四国化工機 概要

四国化工機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/30 02:30 UTC 版)

概要

食品産業向けタンクを中心とした装置メーカーとして、植田道雄が1961年に設立。その後、乳酸菌飲料用のプラスチックボトル充填シール機の開発を契機に食品機械メーカーとなる。牛乳やジュース、お酒などの飲料や、ヨーグルト、プリン、アイスクリーム等のデザートだけでなく、カップ麺、カレールー、味噌、マーガリン、調味料など様々な食品に対応する充填機を販売している。 国内だけでなくヨーロッパを中心に世界50ヶ国以上に輸出している。

また、食品プラントのエンジニアリングにも力を入れており、新しい工場の建設、既存工場の改善、増設など様々なプラン設計・据付・施工・生産立会いまで一貫した工場づくりをバックアップしている。

機械単体での設計・製作・据付・調整・生産立会いも行っており、各種包装機械・検査機械を取り扱っている。

なお、「機械事業」を主力に「包装資材事業」や「食品事業」の三事業を手掛けている。

包装資材事業では 飲料や食品用のカップ容器・ボトル容器・蓋・フィルムなど、食品包装用包装資材の企画開発や販売を行っている。

食品事業では、自社開発の豆腐製造機で「さとの雪」ブランドの豆腐や油揚げなど大豆加工食品の製造を行っている

2001年に阿波うず潮ビール株式会社から醸造設備を譲り受け、地ビール「阿波うず潮ビール」を製造していた[1]が、2009年を以って生産を終了している[2]

2022年、ノルウェーに本社を置く販売代理店のエロパックと契約。同年、欧州・中東向け飲料充填機について、過去最大級の輸出契約を結んだ[3]

2023年、建設業法違反で東京都知事より監督処分(営業停止命令)受けた。さらに、これに伴い国土交通省などから指名停止2か月間の処分を受けた[4]


  1. ^ 缶ビール「阿波うず潮ビール」発売開始』(プレスリリース)四国化工機株式会社、2002年5月8日https://www.shikoku-kakoki.co.jp/news/2002/20020508.html2019年7月28日閲覧 
  2. ^ 阿波うず潮ビール”. Beer Cruice. 2019年7月28日閲覧。
  3. ^ 四国化工機、海外で70億円の大型商談 飲料充塡機を輸出”. 日本経済新聞 (2022年9月22日). 2023年7月30日閲覧。
  4. ^ 指名停止中の事業者一覧”. 国土交通省 (2023年). 2023年7月30日閲覧。


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