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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/18 00:34 UTC 版)

(きぬた)は、洗濯したを生乾きの状態で台にのせ、棒や槌でたたいて柔らかくしたり、をのばすための道具。また、この道具を用いた布打ちの作業を指す。古代から伝承された民具であり、古くは夜になるとあちこちの家で砧の音がした。その印象的な音は多くの和歌にも詠まれ[注釈 1]また数多くの浮世絵の題材とされてきた。日本の家庭では、炭を使うアイロンが普及した明治時代には廃れたが、朝鮮では1970年代まで使われていた。現在では完全に廃れている。


注釈

  1. ^ み吉野の 山の秋風小夜ふけて ふるさと寒く 衣打つなり (百人一首 参議雅経)
  2. ^ 漢字としての「砧」に着目した場合、衣を打つ民具だけに用いるものではない。樹砧(ジュチン:接ぎ木の台木)、砧鑕(チンシツ:古代中国の処刑法「腰斬」の際、伏せて斧を受ける台)、砧斧(チンフ:切り台と斧、腰斬の道具)などの用法がある[3]
  3. ^
    子夜呉歌 秋【楽府題】
    原文 書き下し文 通釈
    長安一片月 長安 一片の月 長安は月一つ照らす空の下
    萬戸擣衣聲 万戸 衣を擣つの声 数えきれない家々から衣を砧で打つ音
    秋風吹不盡 秋風 吹いて尽きず 秋風が絶えず吹きすぎ
    總是玉關情 総て是 玉関の情 全て玉門関に引かれる思いを駆り立てる
    何日平胡虜 何れの日にか胡虜を平らげ いつになれば西域を征服して
    良人罷遠征 良人 遠征を罷(や)めん 夫は遠征を終えて帰ってくるのだろうか
  4. ^ 利休時代の茶書。「永禄7年(1564)甲子季春初吉 真松斎春溪(しんしょうさいしゅんけい)」の奥書がある。名物茶器や目利のことについて解説した茶書(茶の湯の楽しみ|茶道用語)。
  5. ^ 江戸時代の随筆。近衛家熙(このえいえひろ)の侍医であった山科道安が、享保9年(1724)から同20年までの間、家熙の言行を日録風に記述したもの(goo辞書「槐記」)。

出典

  1. ^ Chinese-tools.com)(ウィクショナリー)(康熙字典網上版
  2. ^ 大槻文彦言海」251ページ
  3. ^ KO字源「樹」「砧」(KO字源
  4. ^ 末尾外部リンク参照。また(goo辞書「横槌」)も参照
  5. ^ KO字源「砧」(KO字源
  6. ^ この項、「茶道|茶の湯の楽しみ|茶道用語」サイトのうち「砧青磁」ほかから引用(茶の湯の楽しみ|茶道用語
  7. ^ 砧青磁”. 2005年3月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月24日閲覧。


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