名古屋立てこもり放火事件 名古屋立てこもり放火事件の概要

名古屋立てこもり放火事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/02 04:47 UTC 版)

名古屋立てこもり放火事件
事件があった名古屋大曽根第一生命ビル(2014年1月)
場所 日本愛知県名古屋市東区東大曽根町本通(事件当時の住所)
第一生命大曽根駅前ビル4階[1]
(現住所:愛知県名古屋市東区矢田一丁目3番33号)
座標
日付 2003年平成15年)9月16日
10時ごろ(加害者が現場ビルに侵入)[2] – 13時10分ごろ(出火)[2] (UTC+9)
概要 運送会社「軽急便」の賃金不払いに抗議した同社契約運転手の男が同社の本社・名古屋支店ビルに侵入して立てこもり、ガソリンを撒いて放火した[3]。その爆発によりビル内にいた3人(被疑者と人質の支店長・警察官)が死亡、ビル内外の41人が負傷した[3]
攻撃側人数 1人
死亡者 被疑者(当時52歳)・愛知県警察機動捜査隊隊員(当時31歳、巡査長、二階級特進により警部補)・支店長(当時41歳)の計3人[1]
負傷者 警察官3名(重傷)[1]
警察官・消防隊員・報道陣・通行人ら38名(軽傷)[1]
動機 軽急便の給与未払いに対する報復[3]
対処 名古屋地検が加害者を被疑者死亡のまま書類送検[3]
管轄 愛知県警察捜査一課東警察署[3]
名古屋市消防局[2]
名古屋地方検察庁
テンプレートを表示

「平成最悪の立てこもり事件」として取り上げられることもある[4]


注釈

  1. ^ これを教訓として、警察の突入班に制圧用装備(高圧放水器)が配備されたとされる[誰によって?]
  2. ^ 「自爆」ではなく、脅しとして持っていたライターが気化したガソリンに引火した「事故」であるという見方もある。この事件以前には、ガスが充満するぐらいの密閉を保った空間でガソリンの入った容器を開けたままにすると、揮発したガソリンにわずかな火花でも引火して爆発が起こりうることがあまり知られていなかった[要出典]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i 『中日新聞』2003年9月17日朝刊1面「人質支店長と警官犠牲 爆風、41人重軽傷 大曽根の立てこもり 刃物の男も死亡」
  2. ^ a b c d e f g h i 中日新聞』2003年9月16日夕刊1面「立てこもり ビル爆発 大曽根 2人死亡21人負傷 刃物男がガソリン」
  3. ^ a b c d e f g 『中日新聞』2004年1月15日夕刊E版第一社会面11面「東区立てこもり 報復目的で自爆覚悟 死亡の容疑者 殺人などで書類送検」「会社へ憎悪募らす 生活苦が追い打ち」
  4. ^ a b c d 【現場から、】平成の記憶、平成最悪の立てこもり~緊迫の内部映像」『TBS NEWSJNN、2019年2月20日。2019年2月21日閲覧。オリジナルの2019年2月21日時点におけるアーカイブ。
  5. ^ 読売新聞. (2003年9月17日) 
  6. ^ ニュース 「名古屋立てこもり事件」関連 - NHKクロニクル | 番組表検索結果詳細 | NHKクロニクル]


「名古屋立てこもり放火事件」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「名古屋立てこもり放火事件」の関連用語

名古屋立てこもり放火事件のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



名古屋立てこもり放火事件のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの名古屋立てこもり放火事件 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS