キュベレイ クィンテット・キュベレイ

キュベレイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/16 16:09 UTC 版)

クィンテット・キュベレイ

ゲームブック『機動戦士ガンダムΖΖ vol.3「エニグマ始動」』に登場。

ネオ・ジオンのNT専用MS。量産型キュベレイを改修し、シュペール・サイコミュ・システム(1人のパイロットで複数のMSを制御するシステム)を搭載した機体。パイロットは本機をマスターMSとして、サブユニットを積んだ4機の量産型キュベレイをファンネルに見立て思念誘導する。しかし、パイロットには異常な負担がかかるため再三にわたって暴走事故を起こし、パイロットが廃人となったため計画は放棄された。そして、唯一の試作機と随伴機はネオ・ジオン崩壊と掃討戦、そして本作オリジナル展開であるティターンズ残党のクーデターの混乱の中で行方不明となる。

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プロトタイプ・キュベレイ

諸元
プロトタイプ・キュベレイ
PROTOTYPE QUBELEY
型式番号 AMX-001[33] / MSN-08[33]
頭頂高 約25m[34] / 25m[35][注 7]
重量 不明[34]
装甲材質 不明[34]
武装 ビーム・サーベル[34]
メガ粒子砲×2[36] / ビーム・ライフル[34]
ファンネル

ゲーム『SDガンダム GGENERATION-F』で設定された。デザインは近藤和久

アクシズで宇宙世紀0080年代前半に開発された機体[34]。来たるべき地球侵攻作戦のために、フラナガン機関のスタッフが提出した「エルメスのMS化」というプランのもと[34]、同機関の技術陣によって開発される[36]。エルメスのビットを改良した「ファンネル」[注 8]を搭載、これは地上でも運用が可能であり[34]、またエネルギーCAPを採用し[33]、ファンネルコンテナでの待機および再充電により、ニュータイプ・パイロットへの負担軽減とともに連続使用が可能となっている[34]。ただし、さほど小型化はされておらず、搭載数は6基と少なくなっている[34]。サイコミュシステムも小型化が難航し、MSとしては大型となっているが、AMBAC作動肢によって大推力のエルメスと同等の機動性を維持している[34]。ほかに武装はビーム・サーベルと、両前腕部を展開して現れるメガ粒子砲。攻撃力や機動性は申し分ないが、ニュータイプ専用機としての完成形を目指し、さらなる改良が進められる[36]

塗装は、リアル等身の設定画では水色を基調としているが[34]、ゲーム中のグラフィックではエルメスに近い緑色となっている。

劇中での活躍
近藤による漫画『機動戦士ガンダム バニシングマシン』にも登場。設定が一部変更されており、一年戦争末期にジオン公国軍によって計画された機体とされる(ただし型式番号はAMX-001)。可変MAの先駆けとされるが、その機構は手足を折り曲げ、首を縮める程度のものである。遠隔誘導端末も「ファンネル」ではなく「ビット」と呼ばれる。胸部バルカン砲2門が明記され、前腕部のメガ粒子砲は「メガビーム砲」と呼ばれる。さらに、腕部マニピュレーター中央にハンドビームを内装する。
北爪宏幸による漫画『機動戦士Ζガンダム Define』では、アクシズが地球圏へ向かう間に、ハマーンの「サイコミュ兵器を搭載したMSの開発」との依頼により完成するものの、ハマーン自身による運用テストの結果、機体のサイズなどを理由に採用を却下される。

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ディマーテル

諸元
ディマーテル
DEMETER
型式番号 AMX-114[1]
全高 28.5m[1]
頭頂高 21.4m[1]
本体重量 42.72t[1]
全備重量 77.7t[1]
装甲材質 ガンダリウム・コンポジット[1]
出力 2,370kW[1]
推力 30,800kg×3[1]
総推力:92,400kg[1]
武装 ビーム・サーベル
(ビーム・ガン兼用)×2[1]
ファンネル×30[1]
搭乗者 ハマーン・カーンを名乗る女性

漫画『機動戦士ガンダム ヴァルプルギス』に登場。メカニックデザインは倉持キョーリュー。

サイド2のコロニー「オリンポス」を襲撃するネオ・ジオン残存艦隊の所属機。パイロットは半年前に戦死したはずのハマーン・カーンを名乗る女性。名称はギリシャ神話に登場する豊穣の女神デメテルに由来し[1]、ハマーンは本機を「赤のグリモア」と呼ぶ。

頭部などにキュベレイの面影があるものの、体型はより細身で女性らしく、塗装は薄いピンクを基調としている。キュベレイの特徴である肩アーマーをもたない代わりに、背部にファンネル・ポッド兼用のブースターを3基接続している[1]

武装はキュベレイのものと同出力(1.3MW)のファンネル30基と、ビーム・ガン兼用のビーム・サーベル2基[1]




