声優
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/26 02:42 UTC 版)
日本以外の声優
諸外国では、日本のように専業の声優が確立している国は少ないとも言われる。ただ、アメリカでは代表的な人物だけでも200人以上おり[179]、近年では日本アニメの吹き替えや音声入りゲームの増加により、声優業がメインの役者も増えている。
劉セイラ、ジェーニャ、Liyuuなどのように、日本国外出身の外国人であるため日本語が母語ではないが、一から日本語を習得して日本国内で声優として活動している例も僅かに存在する。外国人の場合は日本語の読み書きはもちろんのこと、大概は母語に由来する訛り(●●語訛り)が出てしまい視聴者に違和感を感じさせてしまう[注 21]ため、日本国内で声優として活動を続けることは非常にハードルが高い。ただし、日本のコンテンツであっても、外国人役としてであれば需要はある[180]。
経歴
声優の経歴としては、以下のような例がある。
放送劇団
NHKと民放が組織した劇団で、局のアナウンサーとは別個に、芸能を担当するために放送局で養成され、おもにラジオドラマを担当した放送タレントであり、彼らを指す言葉として「声優」が生まれた。芸能事務所などの台頭で現在ではすべて解散している[181]。
NHKの東京放送劇団からは、巖金四郎、加藤道子、中村紀子子、大木民夫など、NHK札幌放送劇団出身の若山弦蔵、NHK九州放送劇団出身の内海賢二など多数。
民放ではのちのTBSにあたるラジオ東京放送劇団からは大平透、中村正、滝口順平、田中信夫、朝戸鉄也、向井真理子など。
地方局では、CBC中部日本放送劇団出身の中江真司、RKB毎日放送劇団出身の八奈見乗児など。
地方局で活動していたのはラジオドラマの全盛期までのことで、テレビ時代になると海外作品の日本語吹き替えなどの声優の仕事は東京に集中していった。
声優養成所・声優学校
声優プロダクション付属の声優養成所、声優になるためのレッスン指導を主とする養成所、声優関連の学校(声優養成学科がある専修学校)などの出身。
声優になることを目指すには、声優の養成所や専門学校に通うのがもっとも一般的である。養成期間はおおむね1年から3年で、養成期間修了後に行われる所属オーディションに合格するとプロダクション所属となる。この時点では「新人」「ジュニア」「仮所属」などと称される見習い期間となる。見習い期間が終了し、内部審査を経て、認められた者だけが正所属(正規に所属する)となる。
学生時代のうちもしくは卒業してから養成所に通う人間もいれば、社会人になってから養成所に通う人間もいる。また、学生時代でも中高生から通うことができる養成所もあり、10代もしくは20代前半でデビューしている声優には、子役出身や一般公募の他に中高生から通っていた者が多くみられる。
多くは学生時代のうちもしくは卒業してからの例だが、上記の大平透もフリーのアナウンサー・制作プロデューサー・ディレクターをへてTBS劇団に所属したように、養成所から声優になった者にも、他業種を経てもしくは並行して養成所に通う例は多い。若本規夫、茅野愛衣、金田朋子などは社会人を経て養成所に通うようになり、その後に声優となった。なお若本は元警視庁機動隊員で除隊後、茅野はセラピストをしながら、金田は製菓会社から銀行員に転職してから、それぞれ通っていた。岸尾だいすけは学校卒業後就職した半導体工場で3交代勤務、デビュー後も付き人やアルバイト生活後、井上和彦はプロボウラーを目指して、ボウリング場に就職した後、三木眞一郎はパティシエ、三宅健太はデパートのパン屋勤務を経て、木村亜希子は大学卒業後、就職しながら、こおろぎさとみは幼稚園教諭を4年間勤めて後、高橋直純は寿司職人見習いとアイドルユニットを兼務の後に、小林裕介は大手家電メーカーをへて、山崎和佳奈は大手電子機器メーカー勤務と並行して、近藤孝行は関西の鉄道会社勤務の後、楠田敏之は石油会社をへて、高森奈津美は声優になるため養成所に通う以前はJR東日本の駅員、中井和哉、永塚拓馬、掛川裕彦、原由実らは公務員務めと並行して、養成所へ通っている。
三石琴乃、高山みなみ、中原麻衣、田中敦子、皆川純子、洲崎綾、ファイルーズあいらは就職してOL時代並行してもしくは退職後に養成所に通い声優へとなる。
橘田いずみが養成所に通う前にはレースクイーンの経歴がある。原奈津子はローカルタレントをへて養成所に通った。生天目仁美などは声優の専門学校から劇団(東京乾電池)を経て養成所に通ってデビューしている。販売店員(無印良品)と併業での女優をしていた小原好美も養成の学校を出て当初芸能事務所に所属してのちに声優事務所に移籍し声優業に転じた。女優・歌手の神田沙也加は後に声優としても活動し始めるが、それ以前から声優の養成学校に通って準備をしていた。佐々木李子も歌手としてデビューしてから、声優の専門学校へ進学し、その後声優も始める。石上静香も既に漫画家として連載を抱えていたが、後に養成所に通うようになって声優となる。 稲田徹は養成所と並行してプロレスラー志望でもあったが、そちらは怪我により断念している。
地方で他キャリアを積んでから上京して養成所に通う例もあり、今野宏美は高校生のころに地元の北海道でラジオのパーソナリティーをへて上京して、田村ゆかりも地元声優学校在籍中には地元KBCラジオでの番組内アシスタントを担当と並行してサラリーマン生活を経て上京してというケースである。
異色の経緯に児童劇団にいたことや特待生オーディションを受けた経歴をもつ大原めぐみの場合がある。彼女はすでに結婚し子供も出産して専業主婦をしていたが、27歳のときに養成所に通い始めている。
81プロデュースや賢プロダクションなどのプロダクションによる、専門学校や養成所からだけでなく一般からも募集する一般公開形式のオーディションも開かれているが、こうしたオーデションのグランプリ受賞者は特待生として経営する養成スタジオでのレッスンのほか、デビューだけではなくその後の長期的な声優活動をバックアックもなされる場合がある。
大学芸術学部・演劇学科
日本大学芸術学部[182]、桐朋学園芸術短期大学[183]、玉川大学[184]、大阪芸術大学[185]などの大学教育機関の出身者。広川太一郎、柴田秀勝、平野文、榊原良子、かないみか、うえだゆうじ、潘めぐみなどがいる。小山力也などは別の大学を卒業してからこれらの大学に進学した。
子役が進学した例としては冨永みーな、平野綾、宮本佳那子など、在学中または卒業後に声優養成所に通う例としては石田彰、川上とも子、宮村優子などがいる。
俳優・舞台役者
舞台演劇やミュージカルで活動する舞台役者が、その後声優として長く活動するようになる例は、声優という職業が成立する時期から多く存在しており、大塚明夫[注 22]、納谷悟朗など#舞台劇で紹介されたような面々らがこれに該当する。
吹き替えを中心に、俳優として活動してきた役者が声優としても長く活動するようになる例もあり、津嘉山正種、磯部勉などがこれに該当する。日野聡も児童劇団から舞台俳優となり、吹き替えを多く担当していた。
劇団や舞台での経験が声優業にも良い影響を与えているという意見もある[186]。 内田夕夜や各務立基は劇団俳優座、折笠愛は文芸座や劇団創演、島本須美は劇団青年座出身の舞台女優、折笠富美子もSET劇団員をへて、緒方恵美や玄田哲章、三森すずこなどミュージカル俳優をへて声優に、大川透も声優になる前に10年間舞台活動を行っている。
朴璐美のように劇団所属中に、オーディションで役を射止めて声の仕事を得た例もある。劇団HIROZに所属していた小松昌平、劇団青年座研究所に所属していた島形麻衣奈らは新人発掘オーディションにて、松本梨香も大衆演劇の舞台女優から、舞台で共演した名古屋章の勧めでアニメ『新・おそ松くん』のオーディションを受け、声優となった。劇団にいた天麻ゆうきは、東京ミュウミュウ にゅ〜♡の一般公募オーディションに合格した事をきっかけに、芸能事務所に所属している。
社会人経験や他分野から舞台演劇の世界を経て声優として活動するケースもある。たとえば大塚周夫は、ダンサーから劇団をへている。麻生かほ里は、日本銀行勤務を経て舞台・ミュージカル女優から転進。一条和矢は、大学時代のアマチュア放送劇団、サラリーマンをしながら素人劇団に所属しボイスドラマの自主制作などの経歴がある。緒方賢一は、板前修行の傍らで喜劇役者を目指し、舞台出演していた。竹内順子は、アルバイトでの政治秘書と並行して劇団に所属してから、千葉繁は、電気会社工場勤務から劇団に所属後に転進しアクション俳優やスーツアクターもこなしていたという。矢島晶子は勤めていた和菓子屋退職後に、頼み込んで出演することになった舞台を見に来ていたたてかべ和也にスカウトされ、その後テレビアニメのオーディションで選ばれ声優デビューすることになった。
速水奨は貿易会社勤務の傍ら劇団四季の研究所などに所属していた。劇団四季出身声優には速水の他に江原正士、増山江威子、遠藤晴、内田莉紗、石毛翔弥らがおり、吹き替えを多く手がける石波義人は現役団員である。
タカラジェンヌ出身の声優には太田淑子、葛城七穂、水城レナ、涼風真世、七海ひろき、森なな子などがいる。
子役
児童劇団などに所属する子役が、アテレコ・声優の仕事をするようになったことがきっかけで、そのまま声優業を中心に活躍する例は、声優という職業が成立する時期から多く存在している。池田秀一、古谷徹、古川登志夫、吉田理保子、玉川砂記子、三ツ矢雄二、塩屋浩三・翼兄弟、岩田光央、本名陽子、愛河里花子、などがこれに該当する。近年では、宮野真守、内山昂輝、木村良平、入野自由、三瓶由布子、木村昴、飯田里穂、悠木碧、喜多村英梨、小野賢章、豊永利行、花澤香菜、日高里菜、小倉唯、白石晴香、宮本侑芽、諸星すみれ、黒沢ともよなどがこれに該当する。
通常は児童劇団出身が大半であるが、千葉紗子や南里侑香、小林晃子、滝田樹里、中山理奈など南青山少女歌劇団や、キッズモデルから歌手活動を経て声優になった小林愛香、主に少女モデル業をしていて、事務所内で声優部門に移籍した上坂すみれのケースなどもある。春川芽生もニコモになって所属した事務所内で後に声優部へ移動している。
一般公募
直接声優を募集するコンテストで入選したことがきっかけで、声優として活動するようになった例もある。
声優志望者のオーディションでは、全国からオーディションで人材を集める。実際、声優事務所とアニメ制作会社や雑誌社が組んで行う、主役声優の一般公募、事務所独自で行うオーディションもある。
一般公募であれば、全国から人を集められるほか、オーディションに応募するというモチベーションが高い人材が集まることで、そこから優秀な人が出てくる確率がかなり高いとみている[187]。
大橋歩夕、真堂圭、曽田光星、沢城みゆき、小坂井祐莉絵、今井麻美、井上麻里奈、佐々木未来、井口裕香、伊藤彩沙、後藤沙緒里、榊原ゆい、三澤紗千香、豊田萌絵、伊藤美来、斉藤朱夏、高本めぐみ、進藤あまねら、高校で演劇部や放送部などで鍛えておいて、または興味で直接公募された一般公募オーディションに出場して合格し声優になる例のほか、声優志望者からなる福岡県のローカルアイドルユニット小梅伍の経験があったが保育士から転じた阿澄佳奈は2005年(平成17年)での公開オーディションで、ジュニアアイドルの経験はあった水瀬いのりも公開オーディションであるソニー主催のアニストテレス入賞によって、声優になっている。アニストテレス出身者のうち、伊波杏樹は専門の学校出身者であるが、声優教育を受けていない楠木ともり、たけだまりこ(現・武田真理子)らは歌手志望でコンテストに臨んでいる。
