カレンダー (Apple)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/12 15:35 UTC 版)
開発元 | Apple |
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最新版 | |
対応OS | macOS, iOS, iPadOS, watchOS |
種別 | Electronic calendar |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト | https://support.apple.com/ja-jp/guide/calendar/welcome/mac |
歴史
iCalは2002年7月17日に発表され[1]、同年9月11日から無償でダウンロードが可能となった。
iCalのデータを同期アプリケーションiSync(アイシンク)を利用して、iPod、Bluetooth搭載の携帯電話、Palm OS搭載の携帯情報端末 (PDA) に転送することができる。2002年10月4日にパブリックベータが公開され、2003年1月6日からは無償で提供されている。
発表当初は起動が遅い、動作が緩慢であるといった批判が多かったが、その後のアップデートによって徐々に改善され、ハードウェアの高速化に伴って問題にならなくなってきている。
Mac OS X v10.5に付属するバージョン3.0では、CalDAVに対応し、Mac OS X ServerのiCal Serverと共に利用することでグループウェア的な活用が可能となった。
Mac OS X v10.6付属するバージョン4.0では、加えてMicrosoft Exchange 2007をネイティブサポートしている。Mac OS X Server v10.6のiCal Server 2と共に利用することで、より柔軟な運用が可能となった。
リリース当初はTo-doリスト(リマインダーやチェックリストなどとも呼ばれる)の機能も備えていたが、後にリマインダーというアプリケーションに分離された。OS X v10.11では同様の機能がメモというアプリケーションにも組み込まれた。
位置情報や出席者の追加、添付ファイルやURL、メモの追加、細かい繰り返しの指定、タイムゾーン、事前通知の設定などができる。またSiriによってメールなどから自動で予定を検出、画面上部のボタンをタップすることで自動的に予定を追加できる。
iPhone、iPad、iPod touch、Apple Watchにも同じアプリケーションがある。これらは互換性があり、同じApple IDを利用していれば自動的に同期される。またアイコンは自動的にその日付に変わる。iOS版(iOS 9以降)、iPadOS版、macOS版(BigSur以降)ではウィジェットにも対応している。iPadOS版はトラックパッドの操作にも対応している。Apple Watch版はコンプリケーション(文字版上の表示)に対応している。
共有
作成したカレンダーはiCloudで特定の連絡先や不特定多数に公開することができる。よって他人が作成したデータを利用すること(共有する、照会する、という)も可能である。こうしたサイトから照会したカレンダーはカレンダーが定期的・自動的にアップデートするため、その内容が常に最新の状態となるよう工夫されている。
- ^ Jason Chen (2007年7月17日). “Fun Fact Time: iCal's Birthday is Today” (英語). GIZMODO. 2020年7月19日閲覧。
- 1 カレンダー (Apple)とは
- 2 カレンダー (Apple)の概要
- 3 関連項目
- カレンダー (Apple)のページへのリンク