六淫(外邪ないし外因)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 04:00 UTC 版)
「証 (東洋医学)」の記事における「六淫(外邪ないし外因)」の解説
六淫(外邪ないし外因)とは、外(外気)から侵襲した邪気の総称のこと。通常は六気と言って、邪気になりえない外環境であっても、生体の正気の過不足から邪気と受け止める場合は六淫といい、また季節の気候の過不足(寒すぎ、暑すぎなど)でも六淫となりえる。 病原体、あるいは厳しい自然環境や気候の急激な変化などが原因で発病した際、これらの条件を六淫(外因ないし外邪)と呼ぶ。逆に厳しい環境でも生体の正気の強さによっては六淫とならない場合もあり、外環境と生体の中環境のバランスも関係すると思われる。 風邪(ふうじゃ)/暑(熱)邪/火邪/燥邪/湿邪/寒邪 これに疫癘(えきれい)を加えることもある。
※この「六淫(外邪ないし外因)」の解説は、「証 (東洋医学)」の解説の一部です。
「六淫(外邪ないし外因)」を含む「証 (東洋医学)」の記事については、「証 (東洋医学)」の概要を参照ください。
- >> 「六淫」を含む用語の索引
- 六淫のページへのリンク