国際企業戦略研究科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/10 17:53 UTC 版)
種別 | 国立大学 |
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設立年 | 1998 |
学部長 | 一條和生 |
教員数 | 30 ~ 40 |
学部生 | なし |
大学院生 | ~100 |
所在地 |
日本 東京都 |
キャンパス | 千代田キャンパス |
公式サイト | 公式ウェブサイト |
一橋ICSを構成するMBA、EMBA、 DBAという3つのコースは、いずれも東京・千代田区の千代田キャンパスにおいて開講されている。上記の3つのコースでは、すべて授業が英語で行われており、MBAプログラムは学生の8割が、EMBAでは半分以上が留学生で構成されている。ミッションは「日本とアジア、そして世界を結び付ける架け橋となる。知識を創造し、マネジメントし、普及するための国際的な最先端の研究拠点として機能する。こうした役割を通じて、2つの世界の融合(Best of Two Worlds)を実現すること」。
千代田キャンパスは2000年4月に竣工した「学術総合センター」の中に所在しており、かつてこの場所には一橋講堂があった。(現在は新一橋講堂が所在)
また、一橋ICSはイノベーションにより高い収益性を実現している企業に贈られるポーター賞の運営組織としても活動している。
プログラム概要
- MBAプログラム(経営学修士号)
- EMBAプログラム(経営学修士号)募集停止
- DBAプログラム(経営学博士号)
- エグゼクティブ・プログラム
MBAプログラム
フルタイムの英語MBAプログラムで受験時に二年制と一年制の選択が可能。9月開始の学年歴を採用し、学年度は四学期制(ターム制)を導入している。学生の80%が留学生で構成されており、QS社のグローバルMBAランキングで国内1位を獲得した実績[1]を持つ。平均年齢は31才[2]。クラスサイズが40-50名と一般的なビジネススクールに比べて三分の一程度と少人数制をとっている。教師・学生比率は1:3。
西洋と東洋、大企業とスタートアップ、利益と社会貢献、自身と他社といった一見相反するモデルを理論と実践的なケーススタディから統合的に学ぶことができる。日本で唯一世界30校以上のトップビジネススクールが参加するGNAMアライアンスに設立当初から参加しており、豊富なネットワークを有している。
連携校である北京大学光華管理学院(PKU)、ソウル国立大学経営学部経営大学院(SNU)、中国人民大学、イェール大学経営大学院、インド経営大学院との一年間のダブルディグリー制度(一橋ICSと提携校両大学院の修士号を取得)や世界18校のトップビジネススクールへの三ヶ月の交換留学制度、GNAM連携校と一週間の集中講義、北京大学・ソウル国立大学とのBEST Alliance協定(CAMPUS Asiaプログラム)による集中講義といった機会が提供されている。
交換留学提携校
アメリカ大陸
- Drucker School of Management, Claremont Graduate University (Claremont, CA, USA)
- Darden School of Business, University of Virginia (Charlottesville, VA, USA)
- Kellogg School of Management, Northwestern University (Evanston, IL, USA)
- Shidler College of Business, University of Hawai’i at Mānoa (Honolulu, HI, USA)
- Yale School of Management, Yale University (New Haven, CT, USA)
- EGADE Business School, Tecnológico de Monterrey (Monterrey, Mexico)
- INCAE Business School (Alajuela, Costa Rica)
ヨーロッパ
- CEU Business School, Central European University (Budapest, Hungary)
- London Business School, University of London (London, UK)
- ESADE Business School, Ramon Llull University (Barcelona, Spain)
- UiS Business School, University of Stavanger (Stavanger, Norway)
- Koç University Graduate School of Business (Istanbul, Turkey)
- IE Business School (Madrid, Spain)
アジア
- Guanghua School of Management, Peking University (Beijing, China)
- School of Business, Renmin University of China (Beijing, China)
- CUHK Business School, The Chinese University of Hong Kong (Hong Kong, China)
- Graduate School of Business, Seoul National University (Seoul, South Korea)
EMBA(エグゼクティブMBA)プログラム
忙しいビジネスリーダー向けのパートタイム英語MBAプログラム。授業は主に土日に対面講義とオンライン講義を組み合わせて構成されており、一年間でMBAを取得できる。9月開始の学年歴を採用し、学生の50%が日本人で構成されている。平均年齢は40才、クラスサイズは15名程度と少人数[3]。全ての授業が必修。受験時にGMATスコア提出を必須としない。
日本・欧米双方の経営手法の強みを学び、グローバル化が進む経営環境において、それらを有機的に応用できる経営人材を育てることを目指している。3度の海外研修を通じ、新興国でのビジネス展開の手法や異文化経営を学ぶと共に、デジタル革命がいかに今後の経営を変えていくかなど、最近の企業経営にとって欠かすことができない内容が学べる。
海外研修
3度の海外研修があり、グローバルなビジネス課題を肌で体験することができるカリキュラムとなっている。
バンガロール(インド)
バンガロールに一週間滞在し、日本企業、欧米外資、現地企業や非営利団体を訪ねる。現地の経営陣や起業家と接し、躍動するインドハイテク業界の中心地で、新興国における経営の課題、ビジネスのチャンスと失敗原因、社会問題解決への取り組み等、現地の専門家から学ぶ。
シリコンバレー(アメリカ合衆国)
起業によるエコシステムをリードするシリコンバレーに一週間滞在し、現地のエコシステムのキーパーソンと交流し、起業のチャンスと課題を体験する。最新の技術革新が、既存ビジネスの破壊だけでなく世界的な課題を解決する可能性現地の専門家からについて学べる。
Global Network Week
GNWでは、GNAM (Global Network for Advanced Management)提携校から各自一校を選択して、現地でその学校のエグゼクティブMBAコースを一週間集中的に受講し、海外ビジネススクールの見解、プログラム、教員の専門的知識から学ぶ。マネージャー職にある他校の学生達とともに講義に参加したり、現地企業を訪問して最新のビジネス課題に詳しい専門家に話を聞くことができる。
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