マンディンカ語 マンディンカ語の概要

マンディンカ語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 09:26 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
マンディンカ語
لغة مندنكا
話される国 セネガル
ガンビア
ギニアビサウ
民族 マンディンカ族
話者数 1,346,000人(2006年)[1]
言語系統
ニジェール・コンゴ語族 ?
表記体系 アラビア文字ラテン文字ンコ文字
少数言語として
承認
 セネガル
言語コード
ISO 639-3 mnk
テンプレートを表示

言語名別称

以下のような言語名別称があるが、属する言語グループ名やマクロランゲージ名と混同しないよう注意が必要がある。(マンデ語、マンディング語、マンディンゴ語)

  • Mande
  • Manding
  • Mandingo
  • Mandingue
  • Mandinque
  • Socé

綴り字

マンディンカ語にはラテン文字およびアラビア文字による綴り字が広く使われており、前者が正式な綴り字だが後者のほうが古くからありより広く使用される。それに加え、1949年に考案された全マンデ語派の文字であるンコ文字(『私は言う』の意)も使われる。

国際音声記号では、cは [ʧ], ñは [ɲ] と表記され、v, x, z, q は使われない。母音はスペイン語と同じで、倍の長さである。

アラビア表記では特殊な文字は使用しないが(例外として稀にeに特殊な母音字が使われる)、いくつかの文字はアラビア語とは異なる発音をする。

ラテン文字およびアラビア文字の子音は以下のように対応する。

アラビア文字 ا ع ب ت ط ض ج ه ح خ د ر س ش ص ث ظ ڢ ل م ن و ي ك لا
ラテン文字 ('), aa, ee (', with madda ŋ) b, p t t t c, j h h d r s s (sh) s s s f l m n, ñ, ŋ w y k, g la

イタリックで書かれた文字は通常マンディンカ固有の言葉には使用されない。ه (h)はラテン表記にない声門閉鎖音を表すのに使われることもある。ラテン文字のŋは母音記号としてアラビア表記中に頻繁に使用される。下記参照。

母音は以下のように表される(区別的発音符はアラビア文字の子音の上もしくは下につけられる)。

アラビア文字 ـَ ـِ ـُ ـْ ـִ ـً ـٍ ـٌ ـَا ـِي ـُو
ラテン文字 a, e i, e, ee o, u (なし) e aŋ, eŋ iŋ, eeŋ, eŋ oŋ, uŋ aa ii oo, uu
アラビア記号のマンディンカ名: sira tilidiŋo; sira tilidiŋo duuma; ŋoo biriŋo; sira murumuruliŋo; tambi baa duuma; sira tilindiŋo fula; sira tilindiŋo duuma fula; ŋoo biriŋo fula.

これに加え、アラビア文字の小文字の2 (۲)は重複を表すのに使われることがあり、ハムザは声門閉鎖音を正確に表すためにアラビア語と同じように使用されることがある。

参考文献

  • R. T. Addis, A Study on the Writing of Mandinka in Arabic script, 1963.



「マンディンカ語」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「マンディンカ語」の関連用語

マンディンカ語のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



マンディンカ語のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのマンディンカ語 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS