七つの大罪 (漫画) 登場人物

七つの大罪 (漫画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/17 09:45 UTC 版)

登場人物

主要人物

メリオダス
声 - 梶裕貴
身長:152cm / 体重:50kg / 血液型:B型 / 種族:魔神族 / 誕生日:7月25日 / 年齢:3000歳以上
闘級:3400(魔力400/武力990/気力2010)闘級:4400(魔神の力使用時)闘級:10300(魔神暴走時)→闘級:32500(魔力2700/武力27700/気力2100)闘級:56000(魔力3000/武力50000/気力3000)(魔神の力使用時)→闘級:60000→闘級:142000(殲滅状態時)
本作の主人公。移動酒場〈豚の帽子〉亭店主にして〈七つの大罪〉の団長で、通称「憤怒の罪(ドラゴン・シン)〉のメリオダス」。印となる獣は龍。刺青の位置は左の二の腕。手配書の人相書きは無精髭をたくわえている[注 1]が、実際は年端もいかない少年の容姿をしている。
飄々とした気さくな性格の持ち主で、本来は不利なはずの状況でも滅多なことでは動じない。相手の経歴や種族にも差別をしない竹を割ったような気質で団員の信頼を勝ち得ている。一方で自分の正体を含め秘密主義なところがあり、それが時として仲間との衝突を生むこともある。女性を馬鹿にする性格ではないが、エリザベスとリズへのセクハラが目立つ傾向がある。料理が非常に不得手[注 2]
その正体は魔神王の息子にして、〈十戒〉統率者でもあり「慈愛」の戒禁を授かっていた魔神族。次期魔神王候補、また魔神族のリーダーとして敵味方から畏れられていた。しかし彼自身はその地位にある自分を嫌悪し、女神族との諍いをくだらなく思う弟想いな性格であった。その中でエリザベスと出会い、「護りたい大切な存在」のいる喜びと気持ちに気付き、争いを終わらせるべく魔神族を裏切ったが、皮肉にもそれが三千年前の聖戦の引き金となってしまった。聖戦後に魔神王に「永遠の生」の呪いをかけられ、死しても煉獄に戻り、魔神王に感情の一部を捧げる代わりに蘇り、また永久に歳をとる事がなくなり、真の意味で死ぬことができなくなる。同じく呪いをかけられたエリザベスと交わした「互いの呪いを解く」という約束を果たすべく、三千年の旅を続けてきた。
10年前に濡れ衣を着せられた事件の真相を求め、散り散りになった団員を捜索する旅のさなか、国の危機を救うため七つの大罪を探していたエリザベスと出会う。以後は王国とエリザベスを救うべく奮戦し、事件の首謀者たるヘンドリクセンを撃退するものの、彼が復活させてしまった魔神族の精鋭〈十戒〉との戦いに身を投じる。戦いのさなか兄弟であるエスタロッサに討たれ死亡するものの、「永遠の生」により蘇生。煉獄にて魔神王により後継者として不必要なその感情を本体から切り離されたことで魔神族らしい残虐性が表出するようになり、その後も呪いを解くために無理を続けた結果、本来の性格が覚醒。〈七つの大罪〉の解散を宣言し、次期魔神王となるべく戒禁を吸収する。しかし実際は感情を切り離された時点でその体は実質魔神王の支配下にあり、戒禁の吸収も魔神王自身が息子の若き肉体を器に復活を果たすためだった。一方切り離された本来の感情は煉獄で具体化するも、煉獄の脱出口が無い事に絶望し、竜の化け物として彷徨い続けていた。その最中に自身を救うべく現れたバンと再会し、ワイルドとの出会いを経て煉獄を脱出すべく魔神王と相対、幾千に及ぶ戦いの末、ワイルドの犠牲を伴いつつも、煉獄からの脱出に成功し、本体の精神世界にて自身の体を支配する魔神王と激突する。
物語開始時は「常闇の棺」の欠片を刃の折れた剣に偽装し、それを武装としていた。昔から強すぎるがゆえに、殺生を禁ずる誓約を架していたが、大事なものを失わぬために誓約を破る。以降はリズの遺品である小剣を、アルビオンとの戦いでそれが破損した後はバルトラに授かった神器「魔剣ロストヴェイン」を振るう。後述の魔力「全反撃」による、応戦主体の戦法だが、有事の際には魔神の力を用いて戦う。当初は制御が不十分だったものの、ドルイドの試練を経てこれを克服、以後は魔神の力と魔力を複合させての戦法を主体とするようになる。
罪「〈憤怒〉に我を忘れ「ダナフォール王国」を消滅させた」
16年前までダナフォール王国で聖騎士団の長を任されていたものの、王国を襲撃した魔神フラウドリンとの交戦中に恋人のリズを喪い、怒りに我を忘れて暴走したことが語られている。しかし、あくまでそう噂されているだけで、他の大罪メンバーのように処罰・投獄などの刑は下されていない。
神器「魔剣ロストヴェイン」
中心に五つの穴が空いた反りのある片刃の剣。ドラゴンの紋様が刻まれている。使用者の闘級の半分を総量とする実像分身を生成することができる。分身は複数体作ることもでき、その分1体1体の闘級は低くなってしまうが、ほぼ0の力で攻撃を跳ね返す「全反撃」と相性の良い神器である。〈豚の帽子〉亭の開業資金を捻出するために質入れしていたが、マーリンによって買い戻され、巨獣アルビオンとの戦いの時に返却された[注 3]
魔力「全反撃(フルカウンター)」
自分に向けられた魔力を、倍以上の威力でもって跳ね返す魔力。単純な物理攻撃などを跳ね返すことはできない。
「カウンターバニッシュ」
自分に対する攻撃を消失させ無効化する全反撃の応用技術。
「リベンジ・カウンター」
魔力を解除した状態で受けたあらゆる攻撃魔法を体内に蓄積、チャージし、それを一気に解き放つ大技。王国騎士たちの魔力に身を晒した時には、灰色の魔神の血を飲んだヘンドリクセンを戦闘不能に追い込むほどの威力を見せた。
魔力「獄炎(ヘルブレイズ)」
全反撃とは異なる魔神の力。不死であるバンに傷を負わせることもできる。キングの魔力から応用法を学ぶことで、ある程度小回りを効かせられるようになった。
「付呪・獄炎(エンチャント・ヘルブレイズ)」
魔力によって作り出した「獄炎」の力を自らの武器に付随させる。
「神千斬り(かみちぎり)」
研ぎ澄まされた感覚と魔力で放つ、「獄炎」を纏った渾身の巨大な斬撃を放つ。
「殲滅状態(アサルトモード)」
魔神族の魔力が完全に解放された状態。同胞であった〈十戒〉からも畏れられたという。
エリザベス・リオネス
声 - 雨宮天
身長:162cm / 体重:不明 / 血液型:O型 / 種族:人間(元女神族) / 誕生日:6月12日 / 年齢:16歳
闘級:1925(魔力1700/武力5/気力220)
本作のヒロイン。リオネス王国第3王女。〈豚の帽子〉亭ウェイトレス。メリオダス不在時はマスターも兼任していた。なお彼女も料理が苦手である。
抜群のプロポーションの持ち主で、前髪で右目を隠した長髪が特徴[注 4]。実は国王バルトラの実子ではなく養子。王家の血を持たないばかりか亡国ダナフォールの出身。王国奪還の際、ヘンドリクセンからは「森の賢者(ドルイド)」の巫女の血を引く「女神族の使徒」と呼ばれていた。右目に女神族の紋様が浮かんでおり[注 5]、記憶を完全に取り戻してからは、左目にも浮かんでいる。
正体は三千年前の聖戦において魔神族と戦った、最高神の娘の女神エリザベスの生まれ変わり。三千年前より、メリオダスと愛し合う仲だった。しかし魔神族と結ばれ、また敵までも救った事から最高神により「永劫の輪廻」の呪いをかけられ、記憶をなくしたまま人間としての短い生を繰り返し、メリオダスと出逢えば恋に落ち、記憶を取り戻すとその三日後に必ずメリオダスの前で命を落とすという運命を決定づけられている[注 6]。16年前にフラウドリンに殺害されたリズもこの転生の系譜であり、リズの死の直後に誕生し、バルトラに預けられた。
リオネス王国で聖騎士によるクーデターが起こった際、〈七つの大罪〉に王都奪還の助力を乞うために単身で出奔した。その先で偶然メリオダスと出会い、以後は王国奪還のための旅に同道する。旅のなかでメリオダスに想いを寄せるようになった。心優しく大人しい淑女だが、気丈な心根で、非道を働く者には決して屈さず、時として無謀な行動で戦局を打開することもある。メリオダスに過剰な信頼を預けてしまっており、危ういほどの一途さを持つ。
魔力「不明」
相手の傷を癒やし、魔神の魔力を押し返すという芸当も可能としている。当初は無自覚に発動していたが、ヘンドリクセンとの戦いの後はある程度自分の意思で制御できるようになった。
「癒しの超魔力」
覚醒したエリザベスの身体から放たれた女神の光があらゆる傷と生命力を癒やす。既に失われた命を取り戻す事は出来ない。
「聖櫃(アーク)」
光の玉を出現させ、玉の中に敵を閉じ込め光でのダメージを与える。ドルイドの持つ「浄化(パージ)」の上位互換にあたる女神族の魔力。
内側の敵ごと光の玉を操って動かし、叩き付けることもできる。記憶が目覚める前の未覚醒の状態でも〈十戒〉のデリエリの片腕を消滅させるほどの威力を持つ。
「光あれ」
巨大な光の槍を放ち、貫いた対象の恨みや怨念、闇を取り除き、浄化する。
「健やかなれ」
毒素を一瞬で中和する。
「安らかなれ」
対象の瘴気を浄化する。
「ヨナの受難」
光で出来た巨大な魚を放つ。エスタロッサの獄炎を全て消失させた。
ホーク
声 - 久野美咲
身長:体長100cm・体高50cm / 体重140kg / 血液型:B型 / 種族:豚 / 誕生日:8月6日生まれ / 年齢:16歳
闘級:30(魔力0/武力25/気力5)[注 7]
本作のマスコット。人語を理解し、話せる豚。メリオダスの友人であり、自称「『残飯処理騎士団』団長」
基本的に〈豚の帽子〉亭の残飯処理などを請け負うが、バイゼル喧嘩祭りなど酒樽を担いで商売をすることもある。母親の超巨大豚ホークママ(声 - 中嶋佳葉)の頭に〈豚の帽子〉亭が乗っており、酒場が移動するのは彼女の力のお蔭である(店名の由来もシルエットがさながら彼女の帽子に見えるためと思われる)。
その正体は魔神王によって連れてこられた煉獄の生物であり、本名はマイルド。無自覚ではあるが、その目は煉獄とつながっており、そこから魔神王がメリオダスを監視するための回廊としての役割を担っていた。生まれてすぐに魔神王に攫われ現世に送り込まれたため、彼自身に煉獄での記憶はなく、自身が煉獄の生物である事にも気付いていない。
〈七つの大罪〉が指名手配された事件の直後、前後の記憶を失ったメリオダスと穴蔵のなかで出会い、以後は彼の友人として旅路を共にしていた。自分のことは畜生だと思っていない。破天荒な振る舞いと根拠のない自信に満ちあふれているものの、基本的にはツッコミ役。
耳に付けていた飾りをエリザベスに蘇生してもらった際に紛失したため、マーリンから譲り受けた「バロールの魔眼」を付けている。ドルイドの試練後で暴龍を食べたため、鼻から炎を吹けるようになったがすぐに能力を失っている。メリオダスが昔飼っていた人語を喋る鳥・ワンドルに性格がよく似ている。
アニメでは走る時などに「とんとことことこ」といった足音を喋る。
魔力「変身(トランスポーク)」
魔力を持った生き物を食べ、相手の特徴をトレースしその能力を排便するまで使用可能。食べた生き物によって自身の闘級も変わる。
「暴龍ver.(タイラントドラゴンバージョン)」
闘級:610(魔力80/武力520/気力10)
初めて変身したフォーム。鼻から出す炎を出せるが自分が熱でダメージを受け、翼化した耳も全力で羽ばたいて僅かに浮かぶだけであまり役に立たない。実は強い。
「サンドクローラーver.(サンドクローラーバージョン)」
闘級:190(魔力80/武力100/気力10)
砂場や土の中を移動できるようになる。ぬるぬるする。
「赤色魔神ver.(あかいろまじんバージョン)」
闘級:940(魔力450/武力480/気力10)
言葉を失い赤色魔神の様な笑い声を上げるようになるが、感情や知性はそのまま残っている。二重アゴ。
「残飯息吹(ざんぱんブレス)」
赤色の魔神を食べた時に使用可能。鼻から相手に強烈な臭いの息を吐きかける。フラウドリンをたじろがせる程の威力。
「ローリング・ハム・アタック」
回転力を加えた高速突進で相手に強烈な一撃を食らわせる技。
「スーパー・ロース・イリュージョン」
幻影が見えるほどの高速移動で相手を惑わせながらの体当たり。
「フォゲット・ミール」
己の気配を完全に消し、死角から不意に攻撃する技。

〈七つの大罪〉

メリオダス
〈七つの大罪〉の団長。
バン
声 - 鈴木達央 / 雨宮天(幼少期)
身長:210cm / 体重:70kg / 血液型:B型 / 種族:元人間 / 誕生日:2月14日 / 年齢:43歳(肉体年齢は23歳)
闘級:3220(魔力1380/武力930/気力910)
〈七つの大罪〉の一員で、通称「強欲の罪(フォックス・シン)〉のバン」。印となる獣は狐。刺青の位置は左の脇腹。料理上手であるため〈豚の帽子〉亭のコックを担当。
不死身の(アンデッド)バン」の異名で知られる、不死の肉体を持つ青年。血を飲ませることで他人を回復させることが出来る。団に入る前は盗賊をしており、現在も他者の服を盗むなど手癖が非常に悪い。左の首筋にメリオダスにつけられた消えない傷跡が残っている。語尾に「〜♪」をつけて喋り、ノリが軽く楽天的に見える性格。また不死の肉体を持つため生の実感のために楽しみや痛みを求めている。闘級が3万以上違うメリオダスと腕相撲で300勝以上している。
かつて投獄されていたところをメリオダスに勧誘され、〈七つの大罪〉の一員となった。以後、メリオダスに信頼を抱き、ホークとも友情を結んだ。
王国地下に眠る女神族と交信するための祭器「ケルヌンノスの角笛」を使い、自分を庇って命を落とした恋人・エレインを生き返らせてもらうことを画策していた[注 8]。そのことでメリオダスと衝突してしまったことから、リオネス王国奪還後は団を抜け、ジェリコと共にエレイン蘇生のために妖精の森へと向かった。〈十戒〉メラスキュラとガランの襲撃のさなかにエスカノールと再会し、バイゼル喧嘩祭りにおいて〈七つの大罪〉と合流、メリオダスと和解した。〈十戒〉によりメリオダスが窮地に陥ると、単独でバイゼルへ戻るもメリオダスを救助する事は出来なかった。その後は魔神族との戦いに身を投じるが、力を上げていく仲間たちと違って戦闘で遅れをとる場面が目立つようになり、自らの非力さに悩む節が見られている。メリオダスが〈七つの大罪〉の解散を宣言した後は、魔神王に奪われたメリオダスの感情を取り戻すために、煉獄へ旅立つ。煉獄に着いた直後はその異常な環境に適応出来ずに理性を無くし、狐の化け物の姿に慣れ果ててしまう。しかし、数百年の間、煉獄で過ごすことによって環境に適応し、理性を取り戻しメリオダスと再会、本来の力を出せない彼を守るべく奮闘する。煉獄からの脱出後、苦戦を強いられるエレインの元へ赴き、力を使い切って死を迎えた彼女に自身の全ての「生命の泉」の力を注ぎ込んで本当の意味で復活させ、その代償として不死の力を失った。その後キャメロットへ向かい、始末されかかっていたホークを救うと単身で魔神王と交戦、煉獄を耐え抜いたことで強化された肉体を駆使し、互角に渡り合う。
罪状「己の〈強欲〉がために、王国と友好関係にあった妖精王の森を破壊し「生命の泉」を我が物とし、聖女を殺害した」
以前は「賊の(バンデット)バン」という通り名を持つ盗賊であり、人生の享楽を求めてジバゴから教えられた「生命の泉」がもたらす不老不死を奪おうとした。そこで出会ったエレインに幾度も追い返されるも諦めず、次第に彼女との絆を温めた。赤色の魔神の襲撃の際にエレインに庇われ、「生命の泉」を口移しで飲まされ不老不死となり、赤色の魔神を倒した後、自ら出頭。つまりは冤罪であった。本来は死罪を求刑されていたものの、多くの刑罰でも不死身で死に至ることがなかったため投獄という処置に至った。
神器「聖棍クレシューズ」
両端が尖った四節棍。5年前にバステ監獄に投獄された際に没収され、現在の所在は不明。
魔力「強奪(スナッチ)」
直接触れずに遠距離から物体や身体能力などを奪う魔力。
「身体狩り(フィジカルハント)」
相手の身体能力を強制的に奪って弱体化させ、それを自分に上乗せする。ただし、効果終了後に副作用として強い疲労感に襲われる。
「狩りの祭典(ハンターフェス)」
周囲に存在するすべての生物に対して武力中心に「身体狩り」を行う大技。使用者の許容量を超える「身体狩り」はできない。
 ;「獲物狩り(フォックスハント)」
三節棍や鞭などの武器を使い、対象を高速かつ正確に奪う。相手の心臓を奪う攻撃にも使える。
「バニシング・キル」
高速で回転しながら手にした武器で遠距離から相手を斬りつける。
「絶気配(ゼロサイン)」
気配を断ち相手に忍び寄る。
「死神の一薙ぎ(アサルトハント)」
鞭等を高速で旋回させ、広範囲に渡って薙ぎ払いながら切断を行う。
「贈与(ギフト)」
自身の力や体力を相手に与える。魔神王との戦いの中で会得した。
キング / ハーレクイン
声 - 福山潤
身長:160cm・体重:48kg(少年時)/ 身長:180cm・体重:120kg(おっさん時)/ 血液型:AB型 / 種族:妖精族 / 誕生日:4月1日 / 年齢:1300歳
闘級:4190(魔力3370/武力0/気力820)→闘級:41600
〈七つの大罪〉の一員で、通称「怠惰の罪(グリズリー・シン)〉のキング」。印となる獣は熊。刺青の位置は左の脹脛。〈豚の帽子〉亭の仕入れ係を担当。
小柄な少年と丸々と太った巨漢(おっさん)と言う二つの姿を持つ妖精族の王。本名は「ハーレクイン」。妖精界に生える神樹によって選ばれた絶対的な守護者として恐れられ、「キング」の名がついたとのこと。妖精王としては、三代目にあたる。手配書にはおっさん姿で描かれているが、これは妖精族特有の変身能力を使った正装としての気を張った仮の姿。本来の姿は少年の方である。団員だった頃では、まだ羽は生えていなかったが、「全反撃」で跳ね返された「状態促進」を受けた際に背中に痛みが走る表現があった。グロキシニアとドロールの試練を合格した後は小さい羽が生えており、グロキシニアからは歴代最強の妖精王になれると期待されている。マエルとの戦いにおいて遂に力が完全に覚醒、蝶のような大きな羽に進化し、霊槍を同時に複数出現させ操れるようになった。
10年前に〈七つの大罪〉が離散した後、無残に焼き尽くされた故郷を目の当たりにし、妹のエレインが殺害されたという情報を得る。バンに仇討ちをしようとしたが死者の都でエレインの説得により和解。メリオダス達がエリザベスと旅をしていることを知り、合流した。王国奪還後はバンとともに旅に出た後、妖精の森へ戻るものの、アルビオンの襲撃を受けてこれを打倒し、再び〈七つの大罪〉の戦線に加わる。アルビオンの襲撃から魔神への嫌悪感が非常に強まっており、魔神族に連なるメリオダスとの衝突が多く見られるようになったが、試練を受けて彼の過去を知る事となり、仲間と合流し彼と和解した。
メンバーの中では常識的で王族であるエリザベスやアーサーへの敬意は忘れず、癖の強い仲間たちに対して突っ込み役に回ることも多い。誰かのために戦うときにこそ真の力を発揮する性格とされる。ディアンヌに強い想いを寄せているものの、過去の禍根もあり素直に言い出せずにいる。
騎士時代以前から強大な魔力を発揮していた。戦闘では空中浮遊が可能な高い機動力を活かし、神器も多くの形態に変形させることができる。その反面、身体能力は著しく低い[注 9]。また、妖精族の森にいた際、人間から服を作る手立てを覚えた。
罪状「一人の妖精による人間の虐殺という凶行を見過ごした、妖精王としての〈怠惰〉」
本編から約700年前、人間たちに連れ去られた同族を助けるために神樹の森を飛び出すものの不意を突かれ負傷し、記憶を失う。記憶を取り戻すまでの間に人間への復讐に取り憑かれ、凶行を繰り返した同族のヘルブラムを自ら討つものの、その責を負う形で1000年の禁錮刑に服することになった。
記憶を失った自分を介抱したディアンヌと懇意になり、長い時(約500年間)を過ごすものの、刑に服する際に彼女の記憶を消している。
魔力「災厄(ディザスター)」
対象の「状態」を促進する魔力。成長を促す一方で、傷や毒、腫瘍などといった悪性の状態を進行させてかすり傷から重篤なダメージを負わせることも可能。植物の繁栄と間引きを行う妖精王ならではの魔力とされている。
その性質上か、神樹から創りだされた霊槍の力を最大限に引き出すことができる。
状態促進(ステータスプロモーション)
傷、腫瘍、毒などを悪化させる。メリオダスと衝突したときに彼の肩の傷を拡大させた。
養分凝縮(コンデンスパワー)
木々の水分を一気に凝縮し放つ技。その威力は鉄の玉に相当する。
神器「霊槍シャスティフォル」
妖精界の神樹から作られた、鋼を超える強度を持つ神器。神樹の持つ不思議な特性を持ち、「災厄」の魔力によってその全ての特性を引き出すことができる。真っ二つに折られたくらいではすぐに再生できる。
神器解放することで「真・霊槍シャスティフォル」の姿を現し、キングの闘級を爆発的に向上させるとともに性能も強化されるが、消耗もそれに比例して増える。
第一形態「霊槍(シャスティフォル)」
通常の槍形態。神器解放時は数倍のサイズになり、アルビオンを一撃で粉砕した。
「飛び回る蜂(バンブルビー)」
第一形態のシャスティフォルを高速で操り相手を斬りつける。
第二形態「守護獣(ガーディアン)」
巨大な熊のぬいぐるみの形態。正体は神樹が外敵から身を守るため、自らに生える苔を形状化したもの。苔から作られた体は、あらゆる攻撃をいなし、水分を多く含む体は炎に強い耐性を持つが、凍結には弱い。神器解放時はディアンヌと同程度のサイズまで巨大化し、戦闘力も上昇している。
第三形態「化石化(フォシライゼーション)」
先端が二股の矛の様な形状をした槍。刃に触れたものを石化させる。貫いた先端部から石化は始まる。
第四形態「光華(サンフラワー)」
妖精界の神樹に咲く巨大な花。花弁から高威力の光線を放つ。
第五形態「増殖(インクリース)」
切先のみの形状の槍を無数に出現させる。飛び道具として攻撃、自身の周りに張り巡らせての防御など応用が可能。神器解放時は単体がキングの体躯並のサイズになっている。
「炸裂する刃雨(ファイトファイア・ウィズファイア)」
増殖させた無数の槍を、上空から相手目掛けて降らせる。
第六形態「神樹の衣(ユグドラ・クロス)」
体全体に硬い神樹の鎧を着て篭手部分に付いた刀状の武器で相手を斬る。防御にも活用でき、汎用性が高く他の形態と違い、武術的な技を主に使う。
第七形態「導苔(ルミナシティ)」
土星のような環を持つ惑星の形をした光り輝く球体。光源がなくとも光を放ち、明かり代わりに使用できる。
第八形態「花粒園(パレン・ガーデン)」
殻状になり対象を守る防御形態。神樹が出す花粉の治癒効果によって内部にいる者の怪我を癒す力も持つ。傷の治癒には何十年何百年とかかるため即効性は無いが、傷の痛みは十分に和らぐ。
合技「天空の光弓(セレスティアルアロー)」
ゴウセルの魔力の弓に自らの神器を矢として放つ超高威力の合体技。肉体の他、精神にもダメージを与える。
三位一体合技(トリニティアタック)「怒濤の乱撃(ハイテンション・ラッシュ)」
キングの「神樹の衣」、ディアンヌの「ドロールの舞」、ゴウセルの「幻影庭園」により発動される合技。ゴウセルの技で幾多にも分身しつつディアンヌの技で闘級を高められたキングによる総攻撃。
ディアンヌ
声 - 悠木碧
身長:915cm / 体重:不明 / 血液型:O型 / 種族:巨人族 / 誕生日:12月24日 / 年齢:約750歳(人間換算で15歳)
闘級:3350(魔力900/武力1970/気力480)→闘級:8000(通常)闘級:48000(ドロールの舞使用時)
〈七つの大罪〉の一員で、通称「嫉妬の罪(サーペント・シン)〉のディアンヌ」。印となる獣は蛇。刺青の位置は左の太腿。メガドーザの戦士である巨人族の少女。〈豚の帽子〉亭の大看板娘を務めている。
一人称は「ボク」。団の中でも一、二を争う怪力の少女だが、拗ねたり、照れると髪で顔を隠すしぐさをするなど乙女らしい一面も見せる。仲間が傷つけられたり、無辜の民を傷つける非道には容赦しないが、反面非情になりきれない甘さが本来の実力を抑制してしまっている一面もある。
10年前の事件後は「白夢の森」に落ち延び、原住していた魔物(ハイドアンドシーク)たちに自分を匿わせていた。当初はメリオダスを巡っての恋の鞘当てをしていたエリザベスと折り合いが悪かったが、〈不気味な牙〉との戦いを経て和解し、以後親友として友情を深めていく。通りがかったメリオダスらと合流し王国奪還へ向かう。王国奪還後は封じられた記憶を取り戻し、キングへの想いに焦がれるものの、興味を抱いたゴウセルの「消え行く彼岸」を受け、記憶の逆行により今度は仲間たちのことさえ忘れてしまう。放浪していたところをマトローナに保護され、以後は彼女と行動を共にする。バイゼル大喧嘩祭りではキングとペアになり、〈十戒〉の代理と戦い勝利する。その後、キングと共に住んでいたが、グロキシニアとドロールの試練を受け合格。「無欲」のゴウセルに記憶の魔法を解除されて幼い頃の記憶も思い出した。同時にキングとも、晴れて相思相愛の仲となる。
約700年前、戦いを拒み巨人族の里から出奔していた際にキングと出会い、約500年間生活を共にしていたことがある。お互いに想い合う仲となるものの、贖罪のために離れることとなったキングに記憶を消されていた。
罪状「力への〈嫉妬〉ゆえに王国の友兵マトローナを毒殺、さらに口封じのため、無辜なる王国騎士330名を惨殺した」
16年前にマトローナと共にリオネス聖騎士の協力要請を受け参戦するが、「反逆者の巨人族を打ち取る」という功を狙った聖騎士に罠に嵌められてしまい、その結果マトローナと多数の聖騎士の殺害という濡れ衣を着せられてしまう。死刑執行の直前、王の勅命でメリオダスに身柄を引き取られ、〈七つの大罪〉に加入。
神器「戦鎚ギデオン」
2,200ポンドの巨大な大槌。10年前に〈七つの大罪〉が離散した後に紛失、その後王国に回収され、大罪をおびき寄せる囮としてバイゼルの喧嘩大会の賞品として喧伝されていた。
受けた攻撃魔力を神器を通して全て大地へ逃がす特性「避雷針」を持つが、大地や生物を魔力で傷つけてしまうデメリットもある。
魔力「創造(クリエイション)」
地と密接な関係にある巨人族特有の大地や鉱物を操る魔力。鉄を飴のようにねじ曲げ、地層を塔のように隆起させ大地を砂状にすることができる。
「砂の渦(サンドワール)」
鉱物を砂に変え、相手の足元に砂の渦を発生させ、そこに引きずり込んで相手の機動力を奪う。
「重金属(ヘビメタ)」
自身の体を重く硬い金属へと変化させる。防御だけでなく落下して攻撃にも使用できる。
「大地の怒号(マザー・カタストロフィ / アニメではマザー・カタストロフ)」
ギデオンの力で地表を抉り取ると同時に相手を空中に吹き飛ばし、抉り取った土砂を空中で圧縮してその塊の上でギデオンを振り下ろし、吹き飛んだ相手に塊を落下させて叩き潰す。
「大地の剛剣(グラウンド・グラディウス)」
地層を巨大な剣の形に隆起させ、先端に威力を集中させて攻撃する。
「昇天隕石(ライジング・メテオ)」
大地を星の形に隆起させ、相手を磔にしたまま上空に叩き上げる。
「千の礫(ラッシュ・ロック)」
無数の岩石を浮遊させ、一斉に相手に相手に向かって飛ばす。
「双子の巨像(フィレアンドロース)」
2体の岩石の巨像を作りだし操る。幼少期(キングに出会う前)はこの二つの巨像とともに暮らしており、フィレ、ロースと名付けられていた。
「双拳 (ダブル・ハンマー) 」
2本の岩石の拳を作りだし殴る。
「土人形(フレンズ)」
双子の巨像とは別に、現実にいる者の姿で作られたゴーレム。戦闘力も双子の巨像より強くドロールのゴーレムを沈めた。なおコピーされたのは、メリオダス、エリザベス、マトローナ、キング、ホークである。
「乱撃衝(クレイジーラッシュ)」
無数の岩石の拳で敵を殴る。
「ドロールの舞」
試練の末、ドロールから受け継がれた巨人族の舞。踊る事で闘級を継続的に高めていく。
ゴウセル
声 - 髙木裕平
身長:175cm / 体重:61kg / 血液型:不明 / 種族:人形 / 誕生日:6月2日 / 年齢:不明
闘級:3100(魔力1300/武力500/気力1300)→闘級:35400
〈七つの大罪〉の一員で、通称「色欲の罪(ゴート・シン)〉のゴウセル」。印となる獣は羊。刺青の位置は右胸。手配書では巨大な鎧の姿で描かれるが、本体はメガネをかけた中性的な美少年。〈豚の帽子〉亭の看板息子(?)。
その正体は〈十戒〉の一角に数えられた魔神〈「無欲」のゴウセル〉が、獄中から外の世界と接触するために作り出した人形。本体である魔神ゴウセルの死に際して「魔法の心臓」を授かり、意思ある存在として自律していたが、恋仲にあったリオネスの王女ナージャとの死別から、感情を捨て、記憶を封じていた。[注 10]血肉を持つものの、人形であるため首を断たれても死ぬことはないが、魔力が尽きたりすると本来の掌大の人形の姿を晒してしまう。
聞いただけでメリオダスたちが本人と気づくほど無機質で特徴的なしゃべり方をする[注 11]。何を考えているかを他者に読ませず、自らもまた空気を読めない。読書を趣味としており、読み出すと完全に作品の世界に入り込んでしまう一面がある。心が欲しいという渇望を抱いており、感情を学ぶために人間を観察するものの、時としてその「学習」のために人心をもてあそぶかのような行動に出てしまうこともある。
10年前に〈七つの大罪〉が離散した後、オーダンの森にたどり着く。そこで、魔神族の力を取り込む実験に失敗し暴走しかけた状態の聖騎士デールに出会い、自身が使っていた、魔力の暴走を抑制する付呪が施された鎧を与えた。その後、何らかの理由で負傷し、オーダンの村に流れつき、介抱をしてくれたペリオの従者アーマンドとして姿を偽って暮らし、数年間道化を演じ続けていた。王族エリザベスの要請を受けたという理由でペリオと別れを告げ、仲間たちと合流する。王国奪還後も大罪と行動を共にするが、上記の渇望のために様々な事態を引き起こしており、〈十戒〉であった事が判明してからは投獄されていた。キング、ディアンヌの助力で感情を取り戻し、同時に本来の魔力も取り戻す。その後、過去に自身と魔神ゴウセルがかけた禁呪の崩壊を感じ、その責務を果たすべく復活したマエルを一人で止めようとする。仲間たちの助力あってマエルを追い込むと彼の精神空間に侵入し、対話の末に彼に心を取り戻させた。
テレビアニメ版では初登場時の経緯が異なり、アランという青年の姿を模して鎧巨人と共に各地を旅していた。ペリオとはリオネス奪還後に出会っている。
罪状「〈色欲〉から王女を誘惑・姦淫した挙句、残虐な手口で殺害した」
物語開始から数十年前、当時のリオネス王女・ナージャに拾われ、次第に惹かれ合っていったが、病床にあり、自らの死期を察したナージャに求められたことで最期に愛し合い、眠るように息を引き取った彼女に自らの「魔法の心臓」を託そうとして開胸した事に起因する罪状。駆けつけた騎士たちやデンゼルからはそのとおりに受け取られているが、未来を視ることができるバルトラだけは真実を知っている。「俺」を一人称とした容姿に反した堂々とした振る舞いや口調は、ナージャが好んだ物語の主人公・メルドル王子を模したものである。
神器「双弓ハーリット」
ゴウセルの身体に埋め込まれ、両腕から発現する光の弓矢。自身の魔力により出した矢の一斉掃射が可能。光であるが実態があるため、相手の武器を受け止めることも可能。自動追尾モードにも変形ができ、眼鏡がない状態ではこれを使い相手に命中させている。
特性「範囲拡大」
名前の通り、放つ技の効果範囲を大幅に拡大する。
魔力「侵入(インベイション)」
相手の記憶や認識を読み取ったり操作する魔力。
「詮索の光(サーチライト)」
小型の光の矢を刺した相手の記憶を読み取る。その人物の眼から見たものなら、忘れている記憶もある程度は引き出すことが可能。相手が泥酔者である場合など対象の精神状態によっては読み取りが困難になる。
「瘡蓋の記憶(リライト・ライト)」
光の矢を打ち込んだ者の記憶を一時的に改竄する。相手が本来の記憶との強い違和感を感じてしまうと解除され、術中の記憶は失われる。
「悪夢語り(ナイトメア・テラー)」
光の針を頭部に刺すことで相手のトラウマを引き出し、精神を悪夢に閉じ込め、相手を行動不能にする。
「光矢伝達(ブロードキャスト)」
光の矢を相手の頭部に貫通させ、瞬時に情報を共有する。複数人に対して同時に使用可能。
「大停電(ブラックアウト)」
自分を中心に半径3マイルにいる、気力400未満の全生物の思考を10分間停止させる。
「大停電の矢(ブラックアウト・アロー)」
「大停電」を矢として放ち、特定の人物だけを停止させる。神器解放状態のエスカノールでさえ停止するほどの大技。
「傀儡返し(ハイジャック)」
相手が操っている物体に光の矢を打ち込み、操作権を奪う。
「傀儡縛り(ジャック)」
相手を意のままに操る。
「傀儡乱れ撃ち(ジャックガトリング)」
傀儡を連射する。的を絞ることはできずやたら目ったら撃ち続ける。
「消えゆく彼岸(ロストワールド)」
相手の記憶を、任意のところまで最近のものから徐々に消していく。
「神経切断(ブレーカーオフ)」
相手の神経を切断し、動きを止める。効果は10秒。
「心象鏡(プレイバック)」
自身の記憶を光の映像として映し出す。
「感覚の目醒め(センス・オープナー)」
対象者の身体の感覚を再起させる。
「幻影庭園(カレイドスコープ)」
範囲内にある対象物の幻を発生させる。
マーリン
声 - 坂本真綾
身長:177cm / 体重:57kg / 種族:不明 / 誕生日:12月3日 / 年齢:不明 / 血液型:AB型
闘級:4710(魔力3540/武力70/気力1100)
〈七つの大罪〉の一員で、通称「暴食の罪(ボア・シン)〉のマーリン」。印となる獣は豚。刺青の位置は首の左側。右目の下に2つの泣き黒子がある。
胸元が開いた非常に露出度の高い服を纏う、蠱惑的な容姿の美女。本来の姿は子供のものであるが、魔力によって大人に見せかけている。常にうっすらと笑みを浮かべているが、メリオダスからは胡散臭いと言われている。「マーリン」は本名ではなく、それは別にあるらしいが、本人によると、それは人間には発音できないとのこと。「ブリタニア一の魔術師」であり、その力は弟子であるビビアンから「反則」と言われるほど。様々な研究の探求を求めるため自らの魔力を用いて体の時を止めている。様々な魔法具を開発しており、リオネス聖騎士が扱う「呪言の玉」や「女神の琥珀」等もマーリンによって作成された。魔神ゴウセルの弟子でもあり、ゴウセルからは成長が末恐ろしいと言われていたという。
10年前の事件の際にメリオダスをかばった少女が大けがを負ったことでメリオダスが暴走しかけたが、その際にリオネスの崩壊を防ぐため、力を奪ったことが明らかになった。その後は、キャメロットに身を寄せ、アーサー王の側近として傍に控えていた。アーサーからは「友であり、師でもある」として信頼されている。自身もまたアーサーを大切に想っており、生き甲斐であり、かけがえのない存在であると語っている。
王都決戦の際にはアーサーと一緒にリオネス王都に訪れ、ビビアンの瞬間移動によって見知らぬ土地に飛ばされそうになったメリオダス達を助ける。リオネス国王救出後、国王の病の治癒のため、アーサーと共に一度キャメロットへ帰還する。国王の病を治した後、リオネスに戻り、魔神族復活に必要な「常闇の棺」が無くなったことや新たなる聖戦の兆しがあることから、〈七つの大罪〉としてメリオダス達に同行する。
賢者たちの都であった「ベリアルイン」に生まれ、その魔力から奇跡の天才児とされた。自らを掌中に収めようとした魔神王・最高神に交渉を仕掛け、魔神王から「魔界の秘術に関するあらゆる知識と女神の洗脳術を防ぐ加護」を、最高神から「いかなる闇の呪いと戒禁すら無効にする加護」を授かりながら双方を拒否した事でベリアルインが滅ぼされる要因を作り、「ベリアルインの娘」「魔神王と最高神の祝福を受けし娘」と呼ばれるようになった。一度ガランの「真実」の戒禁を受け石化し、神器アルダンに精神を移していたが、後に自力で復活したのもこの加護のなせる業である。かつてのエリザベスとも面識があり、彼女とメリオダスにかかる呪いについても知っていた。
罪状「不明」
神器「明星アルダン」
表面に数千のルーン文字が刻まれた、球状の神器。
能力のひとつとして自分の精神を内部に転写することが可能で、肉体が活動不能になった時も問題なく周囲と意思疎通できる。他に幻影の映写など、用途は多岐にわたる。
魔力「無限(インフィニティ)」
自身が発動した魔法を永久的に持続させる魔力。莫大な魔力を必要とするよう魔法も一度発動させるだけで、術者の意志で解除しない限り発動し続ける。
「瞬間移動」
自身や周囲の人間を任意の場所へ瞬間的に移動させる魔術。
「絶対強制解除(アブソリュート・キャンセル)」
魔力による効果を強制的に解除する。
「魔力増強(パワーアンプリファイ)」
他者の魔力や魔術による攻撃を強化する補助魔術。
「完全なる立方体(パーフェクト・キューブ)」
術者が認めた者以外の侵入を拒み、いかなる攻撃も跳ね返す立方体の結界を張る魔術。魔界由来の術。なおこれはほかのものでも使用可能。武力特化のガランでも破壊は容易ではない模様。
「魔力解除(マジックキャンセル)」
物体にかけられた魔力を消す魔術。
「物体転移(アポート)」
物体を転移させる魔術。
「魔力防御壁(まりょくぼうぎょへき)」
魔力で、壁を張る魔術。
「探知(ロケーション)」
魔力によって一定範囲内に存在する物や人を探しだすことができる。
「殲滅の光(エクスターミネイトレイ)」
放った光の線上にあるものを殲滅する魔術。
「終わりなき渦(エンドレスワール)」
巨大な渦を作り、その中心に範囲内にいる者を集める。
「魔力封じ(マジック・シール)」
対象の魔力の使用を封じる。魔力を使用した攻撃等はおろか、かけられている魔力も解かれる。
「二重衝波(ダブルインパクト)」
連続の衝撃波による攻撃。第一波で敵の弱点属性を割り出し、第二波で弱体化と攻撃を受ける度に耐久度を下げる複合魔法をかける。側から見れば攻撃魔法にしか見えず、相手は魔法にかかったことに気付かない。
「時の棺(クロノ・コフィン)」
禁呪。対象の時間を完全に停止させるが、発動には10分以上の時間を要する。
エスカノール
声 - 杉田智和
身長:165~325cm / 体重:49~355kg / 血液型:AB型 / 種族:人間 / 誕生日:7月1日 / 年齢:40歳
闘級:15(魔力5/武力5/気力5)~測定不可能
〈七つの大罪〉の一員で、通称「傲慢の罪(ライオン・シン)〉のエスカノール」。印となる獣は獅子。刺青の位置は背中。人間ながら特異な力を授かった存在。
手配書では威厳のある老人の姿で描かれているが、実際は大人しくひ弱。現在は少しでも威厳を出そうと口髭を生やしている。真夜中の午前零時において、エスカノールの闘級は王国聖騎士の中で最弱だが、日の出と共に力が増していき正午になると同時にピークに達し、外見も筋骨隆々となる。ピーク時の闘級は他の〈七つの大罪〉の闘級の合計を軽く凌駕するが、その時の性格は自制心を完全に忘れた傲慢そのものの存在である。それに合わせ、一人称も「僕→私→我」に変化する。マーリンに強い想いを寄せており、それは昼でも夜でも変わらない。日常ではマーリン作成の魔法の眼鏡を掛けて魔力を抑えている。
元はとある王国に生を受けた王子で、幼少の頃は両親に愛されていた[注 12]ものの、「太陽」の魔力を発現してからは次第に周囲との軋轢が生まれ、母親(声 - 千菅春香)の発狂を境に侍女のローザの厚意で国外に亡命。その後、放浪の日々を送っていたところをメリオダスとマーリンに見出され〈七つの大罪〉に加入する。
リオネス王国奪還編では本人は登場しなかったが、アニメスペシャル「聖戦の予兆」では魔神族の封印が解除された時に登場している。奪還後にガランとメラスキュラの追走から逃れるバン一行と偶然の再会を果たす。十年前にクーデター容疑をかけられた後は盗賊都市レイブンズ近郊の穴蔵に酒場〈麗しきの暴食〉亭を開業し、店主として長らく潜伏していた。ガランとメラスキュラを難なく退け、バンと合流する。
罪状「不明」
神器「神斧リッタ」
エスカノールの身長をはるかに超える巨大な片手斧。メリオダスは運搬に苦労し、ガランは持ち上げることすら難儀するほどの凄まじい重量。ガランに、相当な名匠のものと言わしめるほどの斧である。この神器の特性は「充填&放射(チャージ&ファイア)」 。エスカノールの発する莫大な熱量を全吸収し蓄え、任意で放つことを可能にする。
魔力「太陽(サンシャイン)」
先天的に生まれついたもの。あらゆる種族のものと異質にしてすべての生命の根源の魔力。太陽のごとき灼熱ですべてを焼き尽くす。通常の炎では焼けない魔神族をも焼く力を持つ。基本的に夜の間は発現しないが、例外的にマーリンを「心の太陽」とする事で一時的に発動した。〈四大天使〉マエルの恩寵と同様のものであるが、それが宿った理由など詳細は不明である。
「無慈悲な太陽(クルーエルサン)」
「太陽」の魔力で作った熱の玉を対象にぶつける。闘級の上昇に合わせてサイズも巨大化していく。
「炸裂する傲慢(プライド・フレア)」
「無慈悲な太陽」を炸裂させて大爆発を引き起こす。
「微塵切り(スーパースラッシュ)」
高い武力に任せた、神斧での強烈な一撃。
「天上天下唯我独尊(ザ・ワン)」
正午に一分間だけ現れる、攻撃力、防御力の全てにおいて最強の状態。無敵の権化と称される。
「聖剣エスカノール」
魔力を帯びた手を振り下ろす。見た目は手刀打ちに等しいが、刃物のような切れ味を持つ。
「聖槍エスカノール」
立てた人差し指を相手に突き刺す。
「暴発する矜持(クレイジー・プロミネンス)」
無数の火球を爆発のように撃ち放つ。

リオネス王国

バルトラ・リオネス
声 - 西凜太朗
身長:180cm / 体重:80kg / 種族:人間 / 誕生日:2月14日 / 年齢:60歳
闘級:530(魔力120/武力230/気力180)
リオネス王国国王。エリザベスの養父。「聖戦」を予知しそれを回避するために武装解除を聖騎士達に求めたが、それが聖騎士達の翻意を煽ってしまいクーデターを起こす原因になってしまった。
長く幽閉されていたが、メリオダスたちの手によって救出される。持病をマーリンの研究によって克服した後は国務に復帰し、〈七つの大罪〉に次なる聖戦の兆しを見せるキャメロットへの出撃を要請した。
魔力「千里眼(ビジョン)」
未来の出来事を漠然とした言葉と映像で予知することができる。予知できる内容は自身の身とその周辺で起きる事柄に限定される。
マーガレット・リオネス
声 - 水樹奈々
身長:165cm / 体重:57kg / 種族:人間 / 誕生日:7月7日 / 年齢:22歳
闘級110(魔力0/武力10/気力100)
リオネス第一王女。ベロニカの姉でエリザベスの義姉。穏やかな雰囲気を漂わせる女性。
前聖騎士長のザラトラスの死の真相を知ってしまい、10年もの間幽閉され、ビビアンによって近衛兵であるギルサンダーへの人質として利用される。王都での戦いの最中、メリオダスによって人質から解放され、その後はドレファス、ヘンドリクセンと共に旅に出る。ギルサンダーを見つける事への焦りと護られてばかりの自分の非力さを感じており、そこをリュドシエルに付け込まれ、復活のための器に選ばれてしまう。
ベロニカ・リオネス
声 - 金元寿子
身長:162cm / 体重:51kg / 種族:人間 / 誕生日:5月22日 / 年齢:18歳
闘級80(魔力0/武力35/気力45)
リオネス第二王女でエリザベスの義姉。小柄な体型とつり目が特徴。お転婆な性格で剣を振るう。
王族でありながら聖騎士たちの思想に賛同しているためか幽閉されておらず、現在の政権下でもある程度の自由と地位を許されていた。エリザベスのことを大事に思っており、〈七つの大罪〉を妹を誘拐して国家転覆を企む悪党と認識し、彼女に城へ戻るように訴えかけていた。バイゼルでの戦闘にて、ギーラの魔力からエリザベスを庇い死亡したと思われていたが、グリアモールとともに重傷を負いながらも生存していた。後にギーラを剣術指南役に指名している。また、メリオダスに対しては今だに良い感情を抱いておらず、フラウドリンとの戦いで冷酷な一面を見せたメリオダスを悪党呼ばわりしている。
デンゼル・リオネス
バルトラ王の弟。詳細は〈蒼天の六連星〉を参照。
ナージャ・リオネス
ゴウセルが数十年前に出会い恋仲となった、当時のリオネス王女で、バルトラ王とデンゼルの姉。病弱で余命いくばくもなかったが、ゴウセルと出会ったことでひと時の幸福を得る。

