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DNEG

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/25 14:58 UTC 版)

DNEG
種類 非公開企業[1]
本社所在地 イギリス
ロンドン
設立 1998年
業種 視覚効果
CGIアニメーション
代表者 マシュー・ホルベン (CEO)
従業員数 1,001 - 5,000名[1]
外部リンク www.dneg.com
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DNEG(ディーネグ)は、イギリスVFX制作会社である。旧社名はダブル・ネガティブ (Double Negative)。

ロンドンのソーホーに所在し、1998年に30名のスタッフで始まった。最初の仕事は2000年の映画『ピッチブラック』。現在ではスタッフの数が750人を超えるほどにまで成長し、ヨーロッパ最大の映画VFX制作会社となった。

インセプション』『インターステラー』『エクス・マキナ』『ブレードランナー2049』『ファースト・マン』『TENET テネット』『DUNE/デューン 砂の惑星』の制作においてアカデミー視覚効果賞を受賞している[2]

2009年に55人以上を雇用してシンガポール支社を設立(2016年に解散)。シンガポール支社はロンドンの本社とのみやり取りし、関わっているプロジェクトは限定されていた。また、カナダにもバンクーバー支社を設立している。

2006年にはウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの主要アニメーターであったエアモン・バトラーがダブル・ネガティブに転職し、『ハリー・ポッター』シリーズなどでアニメーション・スーパーバイザーとして働いた。2008年にはアニメーション部門の代表を務めている。

2013年には映画製作部門を設立[3]

2023年に関わった大作『リトル・マーメイド』、『グランツーリスモ』、『アクアマン/失われた王国』などがいずれもアカデミー賞視覚効果賞にノミネートされず、『オッペンハイマー』のVFXを当社単独で制作するも、実働スタッフの8割がノンクレジットになった上に労働環境の劣悪さも報じられ[4]、2024年5月に人員削減を発表した[5]

脚注

  1. ^ a b Double Negative LinkedInページ
  2. ^ Failes, Ian (2018年4月3日). “Double Negative: Double Decades of Double Positives”. VFX Voice. http://vfxvoice.com/double-negative-double-decades-of-double-positives/ 2018年4月3日閲覧。 
  3. ^ Double Negative Launch New Film Division | Double Negative
  4. ^ Amidi, Amid (2023年7月24日). “Christopher Nolan Forgot To Credit Over 80% Of VFX Crew On ‘Oppenheimer’” (英語). Cartoon Brew. 2024年5月15日閲覧。
  5. ^ Goldbart, Max (2024年5月1日). “Hundreds More Layoffs Incoming At VFX Firm DNEG” (英語). Deadline. 2024年5月15日閲覧。

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