キャスター角
前輪を横から見たときの、キングピン軸が鉛直線となす角をいう。キングピン軸の上方が後ろに傾く方向を正(+)とする。キャスター角は普通、FF車では1~3度、FR車では3~10度である。キャスター角をつけると、接地面ではキャスタートレールがつく。キャスター角を大きめに設定すると、キャスタートレールの効果で、キングピン軸まわりの復元トルクが増加し、ハンドルのもどり、ハンドルの手応えを向上させるとともに、直進走行時の安定性を増す。反面、ハンドルが重くなる。また大きなキャスター角は転舵時の外輪ポジティブキャンバー角を減らし、限界コーナリング性能を向上させる効果もある。
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