くるりんバス (立川市) 運賃100円で誕生

くるりんバス (立川市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/16 04:55 UTC 版)

運賃100円で誕生

市内に点在する行政施設への市民の足として誕生した。立川駅北口の市街地再開発地区にある立川市女性総合センター(立川市曙町2丁目)を起点とし、JR中央線の北側を巡回する「きたくるりん(北ルート)」、南側を巡回する「みなみくるりん(南ルート)」が、それぞれ1時間おきの運行で始まった。

しかし最も交通機関の少ない市北西部のルートが無く、市民からの要望も強かったことから、2005年(平成17年)12月、「にしくるりん(西ルート)」を新設するとともに、北ルート・南ルートも見直しがされた。

2005年12月の見直しでは、従来から北ルートと南ルートの接続拠点であった女性総合センターのほかに、西武拝島線武蔵砂川駅の南側に新たなバスプールが整備され、北ルートと西ルートの接続拠点となった。また、南ルートは循環路線から往復路線に変更され、始発停留所が立川駅南口に変更されることで、立川駅からの利便性が向上した。しかし、北ルートは武蔵砂川駅に乗り入れることで接続路線としての意義を増したものの、立川駅からの利便性向上は図られなかった。

さらに、2010年(平成22年)5月の市役所移転にともない、北ルートの路線を一部変更し、立川市役所と裁判所前にも停車するようになった[3]

2012年(平成24年)7月からは、西ルートを松中団地操車場で「西西ルート」「西東ルート」に分割して増便。西西ルートの西武立川駅北口への乗り入れと、南ルートの昭和天皇記念館乗り入れ(一部便のみ)も開始された[4]

1日の乗車人数は、2007年度(平成19年度)から2011年度(平成23年度)まで[5]では、北ルートが300人前後、南ルート・西ルートはいずれも200人前後であった。

2014年度(平成26年度)の乗車人数は以下のとおり[6]

  • 北ルート(女性総合センター - 砂川町5丁目 - 女性総合センター)346人/日
  • 南ルート(立川駅南口 - 女性総合センター - 富士見町団地西)192人/日
  • 西ルート(武蔵砂川駅 - 西砂川 - 昭島駅北口。西西ルートと西東ルートの計)269人/日

注釈

  1. ^ 収支率=運賃等収入÷運行経費×100。

出典

  1. ^ 市民バス(くるりんバス) 立川市公式サイト、2023年3月28日閲覧。
  2. ^ 土屋正忠『ムーバスの思想 武蔵野市の実践』東洋経済新報社、2004年、66頁。ISBN 4-492-22252-9 
  3. ^ 広報たちかわ 2010年4月25日号 立川市公式サイト
  4. ^ 広報たちかわ 2012年7月10日号 立川市公式サイト
  5. ^ 統計年報(平成24年版) 交通・通信 所収 2表 (4)「バス系統別利用客数の推移」、立川市公式サイト
  6. ^ 統計年報(平成27年版) 交通・通信 所収 2表 (4)「バス系統別利用客数の推移」立川市公式サイト
  7. ^ 広報たちかわ 2016年5月25日号「くるりんバス再編計画を策定」 立川市公式サイト、2017年2月11日閲覧。
  8. ^ 広報たちかわ 2016年7月10日号「くるりんバスは9月1日から新規・変更ルート、新運賃で運行」 立川市公式サイト、2018年4月29日閲覧
  9. ^ a b くるりんバスの運行について 立川市公式サイト、2018年4月29日閲覧。
  10. ^ 広報たちかわ 2019年6月25日号「くるりんバスのルートとダイヤが変わります」 立川市公式サイト、2020年4月10日閲覧。
  11. ^ くるりんバスご利用案内 立川市公式サイト、2017年2月11日閲覧。
  12. ^ a b くるりんの部屋 プロフィール 立川市公式サイト
  13. ^ 「くるりん」の出演状況 立川市公式サイト





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