ヌメロニム ヌメロニムの概要

ヌメロニム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/20 04:39 UTC 版)

由来

1985年DECの技術者である Jan Scherpenhuizen が自分の電子メールアドレスの作成をシステム管理者に依頼したところ S12n というアカウントを得たという。この表現方法を気に入った本人が社内に広め、 i18n などの略語が誕生していったとされる[1]

代表的な数略語

広義の数略語

発音ベースの数略語

単語の中に数字の発音が含まれている場合に用いられることがある。例えば "canine" という英単語は、その発音 ("kay" + "nine") から "K9" と省略することがある。他にも、フランスでは "cassette" の単語は、発音 ("ka" + "sept") から "K7" と省略することがある[1]

厳密には同じ発音ではないものの、 "to" を "2" に、 "for" を "4" と省略する場合がある。これは日本でも散見でき、例えばかつて存在した個人向けプロバイダ事業のサービス名称「IIJ4U」は for you を 4U と略している[10] 。また、音楽ユニットの名称「HITOE'S 57 MOVE」は gonna を日本語読みの "5" と "7" で略している[11]

数字の8の発音(エイト)を応用したスラングにも用いられることがあり、例えば "GREAT" を "GR8" と表現する場合がある。応用的に "see you later" を "CUL8R" と省略する手法がある[12]アヴリル・ラヴィーンの楽曲「スケーター・ボーイ」の英語表記 "Sk8er Boi" などに見られる。

電話番号を利用した数略語

広く一般に著名な市外局番などの場合、その数字で表現することがある。例えば、"New Yorker" のことを、地域の市外局番から "212" と省略することがある[要出典]。 同様の省略は日本においても散見され、例えば「警察に緊急通報するための電話をかける」ことを「110番する」と表現することがある[13]

脚註

出典


  1. ^ a b c Tex Texin. “Origin Of The Abbreviation I18n”. 2020年6月3日閲覧。
  2. ^ エー イレブン ワイ”. 株式会社インフォアクシア (2018年12月13日). 2019年7月16日閲覧。
  3. ^ Canonical EXI”. W3C (2018年6月7日). 2019年8月2日閲覧。
  4. ^ project documentation hosting”. 2019年7月16日閲覧。
  5. ^ a b c d ITにおける国際化” (PDF). 2019年7月16日閲覧。
  6. ^ a b c 西野竜太郎 (2014年9月26日). “ソフトウェアの英語ライティング,グローバリゼーション,および教育方法に関する研究提案”. 2019年7月16日閲覧。
  7. ^ INTEROPERABILITY .net - Home - ウェイバックマシン(2012年8月2日アーカイブ分)
  8. ^ @AfterNormalize. “Lost in N11n”. 2019年7月16日閲覧。
  9. ^ Tr8n - ウェイバックマシン(2012年6月18日アーカイブ分)
  10. ^ IIJ4UサービスのIIJmioサービスへの統合について”. インターネットイニシアティブ. 2020年6月3日閲覧。
  11. ^ HITOE'S 57 MOVE / INORI - CDJournal”. 音楽出版社. 2020年6月3日閲覧。
  12. ^ 8 (abbreviation) definition and synonyms | Macmillan Dictionary”. Macmillan Education. 2022年9月13日閲覧。
  13. ^ 警察に相談 #9110|政府インターネットテレビ”. 内閣府大臣官房政府広報室 (2013年9月5日). 2019年7月16日閲覧。


「ヌメロニム」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヌメロニム」の関連用語

ヌメロニムのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヌメロニムのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヌメロニム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS