フライト・レベル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/10 09:09 UTC 版)
メートル法に基づくフライト・レベル
中国、北朝鮮、モンゴル、ロシアおよびCIS各国では、航空管制において高度としてメートル法を採用しており、中国・北朝鮮・モンゴルではフライト・レベルもメートル単位で表される。
これらの空域に入域する航空機は、入域直前に若干の上昇・下降を行い、メートルでの飛行高度に調整する。
中国・北朝鮮
中国・北朝鮮では8900m以上12500m以下の空域でRVSMを採用している。
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北朝鮮はさらに東行きFL300m (1,000ft)も設定している。
ロシア・CIS
ロシア・CISでは2011年11月17日よりQNE適用区域ではフィートによるフライト・レベルが採用され、同時にRVSMもFL290~FL410において導入された。
しかしながらQFE/QNH適用区域では現在もメートルが使用されている。
以下はフィート採用前のメートル法によるフライト・レベル。
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モンゴル
モンゴルはロシア・CIS式のメートルによるフライト・レベルを使っていたが、ロシア・CISがフィートを採用したことに伴い、中国と同じ方式のメートルによるフライト・レベルを採用することになった。
- ^ “A Common European Transition Altitude; An ATC perspective” (PDF). Eurocontrol. 2010年8月25日閲覧。
- 1 フライト・レベルとは
- 2 フライト・レベルの概要
- 3 短縮垂直間隔 (RVSM)
- 4 メートル法に基づくフライト・レベル
- 5 参考文献
- フライト・レベルのページへのリンク