TI-86とは? わかりやすく解説

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TI-86

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/05 03:25 UTC 版)

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TI-86

TI-861997年テキサス・インスツルメンツが開発しリリースしたプログラム可能なグラフ表示電卓である。Z80マイクロプロセッサを使用している。従来機種TI-85との部分的互換性を保っている。

TI-83の上位に位置する。TI-83よりも画面が大きく、小文字やギリシア文字が入力でき、5つのソフトキーがあってメニュー操作が改善されており、小数・分数変換などのよく使う操作に素早くアクセスできる。他にも幾何ベクトル行列複素数の扱いがTI-83よりも改善されている。

しかし欠点として、TI-83 にはデフォルトで備わっていた統計計算パッケージが TI-86 にはない。もっとも、テキサス・インスツルメンツのプログラムアーカイブからダウンロード可能であり[1]、リンクケーブル経由で電卓本体にインストールできる。

TI-86 は既に販売終了している。1997年以降、TI-83 Plus、現在の TI-84 Plus シリーズへと繋がっていく。

仕様

  • CPU: Z80 6 MHz
  • RAM: 128 KB、96 KB をユーザーが利用可能
  • ROM: 256 KB アップグレード不可
  • ディスプレイ: 128×64 ピクセル、高コントラスト・モノクロLCD
  • データ通信: シリアルリンクポート。TI-86 同士を接続したり、PCと接続したりできる。専用リンクケーブルを使用。
  • プログラミング言語: TI-BASIC、Z80 アセンブリ言語(ASM)

脚注

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