α・アジール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/28 15:14 UTC 版)
β・アジール
プラモデル『1/550 α・アジール』付属説明書が初出であるが、『CCA-MSV』には含まれていない(型式番号:NZ-444)。
α・アジールの発展型で、ナイチンゲールの延長線上にもある可能性も指摘されている[5]。画稿は降着姿勢のみしか発表されていない。基本的にはα・アジールと同様であるが、ヘッド・カバー・ブースター後部にさらにブースターを追加装備しているのが最大の相違点である。このブースターと、腰部アーマーに2連装の砲塔が装備され、ヘッド・カバー・ブースター上部にモノアイが追加されている。塗装は赤を基調に一部白とグレーで塗られている。
2016年発売のゲーム『SDガンダム GGENERATION GENESIS』でシリーズ初のユニット化がなされ、映像にも登場する。ゲーム内では戦闘中もヘッド・カバー・ブースターは下ろしたままである。2連装の砲塔は「2連装メガ粒子砲」とされ、ヘッド・カバー・ブースター側面左右に2連装大型対艦ミサイル、胸部にハイパー・メガ粒子砲を装備。また、サイコフレームも使用されている。
エビル・ドーガ
ゲーム『SDガンダム GGENERATION』シリーズに登場。クロスボーン・バンガードのニュータイプ専用MA。(型式番号:XMA-02)
ディガンマ・アジール
トレーディングカードアーケードゲーム『ガンダムトライエイジ』に登場するオリジナル機体(型式番号NZ-333、頭頂高117.5m、本体重量229.3t[18])。
「BUILD MS IF設定」によれば、重力下での使用を前提としており、ネオ・ジオン軍の地球寒冷化作戦成功後に連邦軍の残存拠点を殲滅するためにα・アジールを改修した超巨大MSとされる[19]。ヤクト・ドーガのものをスケールアップしたようなデザインの四肢をもつ。腕部は無線式のファンネル・ハンド[18]になっており、射出後の基部からはビーム・ハンド[18]を発生させることができる。当初はその外観から「完璧」という言葉を冠する予定であったが、戦況の変化によって開発は中断され、使われなくなったギリシア文字であるディガンマ(ϝ)があてがわれている[19]。
デザイナーの関西リョウジは、ナイチンゲールとの差別化のために同じ時代の機体と違和感が出ないような配色にしたとしている[20]。
脚注
注釈
出典
- ^ ガンプラファクトリー 2005, p. 98.
- ^ a b c d e 出渕裕『出渕裕メカニカルデザインワークス (1)』ムービック、2000年8月、18頁。ISBN 978-4896014907。
- ^ 出渕裕『出渕裕メカニカルデザインワークス (1)』ムービック、2000年8月、33頁。ISBN 978-4896014907。
- ^ a b c d 昼MS 2021.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v プラモデル『1/550 NZ-333 α・アジール』付属説明書、バンダイ、1988年8月。
- ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE .3 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.3 アクシズ戦争編】』バンダイ、1989年6月、52-53頁。
- ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE.46 機動戦士ガンダム MS大図鑑 PART.7 デラーズ紛争編〈下〉』バンダイ、1992年6月、38-43頁。 (ISBN 978-4891892319)
- ^ 『マスターグレード MSN-04 サザビー』バンダイ、2000年7月、組立説明書。
- ^ a b 『データコレクション 機動戦士ガンダム逆襲のシャア』角川書店、1998年8月15日初版発行、60頁。(ISBN 4-8402-0912-X)
- ^ a b c d e f g h i 『ENTERTAINMENT BIBLE .3 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.3 アクシズ戦争編】』バンダイ、1989年6月、72-73頁。
- ^ 『モビルスーツアーカイブ MSN-06S シナンジュ』ソフトバンククリエイティブ、2016年3月、108-109頁。(ISBN 978-4797385328)
- ^ モデルグラフィックス06 1987, p. 72.
- ^ モデルグラフィックス09 1987, p. 44.
- ^ 『ガンダムMSヒストリカvol.4』講談社、2010年8月、18頁。(ISBN 978-4063700824)
- ^ 富野由悠季「クェスのように最後の3秒間だけ人の気持ちを考えても遅いんです」『月刊ニュータイプ』1988年4月号、角川書店、15頁。
- ^ a b c d e プラモデル『1/144 MSN-03 ヤクト・ドーガ(クェス・パラヤ専用機)』付属説明書、バンダイ、1988年4月。
- ^ a b MS大全集98 1998, p. 34.
- ^ a b c 各種スペックと武器名はトレーディングカードアーケードゲーム『ガンダムトライエイジ』BG3-042、VS5-049「ディガンマ・アジール」裏書より
- ^ a b トライエイジ 2014.
- ^ “毎弾好評のトライエイジオリジナルMSの裏話が満載!「ガンダムトライエイジ BUILD G1弾」特集【第4回】”. GUNDAM INFO. サンライズ (2014年10月2日). 2018年6月27日閲覧。
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