カルシトニン遺伝子関連ペプチド
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 05:45 UTC 版)
カルシトニン遺伝子関連ペプチド (calcitonin gene-related peptide、略:CGRP) とは、中枢神経、心臓や血管など末梢の一次知覚神経の終末および遠位端に存在しているアミノ酸37個からなるペプチドである。カルシトニン遺伝子が選択的スプライシングを受けて作られ、αCGRPおよびβCGRPの2種類の異性体が存在する。αCGRPは主に末梢の感覚神経節のAδ線維およびC線維内に、βCGRPは主に腸管の神経系に分布する[1]。
- ^ a b Edvinsson L, Ho TW. (Apr 2010). “CGRP receptor antagonism and migraine.”. Neurotherapeutics. 7 (2): 164-175. IPMID 20430315.
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- ^ Durham PL, Vause CV. (jul 1 2010). “Calcitonin gene-related peptide (CGRP) receptor antagonists in the treatment of migraine.”. CNS Drugs. 24 (7): 539-48. doi:10.2165/11534920-000000000-00000. PMID 20433208.
- ^ 「片頭痛治療」で実は画期的な変化が起きている 相次ぐ新薬の登場は単なる偶然ではなかった。
- ^ DRUG: ガルカネズマブ KEGG
- ^ “日本リリー/第一三共、片頭痛薬「エムガルティ」を発売”. 日刊薬業(じほう). (2021年4月26日) 2021年6月24日閲覧。
- ^ “片頭痛で初の抗体製剤「エムガルティ」を発売-リリー”. 医療NEWS(QLifePro) (2021年3月5日). 2021年6月24日閲覧。
- ^ アムジェン、片頭痛発作の発症抑制薬「アイモビーグ®皮下注70mgペン」新発売のお知らせ
- ^ 「アジョビ®皮下注225mgシリンジ」新発売- 2つの投与方法で片頭痛発作の発症を抑制 -
- 1 カルシトニン遺伝子関連ペプチドとは
- 2 カルシトニン遺伝子関連ペプチドの概要
カルシトニン遺伝子関連ペプチドと同じ種類の言葉
ペプチドに関連する言葉 | 神経ペプチド(しんけいぺぷちど) ガストリックインヒビトリーポリペプチド カルシトニン遺伝子関連ペプチド 神経内分泌ペプチド Nホルミルメチオニルペプチド |
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