この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方 ) 出典検索? : "弱位相" 極位相 – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL (2014年10月 )
函数解析学 および関連する数学 の分野において、弱位相 (じゃくいそう、英 : weak topology )とは、粗(英語版 ) 極位相 、すなわち、ある双対組 上の最小の開集合 を伴う位相 のことを言う。最も細かい(finest)極位相は、強位相 と呼ばれる。
弱位相の下で、有界集合 は相対コンパクト集合 と一致する。この事実より重要なブルバキ=アラオグルの定理 が導かれる。
定義
双対組
(
X
,
Y
,
⟨
,
⟩
)
{\displaystyle (X,Y,\langle ,\rangle )}
が与えられたとき、弱位相
σ
(
X
,
Y
)
{\displaystyle \sigma (X,Y)}
は
X
{\displaystyle X}
上の最も弱い極位相である。したがって
(
X
,
σ
(
X
,
Y
)
)
′
≃
Y
{\displaystyle (X,\sigma (X,Y))'\simeq Y}
が成り立つ。すなわち、
(
X
,
σ
(
X
,
Y
)
)
{\displaystyle (X,\sigma (X,Y))}
の連続双対 は、同型を除いて
Y
{\displaystyle Y}
と等しい。
弱位相は次のように構成される:
Y
{\displaystyle Y}
内のすべての
y
{\displaystyle y}
に対し、
X
{\displaystyle X}
上の半ノルム
p
y
:
X
→
R
{\displaystyle p_{y}:X\to \mathbb {R} }
を、次のように定める:
p
y
(
x
)
:=
|
⟨
x
,
y
⟩
|
x
∈
X
.
{\displaystyle p_{y}(x):=\vert \langle x,y\rangle \vert \qquad x\in X.}
この半ノルムの族は、
X
{\displaystyle X}
上の局所凸位相 を定義する。
例
ノルム線型空間
X
{\displaystyle X}
とその連続双対
X
′
{\displaystyle X'}
が与えられたとき、
σ
(
X
,
X
′
)
{\displaystyle \sigma (X,X')}
は
X
{\displaystyle X}
上の弱位相 と呼ばれ、
σ
(
X
′
,
X
)
{\displaystyle \sigma (X',X)}
は
X
′
{\displaystyle X'}
上の弱スター位相(英語版 ) と呼ばれる。