キャラバン 行程

ウィキペディア

キャラバン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/11/04 22:35 UTC 版)

行程

シルクロード、サハラ交易などの交易路で盗賊などの襲撃を撃退するためにキャラバンが組まれた。

中継地には、砂漠城塞群、キャラバンサライ（隊商宿、中国では馬店とも呼ばれる）が置かれ、休憩だけでなく、宗教儀式が行える場の提供や駄獣用の食料調達、情報や商品のやり取りが行われた。

キャラバンと芸術

• 『創世記』第37章25に、らくだに香料と乳香と没薬を負わせてギレアドからエジプトに行くキャラバンが登場する。
• ペルシャの市場にて（アルバート・ケテルビー作曲による情景音楽）
• キャラバン（デューク・エリントン作曲によるスタンダード・ジャズナンバー）
• キャラバンの到着

参考文献

• イブン・バットゥータ　『大旅行記』全8巻　イブン・ジュザイイ編、家島彦一訳、平凡社〈平凡社東洋文庫〉、1996-2002年。 - 14世紀のイスラーム世界における隊商の記述がある。
• 家島彦一『イブン・ジュバイルとイブン・バットゥータ：イスラーム世界の交通と旅』山川出版社〈世界史リブレット 人〉、2013年。ISBN 9784634350281。 

関連項目

• キャメルトレイン
• 馬車列
• 護送船団（コンボイ）
• 鏢局 - 中国で行われた旅人護衛・輸送業。
• ムダーラバ - キャラバンを行う商人に資産家が金を貸す制度。
• 砂漠城塞群 ‐ シリアやイラクなどに建設されたキャラバンの防衛なども行った砦。人工衛星による調査で、より古い古代ローマ時代から、同様の要塞が築かれていたことがわかっている。
• クサール - 城塞を保有する村落。キャラバンの補給地点でもあった。
• デルベント (関所)(ペルシャ語で「関所」の意) ‐ オスマン帝国のキャラバンの安全性を確保するための防衛施設でもあり国を超えるための関所、現在でもデルベントという地名が数多く残っている。