フードテーマパーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/18 13:17 UTC 版)
概要
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新横浜ラーメン博物館などに端を発するテーマパークの形態で、屋内型施設の形態を取る場合が多い。単に専門店を集めただけの施設は「フードコンプレックス」と呼ばれるが、統一感のあるコンセプトにより通常の店舗では味わえない雰囲気を持っており、テーマパークと言われる所以である。
昭和レトロと極めて親和性が高く、昭和レトロの流行と軌を一にして発展したと言っても過言でない。この中で、横町をイメージしてあえて狭くした通路、ガラス戸・駄菓子の陳列棚・ホーロー看板・白黒テレビなどの小道具、セピア色から連想された茶色がかった照明、「大正レトロ」などの独特の丸みのある飾りフォントなどが、フードテーマパークの定番デザインとして定着していった。
フードテーマパーク自体は新横浜ラーメン博物館などが1994年頃から営業しているが、2000年以降は全国的に数が増え、テーマにする料理もラーメンに餃子、プリンやパンと多様化している。
新鮮味を保つため、施設内の店舗はしばしば入れ替えが行われる。店舗の撤退はテナント側の都合によるもののほか、人気投票に基づくものもある。
ナムコ・ナンジャタウン(現:ナンジャタウン)を手がけているナムコ(バンダイナムコゲームス)には、これらの開発専門チーム「チームナンジャ」が設けられており、最盛期には多くのフードテーマパーク施設の開発に協力していた。
また、1990年代にマイカルグループが全国のマイカルタウンで展開していた海のルネッサンス、ドレミファタウングルメコート、粋族館などは、ファンタジー色が強く、他のフードテーマパークとは一線を画していた。
- ^ 2009年5月6日閉店。
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