種田梨沙は通っていた学校の都合もあって結果として養成所に通わず、なる足がかりとして『智一・美樹のラジオビッグバン』のアシスタント募集に一般応募し、アシスタントを1年間勤めた。その後、所属事務所が実施していた研修生オーディションを経て事務所に所属して、栗林みえは1996年にコナミが開催した『ときめきメモリアル』のイメージガールを決定する「ときめきティーンズコンテスト」で、鈴木みのりは2014年に行われたマクロスシリーズ新作テレビアニメの「新歌姫・声優オーディション」合格をきっかけに声優となる。
ミュージックレイン所属で同事務所主催の公募オーディションで選出されたメンバーによる声優ユニットのうち、スフィアでは戸松遥以外は寿美菜子は子役や学校に、高垣彩陽は大学で声楽を専攻していた、豊崎愛生は高校時代から地元のTV番組やCMなどで芸能活動していたが、一方でTrySailの3名は、実績など無く同オーディションに応募し合格し声優となっている。
エイベックス と 81プロデュースが組んで、行われた「アニソン・ヴーカルオーディション」でメンバーを選んで結成した声優ユニットのうち、i☆Risでは山北早紀、芹澤優、若井友希らは養成所などに通っていたが、茜屋日海夏、久保田未夢、澁谷梓希らは養成所などを経ず上記オーディションでの選出。またWUGのうち、吉岡茉祐は子役の実績はあったが、他のメンバーら(永野愛理、田中美海、青山吉能、奥野香耶、山下七海、高木美佑)同様、養成所など経ず上記オーディションでの選出である。81プロデュースでは近年同事務所所属の人気声優は軒並み毎年一般公募で8月に開催されている81オーディションでデビューしている。2022年には81プロデュースは合格者は同プロダクションの所属とユニバーサルミュージックからのアーティストデビューが約束される、声優ガールズユニット発掘プロジェクト「SUN AUDITION」[188]を実施。
スターダストに所属するサンドリオンのメンバーも黒木ほの香や劇団にいた小山百代の他は、事務所が主催したオーディションをへて事務所に所属してから演技経験を積んでいる。
2011年度の「第36回ホリプロタレントスカウトキャラバン 次世代声優アーティストオーディション」出身のうち、大橋彩香は子役経験があったが、高橋花林は遠藤ゆりか、花守ゆみり、加地綾乃らも輩出した「ぽにきゃん声たまグランプリ」、木戸衣吹は『天才てれびくんMAX』の視聴者参加型企画「全国声優オーディション こえたまごっ!」など複数の公募オーディションを経て、田所あずさ、Machico、山崎エリイに至っては他未経験での参加であった。富田美憂も未経験者の前田佳織里、夏吉ゆうこ、三浦千幸らも輩出した「声優アーティスト育成プログラムセレクション」や小田紗弓を輩出した「アニソンスター☆誕生!(アニ☆たん!)」などに応募し声優になっている。
2017年に行われた声優アーティストオーディション「ANISONG STARS」ではアクターズスクール広島出身の吉武千颯のほかは熊田茜音、後本萌葉らを輩出。
声優アワード#新人発掘オーディション出身者では鴨池彩乃、拝師みほ、三川華月、織江珠生、岩川拓吾、土師亜文、青木瑠璃子らが直接である。
他にも「全日本アニソングランプリ」、国際声優育成協会主催のオーディション声優コンテスト『声優魂』、博報堂による声優オーディション企画「全日本美声女コンテスト」など、一般公募のコンテストが開催されている。こうしたコンテスト出場・入賞をきっかけに、養成所に入所する例や、出場がきっかけで直接プロダクションに所属する例もある。
その他
花江夏樹は直接プロダクションにアプローチしたが、こうした例はレアケースとして知られる。ただし研音など事務所側で募集をしている場合も実際に存在する。他にスターダストプロモーションが声優オーディションを、大沢事務所が研究生募集のオーディションを手掛ける。
子役や劇団所属の舞台俳優からの転身の他は、アイドル、グラビアアイドル、歌手、モデル、特撮番組系俳優、お笑いタレント、レポーター、コスプレイヤーなどといった経歴のタレントが、声優の仕事をするようになったことがきっかけで、もしくはオーディションで役を得て、そのまま声優業を中心に活躍する例がある。例えば養成所で芝居は学んでいる原田ひとみは歌手としてスカウトされ、当初は歌手活動をしていた。高槻かなこはアニソン歌手を目指して配信などの活動を経て歌手デビューし、後に声優デビューしている。仲村宗悟は声優アーティストになる前は音楽活動のみをしていた。桃井はるこはマニア向けのアイドル活動からラジオパーソナリティも行い始め、のち誘いを受けて声優の活動も開始していった。近藤玲奈は声優になるまではラブベリーナ、久保ユリカはニコモを経ており、久保はグラビアアイドルをしていた。飯田里穂も子役からグラビアアイドルを経ている。小林晃子はアニラジのがやオーディション、宮本佳那子は挿入歌の歌唱オーディションから、松井菜桜子、千葉千恵巳、落合祐里香、大野まりな、柚木涼香らもなるまでには映画女優、ヌードモデルなど、山本彩乃はグラビアアイドル、小林ゆうは高校時代の雑誌モデル、工藤晴香はファッション誌モデルであった。中島愛、明坂聡美、小松未可子らも選出オーディションはアイドルオーディションで、ゆりんはホリプロ時代はタレント業、MAKOはガールズバンドグループ活動休止の後、後藤友香里はAAAの追加メンバーから声優ユニット「Trefle」へ、飯島綾子や岩男潤子はアイドルから童謡歌手[189]を経て、森田成一は俳優を経て2001年から、声優へと転進している。藤村知可は、レポーターなどのタレントをへて、2006年以降に声優業が中心になる。小岩井ことりは知人から頼まれてメイクのモデルをしたのをきっかけに声の仕事(ナレーション)を紹介され、その後声優になるきっかけを掴むために地元関西でテレビ番組やCMのナレーションなど様々な仕事をしていたし、立花理香は大学院在学中に芸能事務所にスカウトされて、声優になるまではタレント業を行っていた、儀武ゆう子は高校2年生の時から地元沖縄で戦隊ヒーローものの子供ショーの司会やまつりのアナウンスも担当し、上京後もイベントのMCや地方ケーブルテレビのリポーターなどの仕事をしていたという。
アイドルから声優への転身は前述の飯島や岩男(いわお潤)、小松のほかは山本百合子、日髙のり子や佐久間レイ、岡谷章子(岡寛恵)、松本裕美(大野まりな)、宍戸留美、桜井智、千葉千恵巳、徳永愛、水野奈央子(水野愛日)、千葉紗子、高橋美佳子、平田裕香の例が知られるが、特に2010年代になって以後は、現役アイドルのまま声優としても活動する人間が登場、増加するようになっている[190]。一例として、仲谷明香(元AKB48)、前島亜美(元SUPER☆GiRLS)、佐武宇綺(9nine)などが挙げられる。
一方で、声優になるための足がかりとして、アイドルをしていた例や、歌手(#声優アーティスト)になるための足がかりとして、声優を目指す例もみられる。福井裕佳梨は最初芸能事務所に所属して仕事を始めたので、キャリア初期にはものまねやグラビアアイドル活動などのアイドルタレント業を多くこなしていた。秦佐和子はアキバ関連を扱う雑誌に載っていたオーディションの募集だということで、SKE48になるのが声優への近道と思っていた。夜道雪は地元で10代の時にスカウトされたことをきっかけにローカルアイドルとして活動の傍ら、配信ゲームで声を当て、上京した後も養成所に通いながら独力でYouTube活動とコスプレーヤーをしながら声優への道に進んでいる。
異色の例に、郷田ほづみ、竹内幸輔のように芸人や、相羽あいなのように女子プロレスラーという異例の経歴をもって声優を行っている者なども知られる。また清水愛は声優界初の兼任女子プロレスラーとして知られる。
エリック・ケルソーは元々映像監督であったが、来日後にナレーター、英語吹き替え、ラジオパーソナリティと活動分野を広げアニメやゲームの声優としても活動している。
他分野の芸能人・著名人などの声優活動
俳優・歌手・音楽家・アイドル・グラビアアイドル・モデル・お笑いタレント・スポーツ選手・著名人が、声優活動をすることや、作品によって声優に起用されることがある。
アニメーション作品においても、本人役という手段で作品に登場させ、本人にアテレコをさせる例は多い。
もともと、専業の声優が確立されていなかった時代、東映動画の長編作品のころから、長編アニメーション映画において、ほかの芸能人・著名人などを声優に起用することは珍しくない。1990年代以降のスタジオジブリ制作作品、2000年代以降のスタジオ地図制作作品に至るまで、こうした傾向は現在でも続いている。スタジオジブリの鈴木敏夫はジブリが本職の声優ではない人物を使う理由について、『ジブリの教科書3 となりのトトロ』では、プロの声優について「『わたし、かわいいでしょ』みたいな」声への違和感、そしてプロの声優を使わないことについては『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』にて、『耳をすませば』で月島雫のお父さん役をつとめた立花隆との対談で、『となりのトトロ』のオーディションの際に声優であるとやっぱり普通のお父さんになってしまうため、おとうさんっぽくない感じを求めて糸井重里を、『耳をすませば』の雫のお父さんも同様の見解で立花を選出しており、声優の芝居はハレとケにわけると「ハレ」であるが、日常芝居が多いジブリ映画で実際にほしいのは「ケ」であるとしている[191]。
なお、副業でできる声優としてオーディオブック、朗読のアルバイトなど、声で稼げる仕事として求人サイトやバイト情報、クラウドソーシングで募っていることがある。
役者以外を声優に起用すること
第1次声優ブームに行われたアテレコ論争では、声優の地位問題が提議されている。アテレコの演技性を巡っては、俳優の起用は暫定的なものに過ぎず、「落語家でもアナウンサーでも、観光案内係でも、声を使う職業の人の中から選ばれてもよいことだ」という意見も示されている。
「吹き替え・アテレコ調」を「新劇調」「翻訳劇調」と並んで嫌う演劇家も存在する[192][193]。
アニメ監督の高畑勲は、プレスコを採用した『平成狸合戦ぽんぽこ』で落語家の柳家小さん、アナウンサーの福澤朗などを起用している。
ミッキーマウスの声優をつとめていた青柳隆志は、大学教授が本業であり声優は副業であった。小鳩くるみ時代役者や司会者であった鷲津名都江も大学教員となってからも自身が演じた『アタックNo.1』の鮎原こずえ 役やディズニー映画『白雪姫』の白雪姫 役の声をのちにゲーム機(CRぱちんこアタックNo.1(2007年)やキングダム ハーツ バース バイ スリープ(2010年)やKinect: ディズニーランド・アドベンチャーズ(2011年))でも声を担当した。
アニメ監督の宮崎駿は、「映画は実際時間のないところで作りますから、声優さんの器用さに頼ってるんです。でもやっぱり、どっかで欲求不満になるときがある。存在感のなさみたいなところにね。」という見解を示した事があり、『となりのトトロ』ではコピーライターの糸井重里を起用している[194]。直近の長編作品である『風立ちぬ』においてもアニメ監督の庵野秀明を起用し、「逆に庵野(秀明)もスティーブン・アルパート[注 23]も存在感だけです。かなり乱暴だったと思うんですけど、その方が僕は映画にぴったりだったと思いました。」とその意図を説明している[195]。
劇中でテレビニュースが映る場合は、リアリティを重視して放送局に所属する本業のアナウンサーを起用する例があり、フリーアナウンサーの松澤千晶はアナウンサーやレポーター役としてのみ出演している。
なお、ナレーションやアナウンスも声優の仕事の一部であるが、フリーアナウンサーが声優という肩書きで活動することはない。黎明期には局のアナウンサーが声をあてた事例もあるが、現代では演技を行わないアナウンサーと声優は、別の職業としてとらえられている。
まれに制作スタッフや原作者などの関係者がエキストラやゲストキャラクター役の声優として起用されることもある(カメオ出演)。
- ミュージシャンが担当するケース
劇中に楽曲、歌唱が重要な役に抜擢されることもある。
前述1980年代初頭のリン・ミンメイ役の飯島真理、『魔法の天使クリィミーマミ』の太田貴子のほか、『竜とそばかすの姫』の中村佳穂、『魔法のスターマジカルエミ』の小幡洋子などのケースがみられる。
ディズニー公式動画配信サービスの『ソウルフル・ワールド』ではグラミー賞アーティストが声優参加しており、日本語版も瑛人がストリートミュージシャン役の日本版声優としてカメオ出演する。
『とっとこハム太郎』のミニハムずや『ゾンビランドサガ』のホワイト竜のように、本人らをイメージしたキャラクターを当てる手段や、山崎ハコが『ちびまる子ちゃん』に本人役で出たケースもある。
『BanG Dream!』プロジェクトのバンドユニットのうち、RAISE A SUILENに参加するRaychell、夏芽は他グループのバックバンドもつとめていたミュージシャン、小原莉子は並行してバンド活動をしていた。Morfonicaに参加する西尾夕香もDJなどの音楽活動、mikaはドラマー、Ayasaはバイオリニストである。
役者ではないため本格的な声優業は無理という意見もあるため[196]、歌唱シーンだけ歌手が担当するダブルキャスト方式もある[197]。
ぴえろ魔法少女シリーズのように歌手に声優を担当させている作品など、1980年代前半には新人女性歌手をアニメとタイアップさせて主題歌を歌わせ、役も与えるという手法が派生していた。前述の飯島や太田らだけでなく、志賀真理子や宮里久美らも同時期に同様のスタンスでデビューを飾っており、このことがのちの#アイドル声優の先駆けとして紹介されることもある。1990年代でも当時歌手デビューしていた仲間由紀恵などが『HAUNTEDじゃんくしょん』出演をきっかけに「女子高生アイドル声優」という売り出し方をされていた。
俳優の起用
テレビ人形劇では声優の仕事が確立される以前から放送されたこともあり、俳優や劇団員が起用された。その後俳優が選ばれることが多く、2014年(平成26年)に放送された人形劇『シャーロック ホームズ』では俳優と声優が混在して起用された。海外ドラマの吹替においても、最初からアニメ声優を目指した声優を生み出し、声優に特化した芸能事務所や声優養成所の伸長に繋がっていた第二次声優ブーム以後も、前述のとおり1982年の海外ドラマ『遥かなる西部 わが町センテニアル』の吹替放や第三次声優ブーム期1996年『ER緊急救命室』吹き替え放送で劇団に所属する俳優の起用など、俳優が起用されるケースはいくつかみられた。
映画では、前述の『幻魔大戦』『紫式部 源氏物語』『もののけ姫』以後も、俳優が起用されることが多い[198]。
俳優を多く起用するアニメ監督もおり、原恵一は他の芸能人や劇団の子役・俳優を声優に起用している[199]。富野由悠季は、声優の演技は型にはまっていると批判したことがあり[200]、主役に劇団出身者や新人声優を多く起用している。押井守は、存在感と新鮮さが声優に勝ることがあるとして[201]、複数の作品に俳優の竹中直人を起用しており、『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』ではメインキャラクターに俳優を起用した。
テレビアニメ作品では『ムーミン』(1969年〈昭和44年〉)の岸田今日子、NHK版『スヌーピーとチャーリー・ブラウン』(1972年〈昭和47年〉)の谷啓やうつみみどりなどが選ばれ、フジテレビ「日生ファミリースペシャル」枠のアニメ『坊っちゃん』『姿三四郎』(1980年〈昭和55年〉)では西城秀樹がつとめた。長期にわたり放送された『まんが日本昔ばなし』では市原悦子と常田富士男が、『まんが世界昔ばなし』では宮城まり子と名古屋章らが声優を務めていた。
その後も監督が抜擢するなどして、俳優が選ばれる例がある。『ノブナガ・ザ・フール』では原作・シリーズ構成の河森正治が宝塚歌劇団を取材した際、現役タカラジェンヌである七海ひろきの舞台を見て抜擢した。七海は宝塚退団後も俳優兼声優として活動している。『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』では監督の伊藤智彦が有名声優を使うことよりも作品のオリジナリティを重視したことや、大富豪である主人公の存在感を際立たせるため、イメージに合う声としてダンサー兼俳優の大貫勇輔を抜擢した[202]。『彼氏彼女の事情』で声優に起用された本谷有希子はのち劇団を主宰する舞台女優かつ劇作家、芥川賞作家である。
上述の俳優が声優に起用されることに関して、アニメを多く手がける脚本家の首藤剛志は「マイクの前で声を出しているだけの声優よりも、声優としての技量が劣っても、実際に観客の前で芝居をする俳優が買われているのではないか」と述べている[203]。
俳優の納谷悟朗は舞台も声優も同じであるとし、その上でアテレコの難しさとは声を当てる対象が行う芝居の把握にあると説いている。声優を目指す者に対しては「基本でしょう。さっき言った、いわゆる舞台という演技の基本をきちんとしないとだめだっていうことですね」と述べている[204]。
俳優の矢島正明は声だけで入ると己で役を肉体化する基本が抜け落ちるとし、声の仕事を目指す者に対しては「『声だけだから簡単だわい』、と思わないでほしいなということがまず第一です。声優を志すならば、やはり芝居から入ってほしいと思います」と説いている。また、後進たちに対しては「このごろの吹き替えの世界で、芝居の人たちが席巻してきているということは、声優として純粋に育ってきた人たちは何か危機感を感じなければならないと思うんですよね」とも述べている[205]。
俳優の野沢那智はハリウッド映画の俳優・女優が百戦錬磨の役者である事を強調し、「だから、役者として必死に修行しないと、アテレコなんてやっちゃいけないんだと思うんだよね」と述べ、アテレコの心構えを彼らと同じだけの芝居ができるようになる事に求めている[206]。
女優の戸田恵子は自身の声優観を「役者として怠っていることがなければ、それは声優としてもOKということ。私は『声優であるために』と思ってしていることは、一つもありません」とし、役者の仕事と何ら隔たりはないと述べている[207]。
声優の難波圭一は「いいですよね。ぼくは声優という小さな世界がなくなることを望んでいます」と肯定的な考えを持っている[208]。
俳優などを多く起用するゲームシリーズ『龍が如く』では、ある有名俳優を起用したが事前準備もされずに収録に臨まれ、演技がなかなか上達せず横山昌義の指示で何度もリテイクが行われ、時間をかけてその場面の距離感や感情を説明して及第点といえるところまで収録できたが「同じ苦労をした別の役者に申し訳ない、妥協はしたくない」として仕方なく降板してもらったという事例もある[209]。
女優の吉岡里帆は声優は完全に別職業であるとして、「今後、もし万が一『吉岡里帆の声でなくては成立しない』というような話があれば、それはとてもうれしいですし、ちゃんと勉強して挑みたいです」と述べている[210]。
女優の夏木マリは声の仕事を音のテンポや高低や強弱など、いろいろなものを体をつけてやる全身運動だとする見解を示している。俳優として巡りあったことは非常にラッキーであり、「俳優さん、全員がやられたほうがいいと思うくらい、勉強になるいい仕事だと思います」と述べ、吉岡里帆にも勧めている[210][211]。
特撮番組系の俳優の声優活動
東映の特撮変身ヒーロー作品、とりわけ「仮面ライダーシリーズ」の「昭和ライダー」最終作にあたる『仮面ライダーBLACK RX』および「スーパー戦隊シリーズ」では、『炎神戦隊ゴーオンジャー』に至るまで長きにわたりオールアフレコで制作されてきた。
いわゆる「平成ライダー」第1作にあたる『仮面ライダークウガ』[212]および『侍戦隊シンケンジャー』[213]から、俳優が顔出しで演じるシーンは基本的に一般的なドラマと同様の撮影同時録音方式に切り替えられたものの、現在でもスーツアクターが演じる変身後のシーンなど番組制作の各所でアフレコが多用されているため、特撮番組に出演経験のある俳優は、声優としての演技経験を事実上しているとも言える。特撮番組で出演経験のある俳優がアニメなどの声あてをすることもあり、中には松風雅也、土田大、中田譲治、市道真央など、声優を本業として転向した者もいる。
特撮に登場する怪人など人間の姿ではないキャラクターの声には、最初から声優が起用されることもある。
曽我町子、内田直哉、西凜太朗、小川輝晃、岸祐二、菊地美香、五代高之、植村喜八郎、望月祐多、池田純矢、相葉裕樹など、特撮番組を経験した俳優には声優と両立する者が多い。
芸人の起用
お笑い芸人としては、ルパン三世の物真似から山田康雄の死去に伴いルパン役の声優をやることになった栗田貫一、『アイシールド21』(2005年〈平成17年〉〜2008年〈平成20年〉)の田村淳、『天体戦士サンレッド』(2008年〈平成20年〉)の山田ルイ53世、アニメ版『こちら葛飾区亀有公園前派出所』のコント赤信号の二人(ラサール石井や小宮孝泰)などが知られる。また、声優も務める山本高広などは、もともと声優を目指していた[214]。アメリカザリガニの柳原哲也は、特徴的な声質を活かし、多くのアニメ作品で声優を務める。またこうした面々がコメディアンやお笑い芸人役で起用される例もある。
アニメ映画では俳優同様のゲスト出演が大半であるが、コメディアンは元々コントや漫才でさまざまな役柄を使い分けることもある。このため、俳優やタレントに比して優れた演技力を持つものが多く、違和感なくすんなり作品を楽しめることが多いという声もある。
声優と講談師を兼業する一龍斎貞友、六代桂文枝門下でラジオパーソナリティDJ・ナレーションを本業で声優業もこなす高杉’Jay’二郎(亭号は初代三枝亭二郎)、声優芸人という肩書きで活動する、元声優のよしもと芸人あつひろなども知られる。
バーチャルYouTuberの起用
2010年代から歌い手のそらるがタイアップでいくつか起用されているほか、2018年(平成30年)にはバーチャルタレントを対象に、声優出演・アニメエンディング曲担当の権利をかけたオーディションを実施したTVアニメ『賢者の孫』ではオーディションを勝ち抜いた吉七味。が声優およびEDテーマを担当、また特別賞を受賞した雛乃木まやが声優として出演する。
『ジャヒー様はくじけない!』では動画配信者たちがキャスト出演や主題歌アーティストなどを務めている。
『100万の命の上に俺は立っている』に、にじさんじの樋口楓と静凛が出演し、さらに樋口楓がOPテーマ「Baddest」の歌唱に起用されている。
『ルパン三世PART6』や『邪神ちゃんドロップキック』の3期にもバーチャルYouTuber(VTuber)が声優として出演。
2020年(令和2年)以降、ホロライブなどに属するVTuberの声優業進出が盛んとなっている。
その他テレビアニメ『探偵はもう、死んでいる。』では白上フブキと夏色まつりがそのままの役としての出演を果たしている。こうしたアニメでの活躍もアニメキャラクターがまるで実在しているかのような設定で活動しているのではなく本人役でのアニメ出演は実在のタレントが本人役として登場する形に近い。基本的にVTuberは、バーチャルタレントであるライバーの姿そのものが本人という設定である。このため存在としては実在の声優やアーティスト、YouTuberに近い。
図式としては、すでにキャラクターを演じているVTuberが、アニメやゲームのキャラクターを演じることになる。VTuberというバーチャルタレントには中の人と呼ばれる演者(モーションキャプチャーなどの際)と声をあてる人物がおり、声優が行っている場合もある。
AI音声の起用
AI音声も2020年代には技術的により人に近い音声読み上げが実現可能になっており、上記のボイスドラマもすべてAIの音声合成技術を使用して実行する「オトシネマAI」シリーズ[215]、さらに『れいぞうこのつけのすけ!』のように、テレビアニメとして初めて全キャラクターの声をAI(コエステーション)にした作品も出現[216]、多くの声が必要なコンテンツにAIが利用されている[217]。
批判
映画では作品の質よりも話題性を狙って芸能人・著名人などを声優に起用するということも多いため[218]、芸能人・著名人などの声優起用に批判が出ることもある。
2007年公開のアニメ映画『ザ・シンプソンズ MOVIE』や2012年(平成24年)公開の映画『アベンジャーズ』などで、これまでのシリーズで日本語吹き替えを担当していた声優を、新作映画で俳優・タレントに交代する事態が発生しており、企業への批判が殺到した。『ザ・シンプソンズ MOVIE』『TAXi④』『エクリプス/トワイライト・サーガ』ではソフト化に伴い、劇場公開版に加え、もともと担当していた声優陣による新たな吹き替え版が同時収録された。しかし、ソフト化の際に劇場公開版のみが収録される作品が大半である。特に『アベンジャーズ』ではキャスティングの変更などに対する批判のコメントがAmazon.co.jpの本作品のレビュー欄に殺到する事態となった[219]。2012年(平成24年)公開の映画『プロメテウス』の主人公エリザベス・ショウ役の吹き替えにタレントの剛力彩芽が起用された際、ソフト化に際して変更もなかったため『エイリアン』シリーズのファンなどから酷評され、Amazon.co.jpのレビューが炎上した[220]。
劇場公開版では芸能人や芸人が吹き替えを担当した作品のうち、『じゃりン子チエ』のように、テレビアニメ化の際に一部キャストは声優に変更しているものや、『ターミネーター3』や『サイレントヒル: リベレーション3D』のように、ソフト版では声優に差し替えて収録する場合もある。また、『X-MEN:フューチャー&パスト』のように、新規バージョンをソフト化する際に収録し直す例もある。
2004年(平成16年)公開のアニメ映画『イノセンス』では、プロデューサーの鈴木敏夫が大物俳優の起用を立案し、草薙素子役を田中敦子から山口智子に変更しようとしていたが、スケジュールの都合に加えて「できあがっているイメージを変えるべきではない」と出演を固辞した山口と、監督や声優陣の反対により田中が続投したということがあった。
オリコンスタイルで「タレント(芸能人や著名人など)を声優に起用するべきか、それともしないべきか」というアンケート調査を2014年(平成26年)に行ったところ、ほぼ半々に意見が分かれた[221]。
2020年(令和2年)に大ヒットを記録した『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』では、新登場したキャラクターも含め全員を声優で固めているが、前述の『THE FIRST SLAM DUNK』も声優で固めており、これらがタレントを起用せずともヒットすることを示した[222]。
注釈
- ^ ただし、これは無声映画作品に声をつけたものとして放送されており、本格的なラジオドラマとは質が異なる。
- ^ 後述するように『読売新聞』では1926年の時点で「声優」という言葉が使われていた。
- ^ 村田美弥子(当時は村田美禰子)、村田竹子(いずれも女優・村田嘉久子の妹)とともに「スター」として取り上げられていた[44]。
- ^ 第1期生の加藤道子が死去した際、読売新聞は「声優の草分け」と紹介[50]。
- ^ 「太平洋テレビジョンの労働争議」について若山は実名を避けながらも証言をした数少ない一人である。
- ^ 特に新人女性声優向けに同時期文化放送の『SOMETHING DREAMS マルチメディアカウントダウン』内のプロジェクト『ドリカンクラブ』(1996年発足)や、バンプレスト、ニッポン放送、AICによるメディアミックス声優ユニット企画『Kirakira☆メロディ学園』(1999年〜2001年)などの大人数グループが誕生していた。
- ^ 他には、ANIMAX MUSIX(2009年開始)、リスアニ! LIVE(2010年開始)など。
- ^ 2007年に、BS11による『アニメ+』が創設されて以後、この傾向が年々顕著になってきている。
- ^ a b 男女合計。
- ^ 昭和では古谷徹、塩屋翼、鶴ひろみ、松野太紀(当時松野達也)、長谷有洋、宮崎一成、笠原弘子、冨永みーな、浪川大輔(うち古谷、塩屋、鶴、松野、長谷、宮崎、浪川らは声優デビュー作で主役)、 平成からは2000年以前でも第三次ブームでの坂本真綾、清水香里の他、阪口大助、増田裕生、本名陽子、ゆかな(当時野上ゆかな)、榎本温子、齋藤彩夏、仙台エリ、山本麻里安(うち阪口、増田、本名、ゆかな、榎本、齋藤、仙台、清水、山本らは声優デビュー作で主役)、 2000年代前半でも名塚佳織と三瓶由布子、沢城みゆき、 入野自由、小野賢章、 上村祐翔、小清水亜美、 井上麻里奈、新名彩乃(当時松本彩乃)、 平野綾(うち小野、上村、小清水、井上、新名らは声優デビュー作で主役)などが、過去に10代で主役を演じた声優として知られる。
- ^ NECホームエレクトロニクスの発売した家庭用ゲーム機PCエンジンのCD-ROMドライブの発売は1988年12月。
- ^ ただし、アニメ・日本語吹き替え・ゲームのナレーションはランク制の対象となる。
- ^ M-1グランプリ参加資格はプロアマ問わず結成15年以内のコンビにあり、二人は事務所に所属するプロとしてエントリーした模様である。
- ^ 特に「ラブライブ!」から生まれたμ'sは、2016年3月31日・4月1日に声優ユニットとしては初めて東京ドームでの単独コンサートを開催し、両日とも満席であった。
- ^ 2016年にも東京ドームでの単独コンサートを開催したほか、同じ年には声優だけでなくソロ歌手としても初となる阪神甲子園球場でのコンサートを実現している。水樹は阪神タイガースのファンとして知られており、甲子園球場でのコンサートは自身の念願の一つでもあった。
- ^ 声優として初めて野球場・ドーム球場での単独コンサートを開催したのも水樹奈々であり、2009年に西武ドームで開催したのが初めての例となる。東京ドーム・西武ドーム・阪神甲子園球場のほか、横浜スタジアム・千葉マリンスタジアムでも開催した。なお、野球場・ドーム球場での単独コンサートを開催した声優は2023年6月現在、水樹奈々以外には存在しない。
- ^ 水樹はその後も毎年出場を続け、2009年から2014年の計6回にわたり連続出場した。
- ^ 声優ユニットのμ'sが2015年に、水樹に次いで声優2組目となる紅白出場を果たした。
- ^ 阿澄佳奈とされるVTuberのなちょこや鈴村健一とされるなんでも屋の29歳りんくろーなどのケースなど、いくつか謁見される。
- ^ 中には『スパイラル 〜推理の絆〜』ではドラマCDで主人公の声を担当した男性声優がTVアニメではライバルのリーダー格となる少年へ配役転換され、ドラマCDでライバル役をしていた声優が降板するなどの変更があった。
- ^ 機動戦士ガンダムSEEDにおけるアイシャの例がある。
- ^ トラック運転手を経て文学座やこまつ座などで俳優としての活動はしていた。
- ^ 2011年までスタジオジブリ海外事業で勤務していた人物。宮崎駿が本人をモデルにした役を設定し起用した。
- ^ テレビアニメ『化物語』(2009年)ではオープニングでアニメ版と実写版を用意し、実写版ではアニメ・キャラクターの声をあてる声優(堀江由衣)が実写映像でキャラクターを演じ、それぞれを対比して見られるよう意図した演出がなされているが、実写版と敢えてテロップに示されることで、全容がはじめて理解できる演出になっている(内藤(2017))。テレビアニメ『夢色パティシエール』(2019年 - 2020年)では、声優が番組の最後にコーナーを設け顔出しをしていた。
- ^ 一例として、『声優バイブル2016』22頁-29頁(入野自由のインタビューページ)、『声優バイブル2017』18頁-25頁(関智一のインタビューページ)など。
- ^ 作品限定の声優ユニット活動を行うこともある。
- ^ 「主婦の友インフェス」より発行されている「声優グランプリ」の付録『声優名鑑』2018年度版に掲載されている「声優」の人数は女性800名、男性571名となっており、2021年の「声優名鑑 女性編」の掲載人数は前年の907人から955人、「声優名鑑 男性編」は前年の595人から今年は600人超となる。男女比は女:男で6:4。
- ^ エイベックス・プランニング&デベロップメント(旧アクシヴ。声優プロダクションとしては縮小化したのち、グループ再編でエイベックス・ピクチャーズの1部門となった)、KADOKAWA系プロダクション・エース、アニプレックス系ボイスアンドハート(廃業の後、アニプレックスから独立)、ドワンゴアーティストプロダクション(ドワンゴ プランニング アンド ディベロップメント。現在のMAGES.となるAG-ONEへ会社統合の後、廃業)など。
- ^ MAGES.-アミュレート(ドワンゴアーティストプロダクションの事実上承継先)、学研プラス-office EN-JIN(2019年に所属者が居なくなり事実上の事業終了)、エイベックス・ピクチャーズ(エイベックス・プランニング&デベロップメントから一部受け入れ)、ポニーキャニオン-スワロウ、ブシロード系の制作子会社による響。
- ^ ミュージックレイン、株式会社S、ポニーキャニオンアーティスツ(現在は取扱なし。声優・アニメ関連を社内別組織マネージメント組織「スワロウ」へ分割した後、2019年7月より親会社のレコード会社ポニーキャニオンに統合)。
- ^ 『声優兼アーティスト』枠で所属オーディションを開催するなどしている。
- ^ 歌手志望者を声優として(も)デビューさせる例があり、株式会社S(現在はディファレンスに移籍)の新田恵海のように、歌手志望として所属オーディションに合格するも事務所の方針で最初は声優としてデビューし、合格から5年半を経て歌手デビューを果たすという例もあり、また、ポニーキャニオンアーティスツ(現スワロウ)の遠藤ゆりか(2018年6月、芸能活動引退)のように、歌手デビュー後に声優としてもデビューするという例もある。
- ^ 一例として、ホリプロ(現在は関連会社のホリプロインターナショナルに移管)、ソニー・ミュージックアーティスツ、スペースクラフトなど。
- ^ 例外的に、ホリプロのような月給制を基本としている事務所もある。
- ^ 平成25年度以降の25年間は復興特別所得税が加算されるため、10.21%となる [1]。
- ^ ただし、年収が少ないため結果的に源泉徴収税を納めすぎとなっているという者は、翌年の確定申告で還付を受けることができる。
- ^ 一概には言えないが、日俳連は基本的に土日祝日のゴールデンタイムに放送される番組に最も高いクラスの報酬を設定している。
- ^ ただし、現在ではスタッフの移籍がより増えたため実質的に加盟している状況の会社もある。
- ^ ただし、テレビアニメの中でも長期シリーズ物ではむしろベテラン勢で占められている。
- ^ アニメ・ゲームのナレーションはランクの縛りがある。
- ^ 声優として2008年にデビューして以後、『キディ・ガーランド』(2009年。アスクール役)で主演を務めるなど、出演本数を積み重ねてはいたが、メインキャラクターとしての出演が増えたのは2012年以後のことであった。
