トランスコンテナとは? わかりやすく解説

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トランスコンテナ

(TransContainer から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/04 09:02 UTC 版)

トランスコンテナ
TransContainer
種類
株式会社
市場情報 MCXTRCN
業種 運輸業
設立 2006年
創業者 ロシア鉄道
本社
主要人物
社長:アレキサンドロス・イシュリンス(Aleksandrs Isurins[1]
製品 海上コンテナ輸送
売上高 45,519百万ルーブル[2] (2020年)
利益
6,039百万ルーブル[2] (2020年)
ウェブサイト trcont.com

トランスコンテナ(TransContainer)は、ロシアモスクワに本拠を置く鉄道貨物輸送を行う企業。2006年、ロシア鉄道の子会社として設立された[1]

主に貨物列車を用いた海上コンテナの輸送を行っており、年間取扱量は1,105千TEUに達する。ロシア全体の約60パーセントにあたる長物車を所有し、ロシアにおける鉄道コンテナ輸送市場の52パーセント、コンテナターミナル市場の32パーセントを占め、ロシア最大の鉄道貨物事業者となる。また、トランスコンテナは60,000個のISOコンテナを所有し、ロシア国内の46か所にコンテナターミナル駅を所有する。

このほか、スロバキアウクライナの国境地域でドブラコンテナターミナルを運営しており、2011年にカザフスタンの鉄道貨物輸送事業を行うケデントランスサービス(Kedentransservice)の株式67パーセントを6,800万ドルで取得したことでしたことで運営するコンテナターミナル駅の半数をトランスコンテナが管理している。

2019年にトランスコンテナ株式の50パーセントプラス2株の公開入札が行われ、セルゲイ・シシュカレフが所有する運輸企業デロ・グループDelo Group)が603億ルーブルで落札しており[3]、2020年8月にトランスコンテナ全株式を保有したことでデロ・グループの傘下企業となっている[4]

2020年11月、欧州向け貨物の開拓を行うため東京に事務所を開設した[5]

脚注

  1. ^ a b History”. TransContainer. 2021年4月22日閲覧。
  2. ^ a b Half-year Report (PDF)”. TransContainer. 2021年4月22日閲覧。
  3. ^ Контейнеры пошли в «Дело»”. Коммерсант (2019年11月28日). 2021年4月22日閲覧。
  4. ^ Группа "Дело" консолидировала 100% акций "Трансконтейнера"”. ТАСС (2020年8月13日). 2021年4月22日閲覧。
  5. ^ 露トランスコンテナ、欧向け鉄道で日本顧客開拓。駐在事務所で対応強化”. 日本海事新聞 電子版 (2020年11月18日). 2021年4月22日閲覧。

関連項目

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