ロイター飛行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/13 06:41 UTC 版)
実例
- 旅客機におけるロイター
- 着陸する飛行場の上空で旋回待機する必要がある場合等においては、待機することそのものが目的であるから余分な燃料を消費しないような飛行を行う。条件が許せばエンジンを1基あるいは(4発機では場合により) 2基を停止させることがある。
- 対潜哨戒機などにおけるロイター
- 特定海域や船舶の継続監視、潜水艦の探索など、同じ空域に長時間滞空する状況等においては、航空機の速度や機動性は重要でないため燃料を節約する航法が行われる。
- 航空機は燃料消費に伴い機体重量が次第に軽くなることで必要な揚力も減少するので、4発機であればはじめは 1基、次いで 2基のエンジン停止を行い、燃料消費を最少のものとする。
上空でのエンジン再始動には高度等各種の条件があることやエンジンの燃費性能が向上したため、現代の旅客機では基本的にエンジンの停止は行わない。
関連項目
脚注
- ^ Daniel P. Raymer, Aircraft Design: A Conceptual Approach, 3rd ed., AIAA, 1999, pp. 538-9; ISBN 1-56347-281-3
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