マルチコーンシンクロ
MTの同期機構において、シンクロナイザーリングを1箇所に2~3個使用した方式。エンジンの高回転化に対応して変速操作力は軽くする必要があり、2~ 3速に使用している。2個をダブルコーンシンクロ、3個をトリプルコーンシンクロという。相手のギヤコーン面は2階建て構造のようになっており、それぞれコーン面は2~3個ある。シンクロナイザーリングとギヤコーン間の同期作用を、短時間に軽く行うためには同期容量(コーン部の摩擦伝達トルク容量)を大きくする必要がある。そのためコーン径の拡大やコーン面の摩擦係数向上、コーン傾斜角減少などがある。摩擦面を増やす方法は性能、耐久性、スペース面で確実である。
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