コピーレフト 思想的背景

コピーレフト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/22 00:56 UTC 版)

コピーレフト: copyleft)は、著作権: copyright)に対する考え方で、著作権を保持したまま、二次的著作物も含めて、すべての者が著作物を利用・再配布・改変できなければならないという考え方である[1]リチャード・ストールマンフリーソフトウェア運動の一環として熱心に広めた考えである[2]コンピュータプログラムの特にバイナリに変換されることを前提としたソースコードについてのものであったが、その後、CC BY-SAなどを用いてソースコード以外の著作物にも適用しようという動きがある[3]。なお、1990年代前半の日本において、コピーレフトを「左隣の人からソフトウェアのコピーを求められた際に断ってはならないという意味である」と解説している一部の書籍も有ったが誤りである。


注釈

  1. ^ 現行のQtはGPLv3と商用ライセンスなどとのマルチライセンス形式を採用している。

出典

  1. ^ a b Free Software Foundation (2018年1月1日). “What is Copyleft?”. 2018年2月9日閲覧。
  2. ^ a b Richard Stallman, Free Software, and Copyleft”. University of California, Santa Barbara. 2018年3月1日閲覧。
  3. ^ Attribution-ShareAlike 4.0 International (CC BY-SA 4.0)”. Creative Commons. Creative Commons. 2015年8月14日閲覧。
  4. ^ GNU Porject (2018年2月10日). “Various Licenses and Comments about Them”. 2018年2月9日閲覧。
  5. ^ Stallman, Richard (2008年1月21日). “About the GNU Project”. Free Software Foundation. 2008年8月23日閲覧。
  6. ^ Wang, Li-Chen (May 1976). “Palo Alto Tiny BASIC”. Dr. Dobb's Journal of Computer Calisthenics & Orthodontia, Running Light Without Overbyte 1 (5): 12–25.  (NB. Source code begins with the following six lines. "TINY BASIC FOR INTEL 8080; VERSION 1.0; BY LI-CHEN WANG; 10 JUNE, 1976; @COPYLEFT; ALL WRONGS RESERVED". The June date in the May issue is correct. The magazine was behind schedule, the June and July issues were combined to catch up.)
  7. ^ Rauskolb, Roger (December 1976). “Dr. Wang's Palo Alto Tiny BASIC”. Interface Age 2 (1): 92–108.  (NB. The source code begins with the following nine lines: "TINY BASIC FOR INTEL 8080; VERSION 2.0; BY LI-CHEN WANG; MODIFIED AND TRANSLATED TO INTEL MNEMONICS; BY ROGER RAUSKOLB; 10 OCTOBER, 1976 ; @COPYLEFT; ALL WRONGS RESERVED")
  8. ^ The essential freedoms”. OCL4Ed. 2018年3月1日閲覧。
  9. ^ http://catb.org/jargon/html/H/hack.html


「コピーレフト」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「コピーレフト」の関連用語

コピーレフトのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



コピーレフトのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのコピーレフト (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS