当たりゲージ
工作用ゲージの一種であり、テーパ、球面、円筒などの形状が正しくできているか確認するためのゲージ。被測定物と相対する(凸形状のときは凹形状、凹形状のときは凸形状)形状につくられたゲージに、光明丹、ベアリングレッド、ブルーなどを薄く塗り、被測定物にゲージを押し当てて、その当たり具合で良否を判定する。一般に当たり面積のパーセントで図面規定し、判定している。熟練すれば大がかりな検査装置なしでかなり精度のいい測定ができるため、工作現場では広く使われている。また、機械加工のコーナーR部などをチェックするために、板状ゲージとワークR部の隙間を見ることにより、簡易的限界ゲージとして使用する形状ゲージも当たりゲージの一種である。
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