アグリっ娘 登場人物

アグリっ娘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/11 03:33 UTC 版)

登場人物

アヅサ
本作品の主人公。オネエ系の不細工なゲイ。一人称は「アタシ」。バレー部出身。金髪でつぶらな瞳をしており、はこけてエラが張り、鼻の横に大きなほくろがある。何度もイケメンとブスの格差にうちのめされそうになるが、「アグリィ&ラクジュアリィ」を掲げて前向きに生きている。非常に息が臭く、テルミなどに制裁を加える際は「輝く息」と称して臭い息を吐く。「輝く息」は被害が広範囲におよぶ。また、第5話「ニュー・ウェポン」ではアヅサを裏切ったテルミに対して、鼻を直接舌でなめることでピンポイントで呼吸器を破壊する「ローズィ・ノーズ」という技を披露した。思いやりのある優しい性格で、自分の想いを後回しにして相手の気持ちを優先し、いつも損をしている。コージに淡い思いを抱いているが、同じくコージが好きなテルミや、ミッチに惚れているコージの気持ちに配慮して身を引いている。テルミやコージを何度も助けたり励ましているが、よく彼らに裏切られる。親の希望で美容関係の免許を取得しており、「AzUSA」という美容サロンを経営している。顧客には芸能関係者も多く、世界大会で準優勝するほどの腕前である。クルージングスペースに入り浸っているが誰からも相手にされず、室内のゴミ拾いをするために、ほかの利用者からは掃除ババァと呼ばれ、クルージングスペースのスタッフからは迷惑がられている。
初登場時、大きなほくろは鼻の左側にあったが、第3話「自然の摂理」からは、ほくろの位置が鼻の右側になっている。
テルミ
アヅサの親友である不細工なゲイ。一人称は「テルミ」で、喋り方が子供っぽい。強豪バレー部出身。初登場時は鼻毛が長く、肌は荒れ、尖った無精髭を生やし、アシンメトリーヘアスタイルだった。アヅサとはゲイパレードを通じて知り合った。性格が悪く、イケメングループに取り入って自分を大きく見せようとしたり、自分の感情を優先して何度もアヅサを裏切る心の弱い人物である。しかし、アヅサの数少ない理解者でもある。コージに恋心を抱いているが、その想いはかなり一方的でストーカーに近く、コージからは煙たがられている。彼氏ができたこともあるが、周りに自慢したかっただけで、アズサ達に相手がブスだと発覚した途端に別れた。大学は卒業しており、現在無職歴1年目の就職難民である。就職難民にも拘わらず援助交際でイケメンの恋人を作ろうとしたが、ミッチに持って行かれた。
コージ
アヅサの友人。オールバック気味のショートヘアに顎鬚を生やした厳つい風貌のイケメンである。バレー部出身。アヅサとはゲイバーで知り合い、話が合うということで親しくなった。アヅサの内面のよさやアヅサの気持ちを知りつつも、ブスだからという理由でつき合えない。ある飲み屋でミッチを見かけて以来ミッチに恋慕しており、奔放なミッチに振り回され続けている。時々アヅサやテルミに振り向くこともあるが、それはミッチの気を引くためであり、結局はすぐミッチに戻っていく。会社員で主任の役職を務めており、昇格したことからミッチが恋人になってくれることになったが、テルミの援助交際相手で元セックスフレンドの男に仲を引き裂かれる。
ミッチ
黒髪の童顔なイケメン。周囲の人間から非常に可愛がられており、イケメングループの中心的な存在である。イケメンとブスの格差を語るアヅサに対して「人間の価値と見た目は関係ない」「誰でも個性のあるいい顔を持っているからブスは存在しない」と反論するが、実際はアヅサ達に対して無自覚にイケメンとブスの格差をつきつけてしまいがちである。コージに好かれているが、コージとは遊び感覚でつき合う気はまったくない。相手がイケメンならとりあえずセックスし、援助交際もしているなどかなりの遊び人である。大学生であり、一流大学の院生試験に合格した。
ミツユキ
メガネをかけ、優しい顔をしたイケメン。周囲の人気は高い。アヅサが新しく通い始めた飲み屋主催のバーベキューパーティーでアヅサと知り合うが、本人はそれ以前から二丁目でアヅサを見かけて知っていた。過去につき合っていた人がアヅサに似ていたらしく、アヅサに好意を寄せるが、そのことが原因でバーベキューパーティではアヅサとほかの参加者との間に軋轢が生じた。結局はミッチに持って行かれた。ミツユキから見てもテルミは過度のブスらしい。
ミチタカ
テルミの友人。不細工で、非常に屈折した性格をしている。自分以外の男を不細工であると評価し、他人を貶すことで自分のプライドを保持しようとする。
キヨジ
アヅサ達の友人。ルックスはアヅサ達ほどでないものの不細工である。脱サラしてゲイバー「イケメンパラダイス」を開店するが、その屋号とは裏腹にブスの巣窟となっている。
ヨシ
短髪の好青年。しかし実際は、ボランティア感覚でアヅサやテルミと交流していた。

  1. ^ https://ddnavi.com/ranking/117804/
  2. ^ a b c d e f 下元陽; 小石川光希; アボンヌ安田 (2010年3月13日). “どこへ行こうがブスはブス......ゲイ社会のリアルな「モテ」と「非モテ」を描く話題作”. サイゾー. 2012年12月18日閲覧。
  3. ^ a b c d e アボンヌ安田 (2011年12月5日). “有名AVメーカー社長も太鼓判!? ノンケも血湧き肉躍る一線を超えたゲイマンガ”. サイゾー. 2012年12月18日閲覧。


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