- ^ なお、『声優グランプリ』2018年3月号の別冊付録である「声優名鑑2018女性編」で収録されている女性声優は800人、同雑誌の2018年4月号の別冊付録である「声優名鑑2018男性編」で収録されている男性声優は560人(つまり合計で1,360人)であった。
出典
- ^ 『広辞苑 第七版』岩波書店、2018年1月。
- ^ 勝田久「声優の歴史」『声優名鑑 アニメーションから洋画まで…』ジ・アニメ特別編集、近代映画社、1985年、174頁。
- ^ Company, The Asahi Shimbun. “目指せラジオ女優! 大正時代のオーディション - ことばマガジン:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2023年3月13日閲覧。
- ^ 『読売新聞』1926年4月4日朝刊、p.10。
- ^ 古田尚輝「テレビジョン放送における「映画」の変遷」『成城文藝』第196号、成城大学文芸学部、2006年9月、266–213頁、CRID 1050001202589575424。
- ^ “講座・展示|新国立劇場情報センター|新国立劇場”. www.nntt.jac.go.jp. 2021年8月29日閲覧。
- ^ “役者としては半ちく仕事 ブーム見すえるクールな目 山田康雄”. 静岡新聞. (1979年5月27日)
- ^ “主な事業 | 公益社団法人日本演劇協会”. www.jtaa.or.jp. 2023年2月19日閲覧。
- ^ “令和4年度 日本芸術院会員候補者の決定について”. geijutuin.go.jp. 日本芸術院. 2023年3月11日閲覧。
- ^ 加入案内のご請求 - 日本俳優連合の加盟申請ページ。「俳優・声優・その他実演家」と表記している。
- ^ “アメリカの有名声優に日本アニメの人気や声優事情を聞いた”. フォーブスJAPAN. 2020年8月6日閲覧。
- ^ 小牧雅伸『アニメックの頃…―編集長(ま)奮闘記』NTT出版、2009年、210頁。ISBN 4757142161。
- ^ “一般社団法人 日本オーディオ協会 | カテゴリー | 音の日”. www.jas-audio.or.jp. 2023年8月10日閲覧。
- ^ a b 坪内逍遥 文人の世界、植田重雄、垣文社、1998年、pp.113-128。
- ^ 坪内逍遥, 逍遥協会『逍遙選集. 第12巻』(復刻)第一書房、1977年、397-404頁。 NCID BN01432061 。
- ^ 都家歌六「日本人最古の録音盤発見記」『電気学会誌』第120巻第3号、電気学会、2000年、133頁、CRID 1390001204996067456、doi:10.1541/ieejjournal.120.133、ISSN 1340-5551、NAID 10005310269。
- ^ “No.151 川上音二郎とその時代 | アーカイブズ | 福岡市博物館”. museum.city.fukuoka.jp. 2023年3月18日閲覧。
- ^ “漱石全集 第9巻(小品・評論・雑篇)”. dl.ndl.go.jp. 国立国会図書館デジタルコレクション. 2023年3月18日閲覧。
- ^ “東宝(株)帝国劇場『帝劇の五十年』(1966.09) | 渋沢社史データベース”. shashi.shibusawa.or.jp. 2021年2月11日閲覧。
- ^ “松井須磨子 | 近代日本人の肖像”. www.ndl.go.jp. 2021年2月11日閲覧。
- ^ 逍遥、抱月、須磨子の悲劇 新劇秘録、河竹繁俊、毎日新聞社、1966年、pp.139-156。
- ^ トルストイ 作, アンリ・バタイユ 脚色, 島村抱月 再脚色『復活』新潮社、1914年。doi:10.11501/947563 。2022年11月22日閲覧。
- ^ Company, The Asahi Shimbun. “「カチューシャの唄」100年 - ことばマガジン:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2021年2月11日閲覧。
- ^ “クレオパトラ : シヱイクスピア作 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2021年2月11日閲覧。
- ^ 水野義一「本邦上演の英国劇(二)」『英学史研究』第1972巻第4号、日本英学史学会、1972年、91-103頁、doi:10.5024/jeigakushi.1972.91、ISSN 0386-9490、NAID 130003624670。
- ^ “元祖「歌う女優」 松井須磨子、幻の音源 研究家発見 107年前収録:東京新聞 TOKYO Web”. 東京新聞 TOKYO Web. 2021年2月11日閲覧。
- ^ “口語法 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 国立国会図書館. 2023年6月24日閲覧。
- ^ “参考文献 - 「本の万華鏡」第10回「はやり病あれこれ」”. 「本の万華鏡」第10回「大正デモクラシーとメディア」. 国立国会図書館. 2022年4月17日閲覧。
- ^ 大西秀紀「東洋蓄音器( オリエントレコード) の社史調査とディスコグラフィの作成」、京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター、2018年4月。
- ^ “Web資料集〈要点〉日本演劇史〜明治から現代へ〜”. 新国立劇場. 2023年3月19日閲覧。
- ^ 曽田秀彦「幻の『蝙蝠座』覚書-小山内薫とニキタ・バリエフ-」『大正演劇研究』第6巻、明治大学大正演劇研究会、1997年3月26日、2 - 18頁、CRID 1050294584547928704。
- ^ 小山内薫 演劇新潮八月号 1924年、小山内薫演劇論全集 第2巻、未來社、1965年、pp.48-49。
- ^ 西沢実『創始期ラジオドラマとラジオドラマの「ことば」研究』 日本大学〈博士(芸術学) 乙第5623号〉、2000年。doi:10.11501/3165139。NAID 500000186018 。
- ^ “声優”の歴史をひもとく頁「いにしへの声優列伝」内。
- ^ NHK. “炭坑の中”. テレビ60年 特選コレクション | NHKアーカイブス. 2021年2月11日閲覧。
- ^ 春陽堂書店編集部 (2018年10月12日). “春陽堂とラジオドラマ 第二回 春陽堂とラジオドラマ研究会 | 春陽堂書店”. www.shunyodo.co.jp. 2021年2月14日閲覧。
- ^ “港区ゆかりの人物データベースサイト 文士とラジオドラマ?放送局に集った若き才能”. www.lib.city.minato.tokyo.jp. 2021年2月14日閲覧。
- ^ “平成22年度 日本脚本アーカイブズ特別委員会 調査・研究報告書”. 一般社団法人 日本放送作家協会. 2021年2月14日閲覧。
- ^ Company, The Asahi Shimbun. “目指せラジオ女優! 大正時代のオーディション - ことばマガジン:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2021年11月11日閲覧。
- ^ 森川友義, 辻谷耕史「声優の誕生とその発展」『メディア史研究』第13巻、ゆまに書房、2002年11月、62頁、CRID 1521136280619311360、ISSN 13438107、NAID 40005556004。
- ^ 中野正昭「蝙蝠座-演劇と昭和モダニズム-」『文学研究論集(文学・史学・地理学)』第11巻、明治大学大学院、1999年9月30日、119 - 137頁、ISSN 1340-9174、CRID 1050576059523566720。
- ^ 春陽堂書店編集部 (2018年9月28日). “春陽堂とラジオドラマ 第一回 娯楽としてのドラマ | 春陽堂書店”. www.shunyodo.co.jp. 2021年2月14日閲覧。
- ^ 本間理絵「近代メディアミックスの形成過程:―春陽堂書店とラヂオドラマ研究会との連携を中心に」『出版研究』第48巻第0号、日本出版学会、2017年、85-108頁、doi:10.24756/jshuppan.48.0_85、ISSN 0385-3659、NAID 130007932126。
- ^ 読売新聞 1930年(昭和5年)1月6日付朝刊。
- ^ “アクセント辞典の誕生|NHK放送文化研究所”. NHK放送文化研究所. 2022年12月2日閲覧。
- ^ “最初の放送用語基準 | 調査・研究成果 - ことばの研究 | NHK放送文化研究所”. www.nhk.or.jp. 2023年3月27日閲覧。
- ^ “小学校令施行規則改正(抄)(昭和十六年三月十四日文部省令第四号):文部科学省”. www.mext.go.jp. 2023年3月2日閲覧。
- ^ 「“声優”誕生」『放送夜話-座談会による放送史』日本放送協会、1968年、p.113。
- ^ 西澤實『ラジオドラマの黄金時代』河出書房新社、2002年、18-19頁。
- ^ 読売新聞 2004年2月1日。
- ^ 浦崎浩實「映画人、逝く 七尾伶子」『キネマ旬報』2006年10月上旬号、キネマ旬報社。
- ^ a b “「雲の会」論——文学立体化運動の再考 - 学会誌『身体表象』第3号公開”. www-cc.gakushuin.ac.jp. 学習院大学身体表象文化学会. 2021年3月6日閲覧。
- ^ 『演劇』11月 1951年、直観を磨くもの 小林秀雄対話集、新潮社、新潮文庫、2014年、pp.287-291。
- ^ 能村庸一『実録テレビ時代劇史 ちゃんばらクロニクル1953-1998』東京新聞出版局、1999年、20-21頁。
- ^ 勝田久「声優の歴史」『声優名鑑 アニメーションから洋画まで…』ジ・アニメ特別編集、近代映画社、1985年、175頁。
- ^ 清水俊二 『映画字幕五十年』早川書房、1987年、p.76。
- ^ 井上優「岩田豊雄の中のシェイクスピア--1955年 福田恆存演出『ハムレット』成立の一背景」『西洋比較演劇研究』第19巻第1号、西洋比較演劇研究会、2020年、23-37頁、doi:10.7141/ctr.19.23、ISSN 1347-2720、NAID 130007825948。
- ^ “創立聲明書 昭和三十八年二月三日 現代演劇協会 デジタルアーカイヴ”. onceuponatimedarts.com. 2023年3月20日閲覧。
- ^ 20世紀グレーテスト・ヒッツ : ポピュラー音楽をめぐる記憶から、音楽出版社、2007年、pp.78-79。
- ^ 菊田一夫『菊田一夫:芝居つくり四十年』日本図書センター、1999年12月、147-150頁。ISBN 4820557718。
- ^ “番町スタジオ KOEOTO > 【音響監督】田中英行さん”. 日本音声製作者連盟 - アニメ音響制作 外国映画・海外ドラマ日本語版制作. 2023年7月13日閲覧。
- ^ 木下浩一『商業教育局における社会教育と教養の系譜』 京都大学〈博士(教育学) 甲第22198号〉、2020年。doi:10.14989/doctor.k22198。hdl:2433/253033。NAID 500001416559 。
- ^ 乾直明『外国テレビフィルム盛衰史』晶文社、1990年、60頁、118頁、557頁。
- ^ 串間努『少年ブーム 昭和レトロの流行もの』晶文社、2003年、41頁。
- ^ 引田惣彌『全記録テレビ視聴率50年戦争 そのとき一億人が感動した』講談社、2004年、38頁。
- ^ 野村道子 2009, p. 24.
