iv期喉頭がん
【原文】stage IV laryngeal cancer
iv期はさらにiva期、ivb期、ivc期に分けられる。iva期では、次の条件のいずれかが満たされる:(1)がんが甲状軟骨を通って拡がっているか、かつ/または頸部、気管、甲状腺、食道などの喉頭外部の組織までがんが拡がっていて;さらに、腫瘍の発生部位と同側の頸部内に存在するリンパ節1つ(ただしその大きさは3cm未満)に転移がみられることもある;もしくは(2)頸部のリンパ節1つまたは複数(ただしそれらの大きさは6cm未満)に転移が認められ;さらに、頸部、気管、甲状腺、食道などの喉頭外部の組織までがんが拡がっている場合もある。声帯が正常に動かない場合もある。ivb期では、次の条件のいずれかが満たされる:(1)脊柱の前方の空間と頸動脈の周辺にがんが拡がっているか、胸部の一部分に拡がっており、さらに、頸部にあるリンパ節1つまたは複数(リンパ節の大きさは様々)に転移が認められる場合もある;もしくは(2)大きさが6cmを超えるリンパ節に転移が認められ、さらに、脊柱の前方の空間、頸動脈の周辺、または胸部の一部分までがんが拡がっている場合もある。声帯が正常に動かない場合もある。ivc期では、喉頭部を越えて体内の離れた部位にがんの転移が認められる。
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