ガリシア州
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/16 13:30 UTC 版)
言語
この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2017年1月) |
ガリシア州では主にガリシア人がガリシア語が話されており、カスティーリャ語(スペイン語)とともに公用語となっている。初等教育ではガリシア語とカスティーリャ語の両方が教えられる他、ガリシア語で高等教育を受けることも可能である。
ガリシア語はカスティーリャ語、ポルトガル語、イタリア語、フランス語などと同様俗ラテン語から変化したロマンス語のひとつである。特にポルトガル語とは近い関係にあり、中世以降にポルトガルが独立して地域が政治的に分かれる以前は一つの言語共同体(ガリシア・ポルトガル語)を形成していた。ポルトガル独立以降、ガリシア語とポルトガル語は別々の道を歩み、主に発音や語彙の面での相違が生じたため、現在は異なる2言語であるとされている。特に政治的に分かれる以前に言語的一体性を有していたドウロ川以北のポルトガル語とは音韻的にも共通点が多く、この地域のポルトガル語話者とガリシア語話者は意思の疎通に特に問題ないといわれる。
民主化後の教育により、ほぼ現在すべての住民がガリシア語を理解できるといわれるが、日常的にガリシア語を使用している話者人口は減少し続けているのが現状である。特に、沿岸地域のア・コルーニャ、フェロル、ポンテベドラ、ビーゴなどの都市の市街地では、ほとんど聞かれない。逆に、内陸部のサンティアゴ、ルーゴ、オウレンセでは日常的に聞かれる。2010年、日常的にガリシア語のみを使用する、あるいはおもにガリシア語を使用する人口が50%を割ったことが報告された。
注釈
出典
- ^ Archie Smith 『プレスティージ号事故が生んだ課題と対応の現状』 (2004年)
- ^ Antonio de la Peña Santos, Los orígenes del asentamiento humano Archived 24 May 2013 at the Wayback Machine., (chapters 1 and 2 of the book Historia de Pontevedra A Coruña:Editorial Vía Láctea, 1996. p. 23.
- ^ 桑原真夫「ガリシアという異郷」/ 坂東省次・桑原真夫・湯浅武和編著『スペインのガリシアを知るための50章』明石書店 2012年 19ページ
- ^ Poblaciones de hecho desde 1900 hasta 1991. Cifras oficiales de los Censos respectivos.
- ^ Cifras oficiales de población resultantes de la revisión del Padrón municipal a 1 de enero.
- ^ 大木雅志「スペイン憲法公布後のガリシアとガリシア自治州憲章」/ 坂東省次・桑原真夫・湯浅武和編著『スペインのガリシアを知るための50章』明石書店 2012年 232ページ
- ^ CGはCoalición Galega(ガリシア同盟)
- ^ Partido Socialista Galego-Esquerda Galega(ガリシア社会党=ガリシア左翼)
- ^ “Resultados de las elecciones al Parlamento de Galicia en el Archivo Histórico Electoral del Área de Análisis, Estudios y Documentación de la Presidencia de la Generalidad Valenciana” (スペイン語). Argos(Subdirección de Análisis y Políticas Públicas de la Presidencia de la Generalitat). 2012年8月9日閲覧。
- ^ “Eleccións 2012 Parlamento de Galicia” (ガリシア語). ガリシア自治州政府. 2012年10月22日閲覧。
- ^ “NCG Banco empezará a operar el 1 de septiembre” (スペイン語). Xornal de Galicia. 2011年7月26日閲覧。
- ^ “Pecha Galicia Hoxe” (ガリシア語). Galicia Hoxe. 2011年6月29日閲覧。
- ガリシア州のページへのリンク