ジンバブエ 文化

ジンバブエ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/09 07:46 UTC 版)

文化

食文化

トウモロコシの粉を煮詰めた「サザ」が主食である。「ムリヲ(ホウレンソウ)」とピーナッツバターを混ぜた「ラリッシュ」という料理が存在する。牛、豚、鶏は一般的で、全土で食べられている。飲食店では、サザと、おかずとしてトマトベースのスープで牛肉を煮込んだ料理と、付け合わせのムリヲの組み合わせが一般的。

文学

1960年代の独立戦争の頃からチムレンガ文学と呼ばれる文学潮流が生まれた。『骨たち』 (1988) で知られるチェンジェライ・ホーヴェがジンバブエの特に著名な作家の名として挙げられる。

世界遺産

ジンバブエ国内には、ユネスコ世界遺産リストに登録された文化遺産が3件、自然遺産が1件存在し、ザンビアにまたがって1件の自然遺産が登録されている。

スポーツ

ナショナルサッカーチーム(2009年)

団体競技では過去2回ワールドカップに出場経験のあるラグビー、2003年にケニア南アフリカワールドカップ共催したクリケット、サッカー、テニス等が国際大会で実績を残してきた分野である。またゴルフではワールドゴルフランキング1位にもなった1990年代を代表するプロゴルフ選手の一人であるニック・プライスが、競泳ではオリンピック世界水泳選手権で多くのメダル獲得や世界記録を打ち立てたカースティ・コベントリーが活躍している。しかし2000年以降のムガベによる独裁政治の加速とそれに伴う国内政治・経済の混乱により、スポーツ分野も大きなダメージを受けている。

テニスは1990年代から2000年代前半にかけてバイロン・ブラックウェイン・ブラックカーラ・ブラックの「ブラック3兄妹」とケビン・ウリエットという、後に全員がグランドスラムダブルスタイトル保持者となる4人の白人選手の活躍により栄華を極めた。男子国別対抗戦デビスカップでも、デビスカップジンバブエ代表は最上位グループの「ワールドグループ」に3度出場する等、選手層は薄いながらもテニス強国の一角を占めるまでに成長したが、2000年以降のムガベによる白人層の弾圧により4人の内ウリエットは他の多くの白人国民と同様にイギリスへの亡命を余儀なくされ[47]、ブラック兄妹も活動拠点をイギリスに移す事態となり[48]、これにバイロンとウェインの現役引退が重なる形でデビスカップジンバブエ代表は主力選手を一気に失い、2002年のワールドグループ陥落から僅か7年で最下位カテゴリのアフリカゾーンⅣまで転落した[49]。女子テニスのフェドカップジンバブエ代表は90年代以降国際レベルで活躍している選手がカーラのみであり、国別対抗戦のフェドカップでカーラ一人に掛かる負担が大き過ぎたことや、2000年以降はムガベの独裁政治に対する抗議の意味合いも加わる形で1996年以降カーラがフェドカップ出場を拒否する状況が長年続いており[50]、カーラ個人の国際的な活躍と裏腹に代表は国別ランクで最下位レベルに低迷するばかりか、フェドカップ参加すら覚束ない状態となっている[51][52]

祝祭日

日付 日本語表記 現地語表記 備考
1月1日-2日 元日
2月21日 青年の日
4月18日 独立記念日
3月 - 4月 聖金曜日 移動祝日
3月 - 4月 復活祭月曜日 移動祝日
5月1日 メーデー
5月25日 アフリカの日
8月11日 英雄の日
8月12日 国軍記念日
12月22日 国民統合の日
12月25日 クリスマス
12月26日 ボクシング・デー
  • 祝日が日曜日の場合は翌日が振替休日となる。



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