上布
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/26 10:44 UTC 版)
上布(じょうふ)は、細い麻糸(大麻と苧麻)を平織りしてできる上等な麻布[1] 。過去に幕府などへ献上、上納された[1]。縞や絣模様が多く、夏用和服に使われる。
- ^ a b 上布(コトバンク)ブリタニカ国際大百科事典小項目事典、世界大百科事典第2版
- ^ a b c d e 吉田真一郎「近世日本麻布考」『日本の自然布』平凡社、2003年、57-81頁。ISBN 4-582-94461-2。
- ^ 吉岡幸雄「越後上布」『日本の自然布』平凡社、2003年、90-93頁。ISBN 4-582-94461-2。
- ^ a b “122.八重山上布”. 石垣島の風景と歴史. 石垣市教育委員会. 2019年12月7日閲覧。
- ^ “「海晒し」八重山上布鮮やか”. 沖縄タイムス. (2019年4月21日)
- ^ a b c d 長崎厳『絣』小学館、1993年、142頁。
- ^ a b 川村隆一「近江上布」『繊維学会誌』第61巻第9号、2005年、249-252頁、doi:10.2115/fiber.61.P_249、NAID 130004433795。
- ^ a b c d e f g h 吉田真一郎「晒布産地にみる苧麻糸と大麻糸の使い分け」『はた』第16巻、2009年3月31日、88-97頁、NAID 110007088011。
- ^ a b “【近江の麻 近江上布】清らかな湧水、そして先人の高い技術が育んできた最高級の麻織物”. 地元びいき (2016年10月21日). 2018年4月1日閲覧。
- ^ 「滋賀 愛荘町で伝統工芸の麻織物「近江上布」の糸紡ぐ体験会」『NHK』、2022年6月11日。
- ^ 「レトロ洋館内に近江上布PR店 立体マスクも販売」『毎日新聞』、2020年4月9日、滋賀版。
- ^ 東吾妻郡教育委員会 (2014年1月16日). “【群馬県】古代より綿々と伝えられてきた伝統技術 岩島麻保存会”. 地元びいき. 2017年10月1日閲覧。
- ^ a b 後藤捷一、辻合喜代太郎『日本伝統織物集成』株式会社 日本図書センター、2011年6月30日、108頁。
- ^ 「滋賀 愛荘町で伝統工芸の麻織物「近江上布」の糸紡ぐ体験会」『NHK』、2022‐06‐11、滋賀版。
- ^ a b c d e 福島寛子 (2015年3月). “奈良晒の伝承の形と未来への展望‐伝えるということ - 芸術教養学科WEB卒業研究展”. 京都造形芸術大学通信教育部. 2018年3月25日閲覧。
- ^ “吉野の山守が案内する山と森から生まれる奈良のものづくり。 Part2:大麻の伝統文化と奈良晒(ならざらし)”. COLOCAL (2014年2月25日). 2017年10月10日閲覧。
- ^ “なつそひく―麻 せんぐう館 平成28年度企画展示”. せんぐう館. 2017年9月7日閲覧。
- ^ a b c d e 『月刊染織』第16号、1982年7月、8-27頁。
- ^ 関家正達『麻織物製造法と其の実例』麻織物普及刊行会、1938年。
- ^ “高級麻織物高宮布の謎見えた 大麻・苧麻を使い分け”. 朝日新聞: p. 滋賀朝刊23面. (2007年7月12日)
上布と同じ種類の言葉
- >> 「上布」を含む用語の索引
- 上布のページへのリンク