全羅線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/18 09:40 UTC 版)
路線データ
- 路線距離:180.4km
- 軌間:1435mm
- 駅数:30駅(起終点駅を含む)
- 複線区間:益山 - 麗川 (170.9km)
- 電化区間:全線(交流25kV, 60Hz)
- 最高運転速度:200km/h(KTX)150km/h(普通列車)
- 設計最高速度:230km/h
概要
益山駅にて湖南線から分岐して少しの間東へ進み、やがて南寄りに向きを変え、全北特別自治道の中心都市である全州にはいる。そこからさらに任実・南原・谷城と全羅道東部の内陸部の市・郡を結びながら南下して全羅南道東部の主要都市である順天にて慶全線と接続する。そこから麗水半島を縦断して半島東端に近い麗水エキスポ駅に至る。路線距離は約185km。
日本統治時代の1937年に全線開通した。益山(当時は裡里) - 順天間の開通を目指していた時期には慶全北部線と称したが、開通と同時に、当時松麗線と呼ばれていた松汀里 - 順天 - 麗水港間のうち、順天 - 麗水港間を線区換え(松汀里 - 順天間は現在の慶全線)し、裡里 - 順天 - 麗水港間を全羅線とした。
1981年には全州駅が、それまでの市街地に近い場所(現在の全州市庁所在地)から北東の外郭地へと移転した。長らくローカル線の雰囲気の漂う沿線風景を形成してきたが、近年は大規模な電化や線形改良を実施し、高速運転にも対応するようになった。
旅客列車は、殆どの列車が湖南線もしくは湖南高速線に直通し、線内完結列車はムグンファ号上下各3本のみとなっている。また、貨物列車の運行も多い。
2011年10月5日から高速鉄道KTXが乗り入れを開始し、龍山駅 - 麗水エキスポ駅間が3時間40分で結ばれるようになった。2012年5月1日には、高速化事業完成により最速3時間23分に短縮された。なお、全羅線内のKTXの最高速度は230km/hとなっている。
2012年5月12日 - 8月12日に開催された麗水国際博覧会開催期間中は、普段よりも列車が増発され、KTXのうち下り1本は最速の3時間2分で運転された。
歴史
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- 1930年:光州と麗水港の間を南朝鮮鉄道株式会社の光麗線として開通。[1]
- 1936年:朝鮮総督府に会社ごと全線買収。
- 1937年:慶全北部線として開通
- 2011年10月1日 - 麗水駅の駅名を麗水エキスポ駅に変更。
- 2011年10月5日 - 複線電化工事が完成。全区間においてKTXの運行を開始。
- 2012年5月1日 - 高速化事業完成。
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