こどものまち こどものまち全国主催者サミット

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こどものまち

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/28 03:49 UTC 版)

こどものまち全国主催者サミット

こどものまちを主催する大人同士の情報交換と技術交流を目的に、それまで個別に情報収集や交流を重ねてきた各地の主催者が2007年に、ミニさくらの発祥の地である千葉県佐倉市において、一堂に会して話し合う事になった。また以後の開催についても話し合われ、翌年の仙台から順に各地を回る形で開催され、2016年まで途切れる事なく毎年開催された。ただし、毎年開催する事を定めていた訳ではない。第3回の横浜大会からは子ども達自身が主導したり企画するコーナーが生まれ、子ども同士の出会いの場としても機能するようになった。

U-19サミット

主催者サミットが「大人のための大会」である事を前提としているのに対して、サミット開催も会を重ねるたびに子ども主体の企画が増えていった。一方で主催者サミットに各地から子ども達を引率していくとなると費用負担の面でも各地の主催者の重荷ともなりかねず、子どものためのこどものまちに関わる子ども達が、自分たちのためだけに話し合いを持つ事を望んでも、その実現を大人の判断に委ねるしかなかった。

そんななか、2016年のサミット閉幕までに次回の主催者サミット開催までに1年以上の間が空く事がわかった。そこで横浜や愛知の主催者が若者や子ども達と話し合う中で、2017年に横浜で子ども達を中心に置いたサミットの開催を企図し、横浜市金沢区にてその第1回を実現させた。

  • 2017年 神奈川県横浜市
  • 2019年 兵庫県高砂市

話題

サミット佐倉宣言

「こどものまち」に関する初めての共通理念については、2007年の全国主催者サミットにおいて「佐倉宣言」として3か条が代表者会議で検討した上で閉幕式で採択、宣言された。

  1. 「こどもがつくるまち」は、それぞれのまちを愛する気持ちから生まれている。
  2. 「こどもがつくるまち」は、こどもたちの決める力 変えて行く力から生まれている。
  3. 「こどもがつくるまち」は、圧倒的に面白くて、徹底的に遊びのまちである。

密接に関連する行事

さまざまな交流や研究、あるいはより良い実践のための催しが行われているが、なかでも各地の「こどものまち」のあり方に影響を与えた行事が幾つかある。

  • 2006年 「遊びに学ぶまち〜ドイツ日本子どもの参画交流会in東京・千葉」を市川市を主会場に開催
  • 2008年 ベルリンで初めてのこどものまち世界会議を開催
  • 2009年 横浜で国内初のこどものまち世界会議を開催

「こどものまち」を題材とした研究

学術研究や学位論文で「こどものまち」を取り上げるものも少なくないが、特筆すべきは、こどものまちの多様性や多面的価値を反映して、研究もまた、たいへん多様で多面的なアプローチがなされている。

学校教科書での紹介

中学校家庭科の教科書(開隆堂2021年度版)の4章「家庭生活と地域のかかわり」内にて、「遊びの都市ミニ・ミュンヘン」と題したコラム記事で、世界と日本の「こどものまち」について写真付きでの紹介[1]がある。


  1. ^ 参考コラム「遊びの都市ミニ・ミュンヘン」(『令和3年度用中学校技術・家庭 家庭分野 教科書』開隆堂出版,2021年),p.57


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