カラムーン カラムーンの概要

カラムーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/26 07:51 UTC 版)

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カラムーン
欧字表記 Kalamoun
品種 サラブレッド
性別
毛色 芦毛
生誕 1970年
死没 1979年(9歳没)
ゼダーン
Khairunissa
生国 アイルランド
生産 His Highness Aga Khan
馬主 His Highness Aga Khan
調教師 François Mathet(フランス
競走成績
生涯成績 10戦4勝
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大馬主アーガー・ハーン4世の生産所有馬としてフランスで競走生活を過ごし、プール・デッセ・デ・プーラン(フランス2000ギニー)、リュパン賞ジャック・ル・マロワ賞(いずれもG1)を含む10戦4勝という成績を残す。

その引退後はイギリスで種牡馬となったが、1979年に9歳で早世する。存命中は種牡馬としてさほど人気がなかったため、6世代でわずか87頭の産駒しか残さなかった。しかしその中からジョッケクルブ賞(フランスダービー)などを制したビカラ (Bikara) やキングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークスなどの優勝馬カラグロウ (Kalaglow) など、5頭のG1競走優勝馬を含む21頭のステークス優勝馬を輩出するという成功を収める。

さらに後継種牡馬としてケンマール (Kenmare) 、カンパラなどが活躍し、カンパラの産駒トニービン日本リーディングサイアーを獲得するなど、40頭足らずの牡馬からサイアーラインを確立するに至った。おもに日本・オセアニアなどでその父系が受け継がれている。また、母の父としても非常に優れた実績を残している。

主な産駒

  • 1975年産
    • Kenmare(ジャック・ル・マロワ賞-G1など重賞3勝)
    • Dom Racine(ジャンプラ賞-G2、ラ・フォルス賞-G3)
    • Frassino(ナポリ市大賞-G3)
  • 1976年産
    • カンパラ(ハンガーフォードステークス-G3)
  • 1977年産
  • 1978年産
    • Bikara(ジョッケクルブ賞-G1、ガネー賞-G1)
    • Kalagrow(キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークス-G1、エクリプスステークス-G1など重賞5勝)
    • Mourtazam(ドラー賞-G2)
  • 1979年産
    • Persepolise(リュパン賞-G1など重賞3勝)
    • Dilmoun(イェルバブエナハンデキャップ-G2)

ブルードメアサイアーとしてのおもな産駒は以下のとおり。 ※G1競走優勝馬のみ記載。

血統表

カラムーン血統グレイソヴリン系 / Nasurullah・Rivaz3×3=25.00%(全姉弟クロス)、PharosFairway5.5×5.5=12.50%、Tetratema5×5=6.25%(母内) (血統表の出典)

*ゼダーン
Zeddaan 1965
芦毛 イギリス
父の父
Grey Sovereign 1948
芦毛 イギリス
Nasrullah Nearco
Mumtaz Begum
Kong Baytown
Clang
父の母
Vareta 1953
芦毛 フランス
Vilmorin Gold Bridge
Queen of the Meadows
Veronique Mon Talisman
Volubilis

Khairunissa 1960
芦毛 アイルランド
Prince Bio 1941
鹿毛 フランス
Prince Rose Rose Prince
Indolence
Biologie Bacteriophage
Eponge
母の母
Palariva 1953
芦毛 フランス
Palestine Fair Trial
Una
Rivaz Nearco
Mumtaz Begum F-No.9-c

父ゼダーンについては同馬の項を参照。母系は20世紀の屈指の繁殖牝馬に数えられるムムタズマハル(Mumtaz Mahal)の直系。母はフランスで3勝、祖母は牝馬ながらキングズスタンドステークス、モルコムステークスなど10勝を挙げた活躍馬である。近親には父方の曽祖父でもあるナスルーラ(Nasrullah)や、ロイヤルチャージャー(Royal Charger)など、非常に多くの名競走馬、繁殖馬がいる。




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