サマラ時間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/04 06:35 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動なお、夏時間では協定世界時より5時間進み(UTC+5)、サマラ夏時間(サマラなつじかん、Samara Summer Time - SAMST)と呼ばれている。
歴史
2010年3月28日のサマータイム開始と同時に同時間帯は廃止され、モスクワ時間に統合された。これはドミートリー・メドヴェージェフ政権による国内時間帯の統合策(「時の改革」)によるもので[1]、従来のサマラ時間適用地域では時計が従来より1時間遅く進むようになった(通常はUTC+3時間、夏季はUTC+4時間)。また、2011年には従来の夏時間が通年で適用されるようになり、結果として旧サマラ時間地域では2010年までの通常時間(「冬時間」)と同一になった。
国民の不満を受けて2014年7月22日にウラジーミル・プーチン大統領が標準時を冬時間に戻す法案に署名したことにより[2]、同年10月26日よりロシアの時間帯の変更が行われ、カムチャツカ時間と共にサマラ時間も復活した。
2016年3月27日にアストラハン州とウリヤノフスク州が、同年12月4日にサラトフ州が、2018年10月28日にヴォルゴグラード州がモスクワ時間からサマラ時間に移行した。
2020年12月27日にヴォルゴグラード州が当時間帯から再びモスクワ時間に移行した[3]。
採用しているロシアの地域
- ^ 同時にカムチャツカ時間(通常はUTC+12時間、夏季はUTC+13時間)が廃止され、ロシア国内の時間帯は11から9へ削減された。
- ^ “ロシア、通年「冬時間」に 10月から日本と6時間差”. 産経ニュース. (2014年7月23日) 2014年12月7日閲覧。
- ^ New Time Zone in Russia's Volgograd Region.timeanddate.com、2020年12月27日閲覧。
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