ツベルクリン反応
【概要】 結核菌の抽出液から作ったPPD試薬を皮内注射して、皮膚に紅斑ができるか目で判定する。これは細胞性免疫を調べる方法。注射したところにヘルパーT細胞が「以前に出会ったことがある敵だ」と覚えていれば、そこにやって来て炎症反応、つまり赤くはれる反応を起こす。
【詳しく】 日本では紅斑の直径を計る。強い反応では中央に硬結ができる、さらに水疱や壊死を伴うこともある。(1)陽性:直径10mm以上。結核に感染している人、以前BCG接種した人、以前に結核になったことがある人。つまり現在活動性の結核を持っているかどうかわからない。(2)陰性:直径5mm以下。ただし免疫能が低下した患者では「偽陰性」になりやすく、HIV感染者では5mm以上を陽性と判定した方がよいと言われている。

「Tuberculin Skin Test」の例文・使い方・用例・文例
- Tuberculin Skin Testのページへのリンク