聖騎士

ドレファス派
ドレファス
声 - 小西克幸
身長:185cm / 体重:82kg / 血液型:A型 / 種族:人間 / 誕生日: 11月29日 / 年齢:47歳
闘級:3000(魔力1000/武力1000/気力1000)/ 聖騎士ランク:聖騎士長→元聖騎士長
二大聖騎士長のひとり。先代聖騎士長ザラトラスの異母兄弟。グリアモールの父親。長くウェーブのかかった黒髪で無精髭が特徴的な中年男性。強い求心力とカリスマ性を持ち、剣術にも秀でている傑物。しかしその一方で優秀な兄への強い劣等感を燻らせていたことや、息子の訃報を聞いて塞ぎこむなどの精神的に弱い一面を見せた。
ヘンドリクセンと共謀し、実兄である先代聖騎士長ザラトラスを殺害、〈七つの大罪〉に罪を着せた黒幕。だがその行いを悔い、魔神となった親友ヘンドリクセンを止めるべく息子とともに彼に挑むが、戦いの最中に誤ってエリザベスを害してしまい、精神の均衡を崩したところをヘンドリクセンの「腐蝕」によって融かされてしまい死亡したと思われた。だが実は十数年前のダナフォール跡地捜索任務の際、魔神族のフラウドリンに憑依されていた。本編の時間軸におけるドレファスの行動、つまり上記のような精神的な薄弱さや失態は、すべてフラウドリンが「ドレファス」という人間を演じていた振る舞いに過ぎない。
本来のドレファスは兄への劣等感を確かに抱きながらも、魔神の洗脳をはねのけるほどの強靭な心と信念を持つ高潔な聖騎士であったが、ヘンドリクセンを人質に取られたことで抵抗をやめ肉体を明け渡している。ヘンドリクセンとの交戦時の死亡も偽装であり彼を〈十戒〉復活に導くものの、その際フラウドリンにヘンドリクセンの助命を頼むなど、精神そのものは活動を続けていた。王都決戦にて、ザラトラスのすべての命を使った「浄化」によりフラウドリンと分離。洗脳から解放される。聖騎士長職を辞したが、リオネスを守護するために聖騎士としては復職する。それに際して髪型が短髪になり髭も整えている。
魔力「砕貫(ブレイク)」
あらゆる物体を撃ち抜く衝撃波を放つ。
「羅貫(ラカン)」
突き出した剣先から、非常に貫通力の高い衝撃波を発生させ敵を撃ちぬく。
「天漢破獄刃」
自らの全魔力を剣に凝縮し、一度に放出して敵を貫く、「羅貫」の強化版。凄まじい威力を誇る切り札。
「崩撃」
渾身の力で剣を振り上げ、相手を吹き飛ばす。
「貫突」
高速の突進と同時に相手の身体を貫く突きを放つ。
「流撃」
渾身の力で剣を振り下ろす。「崩撃」とは逆向きの技。
魔力「巨大化(フルサイズ)」
元はフラウドリンの魔力。殺されそうになったグリアモールを救おうとした際に初めて発現した。
ギルサンダー
声 - 宮野真守 / 山本和臣(幼少期)
身長:185cm / 体重:73kg / 血液型:A型 / 種族:人間 / 誕生日:8月26日 / 年齢:21歳
闘級:1970→2330(魔力1130/ 武力670 / 気力530)/ 聖騎士ランク:金剛
先代聖騎士長ザラトラスの息子。ドレファスの甥に当たり、グリアモールとは従兄弟同士になる。幼い頃はメリオダスに懐く気弱で純粋な少年だったが、現在は聖騎士長に次ぐ実力を持つ、ピンク色の髪が特徴の美青年。王国の第一王女マーガレットの護衛を務め、同時に恋人同士でもある。
10年前、ザラトラス殺害の真実をマーガレットから知らされたところをビビアンに見つかり、マーガレットを人質に取られた上にビビアンの使い魔に四六時中監視される。表向きは〈七つの大罪〉を父ザラトラスの仇として憎み、職務のためには民に苦しみを強いることを厭わない冷徹な聖騎士を演じるが、メリオダスには彼に少年期に伝えられたおまじないを再会直後から救難信号として発していた。王都での戦いでメリオダスの機転によりマーガレットが解放されたため、父親の真の敵であるヘンドリクセンと戦う。リオネス王国奪還後は民を苦しめた罪滅ぼしと真実を知るためにハウザー、グリアモールとともに旅に出る。その途中赤の魔神、灰色の魔神と交戦。苦戦しているところにヘンドリクセンが現れる。その後彼とともに、ドルイドの里に向かいハウザーとともに試練を受け、型を破ることで闘級が上昇した。メリオダスたちと合流した後、バイゼル大喧嘩祭りに参加する。王都決戦にてフラウドリンと交戦しようとするも、ギルフロストに扮していたビビアンによって連れ去られ、雲上にある女神族の建造物の中に幽閉されてしまう。その後も執拗に迫って来るビビアンから逃れながら脱出手段を探していたが、現れたリュドシエルによってビビアンが殺害された事で共にリオネスへ帰還した。聖戦ではマーガレットを守るべく強襲部隊としてキャメロットへ向かい、ヘンドリクセンの手によってマーガレットが解放されると、彼女を連れて一足先にキャメロットを離れた。
魔力「雷帝(サンダーボルト)」
雷を自在に操る魔力。巨大な雷雲を呼び込むことも可能。
「雷帝の鉄槌」
強力な落雷を発生させて対象をピンポイントで攻撃する。
「雷帝の粛清」
広範囲に莫大な量の雷を発生させ強力な電撃で敵を一網打尽にする。
「雷獣の追走」
相手をホーミングする獣の形をした雷撃を発生させる。
「雷鳴斬」
全身を雷をまとい、そのまま相手へ斬撃による直接攻撃を加える。
「雷帝の剣」
手にした剣に「雷帝」の魔力を込めて攻撃する。充填に多少時間がかかる。
「雷帝の重鎧」
武器を片手で持ち、武器に纏わせた雷撃を効率的に抑え、余剰分の魔力で空き手に雷の盾を作り出し、全身を雷の鎧で覆う事により、雷を多重展開し、全方位からの死角を無くした防御特化の状態になる。
「雷神の抱擁」
「雷帝の重装」の状態で両腕から雷撃を放ち、敵を雷で包み込む。
小説版
雷帝の裁き
雷帝の鉄槌のように、任意の相手に雷撃を浴びせる。
ハウザー
声 - 木村良平
身長:182cm / 体重:73kg / 血液型:B型 / 種族:人間 / 誕生日:9月19日 / 年齢:21歳
闘級:1910→2350(魔力1090/武力700/気力560)/聖騎士ランク:白金→聖騎士長代理
リーゼントが特徴的な陽気な青年。平民出身だがギルサンダーやグリアモールとは幼馴染。ドレファス派の騎士で、師匠でもある彼に強い尊敬の念を抱いている。バイゼルの喧嘩祭りで対戦した後、ディアンヌに好意を寄せるようになる。王国でディアンヌと再会した際には動揺しながらも攻撃してしまうが、彼女のためにギーラと手を組んでドレファス達と対峙したこともある。王都の実家に両親と共に住んでいる。
王国奪還後はギルサンダー、グリアモールと共に、真実を知るための旅に出る。その途中に遭遇した魔神をヘンドリクセンとの共闘で撃破し彼から王国転覆の真実を聞かされる。その後、ドルイドの里で試練を受ける。メリオダスたちと合流した後は、彼の提案でバイゼル大喧嘩祭りに参加する。メリオダス死後の王都決戦では、絶望的状況の中でも仲間を鼓舞し続け奮闘した姿を評価され、〈十戒〉撃退後、バルトラ王から「聖騎士長代理」に任命される。
魔力「暴風(テンペスト)」
風や竜巻を自在に操る魔力。
「ライジングトルネード」
「暴風」の魔力で、巨大な竜巻を発生させる。範囲を絞ることで威力を上げることも可能。
「ワール・ショック」
目の前に風の渦を創り出し、圧縮して相手に放つ飛び道具。
「スーパーサイクロン」
自身を中心に最大規模の竜巻を発生させる。最強の嵐
「貫突(ブレイクスルー)」
拡散型である風を切っ先に一点集中させ威力を高めた、ドレファスの「貫突」の型で放つ技。
グリアモール
声 - 櫻井孝宏 / 原優子(幼少期)
身長:213cm / 体重:181kg / 血液型:A型 / 種族:人間 / 誕生日:11月10日 / 年齢:21歳
闘級:1520→410(魔力390/武力10/気力10)/ 聖騎士ランク:蒼玉
ドレファスの息子。ザラトラスの甥及びギルサンダーの従兄弟でもある。長い黒髪と筋骨隆々な体格が特徴の青年。王国の第二王女ベロニカの護衛を務める。ベロニカへの強い忠誠心を持ち、父親を強く尊敬している愚直な男だが、その熱意が空回りしてしまい、失敗してはベロニカに叱られている。
王国奪還後はギルサンダー、ハウザーとともに、騒動の真実について知るために旅に出た。ドルイドの里の試練で詳細は不明だが、なぜか幼少期の姿に縮んでしまった。
フラウドリンの死後、ベロニカの接吻によって元の姿に戻った。
魔力「障壁(ウォール)」
地上に降り注ぐ星屑でも破壊不可能な強力な魔法障壁を作り出す。攻撃を防ぐだけではなく、相手を隔離・拘束することにも使用できる。
「完全な独房(パーフェクト・シェル)」
球状の魔法障壁の中に対象を完全に閉じ込めて強制的に隔離する。
「長方形の盾(ロングシールド)」
前方に長方形の障壁を作り出す。
ヘンドリクセン派
ヘンドリクセン
声 - 内田夕夜
身長:182cm / 体重:72kg / 血液型:不明 / 種族:ドルイド→魔神族→ドルイド / 誕生日:10月31日 / 年齢:39歳
闘級:2650(魔力1280/武力800/気力570)/ 聖騎士ランク:聖騎士長→元聖騎士長
二大聖騎士長のひとり。銀の短髪と整えたあごひげが特徴の中年男性。本来の性格は穏やかで思慮深く、ドレファスの無二の親友として責務に尽力する傍ら、〈七つの大罪〉の強さに憧れを抱いていた。「平和な世に自分たちは必要なのか」という考えにおぼれてしまうような生真面目さを持つ。リオネス王国奪還戦での最後の敵として〈七つの大罪〉の前に立ちはだかり、以後正気に戻った後は彼らの陣営に加わり自分を利用した〈十戒〉打倒と、ドレファスを救うことを目的とする。〈森の賢者(ドルイド)〉の生まれであり、限定的ながら魔神族に対して効果を発揮する「浄化(パージ)」を行うことができる。
十数年前のダナフォール調査任務の際、ドレファスに憑依したフラウドリンにより洗脳を受け、「平和は人々を堕落させる悪しき習慣であり、戦と闘争心が人々を輝かせ国に繁栄をもたらす」という思想にとらわれてしまう。古の戦いで封印された魔神族を復活させ、自らが生み出した「新世代」の聖騎士に倒させるという形の「聖戦」を起こすことを目論む。後に赤色、灰色双方の魔神の血を受け入れ異形の怪物と化すものの、〈七つの大罪〉と聖騎士たちの連合軍に敗北。落ち延びた際にフラウドリンの誘導で〈十戒〉を復活させ、女神族が封印に仕掛けていた罠によって魔神の力を失い、洗脳からも解放された。
以後はドレファスを救うために放浪し、灰色の魔神と交戦するギルサンダーらと合流。主にキングを中心とした面々とは未だに軋轢を抱えながらも〈七つの大罪〉に助力する。王都決戦ではフラウドリンからドレファスを奪還するべく奮戦した。リュドシエルの復活後は彼に心酔しており、聖戦においても自ら志願して彼の従者となっていたが、これらはマーガレットを救うための演技であり、マエル復活によりリュドシエルの精神に生じた隙を突いて彼女の体からリュドシエルを引き離すことに成功する。一連の行動が演技であったとはいえ、リュドシエルへの忠誠心は本物であり、代わりに自分を器にするよう進言するが、自身を認めたリュドシエルに傷を回復され、生きるよう諭された。
魔力「腐蝕(アシッド)」
あらゆるものを溶かす酸を操る魔力。子供時代にいつも、自然ならざる魂を得て死体が蘇らないよう、完全に骨になるまで毎晩死者の埋葬の番をさせられ、それが嫌で、一刻も早く死体の側から離れたくて目醒めた魔力。この魔力の所為で、「臆病者」「呪われた子」と里で嫌われ、里を追放された。
「万物の腐壊(アシッド・ダウン)」
範囲内に存在する物質を腐らせ崩壊させる。
「腐蝕の塔(アシッドタワー)」
「腐蝕」を敵を中心に塔状で発生させる。
「死者使役」
ドルイドに伝わる禁呪。死者の亡骸に仮初の命を与え、自在に使役する。だが二回ほどで魂の劣化が始まる。
「浄化(パージ)」
自然ならざる魂を消し去るドルイドの秘術。限定的ながら魔神族に対して効果を発揮する。
「獄炎(ヘルブレイズ)」
黒い炎を操る魔神族の力。
「波状の獄炎(ヘルブレイズ・ウェーブ)」
剣先から大量の獄炎(地獄の炎)を放ち、相手を焼き尽くす。
ヘルブラム
声 - 神谷浩史 / 置鮎龍太郎(アルドリッチ・ラブヘルムの姿)
身長:162cm / 体重:50kg[注 13] / 誕生日:5月5日 / 年齢:約1300歳
闘級:1400(魔力750/武力200/気力450) / 聖騎士ランク:枢機卿
枢機卿位に就く高位の聖騎士。ギーラとジェリコの上司にあたり、ヘンドリクセンの推薦で現在の地位に召し抱えられた。非常に冷徹で他者に罪を被せたり、必要であれば無辜の民を犠牲にすることも厭わない。バイゼル祭りでは審査員ラブヘルムとして姿を変えていた。
正体は妖精族で、キングの親友。かつては人間に好意的だったが、野盗に同族の多くとともに浚われた際、高額で売れる同族の羽が目の前で毟られていく惨状を前にして人間に深く絶望した後、野盗の頭目アルドリッチの姿に変身して、人間を無差別に虐殺しながら放浪していた[注 14]が、キングに止められるという形で討たれた。その後、ヘンドリクセンの「死者使役」で復活し、共に魔神族復活のために活動していた。後にエリザベス奪還戦においてキングと激突し、彼に敗北。死の瞬間に憎しみから解放され、親友の腕の中で息を引き取った。
新章では死者の都から抜け出し、形見の兜に宿る。生前のように発狂しておらず、思い悩むキングの傍で彼を支え、時に助言を与えている。コランドにて怨念に取り憑かれたディアンヌを止めるため、キングに別れを告げると兜ごと潰されて消滅した。
魔力「同調(リンク)」
自分に同意した者の魔力を借りることができる。同時に複数人から魔力を借りることが可能。
「付和雷同(ブラインド・フォロー)」
「同調」している相手を一時的に洗脳し、強制的に魔力を提供させる。
「狩玉(ハンターウィスプ)」
敵を追尾する球体を放つ。接触時の威力は高い。
「殺しの氷山(キラーアイスバーグ)」
同調の魔力によって得た、聖騎士グスタフの技。ディアンヌの腹部を貫いた。
ジェリコ
声 - 井上麻里奈
身長:160cm / 体重:50kg / 誕生日:9月6日 / 年齢:18歳
闘級:270(魔力40/武力130/気力100)/ 聖騎士ランク:聖騎士見習い→水晶→聖騎士見習い
「新世代」の一人。元々はバステ監獄の守護を任された聖騎士見習い。体型はグラマーで、男勝りな性格の少女。
上昇志向と強い虚栄心を持つ少女。聖騎士であるグスタフを兄に持つ。その兄に比べて弱く、女である自分に強い劣等感を抱いており、少しでも強く見せようと普段は男装をしていた。バステ監獄でバンに身包みをはがされたことでプライドを傷つけられ、その復讐心から魔神の血を飲み、「新世代」の聖騎士となる。そのことからバンを「俺を女にした責任をとってもらう」としてつけ狙うようになる。
王都での戦いの最中、ヘンドリクセンの呪文で魔神族の血が暴走し、魔神と化してしまうもののバンによって救われる。そのことから彼に惹かれるようになるも、エレインとバンの仲睦まじさを見て身を引き、メラスキュラ・ガランとの交戦時には身を挺して二人を守るために奮戦した。王都奪還戦以後しばらく魔力を使えなくなっていたが、魔神との戦いで兄グスタフを喪った後、兄と同じ「氷牙」の魔力に覚醒する。
魔力「不明」
能力は不明だが、不死身であるバンに対して瞬時に回復しない攻撃をすることが可能。
「神速之十閃」
一瞬のうちに十もの斬撃を放ち、相手を斬り刻む。
「神速之断骨」
瞬時に相手に迫り、渾身の一撃で相手を斬り刻む。
ギーラ
声 - 伊瀬茉莉也
身長:165cm / 体重:53kg / 誕生日:12月6日 / 年齢:16歳
闘級:1350(魔力700/武力400/気力250)/ 聖騎士ランク:聖騎士見習い→水晶
「新世代」の一人。長い黒髪で細目が特徴の少女。平民出身で、父親が反逆行為ののち行方不明となったため周囲から疎んじられていた。弟のジールを守るために聖騎士を目指し、「新世代」となった。魔神の血による破壊衝動によって無辜の民を殺害、冷徹に任務をこなしていたが、本来は情に厚い性格。そこをゴウセルに付け込まれて操られてしまったこともある。
最初はヘルブラムの手足として働いていたが、父親の死が彼の実験のせいであることと、身を呈して弟を守ったディアンヌを目の当たりにして翻意し、〈七つの大罪〉側に寝返った。以後は一悶着ありながらも、ゴウセルの機転によって唯一能力を保持した「新世代」となる。後に、ゴウセルが彼女の記憶を改竄して魔神化を阻止したことが判明する。メリオダスらがキャメロットに旅だった後は王宮に残り、ベロニカに剣術指南役に任命された。一度は命を奪いかけたベロニカのその行動に困惑しながらも、彼女との友誼を深めていく。
魔力「爆炎(エクスプロージョン)」
爆発を自在に操る魔力。
「ドリフト・ボム」
小さな火種を相手に放ち、爆発させる。
「ショット・ボム」
複数の火種を相手に放ち、爆発させる。
「ブリリアント・デトネーション」
収束させた魔力を放出し、無数の火種を雨のように降らせ、無差別に爆発させる。
「チェイン・エクスプロージョン」
無数の低速の火種を相手の周囲に配置し、連鎖的に爆発を起こして相手を爆炎の檻に閉じ込める。
「キラーマイン」
地中に火種を設置し、踏んだ瞬間に地雷のように爆発させる。
グスタフ
声 - 古川慎
身長:175cm / 誕生日:6月6日 / 聖騎士ランク:紅玉 / 年齢:21歳
ジェリコの兄。妹が聖騎士になるのを反対しており、騎士の道に進んだ妹を表面上では疎んでいる。本音では愛する妹に女性として幸せになってほしいと考えているが、厳格な性格故に妹からの反発を招き兄妹の確執を生んでしまった。
ゼルドリスの「敬神」の戒禁に操られた聖騎士に腹を刺され、その状態で魔力を行使したため傷が重傷化し、死亡した。
魔力「氷牙(アイスファング)」
氷を自在に操る魔力。
「雹球(ヘイルバレット)」
無数の氷弾を生み出す。
「殺しの氷山(キラー・アイスバーグ)」
巨大で鋭利な氷塊を相手にぶつける。
「吹雪乱舞(ブリザード・アクセル)」
無数の氷弾を竜巻のように発生させ、相手を斬り刻む。
ビビアン
声 - 寿美菜子
身長:165cm / 誕生日:6月25日 / 年齢:29歳
闘級:2580(魔力2200/武力40/気力340)
リオネス王国一の魔術師。人間の手を組み合わせたような仮面で素顔を隠し、獣の手を模った杖で魔術を使用する女性。〈暴食の罪〉マーリンの直弟子。ギルサンダーには仕事以上に強烈な執着を抱いており、ザラトラス殺害の真実を知ってしまったギルサンダーとマーガレットを自らつくり出した合成獣で監視・脅迫し、二人を手中に収める。非常にプライドが高く、マーリン曰く怒りに駆られると我を忘れてしまうクセがある。ヘンドリクセンの敗北後、自身も王国を追放されていたが、それでもギルサンダーへの執着は消えず、ギルサンダーを追ってバイゼル大喧嘩祭りに美青年の魔術師ギルフロストとして参加する。メリオダス敗北後の〈十戒〉との戦闘時にギルサンダーを女神族の建造物へ連れ去ってしまう。マーリンにかけられた戒めにより、全身に痣が広がっていきながらも尚もギルサンダーに迫ったが、マーガレットの体を乗っ取ったリュドシエルに首を刺され重傷を負う。
魔力「吸収(サック)」
「瞬間移動」
自身や周囲の人間を任意の場所へ瞬間的に移動させる魔術。マーリンより遅い。
「完全なる立方体(パーフェクト・キューブ)」
術者が認めた者以外の侵入を拒み、いかなる攻撃も跳ね返す立方体の結界を張る魔術。魔界由来の術。
「凍結棺(フリーズ・コフィン)」
相手を凍結させる魔術。
「曲がる空間(ベンド・ルーム)」
魔力による攻撃を捻じ曲げ、操作する魔術。
「魔力増強(パワーアンプリファイ)」
他者の魔力や魔術による攻撃を強化する補助魔術。
「破壊の四大元素(デストロイ・フォー・エレメンツ)」
「火」「水」「土」「風」の4つの属性のエネルギーを融合し放つ魔術。
〈不気味な牙(ウィアード・ファング)〉

バステ監獄の聖騎士らが勝手に作った部隊であり、正規の部隊ではない。

フリージア
声 - 潘めぐみ
身長:170cm / 誕生日:6月4日
闘級:440
不気味な牙の紅一点の聖騎士。刃の付いた二又の鞭を使う。
ディアンヌが不得意な虫による攻撃で優勢に立ったかと思われたが、メリオダスのために奮起したディアンヌにあっけなく敗北する。メリオダスが〈十戒〉に敗れた後、魔神の主導する聖騎士狩りに駆り立てたれ、ルインと共にフラウドリンに魂を抜かれた。
魔力「不明」
虫を操る魔力。
「雨の狂想曲(レイン・カプリチオ)」
毒虫の群れが放つ、触れたものを溶かす毒の雨。
「嵐の輪舞(ストーム・ロンド)」
甲虫を嵐のように操り、強固な角と鋭い羽で肉を切り裂く。
ゴルギウス
声 - チョー
身長:180cm / 誕生日:2月8日
慇懃な物腰だが、ゼネットを人質にダナに対して脅迫するなど、冷酷非情で独善的な聖騎士。主に切っ先が三つに分かれた剣を使って戦い、三日月型の暗器を飛び道具として使用する。メリオダスと対峙したときに退散し、バステ監獄に来たメリオダスを封印しようとするが、脱獄したバンとメリオダスの腕相撲で難なく破壊される。その後は姿を消していたが、〈十戒〉への恐怖で暴徒と化した市民に殺されかけるも、豚の帽子亭に逃げ込み、エリザベスに介抱され、感謝を述べてからどこかへ旅立つ。
魔力「透明化」
自身を透明にする魔力。当初は瞬間移動と思われたが、ホークが鉄の臭いの筋道があることに気づいたため、メリオダスに気づかれた。
ルイン
声 - 斧アツシ
身長:200cm / 誕生日:9月15日
ローブのような鎧に身を包み、鈴の付いた錫杖を持つ聖騎士。
錫杖の鈴によって他者を自分の姿に見えるように暗示をかけ、敵を同士討ちをさせる戦法を得意とする。鋼に勝る肉体を持いるが、メリオダスの拳の前には無力だった。その後、フリージアと共にフラウドリンに魂を抜かれた。
ジュド
声 - 檜山修之
身長:180cm / 誕生日:5月11日
茨の意匠が施された兜を被る聖騎士。五年前にバンを捕らえた聖騎士。
敵を拘束する魔力を持ち、脱獄しようとしたバンに対して釘で拷問にかけるも「ここでくすぶっているのも飽きた」と宣言したバンに瞬殺される。かつてバンを捕らえた功績も、バン自身に抵抗の意思がなかっただけで本人の実力は彼に遠く及んでいない。
〈暁闇の咆哮(ドーン・ロアー)〉

リオネス国王バルトラ直属の親衛部隊。〈七つの大罪〉が指名手配された後に作られた。王都決戦の最中、ドレファスの護送中にフラウドリンによりスレイダーとサイモンを除く全員が殺害された。

スレイダー
声 - 三木眞一郎
身長:180cm / 誕生日:4月4日 / 年齢:30歳
「金剛(ダイヤモンド)」の称号を持つ聖騎士。〈暁闇の咆哮〉の団長。鉄仮面で顔を覆い隠し、状の大剣を持つ、女性口調でしゃべる男性。
エキセントリックな立ち振る舞いをするものの性格は極めて常識的で冷静沈着。癖のある団員をまとめあげているリーダー。その剣腕も並みの聖騎士であれば一振りで数人を倒してしまうほど。
幼い頃に蛮族に攫われた奴隷の出自であり、その状況から救ってくれたバルトラ国王へ異常なまでに忠誠を誓う、愚直なまでの信義の男。そのため国王代理を騙る聖騎士長らに利用されていたことにすぐには気づけなかったこともある。オフの時は仮面を外し、口調も男性的なものになる(ただし、性格は女性的なまま)。
魔力「威圧(オーバーパワー)」
気迫で相手の動きを封じる魔力。しかし、自らよりも強い気を放つガランには通用しなかった。
サイモン
声 - 金本涼輔
長髪の少年聖騎士。身長150㎝。身長を超える日本刀を振るう少年。血気盛んな性格をスレイダーに諌められることもある。
ヒューゴ
声 - 山田浩貴
全身を鎧で覆った聖騎士。身長270㎝。丁寧語で喋る。二本一対の斧のような武器を扱う。鎧巨人との戦いの際にキングの石化によって片腕を喪った。
ワインハイト
声 - 中西英樹
弓兵。身長180㎝。幻影を囮に別の場所へ潜伏しての奇襲を得手とする。魔力を込めた矢の破壊力は絶大。
ジリアン
声 - 沢井エリカ
〈暁闇の咆哮〉の紅一点。身長170㎝。フランベルジュを扱う。また魔力の縄により敵を拘束することができる。
〈蒼天の六連星〉

聖騎士長補佐デンゼルの率いる聖騎士の集団。

デンゼル・リオネス
声 - 西凜太朗
身長:182cm / 年齢:58歳
バルトラ王の弟である老人。病身の兄と違い屈強な武人肌で、その能力を疎んだドレファスらに左遷されていた。
性格は厳格にして冷酷。兄の要請で秘密裏に対・魔神族の研究を進めていた。武器としてドルイドが数年間祈りをささげた剣を使用していた。リオネス城に攻め込んできた魔神族に対抗するため、女神族のネロバスタを自身の命を犠牲に復活させるが、デリエリにネロバスタごと半身を消し飛ばされた。
魔力「審判(ジャッジメント)」
「死人の復讐(デッドマンリベンジ)」
この魔力を受けた者に、「自分が殺した相手の亡霊に襲われる」幻覚を見せ、そのもの達から首を狙われるという技。フラウドリンに使用した際には暁闇の咆哮や今まで殺した騎士たちの幻覚が現れた。なおこの幻覚から魂を抜き取ることも可能。
デスピアス
声 - 阿座上洋平
身長:179cm / 年齢:35歳
闘級:1690 / 聖騎士ランク:金剛
デンゼルに次ぐ実力を持つ聖騎士。ドゲットとの決闘を通じてメリオダスに対する聖騎士たちの不信を払拭する作戦を図る思慮深さを持つ。自分にしか見えない妖精インビジブルと仲がよい。
魔力「旋律(メロディ)」
相手の様々な動作に存在する「リズム」を狂わせ、妨害する。
ワイーヨ
声 - 綿貫竜之介
身長:161cm / 年齢:39歳
闘級:1710 / 聖騎士ランク:白金
カイーデとツィーゴの兄。弟たち同様にガタイがよく、ひげ面である。デルドレーに惚れている。口癖は「結婚!」。
ドゲット
声 - 手塚ヒロミチ
身長206cm / 年齢:28歳
闘級:860 / 聖騎士ランク:白金
好戦的な聖騎士。メリオダスに不信を抱き強さを証明するため戦闘を申し込むが手を抜いていた彼の実力を計り間違え、敗北した。リオネス城にて、グレイロードの前で殺害を行ったため「不殺」の戒禁により寿命を失い死亡する。
魔力「爆進(ブースト)」
瞬時に自らの体を加速させ、高速で移動する。攻撃や回避に応用できる。
「爆進拳(ブーストハンマー)」
敵に高速で突っ込み、両拳で粉砕する。
デルドレー
声 - 加藤英美里
身長:170cm / 年齢:23歳
蠱惑的な女性聖騎士。ハート型の杖を持っている。ワイーヨとアーデンによく悪態をついている。
魔力「衝動(ラブドライブ)」
異性の精神に働きかけ、自分をあらゆる危機から守るように洗脳する。
アーデン
声 - 豊永利行
身長:159cm / 年齢:19歳
前髪が二房垂れている、弓矢を操る青年聖騎士。
魔力「無駄(ベイン)」
アーデンの魔力の乗った攻撃を受けた者に、魔力を発動する際に数倍の消耗を架す。
その他の騎士
ザラトラス
声 - 小山力也
先代聖騎士長。身長183cm。ギルサンダーの父親。10年前にドレファスとヘンドリクセンによって殺され、その罪が〈七つの大罪〉にかけられている。ドルイドの母を持つ。
当時メリオダスと互角に戦える程強く、最強の聖騎士と言われていた。〈七つの大罪〉にも慕われていた偉大な人物。そのために実弟ドレファスとヘンドリクセンの共謀によって謀殺され、聖騎士長の座を降りることとなった。
生前は真面目だが軽い性格で、自分より息子に慕われるメリオダスに嫉妬したり、疲労から毒を盛られたことにも気づかず食事をしてしまうほどおおらかな性格だった。
メラスキュラの魔力によってエレイン同様復活するものの、「ドレファスとヘンドリクセンを救えなかった自分への恨み」を未練としていたためにその心が闇に侵されることはなく、無名の騎士シルバーとしてエリザベスに接触。メリオダス復活とフラウドリン打倒の一助となった。ドレファスからフラウドリンを引き剥がすために全魔力を使い果たし、息子と再会することなく消滅した。
魔力「雷神(グレイトサンダー)」
息子であるギルサンダーと共通した雷を自在に操る魔力。これの他に、ドルイドの血族として「浄化(パージ)」を発動することもできる。
「雷神の粛清」
広範囲に及ぶ巨大な雷を落とす。
「雷神剣」
雷を纏い、その速度を利用して敵を斬りつける。
「雷神の閃動」
雷の速度を利用して敵の攻撃を回避する。
「浄化(パージ)」
自然ならざる魂を消し去るドルイドの秘術。限定的ながら魔神族に対して効果を発揮する。
ツィーゴ
声 - 三宅健太
〈七つの大罪〉を探していたエリザベスを追って〈豚の帽子〉亭を襲撃した大男。身長300cm。見習い聖騎士。言葉の頭に「決定!!」をつける癖がある。メリオダスにあっさり倒されてしまい、力を欲してジェリコとともに魔神族の血を飲むものの適合できず、爆散して死亡した。「決行!!」が口癖の実兄であるカイーデが聖騎士団に在籍している。
魔力「不明」
剣から斬撃を放つ事ができる。
マルマス
声 - 松田健一郎
新世代たちのお目付役としてバイゼルにやってきた聖騎士。身長170cm。二本のマラカスのような物を持っている。「敬神」の戒禁により操られた市民に刺されて死亡した。
魔力「不明」
重力を操る魔力。
「重力×10(グラビティーテン)」
対象に10倍の重力を掛ける。
「重力×30(ハイパーグラビティ)」
デール
声 - 宮本充
闘級:1220(人間時)→闘級:2490(魔人化)
ヘンドリクセンの「聖騎士魔人化計画」の実験に自ら志願した聖騎士。ギーラとジールの父親。
聖騎士と赤き魔神の配合は強力な怪物を生み出したが、その力に自我を飲み込まれ暴走した。実験の失敗後、デールは王都から逃走。オ―ダンで暴走し森の熊を虐殺している最中にゴウセルと出会う。その際ゴウセルの鎧を着せられたため鎧巨人(アーマージャイアント)と呼ばれるようになった。以後山から凶暴な獣が消えたためオーダンの村人は山神様と呼んでいた。マーリン特製の鎧で魔力を抑制しても騎士団を壊滅させるのは造作でもなかった。メリオダスの剣で行動不能となり、バンに核を潰され、バンに呟くように感謝の言葉を述べたあと涙を流して死亡する。ギーラたちには任務中の不祥事による事件で行方を眩ませたと伝えられていた。魔神族の血を取り込んでいるため、邪悪な魔力と複数の心臓を持つ性質など、魔神族と多くの共通点を持つ。
魔神化し怪物となった状態では右上の顔は噛みつき、右下の顔は毒吐き、左上の顔からは呪いの声、左下の顔からは氷結攻撃など多彩な攻撃を行う。
魔力「沈黙(ミュート)」
詳細不明。
「氷結停止(フローズンブレス)」
左下の顔から冷気を吐く。
「絶望の毒(デスペアー・ヴェノム)」
右下の顔から触れた物を溶かす毒を吐く。
「毒唾(ヴェノムスピッド)」
右下の顔から毒の玉を吐き出す。
ギャノン
声 - 野島健児
16年前、ディアンヌとマトローナの二人を殺そうとした聖騎士。しかしマトローナにより、部下とともに殺された。
魔力「幻聴(ホロウサウンド)」
この魔力を受けた者に幻聴を聞かせる。

キャメロット王国

アーサー=ペンドラゴン
声 - 國立幸
身長:170cm / 種族:人間 / 誕生日:8月17日 / 年齢:16歳
闘級 : 40000(魔力37600/武力900/気力1500)
新興国キャメロットにおいて、突如出現した大岩に刺さっていた自分よりも大きな剣「エクスカリバー」を引き抜いたことから王座に就いた新王。〈七つの大罪〉を英雄視して尊敬している。快活だが礼儀を忘れない、大器を感じさせる少年。
〈七つの大罪〉に引けをとらない強大な魔力の持ち主であるものの、自分の魔力の性質を知らず、またそれを扱うことも出来ないために苦心している。剣術だけでもヘンドリクセンとある程度渡り合えるほどに強く、後にななしからの鍛錬もあって魔神族とも対等に渡り合えるほどにまで上達している。ドルイドの試練後、頭に謎の生物が住み着いている。その後、この生物にはキャスと名付け、ななしからはこの生物がいる限り死ぬ事はないと言われている。またこの生物との関連は不明だが、相手に気配を知られる事なく移動する術を身につけている。
バイゼル大喧嘩祭りではななしと組む事になったが、メリオダスが〈十戒〉と激突した事で他ペアとの戦闘には至らなかった。キャメロットが魔神族によって支配された現在は、生き残った部下や住民たちと共にキャメロット周辺の地下に避難している。単身でキャメロットに潜入し、聖剣エクスカリバーを引き抜いた後は、剣の力で一時はメリオダスらを凌駕する力を見せた。だが剣の強大な力をうまく扱えずに自滅に等しい形で倒れてしまい、マーリンに救助されるもキューザックに操られ、剣で自らの胸を貫いて命を落としてしまう。
即位前、折り合いの悪い義兄の奸計によって訓練中に崖下に突き落とされてしまう。「千里眼」の魔力によってそのことを予見していたバルトラに救われ、以来彼とは旧知の仲にある。
戦闘においては壊れても元の形状に参加する宝剣「セクエンス」を相棒とする。
魔力「未知数」
キャス
アーサーがドルイドの試練を受けた際に誕生し、以後彼にぴったりとくっついて離れようとしない、ネコに似た丸っこい生き物。一人称は「ポク」。表情は薄くおとなしいものの言動は非常に生意気で、アーサーを監視するベロニアを食らったり、そのアーサーの死に際して歯をむき出しに怒りを露わにするなど時に凶暴な一面を見せる。
ななし
声 - 濱野大輝
浪人のような恰好をした異国の剣士で、その腕前はアースクローラーや灰色魔神を一人で討伐してみせるほど。
元々はバイゼル大喧嘩祭の参加者の一人だったが、魔神たちの乱入によって大会が頓挫したあとはコンビを組んだアーサーの元に身を寄せ、彼とともに人間勢力として魔神に抗っている。
作中における公用語を喋ることができないのか、台詞を発する時は吹き出し内の台詞が横書きになる。

ダナフォール王国

ケイン・バルザド
声 - 稲垣隆史
バイゼル喧嘩祭りに参加していた酔っぱらいの老人。身長155cm。実は亡国ダナフォールの聖騎士(壊滅事件の時は、たまたま用事で他国へ出向いていたため無事だった)。かつて「炎のバルザド」と呼ばれていた。壊滅事件に関する噂の真偽を質すべくメリオダスに挑み、後に和解した。鎧巨人と対戦の際には、リズから預かっていた小剣をエリザベスに預け、メリオダスに届ける。
魔力「火炎(ブレイズ)」
灼熱の炎を自在に操る魔力。聖騎士時代は鎧を着込んでいて素顔を隠していたようで、この魔力でメリオダスは彼がバルザドと気づいた。
リズ
声 - 雨宮天
亡国ダナフォールの聖騎士。身長162cm。エリザベスと同じ名を持ち、顔立ちも瓜二つだが、活発で男勝りという正反対の性格の持ち主。メリオダスからのセクハラに抵抗する。
元はダナフォールの敵国の奴隷であったが、夜襲作戦の際に捕縛されて処刑されかけたところをメリオダスに救われ、彼の元で働いているうちに恋心を抱くようになる。ダナフォール壊滅事件でフラウドリンに殺された。殺生を嫌ったメリオダスに渡せずじまいだった遺品の短剣は、ケインとエリザベスを通じてメリオダスに託された。ドルイドのザネリによればエリザベスの前世にあたる存在。

妖精族

エレイン
声 - 小岩井ことり
闘級:21050(魔力18000/武力50/気力3000)
妖精族の姫。身長150cm。キングことハーレクインの妹。生命の泉の番人を任されていた。少女のような外見だが、キングと同様に長寿にして妖精の中では高い地位を持つ。本編開始時では故人。
兄がいなくなり、他の妖精族も妖精の森に帰っていたことから、生命の泉を孤独のままに700年守り続けていた。ある日やって来たバンとの語らいの中で孤独を和らげていったが、魔神族の襲撃でバンと共に瀕死の重傷を負い、自らの身を顧みずバンに生命の泉を与え不死の身にする。彼女自身は直後に死亡した。このことがキングとバンの確執の理由になっていたが、死者の都で両者と再会した際に和解のきっかけを作った。
遺体は神樹の奥底に安置されていたが、メラスキュラの魔力によって魂を戻され復活。嫉妬と執着の化身となってバンとジェリコの前に立ちふさがり交戦するものの、二人の説得によって正気に立ち返る。ガランとメラスキュラの追撃から自分達を庇って逃げてくれたジェリコに対してバン以外にも心優しい人間がいると認めた。以後はバンへの未練だけで維持している不完全な蘇生だが、二人の旅路に加わっている。メラスキュラとの戦闘で、バンを助けたい愛が力へと変わり、魔力が覚醒したと同時に翅が生えた。その後、魔神族との戦いで力を使い果たしたことで死を迎えるも、助けに現れたバンから「生命の泉」の力を受けた事で生者として蘇った。
「風」に関する強大な魔力を持ち、相手を状態異常にさせる効果も持ち、妖精族の中では高い実力を持つ。
小説版では、兄を慕っている様子が描かれた。また、二部では死者の都でヘルブラムに対してキングの側にいるように頼んでいる。
魔力「神風(ミラクルウィンド)」
攻撃力は高くはないものが多いが、相手を麻痺させたり毒状態にさせる効果を持った強力な「風」の魔力を発生させる力を持つ。
「金風の逆鱗(まんぷうのげきりん)」
強力な風を発生させる。威力はかなり強力で、魔神族でも押しのけるほどの威力を持つ。
「そよ風の逆鱗(そよかぜのげきりん)」
小さな風を発生させる。しかし、威力は人が吹き飛ぶほどである。
ゲラード
声 - 諸星すみれ
ハーレクインを絶対の妖精王と崇める妖精族の女性で、妖精族の長老的存在。約4200歳。身長152㎝。他の妖精から敬われていることからわかるように地位はエレインやヘルブラムと並んで高く、見識も深い。エレインの遺体を壊そうとしたため、その事でバンに謝罪するが、次はないと釘を刺される。
初代妖精王にして十戒のグロキシニアの実の妹。3000年前の聖戦時にも聖痕の戦士の一員として戦っており、その頃に右目と両足を失っている。獅子身中の虫であった青年ロウと心を通わせるものの敵対。兄を止められなかったことと、それによってロウが死亡したことを今でも悔やんでいる。ディアンヌとキングに試練を与えた兄と再会し、かつてのことを互いに詫びた。
魔力「守護(ガーディアン)」
オスロー
声 - 西凜太朗
キングが連れている黒妖犬(ブラックハウンド)の僅かな生き残りの一匹。異次元を移動したり飲み込んだ物を別の場所に転送する不思議な力を持っている。聖戦時からゲラードに付き従っており、現在はキングの護衛を命じられている。警戒度によって体のサイズが伸縮する。マエルの攻撃から皆を守るべく、その攻撃を一身に受けて死亡した。
その正体は「どんな姿になってもゲラードを守る」という贖罪のために転生した聖痕の戦士の裏切り者「ロウ」。
ロウ
三千年前の聖戦に参加していた人間の青年。バンに似た面影を持つが、彼とは無関係。
行き倒れた魔神族を介抱したことで、その魔神族ごと女神族に滅ぼされた村の生き残りで、魔神族に通じて聖痕の戦士の内部からの瓦解を狙うものの、かつての恋人に似た面影を宿すゲラードを殺すことが出来ずに翻意してゲラードを守る。しかし、数多くの同胞の死体を目の当たりにして激昂したグロキシニアに言葉を交わすこともなく殺害されてしまう。
ダリア
キングの前の二代目妖精王。キング曰くマッチョらしい。

巨人族

マトローナ
声 - 佐藤利奈
身長:955cm / 体重:不明/ 血液型:A型 / 種族:巨人族 / 誕生日:12月21日 / 年齢:820歳
闘級:7600(魔力2200/武力4400/気力1000)
巨人族の里「メガドーザ」の戦士長。筋骨隆々で屈強な女戦士。
ディアンヌの両親から、ディアンヌが一人でも生きていけるように強く育ててほしいと頼まれるが、戦う術しか教えることができず、常に厳しく接していた。頑固を絵に描いたような性格だったが、現在は家庭を得たこともありだいぶ軟化している。
16年前、リオネスの聖騎士ギャノンに罠に嵌められ、ディアンヌを庇って猛毒の塗られた矢を受ける。その際に死亡したと伝えられていたが、かつて戦で敵対した際にディアンヌが見逃した蛮族の男性に救われており、毒に侵された右足を失いながらも生存(そのため義足を着けている)、彼の後妻となって前妻との二人の子供たちと共に暮らしていた。ガラン、モンスピートに襲撃されたディアンヌを見つけて救出し、メラスキュラの召喚した魔神族に襲われた子供たちを救うため、バイゼル大喧嘩祭りに参加する。
魔力「創造(クリエイション)」
「獄握(ごくあく)」
岩石を一か所に集めて、相手を閉じ込める。
「砕破(さいは)」
周りにある岩石で相手を攻撃する。ディアンヌの千の礫に類似している。
「流撃掌(りゅうげきしょう)」
岩を砂のようにする。
ドロレス
声 - 広橋涼
身長:745cm / 体重:不明/ 血液型:O型 / 種族:巨人族 / 誕生日:2月19日 / 年齢:750歳
闘級:不明
巨人族の戦士で、戦いを好む巨人族の中では珍しく戦いを嫌う心優しい少女。戦うのを避けるために巨人族の里を出たいと考えていたが、巨人族である自分を受け入れてくれる場所が他に無いため、里に留まっていた。ディアンヌが故郷を離れている間に用心棒として鉱山街に派遣され、山賊と交戦し命を落とした。
魔力「創造(クリエイション)」
「重金属(ヘビメタ)」
体を石化させる。その強度はマトローナ曰く「方解石の硬さ」。

魔神族

〈十戒〉

常闇の棺に封じられていた魔神王直属の近衛部隊。それぞれが魔神王から「戒禁」という能力を授かっている。この戒禁を破ったものは、その身に災厄が降りかかる。これは授かっている〈十戒〉自身も同様である。
ゼルドリス
声 - 梶裕貴
身長:152cm / 体重:52kg / 血液型:A型 / 種族:魔神 / 誕生日:2月5日 / 年齢:252歳
闘級:61000(魔力10000/武力47200/気力3800)
敬神」のゼルドリス。メリオダスとエスタロッサの弟。メリオダスとは声も容姿も酷似しているが敵対心と復讐心を抱いている。〈十戒〉でも年少であるが癖のある仲間を指揮している。剣技に長けており、その剣速は「神速」と称される。性格はメリオダスやエスタロッサと違い、冷静で思慮深い性格。また、恋人であるゲルダへの愛情は深く、魔神王の座に固執するのも彼女への想いが関係している。
果てしない強さを誇ったかつてのメリオダスを畏れつつも慕っていた。かつては聖戦を終わらせ、魔界に平和をもたらせることを望んでいた。エジンバラに封じられていた吸血鬼、ゲルダとは恋人同士であり、彼女を護るためにひたすらに強くなろうとしていたが、その最中のメリオダスの裏切りに乗じて逆乱を企てた吸血鬼一族の処刑を請け負う事となり、自らの手で恋人を処刑している[注 15]。それ故に〈十戒〉の中でも一際メリオダスに深い憎悪を抱いている。
魔神王の代理としてキャメロットにて魔神軍の指揮をとっている。魔神王になる事に強いこだわりを持っており、魔神王になるべく現れたメリオダスに対して感情を露わにして斬りかかるが、彼からゲルダについて耳打ちされた後は一転して彼に協力する様になり、指示に従い戒禁の回収に動き出し、赴いた先で出くわしたマーリンと取引を行い、キャメロットに囚われている人間たちを解放し、対価として戒禁を要求するも遠方からのリュドシエルの攻撃を受ける。その後キャメロットにて強襲部隊として現れたリュドシエルらと交戦し、一進一退の攻防の末、最後はマエルとの直接対決に敗れた。直後にメリオダスが魔神王として覚醒するも、それがメリオダスでなく父であることに驚愕する。その直後に父から自身とゲルダが懇意である事を知っていた上で自身に吸血鬼一族の処刑を命じたことを教えられる。
魔力「魔神王(ゴッド)」
魔神王代理として、その魔力「支配者」の一部を借り受けたもの。非常に強力でマーリンの魔法や四大天使の恩寵の魔力も無効化できるが、あくまで一部かつ借り物であるため、無力化できるのは魔力攻撃のみ。また、不意打ちに攻撃を食らうなどして一度解除してしまうと、後述の「凶星雲」同様再使用までにタイムラグが生じる。
魔力「凶星雲(オミノス・ネビュラ)」
自身が持つ本来の魔力。自身を中心に闇を高速回転させ、敵味方を問わず周囲の生命体を引き寄せる。間合いに入った存在は生命体や物体を問わず、「全反応(フルリアクト)」を使用しての超高速自動反応で切り刻む。魔界随一の剣速を持つゼルドリスの必殺技ともいえる合わせ技であり、一見、間合いに入り込んだものが自動的に消滅、また攻撃を反射されているように見えることから、見切られない限り戦いにおける絶対的優位を持てるという利点もある。
「全反応(フルリアクト)」
自分の間合い内に入ったものを感知し、半自動的に体を動かして迎撃する技術。
「怒りの日(ディエス・イレ)」
対象の上空に広範囲に渡る闇を発生させそこから強力な獄炎を浴びせる。リュドシエル達がいた天空宮を丸ごと消し去るほどの威力。
戒禁「敬神」
この戒禁を持つ者に背を向ける者を、魔神王の代理への「背信」とみなし、強制的に服従させる。
エスタロッサ
声 - 東地宏樹
身長:200cm / 体重:95kg / 血液型:AB型 / 種族:魔神 / 誕生日:1月6日 / 年齢:380歳
闘級:60000(魔力3000/武力53000/気力4000)→闘級:88000(戒言2つ)
慈愛」のエスタロッサ。銀髪の魔神で手配書に描かれるメリオダスの想像図に瓜二つの姿をしている。ゼルドリスの兄。
ブリタニア制圧開始後、一人外の世界を満喫するなどマイペースな性格の持ち主。飄々とした振る舞いの裏で、魔神族を裏切ったメリオダスに対して非常に屈折した愛情と執着を抱いている。
兄や弟と違って闇の力を持たずして生まれ、幼少期は虫を殺す事も出来ない小心者であった。それを哀れんだ魔神王によって戒禁を与えられるも、闇の力を得ると共に精神的に不安定になってしまった。また兄であるメリオダスに強く憧れ、いつしか「兄になりたい」と思うようになっていった。
その正体は死亡したと思われていた〈四大天使〉マエル。上記の人格は全て、後述の「禁呪」によって作られた設定であり、魔神族のエスタロッサという男はそもそも存在しない。
幼少期は兄であるリュドシエルに憧れる一方で、自身の心の弱さに悩んでいた。兄の教えのままにひたすら魔神族と戦い続け、いつしか「最強の〈四大天使〉」「死の天使」と称され、魔神族から畏れられる存在となった。またエリザベスに恋心を抱いていたが、彼女の眼中にはメリオダスしかいない事に苦悩していた。その最中にゴウセルによる禁呪の客体として選ばれ[注 16]、以降は自身をエスタロッサという架空の人物と認識し、女神族としての記憶、リュドシエルとの思い出は魔神族、メリオダスとのものに入れ替わった。そして同じく禁呪をかけられたマエルを知る者たちからは魔神王の次男として認知される事となり、今に至る。
自分と同様の理由で戒禁を乗り越えたエスカノールにゼルドリスともども吹き飛ばされて重傷を負った。その後はキャメロットで傷を癒しており、メリオダスのキャメロットの来訪に際して復活、ゼルドリスと共に戒禁の回収に動き出し、ガラン、モンスピートを相次いで殺害して戒禁を奪った。さらにデリエリを追った先でエリザベスらとも遭遇し、自身を恨む〈四大天使〉二人と交戦。戦いの中で奪った二つの戒禁を次々に取り込み自我が崩壊、暴走する。その最中、エリザベスにエスタロッサとの記憶に疑問が生じた事を皮切りに禁呪が崩壊、全ての記憶が元に戻り、〈四大天使〉マエルとして復活した。自身に禁呪をかけたゴウセルを攻撃し、それを庇うキングや闇に蝕まれる自身を救おうとするサリエルらを圧倒的な力で退け、更にデリエリをも手にかけて戒禁を吸収し、4つの戒禁を完全に操った魔の権化として大罪たちを相手にするも、彼らの抵抗を押さえられず、更に覚醒したキングによって敗北、消滅を迎えようとしたが、精神に侵入してきたゴウセルに諭され、生きる意志を取り戻したことで消滅を免れた。その後、エリザベスの頼みもあって聖戦を終わらせる目的で大罪たちと共にキャメロットへ赴く。道中、原初の魔神に敗れて飛ばされてきたエスカノールから恩寵の返還を提案され、一度は固辞するも貸し与えるという条件付きで恩寵を返還された。キャメロットでは原初の魔神を一撃の下に消し飛ばし、ゼルドリスとの一騎打ちにも勝利したが、復活した魔神王には圧倒された。
魔力「全反撃(フルカウンター)」
メリオダスの魔力と対になる能力。メリオダスが魔力を跳ね返すのに対して、こちらは物理攻撃を跳ね返す。
「反逆剣(リベリオン)」
無数の剣を精製し攻撃する。
「暗黒回帰(ブラックアウト)」
対象を闇で包み込む。
「キリング・ソーサー」
両手の平で闇の回転刃を形成し斬りつける。斬られた相手は闇に包まれ崩れ散る。
魔力「獄炎(ヘルブレイズ)」
魔神族特有の闇の力。メリオダスのものと同様。
「邪悪な猟犬(エビルハウンド)」
犬を象った獄炎による攻撃。獄炎は全てを焼き尽くすまで消える事はない。
戒禁「慈愛」
この戒禁を持つ者の前で「憎悪」を抱く者は、何人をも傷つける術を失う。
「慈愛の光玉」
「慈愛」の戒禁による爆破攻撃。受けた者の苦痛を快楽に変換し眠らせて死に至らしめる。
「真実の鐘」
「真実」の戒禁を具体化させた鐘。ゴウセルによる幻術を打ち破った。
「沈黙の大鎌」
「沈黙」の戒禁を具体化させた大鎌。これで傷つけた者の魔力を封じる。
「純潔の香」
「純潔」戒禁を具体化させた香。対象の望む夢を幻として見せつける。
魔力「不明」
女神族としての魔力。マエルとして復活してから使用。
「救済の矢」
合わせた手から光の矢を放つ。魔神族には苦しみを一切与えない一方で、それ以外の者が受けると苦痛をもたらす。
恩寵「太陽」
エスカノールと同様の力だが膨大な太陽の力を体内に循環させる事で、より強力な技を行使する。
「偉大なる太陽(グレイテスト・サン)」
小さめの火炎球を放ち、巨大化させ爆発させる。
「太陽の剛拳(ヘリオス・フェア)」
握り拳に魔力を集め、殴りつける勢いで連なる炎を放つ。
ガラン
声 - 岩崎ひろし
身長:408cm / 体重:329kg / 血液型:B型 / 種族:魔神 / 誕生日:1月4日 / 年齢:991歳
闘級:27000(魔力1000/武力24000/気力2000)
真実」のガラン。非常に背が高く、甲冑のような姿を持つ老人。大鎌を振るう。〈十戒〉の中でも古株である。991歳という齢は、平均寿命が1000年前後の魔神としてはかなりの老齢。
好々爺を絵に描いたような性格で、戦いを楽しむ武人気質の一方、弱者には一切の興味を示さずに容赦なく一瞬で葬り去る。本来の力のメリオダスとの再戦を望む一方で、敗北の屈辱に対して強く激するなど直情的な思考を見せる。
キャメロットでメリオダス一行と交戦になり、終止圧倒する。フラウドリンが彼らをあっさり倒したことに疑問をもち、再び赴こうとした矢先記憶を消されたディアンヌに遭遇する。マトローナに足止めされ止めを指すことはできずに終わる。その後、本来の力を取り戻したメリオダスに完膚なきまでに叩きのめされ、打倒メリオダスを誓う。
メラスキュラとともに盗賊都市レイブンズでバンやジェリコ、エレインと交戦。一進一退の攻防の後、エスカノールと三人を懸けて一騎討ちで対峙した際、魔力によって急激に闘級が跳ね上がった彼の威圧に臆してしまい「逃げない」という約束を破ってしまったため、自分の戒禁によって石化してしまう。その後は意識を保ちつつ動けない状態でいたが、戒禁を回収するべく現れたエスタロッサに体をバラバラに砕かれて死亡した。
魔力「臨界突破(クリティカルオーバー)」
自らの魔力をそのまま武力に変換するシンプルな能力。極限まで変換を行った際は無数の棘が生えた禍々しい姿に変容した。メラスキュラ曰く、この状態のガランの闘級は40000に及ぶとのこと。
「惨散斬(ざんばらざん)」
大鎌を連続かつ高速で突き入れ粉砕する。
「紊粗断(ぶんざらだん)」
大鎌を振り回し、周囲を斬りつける。
「伐裟利(ばっさり)」
大鎌で敵を両断する。大地をも深く斬り裂く威力。
戒禁「真実」
この戒禁を持つ者の前で「偽り」を口にすれば、何人であろうとその身は石化する。なお本人が真実だと思っていれば偽の情報でも石化しない。
メラスキュラ
声 - M・A・O
身長:154cm / 体重:43kg / 血液型:A型 / 種族:魔神 / 誕生日:10月10日 / 年齢:362歳
闘級:34000(魔力31500/武力500/気力2000)
信仰」のメラスキュラ。黒い霧のようなものを纏った前髪をおかっぱにしている長髪の女性。死者、魂を操る専門家。
常に沈着冷静に物事を見ており、暴走するガランを諌める発言も目立つ。一方で酒好きな一面もあり、バーニャエールを振る舞ったエスカノールだけは生かしてやるという放言も行った。
魔界で三百年間、強い瘴気を浴び続けながら生きた毒蛇が魔力を得たものであり、本来の姿は巨大な毒蛇である。
エスカノールの魂を食らうも逆に焼き尽くされ谷に落ち体が真っ二つになり重体となる。その後のバイゼル大喧嘩祭りの際に起こったメリオダスと〈十戒〉の戦いにて、メリオダスの魂を喰おうとした為、メリオダスを助けに来たバンにさらに心臓を潰され倒れた。その後、コランドにてやって来た大罪たちを始末しようとしたが、彼らの実力を甘く見たが故に悉く圧倒され、エリザベスによって瘴気を抜かれてただの毒蛇に戻され、マーリンに捕獲された。
魔力「獄門(ヘルゲート)」
「暗憺の繭(あんたんのまゆ)」
対象を影で包こむ。
「怨反魂の法(おんはんごんのほう)」
死者の未練を増幅させ、憎悪に凝り固まった存在として蘇生させる禁呪。蘇生させられた死者は生前と変わらず魔力を扱うことができ、身体能力は向上さえしているものの、増幅させられた怒りに抗うと即時に衰弱する。
「修羅の怨讐(しゅらのおんしゅう)」
「怨反魂の法」で蘇った死霊に「暗憺の繭」内の負のエネルギーを追加する術。しかし異常なまでのエネルギーを追加すると体が耐えきれず破裂してしまう。
「招来魂(しょうらいこん)」
呪文を唱え、対象の魂を取り出す。
戒禁「信仰」
この戒禁を持つ者の前で「不信」を抱く者は、何人だろうとその眼を焼かれる。
グレイロード
声 - 遊佐浩二
身長:480cm / 体重:250kg / 血液型:なし / 種族:魔神 / 誕生日:3月30日 / 年齢:156歳
闘級:39000(魔力26500/武力10000/気力2500)
不殺」のグレイロード。黒い布切れに無数の「灰色(アッシュ)」の顔の仮面をつけている珍しい「女王型」の魔神。雌雄の区別のない下位魔神から突然変異的に誕生した上位魔神。女性。ドゲットになりすますなど他人の姿を模することができる。顔の数だけ分離する事も可能。
ゴマ程度の卵を埋め込み、人を魔神に変えることができる。卵は非常に優秀なため失敗がなく、更に宿主の姿を残すことなく純度の高い魔神を生み出す。卵の中身は外気に触れ、一定の温度に達すると急速に成長する。
フラウドリンと共にリオネス城を襲撃し、城内の非戦闘員を捕らえ魔神族の卵の宿主としたが、現れたマーリンによって捕獲された。
比較的古株の魔神であり、メリオダスの裏切りによって欠員が出た際の補充要員。
魔力「不浄(カース)」
「呪縛怨鎖(じゅばくえんさ)」
魔力で作った黒い鎖を相手の体に巻きつける。受けた者は自由に動くことはできるが、その場所から一定距離を置くと再びその場に戻されてしまい、逃げることは不可能。使用者を倒すか倒されるかしなければ解除できない。
「五識是空(ファイブロスト)」
振れた者の五感を遮断する球体を放つ。
「五分の魂群(ブレイカブルバグ)」
口から大量の蟲を吐き出す。グレイロードの前でこの蟲を殺すと「不殺」の戒禁によって時間を奪われ死んでしまう。
戒禁「不殺」
この戒禁を持つ者の前で「殺生」を行う者は、全ての時を奪われる。これは全ての寿命を消費するということに等しく、戒禁を破ると一瞬で老衰し死に至る。
モンスピート
声 - 津田健次郎
身長:182cm / 体重:78kg / 血液型:O型 / 種族:魔神 / 誕生日:8月8日 / 年齢:415歳
闘級:53000(魔力34000/武力16000/気力3000)
沈黙」のモンスピート。マントを羽織った、体に黒い帯を巻き付けている中年男性の魔神族。冷静沈着。気配感知に優れている。登場初期には剣を所持している描写があったものの、現在ではなくなっている。デリエリの発する略語を理解できるようで、主に通訳をかって出る。
かつて聖戦にて、女神族相手にインデュラ化した為に心臓が一つしかなく、その事を知っておきながら自分たちを殺さなかったメリオダスに疑問を抱いている。聖戦にて殺害されたデリエリの姉から好意を寄せられていた。
復活したメリオダスに攻撃を仕掛けるも敗れた。その後、自分たちを介抱してくれた人間が提供したあばら家でデリエリと2人で暮らしている。その暮らしについては割と気に入っており、後にかかったゼルドリスからの招集にも応じなかった。その後戒禁を回収するべく現れたエスタロッサと交戦になり、殺されそうになったデリエリを庇って自らが身代わりになり、残る心臓を潰されて死亡、戒禁を奪われた。聖戦初期から戦いに疑問を感じていたが、最期までそのことをデリエリに伝えることはなかった。
魔力「遊撃星(トリックスター)」
「獄炎鳥(ごくえんちょう)」
鳥のような形をした炎を放つ。対象を追尾する事ができ、使用者はその反応を感知できる。
「灰燼龍(かいじんりゅう)」
全魔力を使用した巨大な炎を放つ。
「手品師の悪戯(コンジュラー・ジョーク)」
自分の手の内にある物体か、自分自身とほぼ同様の大きさもしくは質量のものの位置を入れ替える。
戒禁「沈黙」
デリエリ
声 - 高垣彩陽
身長:162cm / 体重:62kg / 血液型:O型 / 種族:魔神 / 誕生日:10月30日 / 年齢:377歳
闘級:52000(魔力1500/武力48000/気力2500)
純潔」のデリエリ。全身の所々に影を巻き付けている髪がボサボサで目つきの悪い女性。「ケツから言って」から始まる非常に端的な物言いを好む。
聖戦時、自分の姉を含む仲間を卑怯な手段で殺害されたため、女神族に対して強い恨みを抱いている。またこの時モンスピートと同様にインデュラ化した為、心臓は一つしかなく、左腕も消えたため、闇で隠している。
〈光の聖痕〉やそれに味方する他種族を敵と認識する一方、聖戦にて自分たちを救ったエリザベスや自分たちを介抱してくれた人間の存在に対し、複雑な思いを持っている。あばら家で暮らすうちに〈十戒〉でいる事の自信を喪失し、戒禁を返上する事を提言した。直後に現れたエスタロッサから逃げる中でエリザベスの魔力を感じ、彼女の前に現れた。彼女が連れ去られると、その後を追おうとするサリエルたちに同行し、マエルを止めるべく奮戦したが心臓を撃ち抜かれて死亡した。
魔力「連撃星(コンボスター)」
相手に遮られずに殴れば殴るほど、その連撃(コンボ)回数に応じて打撃の威力が向上するシンプルな魔力。累積すると防御行為もまるで役に立たないほどの威力になる。
戒禁「純潔」
グロキシニア
声 - 小林裕介
身長:162cm / 体重:53kg / 血液型:B型 / 種族:妖精 / 誕生日:3月18日 / 年齢:1400歳前後
闘級:50000(魔力47000/武力0/気力3000)
安息」のグロキシニア。古の聖戦で命を落としたとされる初代妖精王。妖精王としての姿を表すと揚羽蝶のような巨大な羽が背部に出現する。「霊槍バスキアス」を操る。一人称は「アタシ」で中性的だが、性別は男性。普段は霊槍をタコ足のようにして体に纏い、巨大な羽を隠している。
古の聖戦時、「聖痕の戦士」の中に入り込んでいた裏切り者の人間たちに同胞と妹のゲラードを害されたことから、人間に対して強い憎しみと侮蔑を持つようになり、気づけば魔神族の側に立っていたと述懐する。
バイゼル喧嘩祭りの主催を乗っ取り、「願いを叶える」ことを褒章に強者を集めて潰し合わせ、弄ぶような素振りをみせたが、メリオダスらとの交戦で当時の自分の選択に疑問を持つ。後にキングとディアンヌを拉致し、鍛え上げる代償として自分たちと違う選択ができるかどうかの試練を与えた。そして彼らが自分たちとは違う道を選んだ事で、自らの過ちに気づき、後にドロールと共に〈十戒〉を脱退、チャンドラーの攻撃を受ける大罪たちの前に現れ、自分たちを盾に大罪たちを逃しチャンドラーと交戦するも敗北し、死亡した。
魔力「災厄(ディザスター)」
対象の「状態」を促進する魔力でキングと同様のもの。
「呪蔓樹(ジュマンジュ)」
巨大な樹の人形を生み出す。
武器「霊槍バスキアス」
神樹に選ばれし最初の者に授けられた伝説の霊槍。 神樹の上層に生る。シャスティフォルと同じように変化する。
第一形態「霊槍(バスキアス)」
通常の槍形態。
第二形態「守護虫(ガーディアン)」
巨大な虫の形態。尻の針を使って攻撃する。
「壊死毒(ネクロシス)」
守護虫の針を刺して相手に動きを封じる毒を注入する。
第五形態「神樹の鎧(ユグドラ・アーマー)」
霊槍を変形させた鎧を纏う。
第七形態「月の華(ムーンローズ)」
触手の先を華に変化させる。
「生命の雫(いのちのしずく)」
華から滴る雫を受けた者の傷を癒す。
使用するには時間をかけて雫を溜める必要がある。
第九形態「死荊(デスソーン)」
光華(サンフラワー)でも排除しきれない害悪を死滅させる為、神樹の遥か上層に生える恐怖の蔦。
荊には身体に掠り傷を負っただけでも、全身から血を噴出させて命を奪う程の致死性がある。
第十形態「翠蛸(エメラルド・オクト)」
巨大な蛸の足の形状。足を叩きつけて攻撃する。
戒禁「安息」
ドロール
声 - 小野大輔
身長:2580cm / 体重:2950kg / 血液型:A型 / 種族:巨人 / 誕生日:4月6日 / 年齢:880歳前後
闘級:54000(魔力14000/武力36500/気力3500)
忍耐」のドロール。石のような肌色と四本の腕を持つ巨人族。大地の神にして巨人族の始祖とされる。
人間からは「バロール」と呼ばれ、本人はこの名を忌避している。全てを見通す魔眼を持ち、マーリンたちが使う「バロールの魔眼」のモデルとなった存在と推測できる。
実際は種族の祖などではなく、巨大な肉体と圧倒的な魔力を恐れた他の巨人に祀り上げられていた存在に過ぎない。見た目に似合わない沈着冷静な立ち振舞いを見せるものの、巨人の中でも輪をかけた異形として生まれたため真なる意味での同胞を持たない孤独を感じていた。聖戦時はメリオダスと肩を並べて戦っていたが、ゼルドリスに魔力を封じられて圧倒された後に、自分と同じ異端の存在が集まる魔神の勢力へと誘いをかけられ、それに乗ってしまう。巨人として「魔神に与する」か「死を選ぶ」という選択しか有り得ないと考えていたが、ディアンヌが「逃げる」という第三の選択を取った時は唖然とするなど、良くも悪くも融通の効かない性格の持ち主。
魔力「大地(グラウンド)」
巨人族特有の「創造」と相似しているが、それとは比較にならない大規模な魔力の行使を可能としている。また巨人族に伝わる舞を踊ることで、継続的に闘級を高めていく特性も持っている。
「巨神の手甲」
「占盤術」
「巨神の抱擁」
「砕破」
「落山」
「重金属(ヘビー・メタル)」
「重金属(ヘビメタ)」の強化版。金剛の硬さを持ち「獄炎」すら無効化する。
「大地の鎚頭(ギガ・ピック)」
巨大な石柱を敵の足元から突き出す。
「縛錠(ギガ・ロック)」
岩で相手の足を封じる技。
「大地の鎧(ガイア・フォーム)」
戒禁「忍耐」
ゴウセル
無欲」のゴウセル。車椅子に乗った壮年の男性。〈七つの大罪〉のゴウセルを作った張本人であり、マーリンに師として術を教えた凄腕の魔術師。
様々な魔術を操り高い実力を有していたが、争いを好まない温和な性格でもある。しかしその腕前により、〈十戒〉の一員に選ばれる事となってしまい、更に「無欲」の戒禁が魔神王自身にも影響を及ぼすために幽閉されてしまう。以降は自身が作った人形を介して外界と接触し、聖戦の終盤にメラスキュラを操って脱獄、人形に命とゴウセルの名を与え、試練のために過去にやって来たディアンヌに人形ゴウセルの事を託した。
後述の「禁呪」によって、〈四大天使〉マエルをエスタロッサに仕立て上げることで聖戦を終わらせた終戦の立役者であり、数多くの女神族や魔神族を同時に騙す禁呪の使用と引き換えに力尽きた。かつて聖戦のさなかに恋人グラリーザをマエルの手によって殺害されており、その事件から聖戦集結に固執するようになる。禁呪の対象にマエルを選んだことにはその出来事からの復讐心も存在しており、この事実が最終的に複数の戒禁を取り込んだマエルの暴走を止める一因となった。
戒禁「無欲」
私欲、野心、情欲など欲という欲を抱く者全ての記憶と感情を奪う。
「禁呪(正式名称不明)」
技の中心となるある人物を別の架空の人物に生まれ変わらせ、その人物を知る者たちの記憶を書き換える大呪術。使用者の全生命、全魔力を必要とする。マエルに対して使用され、マエルはエスタロッサとして生まれ変わり、他の者たちは〈十戒〉エスタロッサが端から存在する者だと思い込んだ。
カルマディオス
敬神」のカルマディオス。元〈十戒〉の一人。六本の腕と巨人族にも劣らない巨大な体格を持つ魔神族。聖戦にてメリオダス、グロキシニア、ドロールと対戦した。
戒禁「敬神」
アラナク
元〈十戒〉の一人。メリオダスに裏切られ、殺害された。
ゼノ
元〈十戒〉の一人。アラナクと同じくメリオダスに殺害された。

その他

魔神王
声 - 飯塚昭三
煉獄に囚われている魔神の長。甲冑を着た格好をしており、メリオダスとエスタロッサとゼルドリスの父親でもある。メリオダスが死ぬたびに感情を引き抜き復活させている。メリオダスを新たな魔神王に据えることを狙っており、ゼルドリスに彼を奪還するよう命じるなどした。しかし実際はメリオダスに王座を譲る気は無く、その真意はメリオダスの若き肉体を器に自身が現世に復活することであった。メリオダスへの親としての愛情は皆無であり、ゼルドリスに対しても戒禁の回収のために彼のゲルダへの想いを利用し、復活した際にはその想いを踏みにじる言葉を吐きつけるなど無に等しい。煉獄では現世に繋がる扉のもとに陣取って守っている。
〈十戒〉の総攻撃を受けて死亡したメリオダスから本来の感情を引き抜き、自身に都合の良い感情で復活させ、新魔神王の誕生を名目に自身の復活のためにゼルドリスらを動かした。一方、煉獄では具体化したメリオダスの感情を監視し彼が化け物と化すと放置したが、バンの助けで理性を取り戻し、現世に戻るべく現れたメリオダスらと再三に渡って交戦、最後はワイルドの捨て身の特攻を受け2人を煉獄外へ逃してしまった。その後間もなくしてすべての戒禁を取り込んだことで遂に復活を果たし、現世では直後に現れたバンと、精神世界では煉獄を抜けて戻ってきたメリオダスと交戦となる。
なお、自分自身は煉獄に囚われているため、現世にてメリオダスの体を元に復活した自身は本体の分身のような存在である。
魔力「魔神王 / 支配者(ザ・ルーラー)」
自身に向けられた攻撃や弱体化を治癒や強化に変換する「反転」の力。跳ね返された自身の放った攻撃でも作用するが、その特性上、魔力を与えられると自身が魔力を失うという欠点もある。
フラウドリン
声 - 木内秀信 / 小西克幸(ドレファスの姿)
身長:419cm(可変) / 体重:690kg(可変) / 血液型:A型 / 種族:魔神 / 誕生日:10月15日 / 年齢:554歳(封印前)
闘級:31000(魔力13000/武力15000/気力3000)
女神族の封印から逃れていた唯一の〈十戒〉。ドレファスの内側に潜んでいた。
メリオダスを排除するために事件を裏で糸引いていた、リオネス王国奪還編の黒幕とも言える存在。一方でドレファスの懇願で正気に戻ったヘンドリクセンを見逃すなど、義理を理解する性格も持ち合わせている。現在はドレファスの肉体の主導権を奪い、他の〈十戒〉と合流している。
16年前のダナフォール崩壊の際にメリオダスと交戦している。その際にリズを殺害した。メリオダスに討滅されていたが、辛うじて地中深くで虎視眈々と復活の機会を伺い、10年前にダナフォール跡へ調査に訪れた現在の二大聖騎士長と接触した際、卑劣な作戦でドレファスに憑依、ヘンドリクセンを洗脳した。
三千年以上前に〈十戒〉から去った「無欲」のゴウセルの代理として〈十戒〉の座に就いているため、戒禁を持たず、正式な〈十戒〉ではない。ゴウセルの直属の部下だったという描写がある。冷酷非道な性格だが、ドレファスの内に潜んで過ごすうちにグリアモールに情が湧いてしまい、最終的にその情によって戦闘を放棄し、メリオダスに倒された。
魔力「巨大化(フルサイズ)」
その肉体のサイズを一定の範囲だけ巨大化させる。山のような体躯になることもできる。
原初の魔神
人馬一体の姿をした魔神。魔界を統治すべく魔神王が最初に生み出した半身ともいえる存在。しかしその強大な力に溺れるあまり魔神王に反旗を翻し、その制裁として肉体と魂を二つに分けられ、それぞれチャンドラー、キューザックとして魔神王の息子に仕える立場を取った。この姿でのみ本来の魔力を扱うことができるが、元の姿に戻ると罰として肉体が徐々に崩壊する呪いがかかっている。
キャメロットにおいてマーリンたちを確実に倒すべく復活、エスカノール、マーリンを悉く圧倒し、さらにリュドシエル相手にも優位に立ち回ったが、現れたマエルの恩寵の一撃で消滅した。
魔力「終局(クライシス)」
自らの生命を削ることと引き替えに攻撃出力が上がり続ける。復活後は肉体の崩壊により、本人の意思関係なしに出力が増大し続けた。
「死衝(デス・ドライブ)」
貫通力を持たない光線で相手を彼方まで吹き飛ばす。
「獄炎極(ヘルブレインズ・オメガ)」
巨大な「獄炎」を放つ。
チャンドラー
闘級:173000(力解放時)
仕込み杖を持つ恰幅の良い老人。「原初の魔神」の片割れ。〈十戒〉を凌ぐ戦闘力を持つ最上位の魔神族にして、メリオダスの師。敵の骨の髄までしゃぶりつくす執拗な戦い方をすることから〈おしゃぶりの鬼〉と呼ばれる。
その正体は後述する「原初の魔神」が魔神王によって二つに分断された存在。キャメロット攻防において、片割れであるキューザックと合体し、本来の姿として復活を遂げる。
メリオダスを「坊っちゃん」と呼び溺愛しており、エリザベスに対しては彼をたぶらかしたとして過剰な敵意を抱いている。「本物の夜」を召喚してエスカノールの魔力を無効化、更にメリオダスに伝授した全反撃を使いこなすなどの手管を見せる他、激昂した際には若返り筋骨隆々の禍々しい姿となり、白兵戦でも他を寄せ付けない戦いぶりを見せる。
「全反撃(フルカウンター)」
自分に向けられた魔力を、倍以上の威力でもって跳ね返す魔力。メリオダスと同様の魔力。
「暗夜の帳(ダークネス)」
暗闇を展開して付近一帯を夜にする。恩寵「太陽」を封じてエスカノールの無力化には成功しているが、元々の恩寵の持ち主であるマエルには通用しなかった。
「極微(ミクロスコピック)」
「隕星(メテオワークス)」
「絶対強制命令(アブソリュート・オーダー)」
「竜爪(ドラゴンクロー)」
「真紅の葬送(クリムゾンレクイエム)」
怨恨刃(えんこんじん)」
魔力の刃を放つ。
「絶対強制解除(アブソリュート・キャンセル)」
魔力による効果を強制的に解除する。
キューザック
闘級:168000(力解放時)
真っ直ぐ伸びる二本の長い髭が特徴の男性。「原初の魔神」の片割れ。ゼルドリスの師。
剣技の達人で、ゼルドリスに剣技を教えた人物。〈うたたねの死神〉と呼ばれる。目を合わせる事で他者を意のままに操る力を持つ他、本気の際にはチャンドラー同様に背中に翼の生えた禍々しい姿にもなる。
ゼルドリスの執事としての振る舞いをするが淹れる紅茶はまずい。また、自慢の髭を切られる、ゼルドリスに危機が及ぶなどすると、普段の冷静さをかなぐり捨てるチャンドラーと共通した性質を見せる。
「共鳴(レゾナント)」
視線で魔力を送った者に、自分と同じ動作をさせる。操る対象とある程度遠隔していても発動可能で、マーリンが連れ帰ったアーサーにこれを使用し、エクスカリバーで自刃させるという形で死亡させている。


ベロニア
魔女のような風貌をした少女。キャメロットにてエスタロッサの看病を行っており、アーサーの侵入に際しては彼を監視しつつ魔力で迷わせたが、キャスに見つかり食われてしまった。
無限迷路(メルヘンメイズ)
自身が捕捉している対象を一定の範囲の空間に閉じ込める。
ワイルド
二本の牙の生えた猪の姿をした煉獄の生物でホークの兄。生まれてすぐに魔神王に連れ去られた弟の行方をずっと探しており、また同時に幾度となく魔神王に挑み続けていた。煉獄にやって来たメリオダスとバンに好意的に接し、共に魔神王に勝負を挑み、自身の命を犠牲に彼らを煉獄の外へ逃した。
「雷光猪(ジグザグワイルド)」
突進し、牙を突き立てる。
「回転猪(グルグルワイルド)」
牙を突き立てた状態で高速回転する。
「野生大解放(ワイルド・フルスロットル)」
全生命力を解放した最終奥義。魔神王の胸元を陥没させるほどの破壊力を持つが自身の命を代償とする。
ゲルダ
吸血鬼一族の女性でゼルドリスの恋人。吸血鬼一族の謀反に際して彼らと共に処刑されたと思われていた。しかし実際はゼルドリスとの運命を悲観して自死しようとしたために、メリオダスに封印された事が判明する。

下級魔神

赤色魔神(ブラッド/レッド)
闘級:1000~1300(個体差あり)
バンとエレインが遭遇した魔神。動きこそ鈍重だが、強力な炎と複数の心臓をもつがゆえの驚異的な耐久力を武器とする。魔神族の中では下位に分類されるが、それでもその力は並の聖騎士以上。魔力を翼状にして飛行が可能。人間の魂を取り出すことができる。
不死身のバンに倒されるも腐り落ちることはなく、ヘンドリクセンによって回収された亡骸がリアクター研究の素材に使われた。
灰色魔神(アッシュ)
闘級:2700~3200(個体差あり)
死を司る術を多用する強力な魔神。赤き魔神より一回り大きく、体躯は細いが筋肉質。縦長の仮面のような顔と巨人族並の身長を持つ。魔神族としての格は赤色より上位に位置する。一切言葉も声も発する事はないが、知性、力ともに赤き魔神を上回る。
赤色と同様にヘンドリクセンによって発掘された亡骸がリアクター研究の素材に用いられたが、その強力な血に耐えられる器が存在しなかったため、ほとんど進捗がなかった。尚、〈十戒〉のグレイロードは過去に一例だけ存在した本種の突然変異種である。
黒雪(ダーク・スノウ)
自らの周囲に、接触すると死亡する黒色の雪を出現させる。
暗黒の環(ダークネビュラ)
自分を中心に漆黒の波動を放ち、周囲を蹴散らす。
青色魔神(コバルト)
闘級:400~1300(個体差あり)
有翼で鳥の頭を持つ魔神。メラスキュラが呼び寄せた。
橙色魔神(パーシモン)
闘級:1300~1600(個体差あり)
動物のような見た目をした魔神。
銅色魔神(カッパー)
闘級:3800~4500(個体差あり)
オーダン村を襲っていた魔神。キングの真・霊槍シャスティフォルによる「増殖」で倒された。
白色魔神(ホワイト)
闘級:150~250(個体差あり)
黄色土魔神(オーカー)
闘級:800~1100(個体差あり)
緑色魔神(グリーン)
闘級:600~900(個体差あり)
巨獣アルビオン
闘級:5500(一律)

女神族

〈四大天使〉

〈光の聖痕〉の中心戦力である四人の女神族による精鋭部隊。それぞれが最高神より「恩寵」という力を授かっている他、加護により〈十戒〉の戒禁も効かない。その実力は一人で〈十戒〉二人分とされる。

リュドシエル
闘級:201000(マーガレット憑依時)
〈四大天使〉の一柱にしてリーダー。糸目が特徴の温和な風貌を持つ男性。
性格は気高く尊大である一方、聖戦の勝利のために他者を駒として扱い勝利のためならば仲間の命を切り捨てることも惜しまない過激さも持ち合わせる。それゆえ自身を心から慕う者はほとんどおらず、人間たちからの信仰にのぼせ上がっていたと述懐する。聖戦では連合の指揮官的役割を担っていた。
聖戦後に肉体を失った後は隠されたドルイドの祭壇の一つに宿り、導いたマーガレットの体を器に現世に復活、リオネス王国を訪れ、新生〈光の聖痕〉の指揮者として〈七つの大罪〉と盟約を結んだ。その後の聖戦では強襲部隊としてキャメロットを襲撃し、ゼルドリスらと交戦し優位に立ったが、直後にゴウセルの禁呪が解けたことで真実を知ることとなり、そのショックから泣き崩れてしまい、その隙を付いたヘンドリクセンによってマーガレットと引き離された。悪化しゆく状況を見て弱音と共に自虐の言葉を述べたが、ヘンドリクセンの言葉を聞いたことで彼を認め、初めて「仲間を生かす」という目的で彼の傷を癒やした。その後は復活が完全でないため体が徐々に消滅しゆく体を動かし原初の魔神と交戦する。
恩寵「閃光」
光を操る力。光を集束させたレーザー光線や光速の剣戟を可能とする。
「聖域(サンクチュアリ)」
自身を中心に結晶状の壁を展開する。
「黄金の輝き(ゴールド・シャイニング)」
恩寵による光波攻撃。
「輝閃(ルビー・シャイン)」
挙げた手から強い光を放ち、目眩しをする。
「乱閃光(ライトニング・スプリー)」
無数のレーザーによる一極集中攻撃。
「狂える電光(スパーキング・ドライブ)」
攻撃を無効化し、相手へ跳ね返す。
サリエル
〈四大天使〉の一柱。少年の姿をしている。芸人ソラシド[注 17]の体を器に現世に復活した。タルミエルと共に現れたエスタロッサと交戦となり、一時は恩寵で圧倒するも、エスタロッサが戒禁を取り込むと逆に圧倒された。恩寵の力にソラシドの肉体が影響を受け始めた為に彼女を解放し、本来の姿となる。マエルが復活した後は、闇に蝕まれつつある彼を救うため、マエルと戦うキングに加勢する。連携により彼を止めようとするも失敗、魔力を全て使い果たしたことで消滅した。自身の体の再構築よりも器との約束を優先し、体を返上するなど義理堅い性格で、エリザベスの考えや力についても一目置いている。
恩寵「竜巻」
鎌風のように切れる竜巻を操る力。攻撃、防御の両方に特化し、様々な応用が利く。過去の聖戦では身に纏う竜巻でデリエリの左腕を削り潰している。
「エンリルの天罰」
タルミエルの恩寵と共に発動される技。恩寵によって作り出された空間で竜巻、大海、雷による猛攻撃を行う。魔神族を分子レベルにまで分解するほどの威力。
「劈く鎌風(つんざくかまいたち)」
三日月状の特大の真空波を繰り出す。二つの戒言を取り込み、自身と同等の闘級を手にしたエスタロッサを両断する威力。
「極大聖櫃(オメガアーク)」
巨大な複数個の「聖櫃(アーク)」。タルミエルと共に発動する。
「執念深き聖人(しゅうねんぶかきせいじん)」
無数の光弾を放つ。
タルミエル
〈四大天使〉の一柱。三つの頭を持つ。破戒僧アーバス[注 18]の体を器に現世に復活した。
異形の見た目であるが明るい性格の持ち主で、サリエルと同様エリザベスの優しさに心打たれ彼女に協力する。しかし身内に対して甘い部分があり、必要な時にも非情に徹しきれないことが弱点。マエルとの戦闘においてもその甘さ故に連携を崩してしまい、彼の戒禁を取り込んだことによる光線が直撃し死亡した。
恩寵「大海」
海を操る力。肉体を液体化させる事も可能で物理攻撃を無効にできる。
「穿つ水柱(うがつみずばしら)」
間欠泉のように水柱を噴き上げる。二つの戒言を取り込み、自身と同等の闘級を手にしたエスタロッサを貫通する威力。
「執念深き聖人(しゅうねんぶかきせいじん)」
無数の光弾を放つ。
マエル
〈四大天使〉の一柱。リュドシエルの弟。エスタロッサに殺されたと思われていたが、後に驚愕の再会を果たす事となる。
恩寵「太陽」
日の出と共に力を増し、正午を迎えると共に最高潮に達するという、エスカノールの持つ魔力と同等のもの。マエルの死と共に失われたとされている。

その他

エリザベス
四大天使からも敬意を払われる女神族。メリオダスが魔神族を裏切ることになった原因であり、三千年前の聖戦で全種族の融和を求めて戦った。最高神の娘。
ネロバスタ
声 - 能登麻美子
デンゼルが自らの命と引き換えに復活させた女神族。豊満な肢体の美女で階級は「神兵長」。デンゼルの身体に入り、デリエリと交戦。その際、女神族が魔神族の女・子供を人質にし、殺したことを明かした。しかしデリエリの怒りを買い、敢え無く倒された。過去の聖戦ではリュドシエルに従い慕っていた。
「聖櫃(アーク)」
ドルイドの持つ「浄化(パージ)」の上位互換にあたる、女神族の魔力。赤・灰色の魔神を消滅させるほどの威力を持つ。
最高神
女神族を束ねる者。エリザベスの母親でもある。

ドルイド

ジェンナ
声 - 茜屋日海夏
ドルイドの長。約1800歳。身長155㎝。ザネリの姉。明るく活発な性格の女性。メリオダスら〈七つの大罪〉を気に入っている。正体は同胞の方針に懐疑した女神族であり、瀕死の姉妹の肉体を借り受けることで行方を晦ました亡命者。
ザネリ
声 - 千菅春香
ドルイドの長。約1800歳。身長155㎝。姉のジェンナとは対照的に物静かな性格。メリオダスに好意を抱いており、また同時に彼とエリザベスを遠ざける為に、自ら胸を触らせる等のアプローチをした。正体はジェンナ同様、女神族である。
テオ
声 - 綿貫竜之介
ドルイドの里の司祭。15歳。身長190㎝。ジェンナやザネリの2倍近くの身長の筋肉質の大男。

その他の人物

ミード
声 - 小林由美子
いたずら好きな少年。〈七つの大罪〉の友達を自称する。バーニャエールを馬鹿にしたギルサンダーにいたずらを仕掛け、村の水脈を止められる事態を引き起こすが、メリオダスによって事なきを得た。
ダナ
声 - 志村知幸
ダルマリーの村の医者。セネットの父親。娘を〈不気味な牙〉に人質に取られ、負傷したメリオダスに服毒させた。後にゴルギウスに口封じのため襲われ瀕死の重傷を負うが、エリザベスの魔力によって蘇生し、自分の罪を問わなかったメリオダスに信頼の情を寄せる。
セネット
声 - 小堀友里絵
ダナの娘。バステ監獄に幽閉された時にバンに助けられるものの、父が護身用に持たせた母の形見のダガーを奪われてしまう(ダガーは後にメリオダスが返却されている)。〈七つの大罪〉のせいで父が脅迫されたと憤るが、父にメリオダスたちのような勇敢なものはいないと諭される。
タイズー
声 - 松田健一郎
元盗賊にして豪商。バイゼル喧嘩祭りの主催者でもある。第三回まで主催の大会で連覇していた腕っ節の持ち主だが、魔力を扱わないハウザーと抗戦した末に敗北している。
喧嘩祭り後は自身の名を使った新たな闘技場を建設していたが、〈十戒〉にメリオダスをおびき寄せるための罠として利用されてしまった。
ジール
声 - 中島唯
ギーラの弟。陰惨な虐めを受けながらも、父のデールと姉のギーラに身を案ずる健気な性格。父が起こした事件の真相を知らずにいる。
第二部で、ゴウセルは姉弟両方に記憶改竄をしていたことが判明するが、後に解除される。
アンナ
声 - 寿美菜子
グリアモールの母親。ドレファスの回想で登場し、料理が非常に得意らしい。
ペリオ
声 - 矢作紗友里
オーダン村の村長(声 - 田中進太郎)の息子。〈七つの大罪〉にあこがれており、村の子供達と共に「〈七つの大罪〉ごっこ」をしている。アーマンドを演じていたゴウセルに涙を流して説得を試みるが、「お前の知るアーマンドはこの世に存在していない」といわれ、聖騎士になって捕まえると本人に宣言して別離。後に記憶を取り戻したゴウセルによって魔神族の襲撃から救われ、友誼を深めた。
テレビアニメ版にはオーダン村のエピソードが改変されているため登場せず、特別編「聖戦の予兆」においてリオネスでゴウセルと遭遇。一瞬の邂逅の後、母親(声 - 幸田夏穂)に姿を変えたゴウセルを見て涙し、彼に「なぜ望みが叶ったはずなのに悲しむのか」という疑問を抱かせるという役割となった。
ジバゴ
声 - 諏訪部順一
スリを行っていた狐の獣人。65歳(現在)。身長181㎝。セリオンの父親。バンに盗みを教えた育ての親でもある。普段は人間の姿に擬して市井に紛れている。
かつてバンと息子であるセリオンを天秤にかけ、バンを見捨ててしまったことに強い負い目を感じていた。セリオンを救うこともできず、ジェリコと一緒にレイヴンズを訪れたバンと再会の後に懺悔して、老衰によって死亡した。死後、バンの傍に魂として控え、メラスキュラの魂喰いを肩代わりして消滅し、贖罪を行った。
セリオン
ジバゴの息子。山で父の帰りを待っていたが、山狩りをした騎士に殺された。



注釈

  1. ^ 当時から換算した「10年後のメリオダス」の想像図としてこうなった。
  2. ^ 本人曰く「他人のことを考えずに作る」。
  3. ^ マーリン曰く、メリオダスは値段よりかなり安い値段で売ってしまったらしい。
  4. ^ 幼少の頃を描いた第31話の扉絵では隠していない。また、この時点で右目の文様が確認できる。
  5. ^ 本人はこれを気にしているため現在の髪形になっている。
  6. ^ メリオダスと出会わずに天寿を全うした生まれ変わりも存在している。
  7. ^ ホーク自身はマーリンが「100倍で3000」の「100倍」のところだけ小さく言ったため3000だと思っている。
  8. ^ TVアニメ特別編「聖戦の予兆」において、これが女神族の虚言だということが描写されている。
  9. ^ メリオダス曰く、ネコとおやつを取り合って負けたこともあるらしい。
  10. ^ 22巻のエスタロッサの回想シーンで彼らしき人物が左端に書かれている。
  11. ^ ゴウセルのみ吹き出しが四角く描かれる。テレビアニメ版では、台本を読み上げるような平坦な口調で表現されている。
  12. ^ ただし、兄からはその事で疎まれ、暴力を受けていた。この際に魔力を発現し、兄の腕を折っている。
  13. ^ アルドリッチ時は身長190cm、体重101kg。ヘルブラム時は身長65cm、体重5kg。
  14. ^ その中で城塞都市コランドを滅ぼしており、その死体や恨みを後にメラスキュラに利用されてしまった。
  15. ^ 実際は処刑せずに一族諸とも封印している
  16. ^ メリオダスに匹敵する女神族側の戦士であるというのが自身が選ばれた一番の理由であるが、同時に自身が聖戦時に手にかけたゴウセルの恋人グラリーザの復讐という意味もあった。
  17. ^ 元はバイゼル大喧嘩祭りの参加者の一人。不治の病を患った少女で、病を治す事を条件に自らの体を貸した。
  18. ^ 元はバイゼル大喧嘩祭りの参加者の一人。喧嘩祭りから数日後に魔神族に殺害され、魂となった自身に交渉してきたタルミエルの要求を呑んで体を貸した。
  19. ^ メンバーの全員が「金剛」の称号を持つ聖騎士で闘級3000を超える。
  20. ^ ただしこれは器が生体である場合に限られる。例として、サリエルが器としたソラシドは、恩寵の使用により急激に成長し、タルミエルが器としたアーバスはもともと死人であった為に何の変化もなかった。
  21. ^ アニマックス・Dlife・ネット配信では実写パートはカットされる。ボンボンTVでは完全版として配信されていた。本コーナーは同年8月18日公開の映画『劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人』のゲスト声優オーディションを兼ねていた。
  22. ^ a b アニプレックス講談社電通ムービック
  23. ^ アニプレックス、講談社、サミー、電通、ムービック、東映
  24. ^ a b c d TBS系列局が所在しない秋田県福井県徳島県佐賀県を除く(遠距離受信および区域外再放送は含めず)。
  25. ^ アニメサタデー630フィルムズ第1弾として位置づけられている。
  26. ^ アニプレックス、講談社、サミー、電通、ムービック、東映、MBSテレビ、TBSテレビ

出典

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  37. ^ 『七つの大罪 公式ファンブック 解体罪書』(鈴木央)|講談社コミックプラス”. 2016年8月27日閲覧。
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  39. ^ 『七つの大罪 イラストコレクション 〈七色の罪〉』(鈴木央)|講談社コミックプラス”. 2016年8月27日閲覧。
  40. ^ 『七つの大罪 番外編集 <原罪>』(鈴木央)|講談社コミックプラス”. 2018年7月17日閲覧。
  41. ^ 『七つの大罪 公式アニメガイド アニ罪』(鈴木央)|講談社コミックプラス”. 2016年8月27日閲覧。




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