マッドマックス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/05 03:54 UTC 版)
受賞
年 | 映画賞 | 賞 | 結果 |
---|---|---|---|
1979 | オーストラリア映画テレビ芸術アカデミー賞 | 作曲賞 | 受賞 |
録音賞 | 受賞 | ||
編集賞 | 受賞 | ||
作品賞 | ノミネート | ||
監督賞 | ノミネート | ||
助演男優賞(ヒュー・キース・バーン) | ノミネート | ||
脚本賞 | ノミネート | ||
1980 | アヴォリアッツ国際ファンタスティック映画祭 | 特別賞 | 受賞 |
2014 | サターン賞 | ベストDVD/ブルーレイ・コレクション | ノミネート |
影響
“ロックさせた前輪を軸に後輪をパワースライドさせ、路上に円を描くようにタイヤ痕を付ける”という技の呼び名「マックスターン」は、この作品に由来する。和製英語であり、海外では単に「ドーナッツ」と呼ばれている。
エピソード
- 低予算映画の為にセット設営を極力排した“近未来”という舞台設定で、撮影場所は水道局など既存の施設を利用し、往来の少ない地区や路上でロケ撮影を行った。
- 映画4作目『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の前日譚コミック『Mad Max Fury Road Nux and Immortan Joe #1』の設定においてチャーリー、ループ、サースの三人は本作後の世界でも存命で路上のならず者らを処刑、排除を行っており、警官時代の職務を遂行している。
- この作品には「カワサキ・Zシリーズ」「カワサキ・KH」や「ホンダ・CB」など、当時のオーストラリアで人気だったバイクが多数登場する。グースの乗る白バイと暴走族のバイクはそのほとんどが「カワサキ・Z1000」である。
- 公開から年月を経た現在でも、劇中で使われたバイクのカウルなどのパーツが国内外サイトのネット通販にて見かけられ、主役カーであるV8インターセプターのレプリカが製造されている。さらに本作の関連グッズは近年その価値を上げている。2種類ある劇場公開当時の宣伝用チラシは共に美品状態であれば1枚数千円、また無版権モノだがインターセプターを模った「消しゴム」2種もまた美品状態であれば1台数千円で取引されている。
- 本作には「モーゼルC96」や「ソードオフ・ショットガン」など比較的マイナーな銃が登場するが、これは銃規制に対応するためである。
- オーストラリア公開後、本作が日本に上陸、上映。日本で好評だった事で全世界に売り込む足がかりとなった[4]。本作公開から数十年後、日本の同作愛好者有志らによる本作出演者達を招いたイベントなどを開催。
- 日本上映時「過激な暴走撮影であるため制作中に事故死者が出た作品(場面がある)」という噂が広まったが、死亡したと噂されていたスタントライダー役のデイル・ベンチが過去作の出演者一同と共に日本で行われた続編新作上映イベントなどに参加、来日[4]。
ノベライズ
1979年3月にCircus Booksから出版された映画版の内容に基づいたテリー・ケイ(Terry Kaye)により書かれたノベライズ小説がある。現在は絶版。
注釈
- ^ ショルダーストックを無くしてピストルグリップ(木製)とし、銃身を短く切り詰めたショットガンで、正確なモデルは不明。使用弾薬は12ゲージショットシェルと思われ、通常、これ程全長が短く軽量であると、反動も大きいが、マックスはこれを片手で使用しており、以降の作品で、彼の愛銃となる。
- ^ バリーに2台目のV8インターセプターを製作させたのも、辞職を言いかねない彼をM.F.P.に留まらせるためであった。
- ^ 同名のミュージシャンとは別人。
- ^ 後に4作目においてイモータン・ジョー役で出演している。
- ^ 1973年12月から3年間、豪州で販売。
- ^ 製作に携わった整備士のバリーは「最後のV8だ」と語っており、その駆動音を聞いたマックスは、驚きを隠せない様子を見せており、それ程の完成度の高いエンジンである模様。
- ^ この映画が作られた当時は話題作りの為の誇大広告や宣伝が当たり前であった。
- ^ レース場面撮影中、実際に死者が出たのは「ベン・ハー」である。
- ^ 同名のギタリストとは別人。
出典
- ^ “Mad Max (1980)” (英語). the numbers. 2018年4月1日閲覧。
- ^ “Mad Max (1979)” (英語). Box Office Mojo. 2010年1月31日閲覧。
- ^ 「キネマ旬報」2016年3月下旬号 109頁
- ^ a b “ジョージ・ミラー監督&「マッドマックス」旧キャスト、30年越しの“マッド”な同窓会!”. 映画.com (2015年6月6日). 2018年10月15日閲覧。
固有名詞の分類
映画作品 |
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オーストラリアの映画作品 |
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