されると同時に、暗黒スバル以外の他の固有キャラクターが登場するようになった。なお、覇堂高校の限定ルートでのみ、対戦相手としての固有キャラクターで星井スバルの別バージョンの暗黒スバル(投手)が登場したが、このシナリオには固有キャラクターとしては登場しない。
無名の弱小高校だった「安藤梅田学園高校」が、ある日突然様変わり。さらに突如現れた「武井田ジョー」なる謎の人物が野球部監督に就任。VRを駆使した仮想空間での練習や「超特訓」と呼ばれる強力なトレーニングで部員がメキメキと力をつけていく。そして主人公も超特訓を受けゴーグルを装着、生まれ変わった野球部で甲子園出場を目指す。
練習時に配布される「データセル」を集めてVR空間を生成、さまざまなシチュエーションを再現し、そこで練習効果の高い「超特訓」を受けることで経験点を大量に獲得することが可能。
固有キャラクターは『パワプロ2011』と同様、大西゠ハリソン゠筋金(投手)、嵐丸士朗(投手)の2人(いずれの2人はレアガチャから排出停止となっていて、さらに、嵐丸は特別なガチャ券とレアガチャを除いた全てのガチャから完全排出停止となっている)に加え、ガジェット落合(一塁手)、ジャベリン五十嵐(遊撃手)、DJB-K(マネージャーから外野手に転向)が新たに登場する。また、武井田の助手として加藤理香(相棒キャラであるが、『サクセススペシャル』ではスタッフキャラとしても実装)、京子(マネージャー)姉妹も登場する。なお、『パワプロ2011』に登場した神埼こりす(マネージャー)は現時点で未登場だが、『サクセススペシャル』ではイベキャラとして先行で実装されている。また『サクセススペシャル』ではガジェットが「落合正」、ジャベリンが「五十嵐由香里」とそれぞれ本名が設定されている。
逆境転生クロスナイン~十文字東高校~
2020年3月12日より実装された島本和彦原案、書き下ろしのオリジナルシナリオで、全力学園高校に次ぐ逆転劇シナリオ第2弾。廃校間近の高校で、野球部とスクールアイドル、2つの物語が交差する。オリジナルシナリオなので、この高校の固有キャラクターがコラボキャラとして扱わず、他のコラボキャラも使用可能。
主人公の在籍する「十文字東高校」は同地区にある東西南北4校の統合計画により廃校の危機に見舞われる。生徒会長の黒周成穂は廃校を阻止するべく、そこそこの強豪だったが現在は低迷している野球部と部員1人のアイドル研究会に白羽の矢を立て、スクールアイドルユニット「キューティーダイヤモンド(QD)」を立ち上げ自らも参加。さらに校長をも巻き込んで野球部の全面バックアップの約束も取り付けた。しかしその矢先、合同合宿中に二条の落雷に見舞われ、気が付くと野球部とQDの精神が入れ替わってしまっていた。かくして廃校を免れるため、2つの物語が交差し、加速していく。
練習は定期的に入れ替わる「野球フェイズ」と「アイドルフェイズ」の2つから構成されている。アイドルフェイズでは各キャラに割り当てられた「歌唱」「演技」「ダンス」「ビジュアル」の4項目を磨いて「アイドルレベル」を上げ、定期的に開催される「アイドルバトルステージ」での入賞を目指す。優勝、入賞するとボーナス経験点が貰えるため、上位入賞および優勝を目指していくことが強力な選手を育成するカギとなっている。また野球フェイズでは、アイドルレベルが近いデッキキャラ同士が同じ練習にいると「クロス練習」が発生し、練習効率が上昇する。この時アイドルレベルが一致しているとさらに効果の高い「スーパークロス」が、さらにキャラクターの担当項目も一致していると「パーフェクトクロス」練習が発生し、大量のボーナス経験点の他に超特殊能力のコツも入手できる。なお、6月2週終了時に、「アイドルバトルステージ」で1度も入賞していない場合は、十文字東高校が廃校になる結末を迎えて、育成終了になってしまう。
このシナリオでは、ライバルとして関わる白鐘司と、『チェンソーマン』のコラボキャラのマキマと、矢部明雄(部員の中で唯一、精神が入れ替わなかったことで、シナリオに関われないため)がイベキャラデッキに使用不可となっている。
固有キャラクターは黒周成穂(マネージャー)に加え、小井川乃蒼(相棒キャラ。2020年3月開催の「春の熱血甲子園大会」の報酬のイベキャラで実装)、アサガミ・キョウスケ(投手)、オオワダ・ガクト(三塁手)。またプレイヤーキャラクターではないが、QDのメンバーとして桃阪陽菜(主人公と入れ替わった操作キャラ)が登場する。なお、イベキャラのオオワダのみ、レアガチャから排出停止となっている。
アスレテース高校
2020年7月29日より実装。
アステレース高校はスポーツの名門校でトップアスリートを多数輩出しており、主人公は最高レベルの育成環境を期待して入学、野球部に入部する。しかしこの高校では野球以外にも20種類の競技の練習が必修となっていて、野球に集中することができない状況になってしまう。そんな悩める主人公の前に転入生の戸内聖華が現れ、複数の競技のトレーニングを組み合わせた新しい練習メソッドの「マルチトレーニングストリーム」を提案する。半信半疑で取り組んだ主人公はその効果の高さに驚き、マルチトレーニングストリームで効率よく鍛え上げながら甲子園出場を目指すことを決意する。
練習は20種類の中から6種類選ばれた競技の練習を行う「マルチトレーニングストリーム」を実行し、練習場所ごとに選ばれた競技を練習して、練習することで各競技に定めたスコアゲージを貯めることができ、ゲージに応じて銅、銀、金の順でメダルが貰えて、体力の回復や特殊能力のコツを得ることができる他、競技ごとに決まった金メダルのボーナス(体力最大値、ケガ率の低下など様々)を得ることができる。スコアゲージを多く上げるためには主人公の基本能力を高める他、情熱レベルとイベキャラごとに定めた得意競技が重要となり、情熱レベルはイベキャラと一緒に練習するとレベルが上昇して、次のターンの練習で情熱レベルが高い状態で行うことが出来、情熱レベルが高く得意競技のイベキャラと練習することで、スコアゲージを一気に上げることが可能。「スペシャルタッグ」を実行すると、複数の競技を同時に行うことができる「スライドストリーム」を発動でき、競技の組み合わせ次第で大量の経験点を得たり、スコアゲージを一気に上げることが可能。また、20種類の競技の順番はシナリオ開始時に毎回ランダムで設定され、毎回違う組み合わせで始まるが、「競技」コマンドから1ヶ月に1回だけ好きな競技を1つ入れ替えることができ、組み合わせを変更することが可能。
このシナリオではライバルとして関わるキリル・フォスターがイベキャラデッキで使用不可。
固有キャラクターは戸内聖華(マネージャー)に加え、塚見巴(投手)、ミンミン(二塁手)、塚見リフター(三塁手)、カイル・モラレス(外野手)。また期間限定のシナリオの「パワーアップ」の実装より茂古葉萌子(二塁手)、羽吹一歩(相棒キャラ。常設としての初の相棒キャラ)が追加。なお、イベキャラの巴、リフター、カイルの3人は、レアガチャから排出停止となっている。
戦国高校
2020年11月26日より実装。
『パワプロ2013』(及び、『パワプロ2011決定版』)から移植したシナリオ(固有選手の追加とイベント内容調整など変更がある)、詳細は実況パワフルプロ野球2013#戦国工業高校を参照。
このシナリオでは、『チェンソーマン』のコラボキャラのマキマが、イベキャラデッキに使用不可となっている。
固有キャラクターは『パワプロ2011決定版』及び『パワプロ2013』と同様、織田信長(投手)、ゼンザイ(投手)、おしるこ姫の3人に加え、千代姫(二塁手)、浮見葉勘(遊撃手)、郡司知将(外野手)、明智光秀(外野手)が新たに登場する。なお、『パワプロ2011決定版』及び『パワプロ2013』の相棒だった矢部ノ助(三塁手)は本作には登場せず、他のシナリオと同様、矢部が相棒を務める。この中でおしるこ姫、織田信長を含む各大名、明智以外の各武将はイベキャラで実装はされていない。なお、イベキャラの郡司と浮見の2人は、レアガチャから排出停止となっている。
花丸高校
2021年2月25日より実装された『パワプロクンポケット(パワポケ)シリーズ』とのコラボレーションシナリオで、『パワポケ7』の「表サクセス」(メインシナリオ)をベースにしたオリジナルシナリオ。他のコラボシナリオの固有キャラクターも使用可能。
イベキャラがその役割に応じた色・数字の「ロボカード」を持っており、この組み合わせにより練習効果が上昇するほか、デート等により得られる「スクラップ」とロボカードを消費することにより、消費したロボカードの数字固有の効果(体力回復や練習レベルUP等)を発動させることができる。また、ヒーローとの練習やデートにより得られる「プレミアムパワー」が一定値まで貯まると、次に出現するロボカードが「プレミアムカード」となり、その効果が上昇する。