- ^ “声優・羽佐間道夫が語る、吹き替え最初期の思わぬ苦労(#4)著:大野裕之”. honsuki.jp. 本がすき (2018年6月8日). 2023年7月6日閲覧。
- ^ “協会会報 vol.19”. www.manekyo.com. マネ協. 2023年7月6日閲覧。
- ^ とり・みき 『別冊映画秘宝Vol.3 とり・みきの映画吹替王』 洋泉社、2004年、275頁。
- ^ 大岡昇平 芸術新潮五月号 1957年5月1日、大岡昇平全集14 評論Ⅰ、筑摩書房、1996年、pp.719-724。
- ^ 福田恆存 「CBCレポート 1957年10月號」、『私の演劇教室』、新潮社、1961年、pp.77-85。
- ^ 高田城、千葉節子『声優になるには』ぺりかん社、1983年初版、1994年改定版、47頁。
- ^ 「やぶにらみ鑑賞講座アテレコ編」『新週刊』3月29日号、新週刊社、1962年3月、80頁。
- ^ a b c 「11:15 人気番組ウラばなし」『写楽祭』第9巻、富士写真フィルム、1963年5月。
- ^ 松田咲實 2000, p. 43.
- ^ 『テレビ黄金時代の立役者12人の告白 あの日、夢の箱を開けた!』小学館、2003年、190頁。
- ^ “豊島区立トキワ荘マンガミュージアム 特別企画展「鉄腕アトム ―国産初の30分テレビアニメシリーズ―」|豊島区公式ホームページ”. www.city.toshima.lg.jp. 2022年11月17日閲覧。
- ^ “声優界のレジェンド「鉄腕アトム」の清水マリ、手塚治虫との思い出語る : 映画ニュース”. 映画.com. 2022年11月17日閲覧。
- ^ 大滝一登「高等学校「現代国語」新設における能力主義的教育観の具現化に関する一考察――「作文の能力」の重視に関する経緯と到達点――」『国語科教育』第90巻、全国大学国語教育学会、2021年9月、17-25頁、CRID 1390852724619169024、doi:10.20555/kokugoka.90.0_17、ISSN 02870479、NAID 130008106354。
- ^ 福田恆存『福田恆存評論集』麗澤大學出版會, 廣池學園事業部 (發賣)〈第11卷 (醒めて踊れ)〉、2007年、130頁。ISBN 9784892055515。 NCID BA84261088。全国書誌番号:21535165 。
- ^ 見えない主役・声優のすべて : 声優入門テキスト・声優オール名鑑、1979年、勝田久、集英社、pp.86-88。
- ^ 酒井広「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・六本木」『映画はブラウン管の指定席で』淀川長治監修、テレビ朝日編著、全国朝日放送株式会社、1986年、p.38
- ^ 富野喜幸『だから僕は… 「ガンダム」への道』徳間書店、1981年3月、212頁。
- ^ “声優・柴田秀勝に聞く『タイガーマスク』ミスターX誕生前夜”. otocoto | こだわりの映画エンタメサイト. 2023年4月12日閲覧。
- ^ “Synapse編集部が行く!日本アニメの現状 Vol.8 「声優の歴史」 | メディア応援マガジンSynapse(シナプス)”. Synapse(シナプス) | ビデオリサーチ (2020年10月22日). 2023年3月17日閲覧。
- ^ ハイパーボイス監修『すごい!アニメの音づくりの現場』雷鳥社、2007年、79頁。音響スタッフだった田中英行の証言。
- ^ 松田咲實 2000, p. 15.
- ^ “TPPによる実演家の権利への影響”. CPRA Article. 芸団協CPRA 実演家著作隣接権センター. 2022年11月17日閲覧。
- ^ “沿革 - アニメ音響制作 外国映画・海外ドラマ日本語版制作”. 日本音声製作者連盟. 2022年11月17日閲覧。
- ^ “映画『ルパン三世』1stTVシリーズ - ライブラリー事業室”. www.ghibli-museum.jp. 公益財団法人徳間記念アニメーション文化財団. 2022年11月17日閲覧。
- ^ 声優白書、松田咲實、オークラ出版、2000年、p.253。
- ^ “刑事コロンボ”. NHK. 2022年11月17日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 内藤(2017)
- ^ “1973年 | 日本俳優連合30年史”. 日本俳優連合 オフィシャルウェブサイト. 2022年11月17日閲覧。
- ^ 佐藤桂一「「第一次・第二次声優ブーム」(1960年代・1970〜1980年代)を通して見る声優業の進化と分化 -現代日本における声優の歴史(2)-」『文学研究論集』第51巻、明治大学大学院、2019年、95-115頁、hdl:10291/20363、ISSN 1340-9174、NAID 120006727195、2022年11月22日閲覧。
- ^ “土曜レポート テレビ洋画の吹替え〝声の主役たち〟”. 毎日新聞 東京夕刊. (1976年9月11日)
- ^ 勝田久 「声優の権利擁護と俳優運動」『見えない主役・声優のすべて:声優入門テキスト・声優オール名鑑』、1979年10月15日、集英社、p.268
- ^ 阿部邦雄 『TV洋画の人気者 声のスターのすべて : 人気声優インタビュー60人集つき』、1979年5月30日、近代映画社
- ^ 尾形英夫『あの旗を撃て! 「アニメージュ」血風録』オークラ出版、2004年、60頁、120頁。
- ^ ドン上野『ミスター・ラジオが通る』実業之日本社、1986年、152頁。
- ^ 『ジ・アニメ』1982年3月号、108頁。
- ^ 『アニ民354人目』声優で講談師の一龍斎春水さん 2019.09.26
- ^ HUNTER×HUNTER特集『“リアル親子”共演の2人に直撃』-ORICON STYLE エンタメ
- ^ 藤井青銅『ラジオな日々 80's RADIO DAYS』小学館、2007年、24頁。
- ^ 『完全保存版 ファンタスティックコレクション別冊 声優の世界 アニメーションから外国映画まで』、1979年10月30日、朝日ソノラマ、pp.44-45。
- ^ “1980年 | 日本俳優連合30年史”. 日本俳優連合 オフィシャルウェブサイト. 2022年11月16日閲覧。
- ^ “監督・スタッフ|松竹映画『男はつらいよ』公式サイト| 松竹株式会社”. 『男はつらいよ』公式サイト | 松竹株式会社. 2023年3月22日閲覧。
- ^ “あのとき「アニメ」が変わった 1981年アニメ新世紀宣言”. www.asahi.com. 朝日新聞社. 2021年5月22日閲覧。
- ^ 永井一郎 「細胞でとらえた演技」『GUNDAM CENTURY―宇宙翔ける戦士達―RENEWAL VERSION』 樹想社、2000年、pp.89-96。
- ^ “1981年・1982年 | 日本俳優連合30年史”. 日本俳優連合 オフィシャルウェブサイト. 2021年5月22日閲覧。
- ^ NHK. “遙かなる西部〜わが町センテニアル”. テレビ60年 特選コレクション | NHKアーカイブス. 2022年11月16日閲覧。
- ^ “「魔法の天使 クリィミーマミ」太田貴子さん(森沢優・クリィミーマミ役)インタビュー 前編 今も、実生活が優ちゃんで、仕事がマミちゃん。”. アニメ!アニメ!. 2022年11月16日閲覧。
- ^ “クラッシャージョウBD-BOX発売記念、安彦良和氏インタビュー | アニメイトタイムズ”. クラッシャージョウBD-BOX発売記念、安彦良和氏インタビュー | アニメイトタイムズ. 2022年11月16日閲覧。
- ^ “アニメ評論はなぜ「無いように見える」のか? アニメ雑誌と評論の歩み――アニメ評論家・藤津亮太インタビュー”. ねとらぼ. 2022年11月16日閲覧。
- ^ “久松 保夫 | 株式会社青二プロダクション”. www.aoni.co.jp. 2022年11月16日閲覧。
- ^ “【ザ・プロデューサーズ】第20回・南沢道義氏〜声優になるために大切なこととは〜【前編】”. SPICE(スパイス). 2021年5月22日閲覧。
- ^ “声優試論――「アニメブーム」に見る職業声優の転換点――”. Database for Animation Studies. 日本アニメーション学会. 2021年5月28日閲覧。
- ^ “10-11月 展覧会連携 国産アニメーション100周年記念《スクリーンに蘇る!アニメーション傑作選》 - 川崎市市民ミュージアム”. 2022年12月11日閲覧。
- ^ “紫式部 源氏物語|日本の映画情報を検索 日本映画情報システム”. www.japanese-cinema-db.jp. 2022年12月11日閲覧。
- ^ “【明田川進の「音物語」】第5回 “銀河声優伝説”と呼ばれたOVA「銀河英雄伝説」のキャスティング”. アニメハック. 2023年6月14日閲覧。
- ^ アニメージュ編集部・編『声優になりたいあなたへ』徳間書店、1994年、p.46
- ^ “林原めぐみオフィシャルブログ/私らしく(超長文)”. ameblo. 2020年8月6日閲覧。
- ^ 松田咲實 2000, p. 16.