注釈

  1. ^ ボークスウェーブによるガレージキット発売時にも、バインダー内部にはそれぞれの原型師の解釈によるディテールが造形されてはいた。
  2. ^ 当初の設定ではMMS-3だったが[3]、その後AMX-004に変更された。また、型式番号についてはガザC#設定の変遷も参照のこと。
  3. ^ 肩部にネオジオンが開発した試験段階のミノフスキークラフトが内蔵されているものの、何らかの問題があったとする資料もある[14]。しかし、資料によってMS用のミノフスキークラフトはU.C.0100年代初頭においてもまだ試作段階としている[15]
  4. ^ アニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』で、キュベレイMk-IIが大気圏突入しても燃え尽きないなど、高い耐久力を持っている。
  5. ^ 『ガンダムΖΖ』において、キュベレイMk-IIの2号機が、大気圏突入の際に突入姿勢を安定させるため、バインダー基部を自らファンネルで破壊し、放棄するシーンが存在する。
  6. ^ 外部からのコントロール機能は3号機に搭載されているとした資料もみられる[19]
  7. ^ 「25メートルを超える」とする資料もある[33]
  8. ^ ただし、前述の通り従来の設定では「ファンネル」という名称はのちのキュベレイの遠隔誘導端末が「漏斗」に似ていることから付けられたものである。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『ガンダムエース』2018年5月号、KADOKAWA、36-37頁。
  2. ^ 月刊「ガンダムエース」増刊「Ζガンダムエース」(No.001)より[要ページ番号]
  3. ^ 『ジ・アニメ特別編集 機動戦士Ζガンダム PART2』近代映画社、1986年1月、104頁。
  4. ^ a b c d e f g h i 『ジ・アニメ特別編集 機動戦士Ζガンダム PART3』近代映画社、1986年4月、117頁。
  5. ^ a b c HGUC AMX-004 キュベレイ』説明書、バンダイ、1999年9月。
  6. ^ 『ジ・アニメ特別編集 機動戦士Ζガンダム PART2』近代映画社、1986年1月、88頁。
  7. ^ a b c 「プロジェクトファイル Ζガンダム」ソフトバンククリエイティブ 2016年9月 70-71頁。(ISBN 978-4797386998)
  8. ^ モビルスーツ・イン・アクション キュベレイ』バンダイ、2002年7月、付属データカード。
  9. ^ a b c d e f 「マスターグレード AMX-004 キュベレイ」バンダイ 2001年8月 組立説明書参照
  10. ^ DCΖ下 1997, p. 30-31.
  11. ^ ラポートDXΖ 1986, p. 73.
  12. ^ プラモデル『HGUC AMX-004 キュベレイ』説明書、バンダイ、1999年9月
  13. ^ 「ハイグレードユニバーサルセンチュリー AMX-004 キュベレイ - REVIVE」バンダイ 2015年12月 組立説明書参照
  14. ^ a b 『旭屋出版アニメ・フィルムブック2 機動戦士Ζガンダム Part2』1999年6月、212-213頁。ISBN 4751101609
  15. ^ 富野由悠季『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(上)』角川書店、1989年2月28日、154頁。(ISBN 4-04-410131-0
  16. ^ 『旭屋出版アニメ・フィルムブック2 機動戦士Ζガンダム Part2』1999年6月、181頁。ISBN 4751101609
  17. ^ 『大人の機動戦士ガンダム大図鑑』マガジンハウス、2014年8月、66頁。ISBN 978-4838789382
  18. ^ a b c d e f g h i j HGUC AMX-004-2 キュベレイMk-II』説明書、バンダイ、2000年6月。
  19. ^ a b c d e 皆河有伽『総解説ガンダム辞典Ver1.5』講談社、2009年8月、277頁。ISBN 978-4-06-375795-8
  20. ^ a b 『ENTERTAINMENT BIBLE .2 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.2 グリプス戦争編】』バンダイ、1988年3月、132頁。ISBN 4-89189-018-5
  21. ^ 『週刊ガンダム・モビルスーツ・バイブル』第17号、デアゴスティーニ・ジャパン、2019年5月28日、8頁。
  22. ^ 『MG 1/100 キュベレイMk-II(プルツー専用機)』バンダイ、2004年2月、組立説明書、5頁。
  23. ^ ZEONOGRAPHY #3013 キュベレイMk-II(量産型キュベレイ)』バンダイ、2007年4月、商品パッケージ。
  24. ^ 『MG 1/100 キュベレイMk-II(プルツー専用機)』バンダイ、2004年2月、組立説明書、11頁。
  25. ^ 『MG 1/100 キュベレイMk-II(プルツー専用機)』バンダイ、2004年2月、組立説明書、15頁。
  26. ^ a b c d e f g h i j k l 『別冊アニメディア 機動戦士ガンダムΖΖ PART.2』学習研究社、1987年3月、98-99頁。
  27. ^ 『GUNDAM WARS II MISSION ΖΖ』大日本絵画、1987年2月、1988年12月(新装版)、40頁。(ISBN 978-4499205269)
  28. ^ a b c 『ニュータイプ100%コレクション7 機動戦士ガンダムΖΖ』角川書店、1987年10月、41頁。
  29. ^ 『データコレクション6 機動戦士ガンダムΖΖ』メディアワークス、1997年12月、61頁。ISBN 978-4840207577
  30. ^ a b 『機動戦士ガンダム エピソードガイド vol.3 ネオ・ジオン編』角川書店、1999年12月、62頁。ISBN 4048530704
  31. ^ 『旭屋出版アニメ・フィルムブック3 機動戦士ガンダムΖΖ』2000年7月、225頁。ISBN 4751102079
  32. ^ バンダイ版『機動戦士ガンダム MS戦記』170ページ。メディアワークス版には収録されていない。
  33. ^ a b c d 『SDガンダム GGENERATION-F.I.F パーフェクトガイド+MS名鑑』ソフトバンク パブリッシング、2001年7月、192頁。ISBN 4797316985
  34. ^ a b c d e f g h i j k l 『電撃ホビーマガジン』2000年9月号、メディアワークス、87頁。
  35. ^ 「機動戦士ガンダム モビルスーツ大図鑑【宇宙世紀編】Vol.3」『月刊ホビージャパン』2019年12月号、付録冊子、72頁。
  36. ^ a b c 『SDガンダム GGENERATION-F データブック2 MSコレクション』ソニー・マガジンズ、2000年9月、129頁。ISBN 478971604X


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