6月1週終了時、野球部の存続をかけたヒーローとの試合があり、その試合に敗北または引き分けになると、『パワポケ7』のヒーロー戦と同様、敗北の結末を迎えられ、育成終了になってしまう。この試合は難易度が高かったことで、2021年3月3日のアップデートで監督評価が一定以上達した場合にのみ、夏の地区大会1回戦以降と同様、全員操作などの様々な試合操作形式が選べるようになった。
固有キャラクターは『パワポケ7』の東優(遊撃手)とレッド(投手)とブラック(外野手)とピンク(遊撃手。2021年11月8日のアップデートにより、イベキャラで実装)とブルー(外野手とイエロー(三塁手)とグリーン(二塁手)に加え、『パワポケ8』の白瀬芙喜子(投手)、『パワポケ13』の雨崎優輝(投手)、『パワポケ4』の天本玲泉(マネージャー)。また黒野鉄斎など『パワポケ7』の一部メインキャラ、『パワポケ13』の餅田浩紀と花丸高校配信以前のアプリに登場したパワポケ発キャラも登場する。この中でブルー、イエロー、グリーン、餅田、黒野はイベキャラの実装はされていない。なお、シナリオが実装される以前、イベキャラで実装されたブラック(外野手)をイベキャラデッキで使用すると、一部イベントが変化する。
討総学園
2021年7月21日より実装。シナリオが実装される以前、アスレテース高校の対戦相手としての固有キャラクターはキリルのみ(イベキャラの実装も先行配信)であったが、討総学園のシナリオが実装されると同時に、他の固有キャラクターが登場するようになった。
アスレテース高校の因縁の相手である討総学園高校で、この高校は厳しい競争システムを採用されており、選手同士が切磋琢磨し、レベルの高い環境で自分を磨けると校長の理念に賛同し、入学した主人公であったが、常にチームメイトは競い合っていて、弱いものは即退部させられるという厳しい環境であった。主人公は生き残りながら、甲子園優勝を目指す。
イベキャラを含む全てのチームメイトに闘気と所持経験点が設定されており、所持経験点は練習コマンドでチームメイトと一緒に練習すると、一緒に練習したチームメイトに所持経験点が増えて、スペシャルタッグ練習では所持経験点が大幅に増えるようになる。闘気は練習コマンドなどで経験点が増えると闘気も増え、主人公では能力アップコマンドで能力を上げた結果に応じて、闘気が増減されるようになる。スタート時のイベキャラの所持経験点と闘気はレアリティが高いほど多い状態から始まるようになっている。
全てのチームメイトが持っている所持経験点は、専用コマンドの「1VS1練習」を選ぶことで所持経験点を横取りすることが出来、各練習にランダムで決定された対戦相手のチームメイトが1人ずつ設定され、主人公と対戦するチームメイトの闘気と比べ合って、闘気を上回った方が勝利となって、対戦相手が持っている所持経験点を大量に横取りすることができると同時に、闘気を上げることも可能。横取り可能な経験点は、選んだ練習によって決まっていて、決まった種類の経験点が貰えるようになっている。1VS1練習では怪我率がない代わりに下剋上率があり、怪我率と同じように残り体力が少ないほど下剋上率が上昇して、下剋上率が高い状態で1VS1練習を実行すると下剋上が発生して、下剋上が発生すると闘気に関係なく対戦相手の勝利になってしまう。逆に、低確率で主人公にも下剋上が発生することがあり、発生すると主人公が勝利することがある。
イベキャラの彼女キャラ(選手兼彼女キャラ、スタッフキャラ、相棒キャラは無効)に専属マネージャーがあり、専属マネージャーになると、練習コマンドと1VS1練習で体力消費を減らすことが出来て貰える経験点が増えて、練習コマンドでの怪我率を下げたり、1VS1練習での下剋上率を下げることが可能で、初回のみ彼女キャラの評価を大幅に上げることが可能。スタート時はランダムに1人チームメイトが専属マネージャーになっていて、彼女キャラを専属マネージャーにするためには、1VS1練習で専属マネージャーになっているチームメイトと対決して、勝利することで専属マネージャーになることが可能。なお、片桐恋などの一部の彼女キャラはスタート時から主人公の専属マネージャーになっているキャラがいる。
各セクション終了時(セクション4のみ6月4週終了時)に闘気が少ない下位5位による退部通達があり、下位5位に選ばれたチームメイトはそのセクションで退部となっていなくなる他、下位5位の中にデッキにセットしている選手のイベキャラ(選手兼彼女も含む)と転入生の選手キャラがいると、経験点を取得した後にそのキャラはいなくなってしまう(イベキャラの場合は貰える経験点は大きい)。イベキャラが退部すると、そのキャラのイベントは以後、一切発生されなくなる(エピローグのイベントも発生しない)。また、主人公が下位5位に入ってしまうと即退部され、途中で育成終了になる。
セクション2以降、セクション開始時に退部でいなくなった選手5人との入れ替えで転校生が5人やってきて、その中で2人はイベキャラの有名転校生として登場する。有名転校生はイベキャラ図鑑に登録されている別バージョンを除いて、通常バージョンのイベキャラからランダムで5人の候補が選ばれて、その中から2人を有名転校生として選択する。イベキャラごとに「影響」というスキルが持っており、入部時に経験点を増加するなどの様々な効果が発揮する。有名転校生は基本的にレアリティが高いほど候補の出現率が高く、初期で所持している経験点が大きくなる。
期間限定で「パワーアップ」したシナリオでは、基本的なシステムにほとんど変更はないが、練習コマンドや1VS1練習で得られる経験点が大幅に増え、セクション開始時に選ぶ転校生にある「影響」のスキルの効果が一部を除いて、効果が大きくなるように変更された他、固有キャラの忠主がイベキャラデッキにセットして使用することで、スタート時から主人公の専属マネージャーになるようになって、より強い選手を育成できるようになった。
期間限定の「パワーアップ」では、これまでと同様、サクセス専用特殊能力の「センス○」の効果が弱体化、所持可能な経験点の上限が各3000点までに設定され、サポートデッキが追加される。経験点の上限とサポートデッキは、「パワーアップ」終了後に永続される。
このシナリオでは、シナリオの進行上、真開彩葉がイベキャラデッキで使用不可。
固有キャラクターはキリル・フォスター(投手)、シュバリエ(捕手)、佐渡摩智(二塁手)、宮田良哉(外野手)、忠主七緒(マネージャー)に加え、2021年12月24日のアップデートにより佐渡摩智の姉の佐渡至皇理(遊撃手)がイベキャラの実装と同時に追加(追加された当初は固有キャラクター扱いではなかったが、期間限定の「パワーアップ」より固有キャラクター扱いに昇格した)。さらに、期間限定の「パワーアップ」よりケヒャール(投手)が新たに追加。この中で至皇理はイベキャラが実装される以前、恵比留高校の「パワーアップ」のシナリオでの夏の地区大会決勝戦の対戦チームとしての討総学園で初登場し、初登場時のポジションは投手であった。
エジプト高校
2021年11月25日より実装。
『パワプロ2020』から移植したシナリオ(固有選手の追加とイベント内容調整など変更がある)、詳細はeBASEBALLパワフルプロ野球2020#エジプト大学を参照。
固有キャラクターは『パワプロ2020』と同様、ホールスアン4世(投手。2022年2月3日のアップデートにより、イベキャラで実装)、ヌウビス(一塁手)、ニャプテト(二塁手)、セティーヌ(外野手。スタジアムイベントの「全国迎春野球大会2022」の報酬により、イベキャラで実装)、ラミィ(マネージャー)の5人に加え、日向らら(捕手)、建石十斗(遊撃手)が新たに登場する(この2人にはボイスは実装されていない)。ニャプテトはエジプト高校のシナリオが実装される以前、2021年8月に開催されたスタジアムイベントの「夏の熱血甲子園大会2021」の報酬のイベキャラとして先行配信された。なお、イベキャラのヌウビス、ニャプテト、セティーヌ、建石の4人は、レアガチャから排出停止となっている。
2022年1月18日より実装された『遊戯王』のコラボキャラをイベキャラデッキにセットして使用することで、固有キャラクターと同様に発掘などのボーナスの効果が高まる。ただし、固有キャラクター扱いではないため、固有キャラクターによる超特殊能力のコツは得られない。
桃太郎電鉄高校
2022年3月14日より実装された『桃太郎電鉄(桃鉄)シリーズ』とのコラボレーションシナリオで、『桃太郎電鉄 〜昭和 平成 令和も定番!〜』をベースにしたオリジナルシナリオ。他のコラボシナリオの固有キャラクターも使用可能。
このシナリオより、イベキャラデッキにサポートデッキが新たに追加され、以後、新しく追加されるシナリオ、シナリオの「パワーアップ」が実装されると同様に追加される。桃太郎電鉄高校以前のシナリオでは、サポートデッキが使用できないが、シナリオの「パワーアップ」が実装されると、「パワーアップ」終了後も永続して使うことが出来る。
固有キャラクターは『桃鉄シリーズ』に登場する桃太郎(捕手。2022年3月開催の「春の熱血甲子園大会」の報酬のイベキャラで実装)、夜叉姫(外野手。2022年4月21日のアップデートにより、イベキャラで実装)、貧乏神(投手。2022年4月21日のアップデートにより、イベキャラで実装)の3人に加え、山堅太郎(投手)、猿川捻二(投手)、雉田直実(マネージャー)の3人の本作オリジナルキャラクターが登場する。さらに、ランダムイベントにはアンドロメダ学園高校よりDJB-K、戦国高校よりおしるこ姫、ワールド高校よりギャネンドラが登場する。なお、イベキャラの猿川のみ、レアガチャから排出停止となっている。
2022年4月開催の桃鉄シリーズとコラボしたスタジアムイベントの「さいころパレード」の報酬で、神楽坂の別バージョンの神楽坂社長が実装され、このキャラをイベキャラデッキにセットして使用することで、固有キャラクターと同様にボーナスの効果が高まる。さらに、固有キャラクターとして扱われるため、固有キャラクターによる超特殊能力のコツを得ることができる。
金剛連合
2022年7月19日より実装。シナリオが実装される以前、久里と鈴原の2人の固有キャラクターが実装に先駆けて、それぞれのイベントにて先行で登場し、エジプト高校の定期イベントで久里、支良州水産高校の3度目の「パワーアップ」でのランダムイベントで鈴原が登場した。
エースの久里を率いる源塊原高校に所属していた主人公たちであったが、主人公が2年生になると部員が激減したことにより、公式戦などの試合をするどころか、まともに練習することすらできない状況となり、甲子園の出場とプロに入団することを諦めたのであった。同じく、双流滝高校、築石岬高校、片寄峠高校の3校も部員不足で試合ができない状況だった。そこで、片寄峠高校に所属しているマネージャーの鈴原の提案で、4校を1つのチームで結成した「金剛連合」として生まれ変わったのであった。最初はバラバラだったチームメイトであったが、それぞれの高校が持つ独自の練習メソッドを生かし互いに切磋琢磨することで甲子園を目指す。
このシナリオからサクセス専用特殊能力の「センス○」の効果が弱体化(割引される経験点が10%→1%に変更)される代わりに、得られる経験点が大幅に増加したことにより、「センス○」と同等の強い選手を育成可能になった。さらに、イベキャラデッキのサポートデッキに2体までセットできるようになった。これらの仕様は、今後追加予定の新シナリオ、シナリオの「パワーアップ」も適用される(金剛連合以前のシナリオは従来通りの効果である)。
このシナリオではライバルとして関わる才賀侑人、烏丸剛充、木場嵐士(別バージョンも同様)の3人がイベキャラデッキで使用不可。
固有キャラクターは源塊原高校の久里武尊(投手)、双流滝高校の古羽流登(外野手)、築石岬高校の織部実留(捕手)、片寄峠高校の鈴島紫音(マネージャー)。
天盟高校
2022年11月24日より実装。シナリオが実装される以前、円卓高校の期間限定のパワーアップ以降のシナリオでの甲子園2回戦の対戦相手としてランダムで登場し、金剛連合のシナリオでの甲子園決勝戦では高原の固有キャラクターが新たに登場し、天盟高校のシナリオが実装されると同時に、高原以外の他の固有キャラクターが登場するようになった(高原以外の一部の選手はモブとして登場していた)。
天盟高校の野球部に所属している主人公達は日々練習に取り組んでいたが、主人公が2年生になった夏の地区大会で早々と敗退してしまう。最後の1年となった主人公達は決意を固めて、甲子園優勝祈願のためにとある神社へやってきた。主人公は甲子園優勝の願いを込めた野球のボールを携えていて、主人公達は神社で参拝すると、突如神様が「お前の願い…受け取ったぞ!」と言って願いが叶ったかのように、主人公が持っていた願いのこもった野球のボールが消えてしまう。主人公達は願いを込めた野球のボールを夜になるまで必死に探すも、どこにも見つからなかった。この願いがきっかけで、天盟高校の野球部が神様たちによって、運命が大きく変わることに…。
このシナリオもサクセス専用特殊能力の「センス○」の効果が弱体化、フリート高校の期間限定の「パワーアップ」のシナリオと同様に所持可能な経験点の上限が各3000点までに設定されている。
固有キャラクターは高原曲(投手。2023年1月開催の「全国迎春野球大会2023」の報酬のイベキャラで実装)、敷上マニィ(三塁手)、戸草鏡(遊撃手)、天宮果也乃(外野手)、天宮コトハ(相棒キャラ)の天盟高校に所属する5人に加えて、火の神のホノカヅチ、水の神のワダミズハ、雷の神のミノカヅチ、風の神のシナトシラ、大地の神のハニヤモチ、光の神のヒアルカの6人の神様も登場する。この中で6人の神様は、現時点でイベキャラで実装はされていない。
彩菊花高校
2023年2月20日より実装。シナリオが実装される以前、フリート高校の期間限定の「パワーアップ」のシナリオでの地方大会決勝後のイベントで時任の固有キャラクターが登場し、天盟高校のシナリオでの甲子園決勝戦の対戦相手として登場したことを経て、彩菊花高校のシナリオが実装されると同時に、時任以外の他の固有キャラクターが登場するようになった(時任以外の一部の選手はモブとして登場していた)。
「脳科学によって人間の隠れた力を引き出す」という教育方針の彩菊花高校は、カリキュラムのほとんどが脳の力を引き出すトレーニングが主流で、文化部は全国レベルの成果をあげていた。しかし、文化部が優れている一方で、体育部には力を入れておらず、野球部に入部している主人公達は非常に弱く、練習機材がボロボロになっているなどで練習環境が最悪な状況となって、まともに活動できる状況ではなかった。主人公が2年生になったその時、新しく就任することになった監督の照木静音によって転機が訪れる。「脳の発達のためには、規則的で目的のある肉体訓練が必要だ! 脳科学の進歩のために、甲子園大会で優勝するぞ!」と言った新監督の照木が、新しい練習機材を導入して練習環境を改善し、さらに特殊選抜学科に所属する「エリート超能力者」と呼ばれる生徒達を野球部に入部して、新体制になった野球部であったが、入部してきた特殊選抜学科の生徒達は未来予知やタイムストップ、テレパシーなどの超能力を持っているというとんでもない生徒達であった。こうして、主人公達も超能力を活かし始め、主人公は超能力を活かして、甲子園の出場とプロ入団の目標を目指すのであった。
このシナリオもサクセス専用特殊能力の「センス○」の効果が弱体化、所持可能な経験点の上限が各3000点までに設定されている。
固有キャラクターは泉谷未来(投手)、物茂渡(二塁手)、時任幽平(外野手)、蔦枝心音(マネージャー)、照木静音(監督)に加え、2023年2月27日のアップデートで田中将大プロデュースのルーカス・ジョンソン(捕手)が追加。この中で照木のみイベキャラで現時点で未実装。
大筒高校
2023年7月18日より実装。シナリオが実装される以前、SG高校のシナリオなどの相手チームとして登場した当初、固有キャラクターは冴木のみ(イベキャラの実装も先行配信)であったが、彩菊花高校が実装されると、ヤールゼンが新たな固有キャラクターとして登場し、大筒高校のシナリオが実装されると他の固有キャラクターが追加された(冴木、ヤールゼン以外の一部の選手は、モブとして登場していた)。
全国トップレベルの攻撃力を持つが、細かいプレーなどの守備面が苦手という噂がある大筒高校。そのことを承知の上で大筒高校に入学した主人公は、「守備面の弱点を克服すれば、甲子園もプロも夢ではない!」と想いを込めて野球部に入部。主人公と同じく野球部に入部した女性選手の冴木創は、部員達に向けて「この野球部に新しい風を吹き込もうと思っています!」と意気込むように言って、入部と同時にキャプテンに指名される。これには期待すると思いきや、部員達は冴木がキャプテンに就任したお祝いで、お祭り騒ぎを始めたのであった。大筒高校の野球部にはもう1つの噂として、主人公や冴木などを除くほとんどの部員が「学力の低い物凄いバカばかりいる」という噂があるのであった。練習の方針も引き続き打撃などの攻撃面に重視した練習を組むようになってしまい、結果的にほとんど変わらない野球部であった。このままでは甲子園の出場も、プロ入りもできないことで、主人公達は野球部を生まれ変わらせるために、とある作戦を実行するのであった。
このシナリオもサクセス専用特殊能力の「センス○」の効果が弱体化される。
このシナリオから所持可能な経験点の上限が更に引き上げて、経験点が各5000点までに設定されるようになって、より多くの経験点を持つことが可能になった。この仕様は、今後追加予定の新シナリオ、シナリオの「パワーアップ」も適用される(大筒高校以前のシナリオは適応されず、各3000点までに設定されているシナリオでは変更されずにそのままとなる)。
このシナリオでは、シナリオの進行上、真開伊瑠花と、『チェンソーマン』のコラボキャラのマキマは、イベキャラデッキにセットできない。
固有キャラクターはテキート・ヤールゼン(投手)、冴木創(二塁手)、宇佐崎詠子(遊撃手)、井伊野嘉元(外野手)、鹿莫翔太(捕手)、大鵬和正(理事長)。この中で大鵬のみ、現時点でイベキャラで実装はされていない。また、見た目がモブの選手になるが、サッカー部やバドミントン部などの各部活動には、名前が設定されたエリート部員が20人登場する。
ゲノム大学付属高校
2023年11月27日より実装。シナリオが実装される以前、フリート高校のシナリオなどの相手チームとして登場した当初、固有キャラクターは明神のみ(イベキャラの実装も先行配信)であったが、大筒高校が実装されると、竹内が新たな固有キャラクターとして登場し、ゲノム大学付属高校のシナリオが実装されると他の固有キャラクターが追加された(明神、竹内以外の一部の選手は、モブとして登場していた)。
ゲノム大学附属高校の歴史はないが、大企業がバックに付いており、スポーツ施設は充実、研究のスポーツ応用も積極的と知った主人公は入学し、野球部に入部。充実した日々が続いていたが、突如監督が辞任して、新しく入った来間が監督を務めることとなる。新監督の人体や細胞などの知識によって開発されたゲノムフレグランスで、野球部のチーム力は向上して、さらに優秀な後輩たちが入部する。しかし、夏の大会を控えたある日、尾上が異変によって獣人の姿に変身してしまい、新監督を務める来間の手によって、ここから野球部の驚く変化が始まろうとしていた…。
このシナリオもサクセス専用特殊能力の「センス○」の効果が弱体化、所持可能な経験点が各5000点までに設定されている。
このシナリオでは、シナリオの進行上、霧崎礼里、往田真威人、真開彩葉、真開伊瑠花の4人は、イベキャラデッキにセットできない(別バージョンも同様)。
固有キャラクターは明神陽(投手)、夜神極(投手。2024年1月開催の「全国迎春野球大会2024」の報酬のイベキャラで実装)、瀧上輝汐(外野手)、竹内脅人(外野手)、尾上亜月(捕手)、来間唯良(監督)。この中で来間のみ、現時点でイベキャラで実装はされていない。
ほかほかホリデー高校
2024年2月26日より実装。
甲子園出場とプロ入りを目指すためにほかほかホリデー高校へ入学し、野球部へ入部した主人公であったが、山奥にある高校ながらマリンスポーツに力を入れており、主人公と矢部くん以外の部員たちはマリンスポーツに力を入れており、野球の練習をまともにしていなかった。激怒した主人公は部員たちに野球で勝負するも、部員たちは野球能力が高いことに圧勝されて、説得に失敗したのである。だが、ある日突然、高校が海の近くに移転することとなって、これからはマリンスポーツと野球を両方気軽にできることに喜ぶ部員たちで、主人公はマリンスポーツを活かして能力を伸ばして、甲子園出場とプロ入りを目指すことに決心したのであった…。
このシナリオでの練習コマンドは野球ではなく、マリンスポーツに変更され、イベキャラに設定されている得意練習は全て設定されず、得意練習を持たない状態で開始される(ただし、一部の選手キャラは初めから得意練習を持っている)。得意練習を設定するためには、スペシャルタッグを発動可能になった際、得意練習がない状態で一定確率でマリンスポーツを実行することで、実行したマリンスポーツが以後、その練習が得意練習となる。条件を満たすと、2つ目の得意練習を習得可能で、同様の条件を満たすことで2つ持ちの得意練習になる。
マリンスポーツのレベルアップは、マリンスポーツを実行したりイベントを通じて、マリングッズを入手でき、特定のマリングッズを組み合わせることで、対応したマリンスポーツのレベルを上げることが出来、特別なマリングッズの浮き輪を使うことで、色ごとに決まった浮き輪を使用することで、色に対応した経験点を追加で得られるようになる(例、赤の浮き輪だと、筋力の経験点がないマリンスポーツで使用すると、筋力の経験点を追加できる)。また、サポートデッキにセットしたキャラに応じて、最初からマリングッズを持った状態で始めることが出来、両打ちの選手キャラとシナリオの固有キャラクターではより多く得られる。なお、マリングッズは最大10個までストックできるが、10個以上に達すると自動的で古い順から破棄され、破棄されたマリングッズに応じた経験点を得て、新しいグッズに入れ替えられる(マネージャーの夏目の設定上、破棄するマリングッズを選ぶことは出来ない)。
イベキャラには天気属性があり、選手(選手兼彼女も含む)では打席位置、選手以外は彼女キャラなどのカテゴリーによって変化し、右打ちと相棒キャラは晴れ、左打ちとスタッフキャラは雨、両打ちと彼女キャラは変化なしとなり、マリンスポーツごとにいるキャラが持つ天気属性の数に応じて、気温が変化して、適応した気温が25度前後(23~27度の範囲)に近づけば練習効率が上がって経験点を多く得られ、適応した温度の範囲内であれば、効果がより高くなる。気温はイベントによってランダムで変化することがある他、特定の時期に大寒波、灼熱であるサーフィン星人が発生することがあり、それぞれ適応した気温まで達すれば、大量の経験点を獲ることができる。ただし、気温が低くなりすぎたり、高くなりすぎたりすると練習効率が悪化して、気温の限界値に達してしまうと、マイナス特殊能力を得るデメリットを受けてしまう。
シナリオの中で特定条件を満たすと習得できる超特殊能力は、投手と捕手のみとなっており、捕手以外の全ての野手のポジションは、超特殊能力を1つも習得することが出来ないのが特徴で、これは期間限定の「パワーアップ」のシナリオを除いて、通常のシナリオではSG高校以来となる。
このシナリオでは、『チェンソーマン』のコラボキャラのマキマは、イベキャラデッキにセットできない。
このシナリオもサクセス専用特殊能力の「センス○」の効果が弱体化となっている。所持可能な経験点は当初、各5000点までに設定されていたが、オリジンサクセスの導入に伴って大幅に増量され、各30000点まで所持可能になった。
固有キャラクターは休森遊(投手)、白浜浅海(投手)、東風平晴来(捕手)、夏目鳳梨(マネージャー)、砂布因誠司(理事長)。この中で砂布因のみ、現時点でイベキャラで実装はされていない。

  1. ^ 『実況パワフルプロ野球』シリーズ20周年記念 世界で活躍する田中将大投手がパワプロ応援大使に就任 コナミデジタルエンタテインメント 2014年10月22日
  2. ^ インフォメーション パワプロ通信
  3. ^ 阪神のマスコット・トラッキーが『パワプロアプリ』に登場 BASEBALL KING 2019年2月25日
  4. ^ ~伝説の続きをはじめよう~イチロー×KONAMI野球5タイトルでのコラボが実現”. KONAMI コナミ商品・サービス情報サイト (2022年2月22日). 2022年2月22日閲覧。
  5. ^ 『パワポケ』シリーズコンボ開催以前にも、『パワプロ2013』でも登場したパワポケシリーズ発キャラはパワプロシリーズからのキャラ扱いとしてパワプロアプリに配信された。また、『パワプロ2013』では登場しなかったパワポケシリーズキャラ「凡田大介」は、『グラゼニ』の凡田夏之介との苗字・ボジション繋がりから、『グラゼニ』コラボレーションの一環として配信された。
  6. ^ a b c シナリオの進行上、他作品とコラボレーションしたバージョンのオリジナルキャラは該当キャラクターが固有キャラクターとして登場したシナリオは使用できない(例えばデスノートコラボバージョンと選手になったサンタバージョンの京野小筆がパワフル高校に使用不可、ディズニーとコラボレーションしたバージョンの美園千花、小嵐リョウ、八尺巫女子が北雪高校とフリート高校に使用不可、など)。
  7. ^ a b 調子くんとパワにゃんなど性別不明のキャラカードは使用できる。
  8. ^ 北雪高校では女子選手以外では使用できず、青道高校ではデッキに入れないと登場しない。
  9. ^ この際にエビルキャップが異界からの使者を名乗る人物から譲られたものだと判明。
  10. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s Webアニメ「パワプロ」に白石涼子や逢坂良太、主題歌はオーイシマサヨシ書き下ろし”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年3月18日). 2021年3月20日閲覧。
  11. ^ Webアニメ「パワフルプロ野球 パワフル高校編」試写会レポート。監督を務める渡邉徹明氏らがアニメ化への思いを語る”. 4Gamer.net. 2021年3月20日閲覧。
  12. ^ 本作オリジナルの設定として、パワフル高校の一員として登場(原作元では所属していない)。
  13. ^ 原作と異なり、実況アナウンサーとして登場し、実況は彼が担当する。





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