- ^ “トム・クルーズ公認の声優・森川智之「トム本人からの吹き替えチェックに驚きました!」”. ホムニス. 2020年8月6日閲覧。
- ^ “1990年 | 日本俳優連合30年史”. 日本俳優連合 オフィシャルウェブサイト. 2022年12月23日閲覧。
- ^ “1991年 | 日本俳優連合30年史”. 日本俳優連合 オフィシャルウェブサイト. 2022年12月23日閲覧。
- ^ アニメスタイル編集部. “第32回 1994年(平成6年)2大「りぼん」アニメの登場と『ガンダム』シリーズの転機 | WEBアニメスタイル”. WEBアニメスタイル | もっとアニメの話をしよう。. 2022年12月23日閲覧。
- ^ “【声グラヒストリー第1回】高まる声優人気を受け、待望の声優専門誌がついに創刊! 1994年Vol.1(創刊号)”. 声グラ. 2020年8月6日閲覧。
- ^ “lain|清水香里オフィシャルブログ”. ameblo. 2020年8月6日閲覧。
- ^ “TVアニメ『天空のエスカフローネ』坂本真綾「約束はいらない」【毎日1曲おすすめのアニソンをあなたに 塚越淳一のアニソントラベラーvol.47】”. アニメイトタイムズ. 2020年8月6日閲覧。
- ^ “小山力也インタビュー 吹替の帝王 -日本語吹替版専門映画サイト-”. web.archive.org. 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント (2020年8月9日). 2023年3月10日閲覧。
- ^ “「ER緊急救命室」大納会、お疲れさまでした!”. Techno Voice. 2023年3月10日閲覧。
- ^ 平田裕介. “なぜ僕?『もののけ姫』主人公アシタカ松田洋治の“葛藤”「超有名俳優でも声優でもない中途半端な存在」だったのに…”. 文春オンライン. 2022年12月17日閲覧。
- ^ 『Newtype 1998年5月号』、p.83。
- ^ “内田彩、熱狂のツアーファイナル! 9000人の歓声につつまれ日本武道館を激震させた3時間をレポート”. SPICE (2016年8月27日). 2019年6月21日閲覧。
- ^ “武道館が七色にきらめく!「東山奈央 1st LIVE“Rainbow”at 日本武道館」ライブレポート”. リスアニ!WEB (2018年2月12日). 2019年6月21日閲覧。
- ^ “2019年も内田真礼が優勝!さまざまな演出で魅せた武道館ライブ“UCHIDA MAAYA New Year LIVE 2019 「take you take me BUDOKAN!!」”レポート!”. リスアニ!WEB (2019年2月24日). 2019年6月21日閲覧。
- ^ a b c d “声優ブームが生んだ功罪 今の声優に求められるものとは?”. ORICON STYLE. オリコン株式会社 (2015年2月8日). 2015年8月9日閲覧。
- ^ 『週刊プレイボーイ』集英社、2013年7月1日号、70頁。
- ^ ABEMA Prime (2022年11月30日). “三ツ矢雄二「“声優は裏方”という根本に使う側が戻ってもらいたい」 相次ぐ声優の体調不良、業界を変えるには“ブームの終息”が必要?”. ABEMA TIMES. 2022年12月1日閲覧。
- ^ “こんなに楽しいことがあるのに、二番目はいらないんじゃないかなとー水瀬いのりインタビュー③”. Nizista (2016年11月21日). 2019年6月21日閲覧。
- ^ “Run Girls, Run!・林鼓子、水樹奈々に憧れた幼少期からデビューまでを振り返る【インタビュー】”. アニメ!アニメ! (2019年6月5日). 2019年6月21日閲覧。
- ^ “17歳が歩むシンデレラ・ストーリー! 注目新人声優・楠木ともりインタビュー「まだ現実に追いつけていません(苦笑)」”. 週プレNEWS (2017年11月17日). 2019年6月21日閲覧。
- ^ “初オーディションで主演に大抜擢! 17歳の注目声優・楠木ともりが意外な学生生活を告白”. 週プレNEWS (2017年11月18日). 2019年6月21日閲覧。
- ^ “声優に転身するアイドルが増加 芸能界でも兼業ブームか”. NESポストセブン. 2020年8月6日閲覧。
- ^ 声優としての活躍も際立つ福原遥 今後のアニメシーンで重要な役者の1人に
- ^ 福原遥、女優と声優の両輪で「セカンドブレイク」に王手! 人気上昇のカギは「美声」にあり?
- ^ 声優の7割以上は年収300万円以下、2割強がインボイス制度導入で廃業を検討 22年9月実施声優の収入実態調査及びインボイスに関するアンケートのまとめ VOICTION 2022年9月29日 10時06分]
- ^ “インボイス制度で声優の2割が廃業も? インボイス反対のVOICTION甲斐田裕子氏に聞く”. ITmedia ビジネスオンライン. 2022年9月28日閲覧。
- ^ “生成系AI技術の活用に関する提言”. 日本俳優連合 オフィシャルウェブサイト (2023年6月13日). 2023年6月14日閲覧。
- ^ “炭治郎役・花江夏樹「天狗」記事に、緒方恵美が「彼のせいではありません」 業界の事情を解説...なお、本人はテングジャーキー写真で反応”. J-CAST ニュース (2020年11月13日). 2021年1月7日閲覧。
- ^ 若本, 規夫. “「新規の仕事の依頼がない」サザエさん穴子役・若本規夫が声優歴25年目で“すべてを捨てる決意”をした理由”. 文春オンライン. 2022年4月24日閲覧。
- ^ a b 市原光敏『声優になれる本』世界文化社、1996年、p.120。当時江崎プロダクションの社長だった江崎加子男の証言
- ^ a b c d e f 土屋礼央の「ざっくり聞くと」(第11回)~声優ってどんな仕事?野中藍さん・白石涼子さんインタビュー~ 2015年9月1日 11時1分
- ^ 野村道子 2009, p. 130.
- ^ 橋本崇宏、柳谷杞一郎・著『声優になる!』雷鳥社、2008年、p.157。こおろぎさとみインタビュー
- ^ 「大御所なんだから、仕事選べよ」に反論 声優・古川登志夫、ポプテピ出演への批判に言及 ねとらぼ
- ^ @TOSHIO_FURUKAWA (2018年3月1日). "「大御所なんだから、仕事選べよ、なんでこんなクソアニメに!」とのリプがいまだにたっくさん。①「お気遣いありがとうございます」②「アニメのキャラ声は本職です」③そもそも大御所と思っていない」". X(旧Twitter)より2018年6月22日閲覧。
- ^ “アニメ「からくりサーカス」10月放送開始!キャスト5人やアニメ映像のPV解禁”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年8月1日) 2018年8月1日閲覧。
- ^ “「ワッチャプリマジ!」庄司宇芽香、相良茉優らが演じる新キャラ公開 オーディション優勝者担当キャラも決定 : 映画ニュース”. 映画.com. 2021年9月27日閲覧。
- ^ 上崎よーいち「開封!18禁アニメの世界」『ビデオボーイ』英知出版、1998年4月号、p.105-106
- ^ 愛川欽也 おはよう!こどもショー ロバくん時代の思い出を語る
- ^ 山本健翔『声優になるには』ぺりかん社、2007年、p.136
- ^ 高田城、中川奈美『声優になるには』ぺりかん社、1997年、p.135。加藤敏音響監督インタビュー
- ^ 【カズゾウの絶対音監】ドラマCDの魅力ってナニ!?
- ^ 第6回その1ボイスアクトのプロ × AIのプロ 対談「AIと言語表現」 「AIによる音声というのはかなりリアルなところまできているのですが、キャラクターの背景までは考えることは極めて難しいです。AIにシリーズ全話の脚本を見せたとしても、福山さんのように作品の世界観全体を理解しながら発声することは現時点ではまずできないと思いますね。」
- ^ 人気声優の声を収録無しでアプリやゲームに導入できる音声サービスの提供を開始~花江夏樹さん、金田朋子さん、内田彩さんなど人気声優の声が導入可能に!~
- ^ ひっそりと浸透する「AI声優」、人間の仕事を奪うか? by Karen Hao2021.10.12
- ^ NHKの人造アナウンサー「ニュースのヨミ子」さんはどうやって作られた?
- ^ AI×アナウンサーって何?その魅力や活用例、今後まで一挙紹介! 2019.08.29
- ^ 大栄出版編集部・編『なりたい!!声優』大栄出版、1998年、p.152
- ^ 松田咲實 2000, pp. 121–122.
- ^ 大栄出版編集部・編『なりたい!!声優』大栄出版、1998年
- ^ “【イベントレポート】朗読劇「佐々木と宮野」、距離が縮まっていく2人を白井悠介&斉藤壮馬が繊細に表現”. コミックナタリー. ナターシャ. 2021年9月27日閲覧。
- ^ “梶裕貴、花江夏樹、宮野真守…広告代理店担当者が査定する「男性声優CMギャラ」は高騰中”. Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌] (2021年6月21日). 2022年9月28日閲覧。
- ^ 椎名へきる、林原めぐみ、國府田マリ子 ヒットチャートは声優だらけ!!、『日経エンタテインメント!』1997年6月号より(インターネットアーカイブのキャッシュ)。
- ^ “声優の不祥事にAIが代役で活躍--中国で進むAI音声の活用”. ZDNET Japan (2023年3月31日). 2023年9月26日閲覧。
- ^ p.13 SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術 2010年 フィルムアート社 ISBN 978-4845910564
- ^ “Common American voice actors who can be cast anywhere”. IMDB. 2020年8月6日閲覧。
- ^ Shuji Ishimoto (2015年10月21日). “「あぁうち」「いっつあもんすたああ」、『バイオハザードHDリマスター』の再録音声を“ひどいオリジナル版”へと変更するModが配信開始”. automaton. 2016年2月27日閲覧。
- ^ 「ラジオ名作数々残し 来春NHK放送劇団が"終幕"」『中日新聞』1989年11月5日付け夕刊
- ^ 日本大学の人物一覧#声優
- ^ 桐朋学園芸術短期大学#出身者
- ^ 玉川大学の人物一覧#芸能
- ^ 大阪芸術大学の人物一覧#声優
- ^ “【明田川進の「音物語」】第33回 岩田光央さんとの対談(後編)声優は“商品”で事務所は“問屋””. アニメハック. 2021年11月8日閲覧。
- ^ a b “「声優志望者は専門学校にも養成所にも行くな!」音響監督・長崎行男と福原慶匡Pが明かす、声優業界のいま【インタビュー】 2ページ目”. アニメ!アニメ!. 2021年9月27日閲覧。
- ^ 声優&アーティストデビューの夢をつかんだ彼女たちの“未来”に注目!声優ガールズユニットオーディション企画「SUN AUDITION」合格者8名にインタビュー!
- ^ 内藤 (2017)では、歌って踊れる声優のルーツとしている[93].
- ^ a b “アイドルの声優活動なぜ増加? 2つのシーンに起こった変化を読む”. Real Sound. 2018年4月28日閲覧。
- ^ 鈴木敏夫『ジブリの哲学 : 変わるものと変わらないもの』岩波書店、2011年。ISBN 9784000234955。
- ^ “A:翻訳劇をどう演じるか?~チェーホフ戯曲を用いて考える~ - 一般社団法人 日本演出者協会”. web.archive.org (2021年9月17日). 2023年3月10日閲覧。
- ^ “演劇大学 IN大阪2020 報告 - 一般社団法人 日本演出者協会”. 日本演出者協会 (2021年2月28日). 2023年3月10日閲覧。
- ^ “宮崎駿は、声優のスキルについてどう考えているのか”. エキサイトニュース. 2022年1月31日閲覧。
- ^ “宮崎駿監督引退会見 一問一答|シネマトゥデイ”. シネマトゥデイ. 2021年2月7日閲覧。
- ^ “「アーティストが声優やるのは無理」 GACKT発言への意外な反応”. J-CAST ニュース (2017年3月23日). 2021年9月27日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “アニメ「パリピ孔明」追加キャストに千葉翔也・山村響ら、英子の歌唱は96猫が担当(動画あり)”. コミックナタリー. 2022年4月17日閲覧。
- ^ 上白石萌音、松岡茉優らアニメ声優に挑戦する若手女優たち 蒼井優の声優としての魅力とは?アニメファンからも高評価のワケ 松岡茉優、水原希子、波瑠……相次ぐ人気女優のアニメ声優への挑戦
- ^ 「原恵一監督が語る新作映画のキャスティング!」『サイゾー』インフォバーン、2007年8月号。
- ^ 富野由悠季『富野由悠季インタビュー集 富野語録』ラポート、1999年1月、195頁。ISBN 978-4-89-799296-9。
- ^ 押井守『すべての映画はアニメになる』徳間書店、2004年3月27日、307-309頁。ISBN 978-4-19-861828-5。
- ^ 「富豪刑事 Balance:UNLIMITED」プロデューサーが仕掛ける話題づくりの“妙”【インタビュー】 - アニメ!アニメ!
- ^ “首藤剛志「シナリオえーだば創作術 第39回 『戦国魔神ゴーショーグン』予告のわけ……」”. WEBアニメスタイル (2006年3月1日). 2013年4月18日閲覧。
- ^ “スーパー!ドラマTV 海外ドラマ:納谷悟朗インタビュー”. www.superdramatv.com. 2021年2月5日閲覧。
- ^ “スーパー!ドラマTV 海外ドラマ:矢島正明インタビュー”. www.superdramatv.com. 2021年2月8日閲覧。
- ^ “第2回 野沢那智【ふきカエルインタビュー】ふきカエル大作戦!!”. www.fukikaeru.com. 2021年2月5日閲覧。
- ^ 声優グランプリ『声優道 名優50人が伝えたい仕事の心得と生きるヒント』主婦の友社、2019年2月、37頁。ISBN 9784074352296。
- ^ 山本健翔『声優になるには』ぺりかん社、2007年、p.55
- ^ 週刊ファミ通『龍が如くシリーズ10周年記念本 龍大全』KADOKAWA、2015年、p.81-82
- ^ a b “吉岡里帆:「私のうぬぼれだった…」 声優挑戦で数々の“気づき””. MANTANWEB(まんたんウェブ). 2021年2月8日閲覧。
- ^ “スーパー!ドラマTV 海外ドラマ:夏木マリインタビュー”. www.superdramatv.com. 2021年2月8日閲覧。
- ^ BIGLOBEポータル内旧コンテンツ「お仕事DB」第33回・鈴村展弘インタビュー記事より。2014年2月8日確認(2014年2月22日時点のアーカイブ)
- ^ 侍戦隊シンケンジャー 第二幕 極付粋合体 東映公式サイト 2014年1月9日閲覧。
- ^ 「代アニの同期には能登麻美子さんがいました」声優再挑戦のモノマネ芸人・山本高広47歳が明かす“新人声優”時代「自分オリジナルの声がわからなくなった」2022/09/16 11:02 Number ExBACK
- ^ 『AI声優・ミナミの使命』~Vol.1競争~【オトシネマAI/音声合成歌】
- ^ 世界初の全キャラAI声優アニメが生まれた舞台裏。「これからの子供番組は、視聴者参加型の双方向であることがとても大切に」 2021/01/06
- ^ 声優の仕事はAIに取られるってほんと? 2020年の音声合成技術者やAI歌手の進化に驚愕!
- ^ 原恵一、浜野保樹・編著『アニメーション監督 原恵一』晶文社、2005年、p.48。「劇場版『クレヨンしんちゃん』の有名人のキャスティングは宣伝の一環だ」と原恵一の証言
- ^ 批判殺到でコメント欄の炎上も!タレントの日本語吹き替え版起用に映画ファンの怒り爆発!(シネマトゥデイ)
- ^ 映画『プロメテウス』声優にタレント剛力彩芽を起用して強い批判の声 / ファン「メーカーは正気なのでしょうか?」 ロケットニュース24、2015年3月17日閲覧。
- ^ タレントの声優起用、ほぼ半々に意見が割れる ORICON STYLE 2022年6月10日閲覧。
- ^ 『鬼滅の刃』ヒット契機に“声優起用”の原点回帰が加速、花江夏樹がハブ的役割に - ORICON NEWS
- ^ “声優出身者が俳優業で活躍 そもそも声優のポジションとは?”. オリコン. 2018年4月30日閲覧。こうした心理を利用したものでは、過去には『笑っていいとも!』で1990年代に声優が出演してどのキャラクターを担当していたのかを当てるコーナー『ザックリいきまショー』などがあった。
- ^ 「声優業界の明日はどこにあるのか?」『流行批評SPECIAL EDITION オタクになれないアニメ好きの本』キルタイムコミュニケーション、1997年、114頁。
- ^ 水樹奈々、平野綾、堀江由衣… 声優は今やアイドルだ 2009年12月06日18時00分 J-CASTニュース
- ^ “声優・内田真礼がイケメンとイチャつく三菱地所レジデンスの新CMに反響 「なんだこの神CM」「めちゃめちゃ可愛い」”. ねとらば. 2018年4月30日閲覧。
- ^ “内田真礼:ヤングジャンプの巻頭グラビアに”. まんたんウェブ. 2018年4月30日閲覧。
- ^ “人気声優・竹達彩奈が吉野家とのコラボで“大食いキャラ”をいかんなく発揮!!”. ORICON STYLE. 2018年4月30日閲覧。
- ^ “声優の戸松遥が実写CMデビュー、9月5日オンエアのフルタ製菓CMで。”. エキサイトニュース. 2019年6月21日閲覧。
- ^ “戸松遥:人気声優が「ヤンジャン」グラビア登場 ビキニや大胆な姿も”. まんたんウェブ. 2019年6月21日閲覧。
- ^ “パイロンPL顆粒サイト”. シオノギヘルスケア. 2018年9月16日閲覧。
- ^ “FLASH増刊|雑誌|光文社”. 光文社. 2018年9月16日閲覧。
- ^ “佐倉綾音:人気声優が「マガジン」初表紙 京都で“和”グラビア”. まんたんウェブ. 2018年4月30日閲覧。
- ^ “逢田梨香子:人気声優が「柿の種」CMに出演 部屋着で生足披露「止まらん~!」”. まんたんウェブ. 2019年6月21日閲覧。
- ^ “逢田梨香子:“声優界最高の美女”が再び「ヤンジャン」表紙に はじける素肌!”. まんたんウェブ. 2018年4月30日閲覧。
- ^ “斉藤朱夏:「ラブライブ!サンシャイン!!」声優が「ヤンジャン」グラビアに”. まんたんウェブ. 2018年4月30日閲覧。
- ^ a b 他にも例としてこえたま、ナナカナ、ゆいかおり、S-nery、とぅいんくるガールズ+ちえみん先生、KiraKira☆メロディ学園、知多娘。、Pastel&Vivid、サンドリオン、Baby POP School、backdrops 声優ガールズバンド「LAMUSE」、ミステリー・ガールズ・プロジェクトなど、多数
- ^ “第28回 鳥部 万里子 さん”. seigura.com. 2021年9月27日閲覧。
- ^ “ミス日本コンテスト2020・ミス着物に青木 胡杜音さん 声優を目指す19歳 | ニュース | Deview-デビュー”. Deview. 2021年9月27日閲覧。
- ^ a b “浅川悠がアイドル化の進む声優界に苦言 業界が「人気のあるカワイコちゃん」を求めた結果、新人声優は……”. おたぽる. 2018年4月30日閲覧。
- ^ 『日経エンタテインメント! アニメSpecial 声優バイブル2020』 (日経BPムック、2019年)
- ^ 岩田光央 アイドルと「アイドル声優」の決定的違い
- ^ 芹澤優「テンプレート的な芝居しか考えていなかった」 デビューから数年続いた苦悩
- ^ 「新人で歌やイベントがNGなら仕事が難しい」変わりゆく声優の現状をプロが真剣討論 エキサイトレビュー 2015年5月11日、同9月22日閲覧。
- ^ 坂道のアポロンの方言指導は『ONE PIECE』の 黒島観光協会
- ^ “「声優」はセクハラが「日常」という深すぎる闇 配役の権限を持つ側が「やりたい放題」できる。”. 東洋経済ONLINE. (2023年5月26日) 2023年5月31日閲覧。
- ^ ベテランになるほど仕事が減る?声優界のギャラ&ハラスメント事情 ... 2022/06/15 テレ東プラス人生劇場+
- ^ 声優業界はセクハラの温床?「声を聞きたいから家に行かせて」と言われ… 2019年12月16日 日刊SPA! 声優「榎本温子」さんが声優業界のセクハラ・パワハラについて語る 2018年4月8日 Subcul Walker , ■ 榎本温子「知ってる範囲の声優業界」のセクハラとパワハラを語る その一方で「声優業界は芸能界でもかーーーーなーーーーーりーーーーーークリーン」とも語る。
- ^ 「仕事ほしいんでしょ」「何もしないからホテル行こう」 女性声優が語るセクハラの実態 by Saori Ibuki 伊吹早織 BuzzFeed News Reporter, Japan
- ^ 【特集 アニメ 熱狂のカラクリ】part1 熱狂!アニメマネーの全貌 セクハラは依然「日常」 声優たちの過酷な境遇] 週刊東洋経済 第7115号 2023.5.27
- ^ “「5%に仕事が集中」現役声優が明かす、コロナで顕在化した業界の懐事情”. bizSPA!フレッシュ. 2022年11月16日閲覧。
- ^ a b 野村道子 2009, p. 148-149.
- ^ とり・みき『映画秘宝Vol.3 とり・みきの映画吹替王』洋泉社、2004年、p.141。野沢那智インタビュー
- ^ 「日本俳優連合30年史 本編 1986年〜1990年 ショッキングな実態公表」 日本俳優連合公式サイト
- ^ アニメージュ編集部・編『劇場アニメ70年史』徳間書店、1989年、93頁。
- ^ 第044話 彼女の決断 : それが声優!WEB 浅野真澄・畑健二郎 2013年12月21日閲覧。
- ^ a b “実録 生き残れるのは一握りと言われる「声優」の収入と生活の現実”. ファイナンシャルフィールド. 2018年4月28日閲覧。
- ^ “【魅力発見・動画付き】 アニメ「ラブライブ!」で大ブレークの内田彩 声優やりながら肉体労働も”. 産経新聞. 2018年4月28日閲覧。
- ^ “声優未来予想図 第9回 内山夕実さん”. 声優グランプリweb (2012年2月6日). 2021年3月6日閲覧。
- ^ 市原光敏『声優になれる本 - あの声優がすべてを明かす!』世界文化社、1996年、101頁。ISBN 4418965084。
声優と同じ種類の言葉
- >> 「声優」を含む用語の索引
- 声優のページへのリンク