ヴィオラ・ポンポーサ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 07:03 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ヴィオラ・ポンポーサのための作品は、ゲオルク・フィリップ・テレマンの『フルートとヴィオラ・ポンポーサあるいはヴァイオリンのためのデュエット』が2つ、ヨハン・ゴットリープ・グラウンの2つの協奏曲、ヨハン・ゴットリープ・ヤーニチュの2つの室内ソナタ、クリスティアン・ヨーゼフ・リダルティの通奏低音付きソロ・ソナタが現存する[1]。
18世紀後半の幾人かの著述家は誤ってヨハン・ゼバスティアン・バッハがこの楽器を発明したとしているが、これはライプツィヒのJ.C.ホフマンがバッハのために製作したヴィオロンチェロ・ピッコロと混同したためと考えられる[1]。
バッハにまつわる18世紀の記述はヴィオラ・ポンポーサをチェロの音域の楽器としているが、多くの研究者はそれに否定的である[2]。
1914年、リッカルド・ザンドナーイはオペラ『フランチェスカ・ダ・リミニ』において中世風の雰囲気をかもしだすためにリュートやピッフェロとともにヴィオラ・ポンポーサを使用した[3][4]。
出典
外部リンク
- Scores featuring the viola pomposaの楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト。PDFとして無料で入手可能。
- ^ a b c Howard Mayer Brown, “Viola pomposa,” The New Grove Dictionary of Music and Musicians, 2nd ed., ed. by Stanley Sadie (London: Macmillan, 2001).
- ^ Dmitry Badiarov, Liner notes, Johann Sebastian Bach Cello Suites, Ramée, RAM 1003, 2010.
- ^ Jürgen Maehder (1988), “The Origins of Italian Literaturoper: Guglielmo Ratcliff, La figlia di Iorio, Parisina, and Francesca da Rimini”, in Arthur Groos; Roger Parker, Reading Opera, Princeton University Press, p. 123, ISBN 0691091323
- ^ Zandonai Francesca da Rimini, Review | Grammophone
- 1 ヴィオラ・ポンポーサとは
- 2 ヴィオラ・ポンポーサの概要
固有名詞の分類
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