アロワナ上目 アロワナ上目の概要

アロワナ上目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/13 19:10 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
アロワナ上目
アジアアロワナ(Scleropages formosus
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
上綱 : 顎口上綱 Gnathostomata
: 硬骨魚綱Osteichthyes
亜綱 : 条鰭亜綱 Actinopterygii
階級なし : 新鰭類 Neopterygii
下綱 : 真骨下綱Teleostei
上目 : アロワナ上目 Osteoglossomorpha
下位分類
本文参照

概要

現生のアロワナ上目魚類ジュラ紀後期(約1億4千年前)には地上に出現していたことが化石記録からわかっており、新鰭亜綱の魚類としてはガー目アミア目に次いで古い系統である。

繁殖形態や初期生活史に特徴があり、多くの種類は何らかの子育てを行う。成魚には卵巣が左側にしかなく右側の卵巣は失われており、他の硬骨魚類にはほとんどみられない特徴となっている。ヒオドン属(ヒオドン目)と Pantodon 属(アロワナ目)は例外的に両側の卵巣をもち、子育ても行わない。

分類

現生のアロワナ上目はヒオドン目(1科1属2種)およびアロワナ目(4科28属218種)の2目を含む。アロワナ目にはかつてアロワナ亜目 Osteoglossoidei、ナギナタナマズ亜目 Notopteroidei の2亜目が下位分類として設置されていた。このほか、絶滅した分類群として2目6科が記載されている。

Allothrissopidae 科の1種(Thrissops formosus)の化石。本科魚類はジュラ紀前期から記録がある
Ichthyodectidae 科の1種(Xiphactinus audax)の化石。本科は白亜紀を中心に繁栄し、体長4mに達する大型の海水魚であった

  1. ^ 公益社団法人日本動物学会『動物学の百科事典』丸善出版、2018年9月28日。ISBN 978-4621303092 pp.92-93
  2. ^ Nelson JS (2006). Fishes of the world (4th edn). New York: John Wiley and Sons. 


「アロワナ上目」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アロワナ上目」の関連用語

アロワナ上目のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アロワナ上目のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアロワナ上目 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS