営団02系電車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/23 17:33 UTC 版)
編成と運用
本線用の6両編成53本(計56編成、330両)が所属している。本系列の編成総数は、東京地下鉄における同一形式の最大編成数である。
本線
- 所属両数: 6両編成53本(318両、第01 - 53編成)
- 最大運用数は50本であり、残る3本は予備編成である。全編成が中野検車区所属である。
形式 | 池袋 →
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1号車 | 2号車 | 3号車 | 4号車 | 5号車 | 6号車 | ||
02-100形 (CT1) |
02-200形 (M) |
02-300形 (T) |
02-400形 (M') |
02-500形 (M) |
02-600形 (CT2) | ||
分巻チョッパ車[* 2] | 機器配置 | MG CP BT |
CHP | SIV2 | CHP | CHP | MG CP BT |
車両番号 | 消滅 | ||||||
VVVFインバータ車 (B修工事前はチョッパ車) |
機器配置 | MG CP BT |
VVVF | SIV4 | VVVF | VVVF | MG CP BT |
車両番号 | 02-101 : 02-119 |
02-201 : 02-219 |
02-301 : 02-319 |
02-401 : 02-419 |
02-501 : 02-519 |
02-601 : 02-619 | |
VVVFインバータ車 | 機器配置 | SIV1 CP BT |
VVVF | SIV2 | VVVF | VVVF | SIV1 CP BT |
車両番号 | 02-120 : 02-153 |
02-220 : 02-253 |
02-320 : 02-353 |
02-420 : 02-453 |
02-520 : 02-553 |
02-620 : 02-653 |
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注釈
- ^ 駅間のトンネル部を冷房化し、車両の窓を開けて冷気を取り入れる冷房方式であった。車両の冷房化が進んだ1990年代前半以降に廃止された。
- ^ 一部、冷房装置の配電盤があるために窓がない箇所もある。
- ^ その後、後述するATOに改修済み。
- ^ 表示器両端の緑色のランプが点灯。途中から「このドアが開きます」のランプ形に変更。
- ^ 「新宿」と「中野坂上」の間隔を空けて設置した。
- ^ 撤去された分にはLED式の旅客案内表示器が設置された。
- ^ これによると、本線用6両編成では池袋・茗荷谷・後楽園・御茶ノ水・銀座・四谷三丁目・新宿三丁目・新宿・中野坂上・新中野・荻窪・中野富士見町・方南町行の列車が設定出来るようになっているが、このうち御茶ノ水・四谷三丁目・新中野は通常ダイヤでは使用されず、事故発生時の折り返し運転があった場合にしか使用されない他、銀座は終夜運転時のみで使用、方南町に関しては2019年7月5日のダイヤ改正までは入線不可だったため使用されていなかった。
- ^ これは営団地下鉄の車両としては初めての設置で、試験的なものであったとされている[15]。
- ^ 片側ずつ左右に設置し、「ドア開・乗降促進・ドア閉」の3つで構成される。再開閉ボタンはない。
- ^ 異常時に駅間で列車が停車した場合、後方車の前照灯を点滅させて後続列車に異常を知らせる防護機能のこと。
- ^ 乗客が非常通報装置の通報ボタンを押し、一定時間運転士が応答しない場合に自動的に列車無線に接続され、運転指令所の指令員が応答する。
- ^ 一部のカーブがある駅で、車両と駅ホームとの隙間が広い駅に設置される可動式のステップ(踏み板)のこと。ホームドアと連動して動作する。なお、収納されないと車両に接触してしまい、車両は発車出来ない。
- ^ 改造内容は運転台の改造が中心となり、形態はTASCによるワンマン運転を行う方南町支線用車両に近いレイアウトとなった。
- ^ ツーマン運転時代は乗務する車掌により頻度は異なるが、適宜使用していた。
- ^ 旧型車では、全体を赤く塗られた車体に白い帯が塗装され、そこに銀色のサインウェーブがあしらわれていた。
- ^ 落成時の300形はダスキーピンク色に塗装されていた。
- ^ 東京メトロ自体も東京マラソン協賛企業の一つである。
出典
- ^ a b c d e f g 帝都高速度交通営団「60年のあゆみ - 営団地下鉄車両2000両突破記念 -」95頁
- ^ a b c d e 日本鉄道運転協会「運転協会誌」2002年6月号「営団0系車両のデザイン」p.8。
- ^ a b c d e f 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」1989年5月臨時増刊号新車年鑑1989年版「帝都高速度交通営団02系」
- ^ a b c d e f g h i 交友社「鉄道ファン」1988年11月号新車ガイド「丸ノ内線02系誕生」pp.8 - 12。
- ^ a b c d e f 鉄道ファン1991年9月号記事「6000系から01・02・03・05系に至るデザインプロセス」pp.29 - 31・40 - 41。
- ^ a b c d e f g h 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」1993年10月臨時増刊号新車年鑑1993年版123頁「帝都高速度交通営団02系増備車(VVVF車)」
- ^ 帝都高速度交通営団『60年のあゆみ -営団地下鉄車両2000両突破記念-』110頁。
- ^ a b 日本地下鉄協会『SUBWAY』1983年7月号レポート「営団地下鉄銀座線用01系試作車について」pp.28 - 37。
- ^ 鉄道史資料保存会『日車の車輌史 写真・図面集 - 台車篇』p.44。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」1997年10月臨時増刊号新車年鑑1997年版「帝都高速度交通営団02系(丸ノ内分岐線用)」p.116。
- ^ 三菱電機『三菱電機技報』1993年11月号「IGBT応用車両用3レベルVVVFインバータ制御装置」 (PDF) 」pp.78 - 83。
- ^ 東洋電機製造「東洋電機技報」1993年8月号(第87号)「93年総集編」p.9。
- ^ 東洋電機製造「東洋電機技報」1997年4月号(第98号)「96年総集編」p.7。
- ^ 東京メトロ丸ノ内線、半蔵門線にパッとビジョン アーカイブ 2016年3月4日 - ウェイバックマシン - コイト電工
- ^ 東京地下鉄「帝都高速度交通営団史」
- ^ “丸ノ内線02系「支線用」80番台はどこが違う? 支線6両化で順次見納め”. 乗りものニュース (2022年8月9日). 2022年8月24日閲覧。 アーカイブ 2022年8月24日 - ウェイバックマシン
- ^ 鉄道ピクトリアル2005年4月臨時増刊号「東京地下鉄特集」
- ^ a b 鉄道ピクトリアル2009年10月臨時増刊号 鉄道車両年鑑「東京地下鉄02系改造工事(ホーム柵・ワンマン対応・ATO化)」
- ^ a b c d e f g h i j k l レールアンドテック出版「鉄道車両と技術」No.162「東京メトロ02系改造工事と改造車の概要」27-29頁
- ^ a b c 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」2010年10月臨時増刊号鉄道車両年鑑2010年版「東京地下鉄02系大規模改修」
- ^ a b c d e f g h i j 日本鉄道運転協会「運転協会誌」2011年8月号新型車両プロフィールガイド「東京地下鉄丸ノ内線02系大規模改修工事車両の概要」
- ^ 交友社「鉄道ファン」2012年8月号付録「大手私鉄車両ファイル2012」
- ^ 日本鉄道車両機械技術協会「ROLLINGSTOCK&MACHINERY」2010年11月号メンテナンス「東京地下鉄 小石川CR(更新修繕場)の改良」
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t レールアンドテック出版「鉄道車両と技術」No.162「東京メトロ02系改造工事と改造車の概要」30-32頁
- ^ 東芝レビュー2009年9月号「低騒音と省エネを実現した東京メトロ丸ノ内線車両用のPMSM主回路システム」 (PDF)
- ^ 交友社「鉄道ファン」2010年4月号CAR INFO「東京地下鉄02系大規模改修車」
- ^ a b c 東芝レビュー2009年9月号「通勤ラッシュ時の冷房能力を改善した車両用空調システム」 (PDF)
- ^ 『丸ノ内線新型車両2000系を導入します』(プレスリリース)東京地下鉄、2018年3月26日。 オリジナルの2018年4月28日時点におけるアーカイブ 。2018年3月26日閲覧。
- ^ “中期経営計画「東京メトロプラン 2018」” (PDF). 東京地下鉄. p. 15. 2016年5月26日閲覧。 アーカイブ 2021年1月30日 - ウェイバックマシン
- ^ 『銀座線、丸ノ内線、東西線、千代田線2022年8月ダイヤ改正のお知らせ』(pdf)(プレスリリース)東京地下鉄、2022年7月7日。 オリジナルの2022年7月7日時点におけるアーカイブ 。2022年7月7日閲覧。
- ^ “フィリピンFEATI大学へ丸ノ内線02系車両を譲渡します”. 東京地下鉄. 2020年1月21日閲覧。 アーカイブ 2020年2月22日 - ウェイバックマシン
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